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イギリス、人民元の取引開始へ

2012-01-22 | ラジオ
イギリスは人民元を認める決定を行った。イギリスのオズボーン財務相は香港で声明を表し、ロンドン株式市場が中国自民元の大手取り扱い窓口となることを明らかにした。
オズボーン財務相は中国が人民元の国債取引の障害を取り除きつつあり、為替変動への国の介入を制限しつつあると指摘している。

ロシア金融公社銀行の頭取は、今回のイギリスの決定は何のセンセーショナルなものもないとして次のように指摘している。
「イギリスが人民元の取引を開始するとしたことは、自らの金融センサーとしての権威を高めることになった。
この決定に画期的なことや重要なことは何も無い。人民元は、すでに存在感を示しており世界の通貨市場で関心を呼び起こしている。人民元は世界の準備通貨との役割にはまだ及ばないが、間違いなく需要を持っている。
ですから人民元の取引は関心を呼んでいるのだ」
頭取は、このようにコメントしている。

また今回の発表はユーロ圏17ヶ国の内16ヶ国の国債格付けが変更されたタイミングに合わせて行われた。
しかもその9ヶ国に付いては格付けが引き下げられている。
ドイチェバンク・ドイツ銀行の主任エコノミストは、次のように述べている。
「次の数年で見ることになる傾向の一つは、先進国および途上国が共にユーロやドルから離れ、他の準備通貨を模索し始めるということだ。
その際、中国における金融緩和と共に人民元の役割も向上するだろう」
金融主任エコノミストは、このようにコメントしている。

ロシア興業家企業家連盟の副会長は次のように述べている。
「人民元とユーロの決済ではリスクは恐らく存在するだろう。中国にとってより高いリスクはドルと関連している。それに比べて人民元とルーブルに関して見れば、リスクはかなり少ないものだ。
ロシアと中国の銀行はドルやユーロの仲介なく、ルーブルおよび人民元決済に移行しようという戦略的計画がある」
副会長は、このようにコメントしている。

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日本経済新聞出版社

1月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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