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魅力ある投資都市モスクワ

2011-10-02 | ラジオ
ロシアの首都モスクワはヨーロッパの魅力ある投資都市の一つとなった。
会計会社アーンストアンドヤングの専門家たちは、ロシア経済状況に関する報告書の中で、このような結論を発表した。
調査データによると最近5年間で、外国資金が投入された投資プロジェクトの数は130%増加した。
モスクワ近郊にある外国人投資家にとって、特に興味深い2つの経済地区ゼレノグラードと、ドゥブナもこれに貢献した。

モスクワのシャフロノフ副市長は、ロシアの声からのインタビューに答え、投資家たちが好む投資分野、優先的方向性に付いて語った。
「昨年2010年、モスクワへの直接外国投資額は410億ドルを超えた。2010年前期にはすでに8700万ドル以上となり記録を更新していた。
モスクワは現在、直接投資プロジェクトの数で世界第7位だ」

アーンストアンドヤングのアナリストたちは近いうちに、ロンドンやパリを押しのけるとの見方を示している。シャフロノフ副市長は、投資家たちが関心を持つ分野を拡大し、魅力的な方向性を広げていると述べ、次のように語っている。
「モスクワは現在、個人投資家の視点から、あらゆる投資分野を検討しようと試みている。優先分野は輸送セクター、建設、教育、保険、文化、スポーツ分野などだ。
だがより焦眉のものとして高速路面電車の路線のほか、私設幼稚園や小児病院を含む教育健康施設などの住宅公共インフラ施設がある。
2012年から2014年の投資プロジェクトを見てみると、輸送や輸送建設分野でのプロジェクトの増加が顕著だ。これはその年の戦略に反映されるだろう。輸送問題は最も切迫した問題の一つであり、それに対応するために投資が増額されている。立体交差点の建設や道路の拡大だけでなく、駐車場や輸送ターミナルの建設、公共交通機関用の専用レーンの建設、監視システムの創設などもある」
副市長は、このように話している。

アナリストたちは興味深いプロジェクトという意味で、モスクワの魅力は増大しているとの見解を表している。
例えばイノベーションセンター・スコルコボがある。スコルコボでは利益をもたらすであろう先端テクノロジーへの投資の他に、投資家たちには特恵が与えられている。
シャフロノフ副市長は、だがスコルコボだけではないと述べ、次のように語っている。
「モスクワは個人投資家にとっても興味深い街だ。モスクワは昼間の人口が1400万人以上という巨大市場だ。現在、モスクワ市政府の重要な課題は、官僚的な手続きの簡素化、外国投資家および個人投資家の誘致プロセスの透明化となっている」
シャフロノフ副市長は、このように発言している。

モスクワには国際金融センターが創設される。これは投資家の目をさらにモスクワへと惹きつけるだろう。シャフロノフ副市長は国際金融センターは、モスクワの発展にとってチャンスとなると述べている。

9月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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