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自動車を守れ

2012-10-22 | ラジオ
尖閣諸島、中国名釣魚をめぐる領土紛争の最初の犠牲者になったのは、何の罪もない自動車だった。
愛車の日本車を中国のウルトラパトリオット、超愛国主義者から守るために、あらゆる術策、妙計を用いなければならない。
というわけで北京の日本車には、次のような注意書きが見られるようになった。
私はたしかに日本車に乗ります、しかし心は中国人です。だとか私が日本車を買ったのは日本が島を買う前のことだ。今後は一切日本製品を買わない。
などなどまた、窓ガラスに反日スローガンを掲げたものや、係争中の島々を赤く塗った図案を添えた、中国国旗を描いたものも見られる。

動産、自動車という資産へのの現実的な脅威は、数十の中国都市で大規模な反日デモが起きたことを受けて発生した。
トヨタ、ニッサン、マツダ各ブランドの、特に中国で製造されたものは、乱暴者の攻撃に見舞われた。
領土紛争の先鋭化により、日本製品の中国市場における需要は急落した。結果、日本の主要な自動車メーカーであるニッサン、ホンダ、トヨタは自社製品の中国での製造を半減させることを発表した。
またマツダ、三菱両大手も中国での販売を減少させることを発表した。

現在の状況下では、たしかに稼働するほうが閉鎖するよりも社会的な危険が大きいと、ロシアの自動車業の専門家ダツキフ氏は指摘している。

「思うに日本企業は困難な時代を迎えている。日本国内での販売が減少し、円高の影響でアメリカでの売り上げも不調だ。ロシア市場はと言うと、これは疑いなく展望が明るいものだが、現段階では日本車は絶対的地位を築いているとは言い難いものがある。またヨーロッパでは常に日本車は劣勢だった。ヨーロッパでは地元産のものが支配的だからだ。
そういうわけで中国でつまずくことは、あらゆる日本企業にとって頭痛の種なのだ。市場を転換するということは有り得ない選択だ。製造を停止また縮減することは容易なことだが、逆に拡大成長させることは遥かに難しいのだ。部品や関連技術の供給網を改めて構築することは、縮減するより3倍も時間がかかることだ。
しかし私は思う。中国の工場での自社製品製造半減させるという今回の発表は、正しいやり方だと。在荷過剰や安売り、ダンピングよりは遥かにましだ。言い方を変えれば、より少なく製造し、しかし製造は続けていくということは、より多く製造し、損失を被ることよりも良いのだ」
専門家は、このようにコメントしている。

日本車が中国市場で迎えている現在の状況は、韓国の自動車コンツェルンに活力を与えている。ヒュンダイおよびその提携企業の(???)モーターズは性急にも、反日デモを背景に、中国での今年の売り上高を上方修正した。
先月9月、ヒュンダイとキアの合同売り上げは、前年2011年の同期比で9.5%増の12万8000台を記録した。しかし浮かれるのは時期尚早だ、と専門家ダツキフ氏は、見なしている。
「価格と品質のバランスが良いため、韓国車は中国また世界の市場で人気を集めている。また中国は他のあらゆる自動車メーカーにとってと同様、韓国企業にとって最大の市場だ。おそらく中国で日本車ボイコットが起きれば、韓国企業は追加の売り上げを見込めるだろう。しかし韓国に同様の運命が待ち受けていることも考えられる。だから韓国の自動車コンツェルンは、中国を戦略プランに組み入れることはないと私は思う」
専門家のコメントを続けて紹介した。

モルガンスタンレー社のエコノミストたちは、日中関係の緊張により、今年2012年第4四半期の日本のGDPは落ち込むと予測している。しかしこのことが一方の、中国経済に、どのように影響するのかは予測が困難だ。

(???)は何と言ってるのか不明
相変らずたどたどしい喋りの新人男性アナウンサー

それでも中国で儲けなければならない日本人へ
クリエーター情報なし
成甲書房

10月10日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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