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韓国女性、子どものしつけにかまけるのはもうたくさん

2013-04-01 | ラジオ
えー続いてお届けしますのは、韓国国民大学に赴任しているラニコフ教授の事件だ。毎週土曜日の朝、私は勤務先の国民大学の書斎に通っているが、その際、大きなスポーツ広場を通ってくる。
ここでは土曜日ごとに、この地区に住む子ども向けのスポーツイベントが行われている。ここに集まる子供や親たちの姿を見るのは、なかなかおもしろいものだ。10年前、私が国民大学に赴任したばかりの頃、ここに集まるのは母親だけだった。ところが今父親の姿は、ほぼその半ふん(?)に迫るほん(?)まで増えている。

この変化一つには、2001年から韓国で始まった週5日制にもあるだろう。この結果、韓国人男性にも毎週土曜日に子供とスポーツスタジアムに通うチャンスが生まれた。
しかしながら、もう一つの根深い理由がある。それは韓国では家族内の役割について、伝統的な観念が次第に変わりつつあるという事実だ。父親は外で稼ぎ、母親は主婦として家にいるという正しき家庭像が過去のものとなりつつある。今日も、きこうん(?)女性の半分は主婦ではあるものの、主婦への(???)の眼差しは20年前30年前のそれとはまったく異なっている。

1990年代の初めまでは韓国では、女性は高学歴を得なければならないものの、結婚後は特に専門性を発揮して働くことはないという考えがあった。多くの企業では女性は結婚後は自動的に退職するものと思われており、少数のフェミニストを除いては、これに偏見を持つ者はいなかった。
ところが現在、韓国人女性は仕事に邁進しており、その夫らは子供のしつけに以前よりもずっと多くの時間を割く覚悟でいる。この意識の変化の結果が、国民大学のスタジアムで毎週土曜日に展開されている光景だ。
韓国の高学歴男性のほとんどがこの変化を歓迎しており、これはポジティブなことだと受け止められている。ところが全てそう単純に事は運ばない。
国民全体から次第に主婦の姿が消えつつあるということは、子供のしつけの上で深刻な変化がもたらされることを意味する。

数々の権威ある国際オリンピックで、韓国人学生たちが大きな成功を修めることが出来た一因には、働かない韓国人女性が、子供の教育に完全に没頭することができたという事実がある。
また親の目がいつも行き届くということは、韓国の低犯罪率の維持にも少なからぬ役割を演じていた。こうしたよい面が、母親がフルタイムで働き、宿題のチェックや塾の送り迎えに割く時間も力もなくなったときに、果たして維持されるだろうか。
変化とは、それがどんなに良く進歩的なものであろうと、そのための代価は支払う羽目になるものだ。問題はそれがあまりに高くつかなければいいのだが。

「その半ふん(?)に迫るほん(?)」まったく意味不明
「きこうん(?)女性」」まったく意味不明
(???)は舌がもつれるベテラン女性アナウンサーの不明瞭な喋りで聴き取れず

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3月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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