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ロシア、北極圏大陸棚の領有権主張を準備

2013-03-31 | ラジオ
ロシアは北極の一部について、その領有権を法的に獲得するプロセスを終えようとしている。ロシアは、北極圏大陸棚の境界線を拡大する権利を獲得するため、国連海洋権委員会に対し2013年末までに、新たな調査によって根拠づけられた申請書を提出する構えだ。
これについてロシアの声は、ロシア大統領特別代表北極南極圏国際協力問題担当のチリンガロフ氏に特別インタビューを行なった。
ロシアは北極圏に隣接する諸国の中では先駆けて国連に対し、北氷洋、北極海における自国の大陸棚の境界線を確認する申請書を提出する。ロシアは北極圏海底のロモノソフ海嶺、メンデレーエヴァ海嶺に対する領有権を確定するため、数回の科学調査を行なった。
2007年、2隻の深海探検用潜水艇ミールは北氷洋の海底4000メートルの地点を調べ、試料となる土壌を採取した。この結果、土壌は海洋のものではなく大陸の延長であることが証明された。

アルトゥール・チリンガロフ・ロシア大統領特別代表は、2012年にはロシア人科学者は世界に先駆けて深海ボーリングを行なったとして、ロシアの声の記者に次のように語っている。
「最先端の海底地形調査技術を用いたユニークな実験、そして試料の採取が行なわれた。調査用のロシア海軍潜水艦が約2キロの深さに潜り、試料の採取場所を特定し、ボーリング装置によってサンプルを採取した。
ですがさらに研究作業を続ける必要は残っている。100%の確信を持てないままに申請書を出すわけにはいかない。このため今年はさらに二度の探検を行い、その結果を持って年末までに国連の委員会へ書類を提出する構えだ」
ロシア大統領特別代表のコメントを紹介した。

将来、大陸棚のコントロールが得られた場合、ロシアには二つの主権が与えられる。一つが海底およびその下に埋蔵されているものを研究する権利。もう一つは海底およびその下の埋蔵物を採取する絶対的な権利だ。ただし大陸棚の境界線が拡張されても、それによって国土が拡大したととらえるのは正しくない。大陸棚を追加的に獲得した場合の国境線は1センチメートルたりとも動くことはなく、他国も大陸棚の底のケーブル敷設も魚の捕獲も自由に行なうことができる。
国連に提出した申請書が受理された場合、ロシアの領土には120万平方キロメートルに及ぶ豊かな資源を持つ面積が加えられる。安易に安価で炭化水素資源を採掘する時代が終焉を迎えつつあることは確かだ。だからこそ北極圏に多少なりとも関係を持つ国は全て積極的に石油、ガス資源の豊富なその大陸棚の開発権を主張している。調査によるとロシア領の大陸棚には、この地域の炭化水素の海底資源の7割が集中している事が分かっている。

北極圏の海底に対しては、ロシア以外にはアメリカ、カナダ、デンマーク、スペイン、フィンランド、スウェーデンが領有権を主張している。現時点では、国連委員会から大陸棚の開発権の承認を獲得したのはノルウェー、1国にとどまっている。カナダもロシア同様、今年、デンマークは2014年に申請書を提出する予定だ。
チリンガロフ大統領特別代表は、こうした複数の申請がなされても、北極圏湾岸諸国は自国の水域にある大陸棚の領有権しか主張できないため、ロシアの申請が他国の国益を阻害することはないと語っている。

この新人男性アナウンサーは、いつになったらアナウンサーとして自覚を持って原稿を読むことが出来るのだろう。数ヶ月経っても、これほど進歩しないアナウンサーは他にいない。
また北氷洋は「ほっぴょうよう」と読むべきなのに「ほくひょうよう」と読むなど小学生レベル以下には驚く

小学校学習漢字1006字がすべて読める漢字童話
クリエーター情報なし
本の泉社

3月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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