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イスラマバードでのテロの責任をアルカイダに負わせたパキスタン

2008-09-25 | ラジオ
パキスタン政府首脳部は9月20日に、首都イスラマバードのマリオッ
トホテルで起きた爆発は、国際テロ組織アルカイダに関連した武装
集団によるものであるとの考えを伝えた。
この非人道的な行為の結果53人が死亡、226人が負傷した。
イスラマバードには哀悼と同情の意を表した電報が次々と送られて
いる。
メドヴェージェフ大統領は野蛮な行為の首謀者は見つけだされ、当
然の報いを受けるであろうとの確信を表明している。

また大統領はメッセージの中で、テロの脅威との戦いに関し、2カ国
の枠組みのなかでも、また国際的な枠組みの中でもパキスタンとの
相関関係を発展させる用意があることを確認した。

ニューヨークでは23日から国連総会が開催されるが、パキスタンのザ
ルダリ大統領は、テロへの対抗措置に付いての議題を取り上げるもの
見られている。
ブッシュ大統領との会談のなかでザルダリ大統領は、パキスタンとア
フガニスタンと国境の状況に関する問題を見直す意向だ。
またアメリカ軍機によるパキスタン国境地域におけるミサイル攻撃の
問題、そしてアメリカ軍特殊部隊による奇襲に対し特に注意が祓われ
るものと予想される。

この話題に関し、世界経済国際関係研究所の専門家は次の様に述
べている。
「隣国のアフガニスタン領内から行われる軍事行動に、パキスタンが
不安を抱くのは当然だ。
アメリカは事実上パキスタン領内で、宣戦布告せずに戦争を行ってい
るのだ。
それはアルカイダとタリバンの武装集団を追跡する必要があるからだ。
通常これらの軍事作戦は、一般市民の中から多数の犠牲者を出すこと
となるものだ」
世界経済国際関係研究所の専門家は、この様に述べている。

つい最近もアメリカ軍はパキスタン政府に通告することなく、パキスタン
領内でタリバンとアルカイダの武装集団に対する、一連の軍事作戦を行
った。
この結果一般市民が犠牲者となり、パキスタン社会に緊張が走った。

かつてアメリカ政府からの軍事政府支援に何よりも関心が高かった、ム
シャラフ陸軍参謀長・大統領の体制化では、アメリカが取り入れたその
ようなやり方に甘んじることを余儀なくされていた。
しかしながらザルダリ大統領の新しいパキスタン政権は、これを終わら
せようという意向を隠そうとはしてはいない。

9月20日、国会での演説の中でザルダリ新大統領は、パキスタンがテロ
との戦いを口実にして行動する、如何なる国家からの主権侵犯を許さな
いという姿勢をハッキリと伝えた。
一方でザルダリ大統領は演説の中で、パキスタン領内でのテロ行為と過
激主義を根絶する構えである姿勢に訴えている。

イスラマバードの位置

ジハード戦士 真実の顔――パキスタン発=
国際テロネットワークの内側


アミール・ミール
作品社


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9月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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