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西側パートナー国に不信の目を向ける北朝鮮

2008-09-26 | ラジオ
北朝鮮の寧辺にある核施設では封印用の鉛が取り除かれ監視用の部屋
も取り壊された。
これは全て北朝鮮側の要請によって行われたものだ。
IAEAのエルバラダイ事務局長は、監視設備を取り除かれた状態では核施
設に居る専門家らは、作業が続けられないとコメントしている。

朝鮮半島の非核化プロセスは、つい最近に(?)的な状態までこぎつけたの
だが、現在すでにプロセスが中断してしまうという脅威にさらされている。
2007年、6カ国協議参加国のロシア、中国、アメリカ、日本および南北朝鮮
は北朝鮮がエネルギー支援を受け取り、先ずアメリカ側から(?)的な譲歩を
取り付けることを条件に、核開発プログラムを放棄することを取り付けた。

これに従い北朝鮮は寧辺の原子炉を中断し、そこから燃料棒を取り出す作
業を始めていた。
同時に施設の中でも、これを保管する設備が幾つか作業を停止している。
ところが8月末にはすでに北朝鮮は、核施設の使用を停止する(?)を一時中
断するという決定をとったことを明らかにした。
そしてここ数週間で原子炉を、復活させるという情報が入ってくるようになっ
たのだ。

北朝鮮はそのような行動を取る理由を、アメリカが6カ国協議で決められた合
意の中でも、最も主要な内容を守っていないからだと説明している。
これはアメリカ政府がテロ支援国家リストから、北朝鮮を外していないことを
示している。
北朝鮮がアメリカのこの様な態度に厳しい反応を見せたことは、同情の念を
呼び起こさずにはいられない。
極東研究所日本研究センター長は、アメリカは北朝鮮に対して、今まで何度
も約束したことを反故にしていることから、今回の反応も多くの面で理解でき
るとして次の様に述べている。
「1994年に4者による枠組み合意が結ばれた。この際、軽水炉型の原発を建
設するというプロジェクトが存在していた。
そのときも問題は退けられ、北朝鮮の核開発は平和利用に限定して行われ
るという保証が現れたのだ。
ところが軽水炉型原発の参加者らは、原発のゼロサイクルさへ(?)しなかった
のだ。
これに続いて北朝鮮は核分野の作業を再開し、これが元で北朝鮮情勢が非
常に緊迫化した」
極東研究所日本研究センター長は、この様に述べている。

1990年代に起きた困難な局面も現在の緊張した状況もそうだが、長期に亘る
困難な交渉の結果結ばれた合意内容が、無条件で実現化されていれば回避
できたものだ。
今、期待できることは双方が、この簡単ではない状況から何とか抜け出し、交
渉の場に立ち戻るということだ。
少なくともロシアと中国は、この方向で補足的そして間接的な努力を行ってい
る。

(?)は発音が不明瞭で聴き取れず

9月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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