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いまどきのシンデレラは森に住んでいる(2)

2013-09-28 | ラジオ
野生動物の保護官らが期待を寄せているのは、ゾールシカが放される沿海地方のバスタク保護区にいるオスのトラだ。2頭が出会えば、この保護区で子 どものトラが生まれるかもしれない。ゾールシカには特別な首輪がつけられた。この首輪のおかげで人工衛星によって足跡が追える仕組みとなってい る。
2010年11月、サンクトペテルブルグで行われたトラフォーラムのおかげで、トラの保護を訴える声は世界中に響き渡った。このフォーラムにはト ラが生息する世界13カ国の首脳や自然環境保護省の大臣らが参加し、その結果、高いレベルで、2010年から2022年の間にトラの頭数復活を行 う国際プログラムといった、確固とした法的基盤が築かれ、トラの保護宣言の採択、自然破壊対策を行う国際コンソーシアムの設立がなされた。
また今年3月、世界動物保護基金の尽力のおかげでロシアで はトラの殺戮に対しては、1頭あたり110万ルーブルの罰金が課せられることが決まった。この罰金は市場でのトラの価格に相当する。
ペテルブルグのトラフォーラムがもたらした2番目の成果は、国境をまたぐ特別な回廊ゾーンが設けられたことだ。これはさまざまな国の間でトラ、 ヒョウなどレッドブックに記載された野生動物の生息、移動範囲を広げるためのものだ。ゾールシカが放されたバストラク保護区はアムール川に面して おり、中国の自然保護区と隣接する場所にある。

現在、世界の野生環境には「三千二千」頭のトラしか生息できていない。そのうちの約400頭がロシアに暮らしており、その 1頭、1頭がトラの保護のための計り知れない価値を有している。
ゾールシカもとられた措置や人々の配慮の、おかげで自然界に早く適応し、子どもを生んでくれると信じたいものだ。

(?)>「三千二千」頭のトラって何頭なんだ??????

動物 (講談社の動く図鑑MOVE)
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5月14日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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