ロシアはキリル文字による、国別高度トップレベルドメインを獲得した初めての国となった。
国別高度トップレベルドメインとはインターアドレスの中で、国を意味する文字列のことで日本は.jpロシアでは.ruが該当する。
ロシアはこの部分をロシア連邦の省略形を意味する.lfのキリル文字で申請し承認を受けている。
今年秋にもロシアの多くのインターネットサイトで、キリル文字のドメイン名が運用される。
そのなかで最初に誕生するドメイン名はpresident.lfだ。
キリル文字のドメイン名を最初に取得するのは、国家機関と商標権の所有者だ。
キリル文字によるドメイン名の年間料金は1200ルーブル、日本円にして約3600円となっている。
この価格はどんな組織にとっても負担にならない額となっている。
国家のインターネットサイトの開設などを手がける、ストーラテグの最高責任者は、それぞれの組織がこの料金で、それぞれの顧客やパートナーに判り易いアドレスをロシア語で取得できると述べ、さらに次のように語っている。
「ロシア語によ判り易くて美しいドメイン名を持った、ドメインゾーンが誕生する。
これは広告として利用する場合にも便利であり、かつ権利所有の点から見ても正当なものだ。
ここではラテン文字による.ruゾーンであったような、ドメイン占拠つまり後で高く売りつけるために、ドメイン名を取得するサイバースクワ.ッティングなどが発生する事はないと見られる。
しかし一方で問題もある。パソコンのキーボードにキリル文字が配列されていないパソコンを使用する、外国の利用者達にはキリル文字によるドメインの閲覧許可が出ず、正確に表示されなくなってしまうのだ」
続いてロシアビジネスシステムコーポレーションで、インターネットプロジェクトの責任者を務める、マリエンコITアナリストは次のような意見を示している。
キリル文字のドメインゾーンは先ず第一に、国内の利用者のために創設されたと指摘し、このゾーンが誕生する有益性はコンピューターネットワークやデータベース技術を利用した、電子政府の導入において現れると述べ次のように続けている。
「現在全てのレベルにおいて、電子政府の導入が積極的に行われており定着してきている。
こうしたサービスを遠隔で利用するためには、個人の認証、すなわちその人が同一人物であるという証明が求められる。
これまでに政府が何度も声明を表してきたように、同一人物であることを証明するためには、ある種のE-MAILが必要されるべきだ。
もしこのE-MAILがキリル文字のドメインゾーンで使用されるならば、これは意に叶ったものだと言えるだろう。
何故ならキリル文字のドメインは先ず第一に、国内で利用するために作られたものだからだ。
キリル文字のゾーンが世界的に発展することは、恐らくないと思われるが、(?)にとっては最も適したバリエーションなのだ」
マリエンコ氏は、このような見解を示している。
一方でキリル文字のドメイン誕生は、グロバールネットワークから、ロシアのインターネットゾーンを閉ざす方向に向かわせる、第一歩だとする意見もある。
しかし先ほどのストラーテグの最高責任者は別の考えを持っている。
ロシアの多くの組織はアルファベットとキリル文字の両方のゾーンで、アドレスを並行して使用していく点を指摘し、このためキリル文字によってロシアのインターネットゾーンが、世界から隔離されてしまうことは恐らくないだろうとの見方を示している。
※(?)は聴き取れず
4月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
国別高度トップレベルドメインとはインターアドレスの中で、国を意味する文字列のことで日本は.jpロシアでは.ruが該当する。
ロシアはこの部分をロシア連邦の省略形を意味する.lfのキリル文字で申請し承認を受けている。
今年秋にもロシアの多くのインターネットサイトで、キリル文字のドメイン名が運用される。
そのなかで最初に誕生するドメイン名はpresident.lfだ。
キリル文字のドメイン名を最初に取得するのは、国家機関と商標権の所有者だ。
キリル文字によるドメイン名の年間料金は1200ルーブル、日本円にして約3600円となっている。
この価格はどんな組織にとっても負担にならない額となっている。
国家のインターネットサイトの開設などを手がける、ストーラテグの最高責任者は、それぞれの組織がこの料金で、それぞれの顧客やパートナーに判り易いアドレスをロシア語で取得できると述べ、さらに次のように語っている。
「ロシア語によ判り易くて美しいドメイン名を持った、ドメインゾーンが誕生する。
これは広告として利用する場合にも便利であり、かつ権利所有の点から見ても正当なものだ。
ここではラテン文字による.ruゾーンであったような、ドメイン占拠つまり後で高く売りつけるために、ドメイン名を取得するサイバースクワ.ッティングなどが発生する事はないと見られる。
しかし一方で問題もある。パソコンのキーボードにキリル文字が配列されていないパソコンを使用する、外国の利用者達にはキリル文字によるドメインの閲覧許可が出ず、正確に表示されなくなってしまうのだ」
続いてロシアビジネスシステムコーポレーションで、インターネットプロジェクトの責任者を務める、マリエンコITアナリストは次のような意見を示している。
キリル文字のドメインゾーンは先ず第一に、国内の利用者のために創設されたと指摘し、このゾーンが誕生する有益性はコンピューターネットワークやデータベース技術を利用した、電子政府の導入において現れると述べ次のように続けている。
「現在全てのレベルにおいて、電子政府の導入が積極的に行われており定着してきている。
こうしたサービスを遠隔で利用するためには、個人の認証、すなわちその人が同一人物であるという証明が求められる。
これまでに政府が何度も声明を表してきたように、同一人物であることを証明するためには、ある種のE-MAILが必要されるべきだ。
もしこのE-MAILがキリル文字のドメインゾーンで使用されるならば、これは意に叶ったものだと言えるだろう。
何故ならキリル文字のドメインは先ず第一に、国内で利用するために作られたものだからだ。
キリル文字のゾーンが世界的に発展することは、恐らくないと思われるが、(?)にとっては最も適したバリエーションなのだ」
マリエンコ氏は、このような見解を示している。
一方でキリル文字のドメイン誕生は、グロバールネットワークから、ロシアのインターネットゾーンを閉ざす方向に向かわせる、第一歩だとする意見もある。
しかし先ほどのストラーテグの最高責任者は別の考えを持っている。
ロシアの多くの組織はアルファベットとキリル文字の両方のゾーンで、アドレスを並行して使用していく点を指摘し、このためキリル文字によってロシアのインターネットゾーンが、世界から隔離されてしまうことは恐らくないだろうとの見方を示している。
※(?)は聴き取れず
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4月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


