1010 Radio

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石原は東京に「ノー」、政治に「イエス」を言い渡した(2)

2012-11-05 | ラジオ
日本国憲法のその文学性は一度棚上げすることにしよう。しかし日本国憲法は、日本が軍隊を、またそもそも国際紛争を解決する(?)としての、軍事力を利用することを禁じているために、平和憲法と呼ばれている。
そしてこのことが地域の平和を保障する、重要なファクターの一つとなってきた。石原氏は日本の平和三原則を撤回するよう呼びかけるのだろうか。
石原氏の反中国的傾向は、日本にとって最大級の問題に変じかねない。2008年、ソウル市長イ・ミョンバク氏が韓国大統領になったということを思いだそう。
イ・ミョンバク氏は非常に人気のある、そして韓国の首都の整備事業に大きく寄与した市長だった。
しかし大統領就任後数週間の間に、先代の大統領キム・デジュン氏や、ノ・ムヒョン氏の成した肯定的な仕事を全て台無しにして、北朝鮮との関係を
ひび入れさせた。

石原氏はイ・ミョンバク氏と同様、良い都知事だった。さもなければ、数期にわたって都知事に選出されることはなかっただろう。石原氏は日本の愛国者だ、
ここには疑いがない。彼は彼の理解するところの日本の国益を希求している。しかしパトリオチズムの、いやナショナリズムの上の遊戯は、非常に危険なものとなりかねない。
もちろん中国との互恵的関係を望む日本のエリート官僚たちが、石原国政の性急な宣言や行動を抑制するという希望もある。
アジア太平洋地域の不安定化を望んでいないアメリカも、自身の重みのある言葉を発出するに違いない。しかし、ここ数ヶ月の出来事が示しているように、日本の国政は愛国主義的感情を利用しながら、島々をめぐる紛争で巻き起こった粉塵の中で、一時的に国家の経済的利益を失念するということがある。
アメリカの影響力に関しては、石原氏はアジアと日本の名において彼らに「ノー」を言い渡しつつ、おそらく再びワシントンからの自国の独立をデモンストレーションしようとするだろう。

という訳で近い将来も引き続き、東京・北京の関係は退屈なものとはならないようだ。

(?)は新人男性アナウンサーの不正確な言葉のため何を言ってるのか不明

平和の毒、日本よ
クリエーター情報なし
産経新聞出版

10月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル