1010 Radio

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第6回ヨーロッパ・アジアメディアフォーラムによせて(2)

2011-12-15 | ラジオ
それでは、このテーマの最後にフォーラムに出席した、VORのブィストリツキイ社長の意見を紹介したいと思う。
「将来マスコミがどのようなものになろうとも、伝統を守り続けるとしても、また最新テクノロジーの利用を目指すとしても、忘れてはならない肝心な事は、自国の情報の受け手ばかりではなく国際社会に対し自ら負った責任だ。

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様々なメディアがグローバル化し同一化している時代では、私たちは事実上、国境を越えて活動している。
インターネットに如何なる国境が在り得るだろうか。それ故、私たちは国外の情報の受け手に対しても責任がある。各メディアは国境の枠の外にいる情報の受け手のためにも働いているのだという事を、議論の余地なく理解しなくてはならない。
成功の基礎は私たちが住んでいるこの世界を、どう理解するかに隠されている。現在これに関する知識は、極めて部分的でありまた断片的だ。
そうした知識と責任感を併せ持ち結合させて初めて、マスコミの然るべき存在と発展を保証できるだろう」
フォーラムで社長は、このように強調した。

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今回のフォーラムは6回目だが、ヨーロッパとアジアのメディア関係者が一堂に会する会議として、世界に類を見ないユニークな存在だ。
このフォーラムのお陰で、旧ソ連圏のマスコミ代表者達は、経験を分かち合うばかりではなく、マスメディア発展の今後に付いて意見を交換し、予測することができるのだ。

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11月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル