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露日経済協力の新たな方向性に付いて(1)

2010-05-05 | ラジオ
ロシア経済は現代化の過程で、日本との協力を受け入れる可能性がある。
ロシア側はその用意が出来ており、ロシア経済へ日本を参加させようと積極的に誘致に乗り出している。

東京で開かれたフリステンコ産業貿易相と岡田外相が共同議長を務める、貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合では、高次のテクノロジー産業分野での協力の展望が主要なテーマとなった。
フリステンコ産業貿易相はまた、今回の日本実務訪問中、日本経団連代表との意見交換会に参加した。
フリステンコ産業貿易相は日本と隣接した、東シベリアと極東地方の経済発展を目標とした大規模プロジェクトの枠内を含めて、貿易経済協力を投資の方向に移行させるよう呼びかけた。
このプロジェクトはハバロフスク地方の港湾整備、ウラジオストクとイルクーツクの空港の新設備の装備、イルクーツク州での太陽光発電企業のための資材生産の組織が含まれている。
またヨーロッパ地域に位置するカルーガ州とサマーラ州、そしてシベリアのアルタイ地方に、医薬品の生産分野での投資協力に関係した一連のプロジェクトが存在する。 

今回行われた貿易経済に関する日露政府間委員会共同議長間会合では、経済危機の影響を被った2009年の結論を出すよう求められていた。
残念なことに2009年の露日貿易高は半分にまで落ち込んだ。
しかし同時に重要で肯定的な面もあった。昨年1年間で日本のロシア経済への投資高は2倍に成長し、83億ドルにのぼっている。日本はロシア経済への投資国ベスト10に安定して入っている。
もちろん、これは経済危機前に開始したプロジェクトへの投資だが、何よりも投資がストップしなかったことが重要だ。
またこれはロシアと日本は経済協力の向上を、かなりの速さで危機前のレベルまで、戻すことができると言える証拠だ。

上海は、いま。―市場経済の核をつくる (商社マンの目)

竪 寛二
ダイヤモンド社


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露日経済協力の新たな方向性に付いて(2)へ続く

4月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル