1010 Radio

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ソマリア沖での海賊問題解決に向けて(2)

2010-05-24 | ラジオ
国際法において海賊をどう処理するかに付いて、明確な決まりがないため、事実上作戦のなかで海賊を捕らえても、いわゆる無害化しても釈放せざるを得ないと言う状況が存在している。
実際海賊からは武器やナビゲーションシステム、そして乗っ取ろうとした船に、自分達の側からかける階段といった、彼らのいわゆる七つ道具が没収される訳だが、その後海賊達がどうなっていくかは不明だ。

幾つかの情報ではこの様に無害化された海賊達は、公海上を漂流して結局死んでしまったと言うケースもあるそうだ。
つい先日ロシアは国連安全保障理事会でソマリア沖で活動する海賊と、より効果的に闘うため国際的な法システムを構築すべきだと提案した。
尚、国連事務総長は3ヵ月後、然るべき報告を提出し、そのなかでそうしたシステム作りの道を予め明らかにすると伝えている。
国連事務総長によると働いていない者を切り捨てるために、国際社会によって取組まれている海賊対策を批判的に分析する時が、とうとうやってきたのだということだ。
これに関連して事務総長は、来週トルコのイスタンブールで開かれる、ソマリア問題に関する国際会議に大きな期待をかけているようだ
。特にソマリア沖の海賊問題と言うのは、海の上においてだけでは解決不可能であって、ソマリア国内も含め、陸上でも問題を解決しなくてはならないと指摘している。

(?)は電波が弱く聴き取れず
(???)は何と言っているのか判らない

5月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル