1010 Radio

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最近の露日関連の出来事に付いて

2006-07-25 | ラジオ
プーチン大統領は日本の自動車メーカー、日産自動車のロシア国内に
おける企業活動の拡大プランを、支援する用意があると表明した。
これに付いてロシアの声評論委員は、次のコメントをしている。

日産ロシア工場の建設に関する合意文書が調印された6月13日、プー
チン大統領はサンクトペテルブルクで、日産自動車の指導部と会談し、
その席上、日産が数多くの候補地の中から工場建設地として、サンクト
ペテルブルクを選んだことに感謝の言葉を述べた。
一方日産のカルロス・ゴーン社長は、日産サンクトペテルブルク工場の
今後の見通しに付いて質問に答えた中で、2009年には3車種のモデル、
特にオフロードカーとセダンの生産を開始する計画であることを明らかに
した。
日産側によると自動車部品の一部は、同じくサンクトペテルブルクの郊
外で生産を予定し、すでに工場の建設に着工している日本のTOYOTA
の下請け業者から仕入れることになる。

また同じく6月13日プーチン大統領はサンクトペテルブルクで,ITERの開
発を主導している3人の学者に、グローバルエネルギー国際賞を授与した。
受賞者の中には日本人の、吉川(ラジオなので漢字不明)博士が含まれ
ている。
グローバルエネルギー国際賞はエネルギー分野での大発見や、優れた
発明に対して贈られる。
受賞セレモニーでスピーチした吉川氏は、柔道愛好家として知られている
プーチン大統領が以前に語った、柔道に必要なのは調和だという言葉を引
用し、調和は柔道だけでなく、エネルギー分野を含めた世界にとっても重
要だとの考えを述べた。
吉川氏は現在、エネルギー資源の確保というテーマに、益々大きな関心
が寄せられているのはまさにそのためであるとし、G8サミットでこの問題
が取り上げられることは、極めて重要な意味を持つとの見方を示した。
また吉川氏はロシアが発案し、エネルギーの供給や世界が直面している
エネルギー問題の解決に向け、主導的役割を果たすことになるよう期待の
意を表わしている。

その頃モスクワでは、ロシア外務省次官と日本外務省の石田外務審議官
がG8サミットの議題となっている問題や、差し迫った国際問題に付いて意
見を交わした。
ロシア外務省の発表によると、ロシア外務省次官と石田審議官はロシアと
日本が国際舞台で、今後どのような相互行動を起こしていくか、その見通し
に付いて意見を交わした。
また6月13日にはロシアの(?)ガス社と日本の北日本パイプライン開発機構
が、2008年にサハリン南部から青森県まで、全長850kmのガスパイプライ
ンの建設に着手する計画であることを発表した。
これは東京で北日本パイプライン開発機構の、小川代表取締役が発表した。
小川氏は日本の消費者へ天然ガスを販売すするため、サハリンのどの生産
者からも天然ガスを購入する用意があることを明らかにし、ガスパイプライン
の建設計画は頓挫してしまっている、資源開発分野の露日共同プロジェク
トに対する関心を再び呼び戻すものになると指摘している。

6月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


トヨタと日産―自動車王国の暗闇

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