1010 Radio

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北朝鮮の核開発問題の解決を目指して、中国が行った新たな提案

2006-07-05 | ラジオ

中国は今月中に北朝鮮の核開発問題を巡る、6カ国非公式会議を実施する
意向を明らかにした。会議の場所として中国北東部の町が有力視されてい
る。これは日本の共同通信が6カ国の情報筋の話として伝えている。
この問題に付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。

今回明らかになった情報によると、先週6カ国協議で中国を代表している外
務次官は、他の参加国の駐北京大使を招待し非公式に会議を実施するとい
うプランに付いて話し合った。北朝鮮の核開発問題を巡る6カ国協議の前回
のラウンドは、昨年北京で実施されたが、それ以来新たなラウンドは実現し
ないままとなっている。
この原因は北朝鮮とアメリカの間での対立の激化にある。北朝鮮側はアメ
リカが金融面での法律違法を理由として、北朝鮮の幾つかの企業に制裁を
科し続けている限り、6カ国協議への参加を拒否するという態度をとっている。

一方、中国とロシアは話し合いの再開に向けて努力を続けている。両国は
朝鮮半島の非核地帯化と、北朝鮮に対する安全の保障、そしてエネルギー
協力を実現することを求めており、また北朝鮮に核エネルギーの平和的利
用の権利を与えるべきだと主張している。
しかしながら北朝鮮はアメリカから、確実な安全の保障を得ることが出来て
いない。アメリカの新たな核戦略では、北朝鮮が中国やロシアと同じく、核
兵器による予防攻撃の対象となる可能性がある国とされている。
もちろん北朝鮮は自国の防衛能力を強化するため、さまざまな措置を取り続
けているが、しかしアメリカや日本のマスコミが、北朝鮮の軍事能力に関して
現実より誇張して伝えていることも事実である。

とりわけ北朝鮮の弾道ミサイル・テポドンⅡの、発射実験の可能性に関連して
日米両国のマスコミは、これを非常に大きく取り上げている。
このミサイルがどの程度の射程を持つかに付いて、述べられている見解は様
々で、中にはアラスカをも射程に収めているとの主張さへ見られる。
一方でアメリカ政府は、未だ発射されていないミサイルの射程距離に付いて、
何も情報を持ってはいないことを認めている。

従って今回、中国が6カ国協議非公式会議の開催という提案を行ったことは、こ
の数ヶ月に起きた否定的な出来事の影響を払拭し、6カ国協議を公式に開催
させる上で、重要な動きであったと言える。

誰がテポドン開発を許したか―クリントンのもう一つの
“失敗”


文藝春秋

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7月4日放送 ロシアの声 ラジオ・ジャーナル

今回の北朝鮮のミサイル発射で、またもや中国の面子をつぶしてしまった北
朝鮮に対し、今後の中国政府の動きに注目したいところだ。



ロシアのプーチン大統領が、インターネット会見を実施

2006-07-05 | ラジオ
今週木曜日プーチン大統領は、インターネット会見を実施する。
この中でプーチン大統領はインターネットを通じ、ロシア内外から寄せられ
た質問に答える。

これに伴い国際ラジオ放送ロシアの声も、公式サイト上でプーチン大統領
への質問の募集を開始した。インターネットに接続が可能なリスナーであ
れば、どなたでもプーチン大統領への質問を送ることが出来る。
世界160カ国に向けて放送を行っているロシアの声は、特に国外在住のロ
シア人からの質問を待っている。
質問に対する大統領からの答えは、サイト上に掲載されるほか放送でも伝
える予定になっている。
ロシアの声のURLはhttp://www.vor.ru/

またこれまでも伝えて来たようにプーチン大統領への質問は、ロシアのイ
ンターネット検索サイト「ヤンデックス」と、イギリスのTV・ラジオ放送BBC」
の公式サイト上でも募集している。
寄せられた質問はインターネットで投票にかけられ、上位に入った質問を
プーチン大統領へと送られる。

プーチン大統領は木曜にこれらの質問に答える他、オンラインでリアルタイ
ムで寄せられる質問にも回答することになっている。

7月4日放送 ロシアの声