ロシアの声(4月1日放送) 2006-04-02 | ラジオ ●3人の宇宙飛行士を乗せ、木曜日にバイコヌール宇宙船発射基 から国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられた、ロシアの宇 宙船ソユーズが自動制御システムにより国際宇宙ステーション とドッキングした。 今回ソユーズにより国際宇宙ステーションの第13次長期滞在クル ーとして到着したのは、ロシアのビノグラドフ飛行士とアメリカのウ ィリアムズ両飛行士で国際宇宙ステーションに半年間滞在する。 そして3人目がブラジル人初の宇宙飛行士ポンテス飛行士で、滞 在中、一連の実験を行い、昨年10月からステーションに滞在して いたトカレフ、マッカーサ両飛行士と共に、4月9日に地球に帰還す る。 ●ロシアはハーグ国際戦犯法廷は期待された機能を果たす事が出 来なかった為、2010年までに活動を停止すべきとの見方を示した。 また国際戦犯法廷は被告の80%がセルビア人であることから、当初 から反セルビア的な傾向が認められたと指摘すると共に、バルカン 情勢がすでに正常化されている以上、国際戦犯法廷で公判中の裁 判がセルビア・モンテネグロ、クロアチア、ボスニアそれにヘルツェ ゴビナといった国々の裁判所での審理へと移行する為の障害は無い とロシアの国連副大使は述べた。 ●ロシア非常事態省の飛行機がモスクワ時間の今朝9時に、地震に見 舞われたイランに向けて飛び立った。また輸送機が被災者のための 野戦病院をイランに輸送する。 イラン西部のロレスターン州で大型な地震が発生し、正式なデータに よるとこの地震で70人が死亡1264人が負傷している。 ●死者3人と負傷者25人を出したガザ地区での事件は、ハマス主導の パレスチナ自治政府にとって、初めての本格的な試練となった。 パレスチナ当局の決定により、昨日から武器を携帯して外出すること が禁じられている。 パレスチナのハニヤ首相はガザ地区の住民に対し、平静を保つよう呼 びかけた。 ●イギリスを訪問中のアメリカのライス国務長官は、アメリカはイラクで戦 術的しかし過ちを犯したと述べた。しかし一方でライス国務長官は,フ セイ体制を打倒する政策は正しかったとの確信を示した。 現地ではイラク戦争に反対する人々がデモを行っており、予定されてい たライス国務長官のイスラム礼拝堂訪問は、抗議行動を刺激しないよ う中止されている。 ●ロシア航空宇宙局は、日本の榎本氏が今年の秋に国際宇宙ステーショ ンへ宇宙飛行を行う事に関して、榎本氏本人と契約を交わした。 榎本氏との契約が交わされ、秋にクルーの一員として国際宇宙ステーシ ョンに送り出す。 ●ロシアでは今日から年金が8.5%UPする。また今年度連邦予算では数回 に渡って、物価上昇に併せた年金額の引き上げが見込まれている。