苫小牧東小には我が家から1時間45分かかり、開会15分前に到着しました。
迎えてくれた職員の方も、廊下で出会う子どもたちも気持ちよく挨拶してくれます。学校を離れてからまだそれほど経っていないのですが、触れる空気、漂う雰囲気、さざ波のように聞こえてくる教室からの声、それらをとても懐かしく感じました。
学習会の始まりは座学からでした。
講師は、「ゆうふつ原野自然情報センター」を主宰する村井雅之さんという方です。地元では「ムラさん」で通る有名人(?)のようです。
そこでムラさんは、「学校のビオトープとは、多様性を認識させる入り口であり、自然と関わりをもたせる入り口なのだ」と我々にレクチャーしてくれました。
続いて、中庭のビオトープを実際に見せていただきました。
それは勇払原野を再現させたごとく、中央の池を中心にして、さまざまな植物が原野のごとく無秩序に繁茂していました。(原野には原野の植生の順序性はあるのでしょうが、素人の私から見るとそれは無秩序に繁茂しているように映ったのです) ※ 写真がその様子です。
学校の話によると、中庭にはもともと自噴する地下水があったとのことです。それを活用しながら、学校ビオトープの造成が三年前から始まったとうかがいしまた。
ここで、講師の村井さんから課題が出されました。
「勇払原野にあって、ここの学校ビオトープにはない生物がありますよ。現地に行って、それを見つけてください」
という課題をいただき、私たちはバスでウトナイ湖に向かいました。
バスに乗車する時、初め見えなかった校長先生とも対面することができました。とても紳士的な方とお見受けしました。
(続きは次回に)