ススキノ交差点に位置する「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」が本日オープンした。歓楽街ススキノに位置することが有利なのか?はたまた不利なのか?これまで幾多の変遷をくり返してきた地ではたして今度は成功するのか?否か?
※ COCONO SUSUKINOの外観です。上階はホテルになるようです。
新たな施設をオープン直後に馳せ参じるという趣味はないのだが、本日特に予定がなかったこともあり、午後になって「ちょっと覗いてみようかな?」という思いで出かけた。
新装なったCOCONO SUSUKINOが建っている地は、調べてみると1974(昭和49)年に「札幌松坂屋」として開店以来、どうも長続きしないようで、「ヨークマツザカヤ」、「ロビンソン百貨店札幌」、「ススキノラフィラ」と次々と経営主体が変わってきた。その「ススキノラフィラ」が2020年に閉店後、建物は解体されて新たなビルが建てられて今回COCONO SUSUKINOとしてオープンしたという歴史を辿っている。
私はまず外観をカメラに収めた後、地下鉄「すすきの」駅に通じている地下2階から順に上階へと辿ることにした。
※ 地下鉄「すすきの」駅から店内に入ったところには、このような休憩施設
があり、待ち合わせ場所には適していそうです。
いただいたフロアガイドによると、各階は次のようになっている。
◇地下2階 スーパーマーケット
◇地下1階 食料品
◇1階 ディリー&ライフスタイル
◇2階 ショップ&ビューティー
◇3階 フード&アミューズメント
◇4階 ダイニング&バー
◇5~6階 シネマ
◇7~11階 ホテル
とそれぞれ統一された(?)フロア構成となっていたが、入居しているお店はそれぞれが独立している専門店であるために、どうしても全体としての統一感には欠ける構成となっていたのは否めない感じがした。
店内はオープン初日とあって、どのフロアもとても混み合っていた。その中で意外と思えたのが地下2階のスーパーマーケットだった。私は駆け付けた客の多くは私と同じように様子見ではと思っていたのだが、かなりの方が買い物かごにたくさんの食品を詰めているのが目に入った。あるいはススキノ界隈にはスーパーマーケットがなかったことから多くの人たちが待ち望んでいた店だったのかな?と思わせられた。
※ 地下2階のスーパーストアは買い物客で混雑していました。
他のフロアは多くの客が様子見で訪れた人が多いように感じられたが、はたしてそれぞれの専門店が今後期待どおりの収益を上げることができるかどうかがCOCONO SUSUKINOが勢いに乗るかどうかを左右するのではないだろうか?
3階、4階の食の関係は、個性派のお店が多く感じられた。お店はスタンド形式の店が多く、しかも外から店内の様子が見える形式は若い人向きかなぁ、と思わせられた。我々シニア族にとっては「やや落ち着かないかなぁ」と思われたが、はたして多くの支持を得られるだろうか?
私にとって5~6階は期待のシネマの階であるが、札幌としては3館目のシネマコンプレックスの誕生である。私が札幌へ来てからでも白石や中央区のシネコンが撤退し、映画産業は衰退気味なのかな?と思われる中での登場である。轟音シアターやプレミアムシートなど新たなシステムも投入されているが、現存する二つのシネコンと共存が図られるのか注目されるところである。いずれにしてもできるだけ早く一度体験してみたいと思っている。
※ 5~6階を占めるシネマコンプレックスの「東宝シネマ」です。
総じての感想であるが、素人の私から見て「う~ん。何とも言えないなぁ」というのが正直な感想である。
※ 5階の窓から南4条通りの市電の駅を写しました。
ススキノという夜の繁華街に立地しているという難しさもあろうが、商業施設として他とは違った特色を早く創り出して札幌の一方の雄として繁栄してほしいと願うのだが…。