田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道マラソンボランティア 余話

2007-09-14 18:47:39 | ボランティア
  きっと現れるだろうと予想していましたが、思っていたとおり出現しました。

 俗に言うところの「仕切り屋」の登場です。

 私は予想していた。
 こうした大会のボランティアは自らの意思で応募してくる。
 ということは、それぞれがボランティア精神に満ちていて、やる気満々である。
 私たちのポイントのボランティアは85名である。それに対して大会事務局から派遣されているのは主任と副主任の3名の若者だけであった。
 事前説明会があったとはいえ、ボランティア自身の創意工夫に委ねられている部分が大きい。
 「仕切り屋」が出現する要素が大きかったのである。

 準備の作業が始まった途端にご登場とあいなった。
 年齢は70才半ばといった感じである。
 彼は作業の途中に自己紹介を始めた。「自分は何十回もフルマラソンを経験し、この大会のボランティアも8回目である」と・・・。

 私が水の中に氷を入れた。すると「大きすぎる」と水の中から出すようにと指示された。
 このように一事が万事何でも知っているかのごとく、我々に対して指示を飛ばすのである。
 私をはじめとして、初めてのボランティアは彼の指示に従わざるを得ない。
 しかし、その指示は時として初心者の私でも首を傾げるような独善的と思われるものもあった。
 君子危うきに近寄らず、私は彼と距離をとり作業を続けた。

 私と同じように思っていた人がいたようだ。
 何回か大会のボランティアを経験されている同年代の男性が、彼の独善的な指示に怒り出したのである。
 大ごとにはならなかったが、二人の口論はしばらく続いた。
 そしてそれから、彼の存在は私たちのグループの中で薄くなってしまった。

 今回のようなボランティアの場合、経験者が自発的に仕切ってくれることは初心者としてはとても頼りになる。しかし、その仕切り方を誤ってしまうと禍根を残す。

 ※本日の添付写真は、その「仕切り屋」とは関係ありません。