田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

森永卓郎氏は札幌に何しに来たのだろう?

2011-06-30 22:07:21 | 講演・講義・フォーラム等
 経済アナリストとしてマスコミなどで活躍する森永卓郎氏が札幌で講演した。友人の誘いを受け参加したのだが、その趣旨や講演の内容など、私には今一つ理解できない講演会だった…。

        

 今回の講演会(日時:6月26日午後2時、会場:ホテルオークラ札幌)の主催が「財団法人 日本児童家庭文化協会」と「株式会社 国民生活向上協会」となっていた。この組み合わせが私には今一つ理解できなかった。

 そして開催の趣旨がシニア向けフリーペーパー「悠遊倶楽部」創刊記念特別講演会ということで創刊号を手渡されたのだが、どこが発行元なのかいくら雑誌を繰ってもはっきりしない。発行元を明示しないということが私には今一つ理解できなかった。

 そして講演だが、トップバッターがテレビタレントとしての方が有名だが経済評論家との肩書きで北野誠氏が「元気にだまされないで生きていく方法」と題して話され、続いて森永卓郎氏が「年収崩壊時代を勝ち抜く方法」と題して話し、ラストバッターに資産運用アドバイザーという肩書きの木村佳子という方が「大損回避の資産運用『もしも』と『まさか』に備えよう!」と題して話された。この組み合わせが私には今一つ理解できなかった。

 理解できないことだらけの講演会だったが、その中でも森永卓郎氏は「札幌市に何をしに来たのだろう?」と思わせるような講演内容にがっかりしてしまった。
 今回の講演のキャッチフレーズでは「テレビでお馴染み、経済アナリスト『森永卓郎氏』がシニア世代の現在と未来を斬る」として、「魅力的なセカンドライフを実現するために」と前ふりをして講演題の「年収崩壊時代を勝ち抜く方法」となっていた。
 このような惹句に、将来の生活に不安を抱くシニア層は群がるだろう。(私も含めて)
 しかし、森永氏の口から出てきた言葉は私たちの期待を裏切るような話ばかりだった。

 曰く、テレビでお馴染みの政治評論家・三宅久之氏のことを「怒る病気の持ち主」と称して、間近に見たエピソードを面白可笑しく紹介したり、
 彼が究極のライバルと勝手に称する平中平蔵氏とのテレビ局でのニアミスの場面を紹介したり、
 今の民主党で彼がイチオシの人物は原口一博氏だという。なぜなら彼が総理になった暁には森永氏を日銀総裁にすると約束したから、といった調子なのである。

 そして極めつけは、森永氏の年収崩壊時代を勝ち抜く方法が、コンビニのポイントを上手に貯める手法であったり、週に2日はお金を使わない日を決めて節約するといった彼の生活スタイルを披歴することだけだった。何だ!これは?

 聴いている私はため息が出るばかり…。
 いったい森永氏は札幌に何しに来たのだろう?
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週末 大通公園点描

2011-06-29 22:55:43 | 札幌(圏)探訪
 少し時間が経ってしまったが先週末は大通公園を通る機会が多く、興味ある光景や催しに出会うことが多かった。その中から三つの光景をレポートすることにします。 

 24日(金)、札幌ウォークⅡに取り組もうと自転車で「札幌歩こう会」のウォーキングステーションに向かっていたところ、裁判所の前に大きな人だかりができていた。

        

 近づいてみると、たくさんの報道陣に囲まれて一人の女性がインタビューを受けていた。顔を拝見するとテレビで何度も見たことがある、B型肝炎訴訟の原告の方だった。
 帰宅すると、夕刊のトップニュースとして扱われていて「和解合意」がまとまったということだった。くだんの女性は全国原告団代表の谷口三枝子さんという方だった。

        
        ※ 報道陣に囲まれて答える谷口三枝子さんです。

 25日(土)、大通公園では「花フェスタ2011札幌」が開催され、その催しの一つとして昨年に続き「ガーデニング甲子園」と銘打ったコンテストが行われていた。
 コンテストには農業高校など5校8チームが出展してガーデニング技術を競っていた。
 全てのチームの作品をカメラに収めたが、翌日の新聞に審査結果が載っていた。
 ここでは入賞した3チームの作品だけ紹介することにする。
 印象的だったのは標茶高校の生徒が自分たちの作品について市民に説明し、そして感想を求めていた姿が好ましく映った。

        
     ※ 2年連続大賞に輝いた旭川農業高校の「笑顔輝く2011」の作品です。

        
     ※ 準大賞の標茶高校の「Living Nature of Shibecha」です。

        
     ※ 奨励賞を受賞した岩見沢農業高校Bチームの「プロポーズガーデン」です。

 26日(日)、花フェスタが開かれていた隣の広場(8丁目広場?)では「函館・東北チャリティプロモーション」という催しが開催されていた。この催しの趣旨は、新幹線が東北から函館まで延伸されるのを機に、函館と東北が手を取り合って盛り上がっていこうと地元の名産品をアピールしようという催しのようだった。そこに今回の大震災の復興を応援しようという趣旨も含まれているようであった。
 そこでこの日の午後、都心で開かれる講演会の前に「震災地支援も兼ねて、ここで昼食を摂ろう!」という友人の提案で4人が集まった。
 大変な混みようの中で、いわゆるB級グルメ的食品を買い求め、簡単昼食を摂った。

        
        ※ 会場はご覧のような混雑ぶりでした。

        
   ※ 青森・十和田名産の「バラ焼き」です。牛肉と玉葱を甘辛く煮込んだだけのものです。

        
     ※ 函館名産(?)の「がごとろ焼きそば」です。がごとは昆布のこと、  
      昆布を細切りにしてタレと混ぜるととろみが出るところから名づけられたらしい。


 大通公園では何かが行われている。
 大通公園では何かに出会うことがある。
 大通公園はミステリアスゾーンである。
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映画 50 もしドラ

2011-06-28 15:53:46 | 映画鑑賞・感想

 事件です!! (でもないかぁ…)
 オヤジがあの「高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」の映画を観てしまったのだ! 原作を忠実になぞってはいるが、映画自体は女子高生が好むような青春映画という感じだった…。


        
   ※ 「もしドラ」の原作本の表紙です。コミックのように見えますが、そうではありません。

 オヤジが映画「もしドラ」を観たといったら気持ち悪がられるだろうか?
 実は1年以上も前に原作を読んで、作者(岩崎夏見)の着眼点の素晴らしさにちょっと感動していたのだ。
 国民の多くを惹き付けてやまない高校野球と、普通人にはおよそ縁のないマネジメント本を結び付けるという発想力の豊かさ。高校野球のマネージャーが単なる選手を支える裏方と考えていた大多数の見方を覆し、マネージャーはマネジメントをやるべしとする著者の考え方が私には新鮮に映った。
 内容それ自体は「そんなにうまくはいかないぞ!」とは思いつつも、野球にもドラッガーにも精通する著者の筆力によってぐいぐいと惹き込まれ面白く読むことができた。

        

 6月25日(土)他に触手を動かすような映画が見当たらないこともあり、「原作の面白さを映画で再び感ずることができるだろうか」との思いから観てみることにした。 高校野球の地方予選も始まった今、グッドタイミングとひとりごちしながら東宝プラザに向かったのだった。
 土曜日ということもあり混むのかな?と予想していたのだが、案に相違してガラガラの状態だった。

        

 映画は原作を忠実になぞろうとしていたようだが、主演がAKB48の前田敦子さんということもあり青春映画仕様となっていた感があった。
 しかし、それはそれでオヤジでも十分楽しむことができたし、ハッピーエンドも悪くないなぁ、と思いながら映画館を後にした。

        

 「マネージャーに必用なのは才能ではない。真摯さである」
 「企業の目的と使命は『顧客』によって定義される」
 「真のマーケティングは顧客からスタートする」
 「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させること」
 「イノベーション戦略の第一歩は、古いものを捨てること」

 こうしたドラッガーの教えを高校野球のマネジメントに応用した原作本は、高校野球のマネージャーのみならず、多くの高校野球の指導者が手にしたのではないだろうか。

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札幌ウォークⅡ №19 豊平川さけ科学館コース 

2011-06-27 17:43:39 | 札幌ウォーク & Other Walk
「札幌ウォーク Ⅱ」とは、札幌市の各区が設定した118のウォーキングコースを完歩した筆者が、次のターゲットとしてさっぽろ健康スポーツ財団や札幌歩こう会、その他民間の機関などが設定した日本ウォーキング協会認定の25(平成22年8月現在)のイヤーラウンドコースを巡ろうとするものです。

 この時期にしてはひやりとするほど気温が低く、河畔には風が吹き渡り、心地良く豊平川両岸をウォーキングすることができた。

 今月は「でっかいどうオホーツクマーチ」に参加してこともあり、市内のウォーキングコースを歩くのは約1ヶ月ぶりだった。
 「札幌歩こう会」のウォーキングステーションをスタート&ゴールとするコースは2度目である。その日思い立ったのが遅く、スタートは正午となってしまった。

        
     ※ 今回のコースはこのように舗装されたサイクリングコースを往くコースでした。

 コースは以前取り組んでいた札幌ウォークや札幌ツーデーマーチなどで何度もレポートしているコースなので、ここではイヤーラウンドコースの取り組みについて少し触れてみたい。

        
     ※ コースはいくつもの橋をくぐり抜けるため信号にも邪魔されない快適なコースでした。
  
 イヤーラウンドコースに取り組む人は私のようにあちこちのコースを巡るというよりは、体力づくりのために定められたコースを日課のように自分に課して歩く距離を積算し、それを日本ウォーキング協会に認定してもらうという取り組みをしている人が多いようだ。
 その認定してもらうためには1回200円の認定料が必要である。
 この日取り組んでいる人の中には実に1,116回目という人がいた。(ちなみに私は各種大会参加も含めて32回目でした) ということはこの方はイヤーラウンドの認定料だけですでに20万円以上費やしていることになる。
 これが高いかどうかは本人の価値感によるので何ともいえないが、ウォーキング協会の集金システムの巧みさを感じてしまう。例えば、先日参加した「でっかいどうオホーツクマーチ」で「美しい日本の歩きたくなる道500選」を確かに歩いたという証明印をもらうにも100円が必要だったし、コースマップを入手するには1コース100円のコピー料がかかるといった具合だ。
 一つひとつの料金はそれほどとも思わぬが、ちりも積もれば山になってしまう。う~ん。

        
     ※ ご覧のように豊平川の水量は豊かだった。遠くに見える橋はミュンヘン大橋です。

 おっと、いらぬことの説明に字数を使ってしまった。
 今回の「豊平川さけ科学館コース」であるが、幌平橋から豊平川左岸に降りて舗装されたサイクリングロードをさけ科学館を目ざして遡る。今年2月、私はスノーシューを履いてこのコースをひたすら遡り定山渓を目ざしたのだが体調が優れず途中で断念してしまった。(3月2日のブログの後の方でひっそりと今シーズンの断念を伝えている)
 しかし、初夏のウォーキングは快適である。
 河畔では札幌北斗高校の「共歩会」なるものが開催されていた。ゴールしたらしい女子生徒に「何キロ歩くの?」と聞いたところ「14キロです」とのこと。ランニングの部とウォーキングの部があるとのことだった。私たちの頃はけっして「共歩」ではなく「強歩」だった。しかも距離がずーっと長かった。時代が変わったようだ…。

        
        ※ 「共歩会」が行われていた札幌北斗高校のゴールテントです。

 豊平川の流れは雪解け水がまだ注いでいるらしく冬季に比べると水量がかなり多いようだ。
 近くに見える藻岩山の山頂はレストハウスの改築が進められているらしくクレーンの姿が山頂に見える。

        
        ※ 藻岩山の山頂を良く見るとクレーンが見えます。

 淡々と進む中、人と自転車のみが通行できる「藻岩上の橋」を渡って右岸に移り、折り返し点の「札幌さけの科学館」に至る。さけの科学館は何度か訪れていたが、休憩を兼ねながら館内をざっと見渡し、ウォークを続けた。

        
        ※ 人と自転車専用の細い「藻岩上の橋」です。

        
        ※ その存続がたびたび取り沙汰される「札幌さけ科学館」です。

 後半は豊平川右岸をゴールを目ざして歩く。
 ウォーカー、ジョガー、サイクリスト、いろいろな人と行き交う。中にはクロスカントリースキーの夏季トレーニングをしている人もいた。

 今回のコースの中で唯一のパークゴルフ場も南22条大橋付近にあったが、あまり整備が良いとは言えずプレイしている人も少なかった。

        
        ※ 札幌市内のパークゴルフコースとしては閑散としていました。

 やがてアーチ型が特徴の幌平橋に至り、その橋を渡ってゴールの札幌歩こう会の事務所に到達し、「今日は歩きやすかったでしょう」と事務局の方の声を受けながら認定印を押印してもらいウォーキングを終えた。

        
        ※ ゴール間近、特徴あるアーチ型をしている幌平橋です。

《ウォーク実施日 ‘11/06/24》

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札幌Cafe紀行 №71 パールモンドール 二十四軒店

2011-06-26 22:35:57 | 札幌Cafe紀行
 札幌では比較的古くからある有名なケーキ店が併設するカフェだということである。ケーキコーナーの横に落ち着いた感じのパールモンドール 二十四軒店カフェスペースがあった。

        

「パールモンドール 二十四軒店」は地下鉄東西線「二十四軒」駅の3番出口から直ぐのところにあった。
 店の前は駐車スペースとなっており(4~5台駐車可能?)、店に入るとどこでも見られる洋菓子店のようにケーキをはじめとする各種のお菓子が陳列ケースに並べられていた。

        

 カフェスペースはその脇に設けられていて、テーブルや椅子などは落ち着いた色合いで誰もが寛げる雰囲気だった。
 しかし、やはりケーキ屋さんの併設店ということであろうか、カフェ部門に力を入れているようには思えない店内のディスプレイだったということもいえる。

        

 訪れた日は琴似や二十四軒付近を歩き回り喉が渇き気味だったので私はアイスクリーム(400円)をオーダーしたのだが、店のスタッフから「他に?」と問われたのでついケーキセット(690円)もオーダーしてしまった。

        

 アイスクリームはサラッとしたというよりは、どちらかというと粘り気のある独特の風合いに思えたが美味しいアイスだった。
 ケーキセットの方は、好みのケーキを選べるのだがそれほどケーキに詳しくない私は代表的な「苺ケーキ」(360円)をチョイスした。味的なことを評する力は私にはないが、典型的な苺ショートを食した感じであった。ドリンクは珍しく紅茶を選んだ。

        

 地下鉄から降りてちょっと甘いものを食べたいとき、あるいは買い物帰りの主婦たちが立ち寄るには適しているスペースに思われた「パールモンドール 二十四軒店」だった。

【パールモンドール 二十四軒店 データ】
札幌市西区二十四軒一条4-6-7
電  話 011-643-4811
営業時間 9:30~19:30
定休日  不定休
座  席 20席
駐車場  あり(4台程度)
入店日  ‘11/06/22

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レトロスペース・坂会館

2011-06-25 19:48:44 | 札幌(圏)探訪
 その存在は早くから知っていた。しかし、何となく近寄り難い存在だった。それは坂会館を紹介する方の文章に何かいわくありげなものを感ずるからだった。今回訪れてみてその理由(わけ)が少し分かったような気がした。

 一人ではなかなか近付けなかった「レトロスペース・坂会館」だが、今回「オヤジの仲間づくり21の会」の例会企画としてM氏が紹介してくれたことによって今回初めて訪れることができた。

        
        「レトロスペース・坂会館」の入口です。

 レトロスペース・坂会館は交通量の多い北5条手稲通り(旧国道5号線)に面している。坂栄養食品(坂ビスケットで有名)の建物に隣接して坂会館がある。
 通りの横についている入口から中に入ると、びっしりと展示物が陳列されていた。

        
     ※ 陳列品のほんの一例。このように所狭しといろんな品が並べられています。

 陳列されている品々は「昭和」がキーワードのようであった。
 我々世代にはちょっと懐かしい品々が所狭しと、そしてある意味脈絡なく(と言ったらオーナーのお叱りを受けそうだが…)並べられていた。
 どんな物があったのかも思い出せないくらい、昭和のありとあらゆるものがそこにはあった、という感じである。

        
        ※ 昭和世代には懐かしい雑誌「平凡」です。

 そうした中で、一つ特徴的だったのが一般の資料館などではけっして並ぶことがないであろうエロティックな品物もたくさん展示されていたことだ。
 さすがに写真に撮るのははばかれたが、ウェブ上を繰っているとそのことに関連したブログを発見したので、そちらの方で詳しく見ていただくことにする。(こちらをクリックください。 ⇒  

 それほど広くはないスペースに陳列されている品々の点数はいったいどれくらいだろうか?じっくりと見学するとしたら半日くらいは必要なのでは、と思ってしまう。
 そして中には時間が経つにつれて骨董的価値が付いてくるようなものも散見された。

 昭和を懐かしみたいと思う人はぜひ訪れてみたい施設である。見学料は無料。なお、土日・祭日は休館ということである。
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浄恩寺のステンドグラス

2011-06-24 22:39:39 | 札幌(圏)探訪
 寺院でステンドグラスが見られるのは日本でも初めてではないかというお寺が札幌にある。親鸞聖人や蓮如上人の一生を描いたステンドグラスである。私はその美しさに見入った。 

 このブログ上でも何度か触れている「オヤジの仲間づくり21の会」の例会が6月22日(水)にあった。今回の担当幹事が西区在住の方だったため、西区の歴史的建造物等を中心に紹介していただきそれを見て回った。
 その行程は①手稲記念館、②白い恋人サッカー場、③琴似屯田兵村兵屋跡、④建法山浄恩寺、⑤屯田の森(屯田兵ゆかりの碑 5基)、⑥琴似屯田兵屋(琴似神社内)、⑦レトロスペース坂会館、そして⑧パールモンドールでミーティングという行程だった。

 私にとっては既に訪れたところが多かったのだが、④の浄恩寺、⑦のレトロスペース坂会館、⑧のパールモンドールの3ヶ所は初めてのところだった。そこでこの3ヶ所を3回に分けてレポートすることにする。

 キリスト教会にステンドグラスはどこでも見られる光景である。
 しかし、日本のお寺にステンドグラスというのは珍しい光景ではないだろうか?
 私も初耳であり興味深かった。

 浄恩寺は地下鉄東西線「琴似」駅から5~6分も歩けば着くことができる住宅街にあった。立派な山門を構えた堂々とした造りの浄土真宗東本願寺派のお寺であった。
 ステンドグラスは檀家さんなどが集う会館の大広間の窓にしつらえてあった。

        
      ※ 浄恩寺の本堂とそれに続く会館です。ステンドグラスは右側の
       会館の窓のところにほどこされています。       

 縦180Cm × 横100Cmのものが8枚にわたって描かれた大作だった。
 描かれているのはそれぞれ4枚ずつ「宗祖親鸞聖人御絵傳」と「蓮如上人御一代絵巻」と名づけられ、親鸞聖人と蓮如上人の一生を描いたものだった。
 そう説明されて見てみると、なるほどそれぞれの最後の場面などはたくさんの僧侶に囲まれながら成仏する様子が私にも理解できた。

   
   ※ 「宗祖親鸞聖人御絵傳」の4枚のステンドグラスです。        

        
       ※ 「宗祖親鸞聖人御絵傳」を近くから撮ったものです。親鸞聖人が 
        成仏する場面です。      

   
   ※ こちらは「蓮如上人御一代絵巻」の4枚のステンドグラスです。
        
 作品はガラス職人が2年間かけて制作したものだそうであるが、実に細やかな描写がなされている。
 お寺のホームページによると、こうしたお寺のステンドグラスは日本で初めてのことではないかと記述されている。
 なお、この浄恩寺のステンドグラスの見学は基本的には誰でも見学できるようだ。興味のある方は直接お寺の方に伺ってみるとよい。
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皇帝の愛したガラス

2011-06-23 17:52:23 | その他
 私にとって、美術館は近きにありても遠いものという存在である。美術音痴の私にとっては、いくら美術館が近くにあろうとも猫に小判である。それではならじと思い、今日(23日)今年初めて近代美術館に足を運んだ。 

          
          ※ 「皇帝の愛したガラス」展のポスターです。

 現在、道立近代美術館では国立エルミタージュ美術館所蔵の「皇帝の愛したガラス」展が開催されている。

 ガラスの工芸美術などに興味関心はないのだが、エルミタージュ美術館というと今から遡ること43年前にヨーロッパを旅したときの最初の国ソ連のレニングラード(現在のサンクトペテルブルグ)を訪れたときに市内観光で見学した美術館だった。
 当時の記憶はかなり薄れているが、エルミタージュ美術館はおそろしく広大で、建物自体も内部の展示品も絢爛豪華さを誇っていたことが記憶に残っている。
 そのエルミタージュ美術館の所蔵作品展ということで「ちょっと覗いてみようかな」と思ったのである。

        
      ※ 展覧会の告知板越しに道立近代美術館を望んだところです。

 平日の午後でそれほど入館者が多くなかったこともあってゆっくりと見ることができた。
 展示されていたガラス工芸品はロシアに栄えたロマノフ王朝の歴代の皇帝、皇族、名士たちが18世紀半ば以降に収集した数多くのガラス工芸品の中から約190点が展示されているということだった。

 贅を尽くしたガラス工芸品も私には“猫に小判”、特別な感慨を抱くこともなかった。ガラス工芸品だから素人好みのばかでかい作品があるわけでなし…。
 ゴブレットとか、デキャンターとか…、そんなに装飾する必要があるのか、と思えるほどの品々が並んでいた。

 私には「そんな贅沢をするからやがて王朝は滅びる運命を辿ったのだ」と思いたくなるような展示品の数々だった…。
 なお、「皇帝の愛したガラス」展は7月3日まで開催されている。
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石狩浜ミニトリップ

2011-06-22 17:32:58 | 札幌(圏)探訪
 サンドアートを見るために行った石狩浜は歴史のある地区のようだった。周辺一帯は弁天町と呼ばれ、明治時代には鮭漁で非常に賑わったという。往時を偲びながら周辺を散策した。 

 周辺一帯は「弁天歴史公園」として整備されていた。
 その中でひときわ目立つのが、かつてあった運上屋を再現した運上屋棟だ。運上屋とは北海道内各地に交易の中心として置かれたものだが、やがて漁場の経営や宿場、さらには行政機能までももった地域にとって重要な施設だったようだ。

        

 その隣には「石狩弁天社」が建っている。鮭漁の豊漁を願って1694年に創立されたというからすでに300年の歴史を誇り、石狩市最古の建物だという。

        

 運上屋棟と「石狩弁天社」に囲まれ、「太郎代曝観音」に護られるようにして小さな観音が三十三体立っている。「西国三十三箇所霊場」なのだそうだ。

        
        ※ 奥に赤い衣装を着せられているのが太郎代曝観音で、
         その傍らに小さな観音が並んでいます。

 その奥には旧石狩医院の和室を昭和12年建築当時の姿で再現している。前庭の日本庭園(石庭)も小規模ながら素晴らしいものだ。

        

 弁天歴史公園から外れたところに「いしかり砂丘の風資料館」があるが、当日は残念ながら休館日だった。その横には「旧長野商店」が建つ。明治27年に建てられたという木骨石造りの店舗は反映する石狩の「顔」として親しまれたそうだ。

        

 私にはもう一つぜひ見てみたいところがあった。
 それは大河石狩川が日本海に注ぐ河口をぜひ見てみたいと思った。
 弁天地区は石狩川の左岸だったが、左岸は途中から車は進入禁止となっていて近づけなかった。近くにいた石狩川の監視員に伺うと右岸だとかなり近くまで行けるということだった。
 右岸に渡り、砂利道をかなり進むとやがて侵入禁止のマークに出会った。
 そこからは徒歩で河岸を目ざした。
 しばらく歩くと眼前が広がり、そこは石狩川が日本海に注ぐ河口だった。
 河口は想像していたほど幅広くはなく、静かに日本海に注いでいる感じだった。
 もともと川の形状から察すると、石狩川が多くの土砂を運びそれを海沿いに堆積して石狩浜が形成されたのではないかと推測される。(素人の推測である)したがって川幅も形状に沿っていろいろと変化しているようだ。

        
      ※ パノラマ撮影に挑んだのですがちょっと失敗作です。右手が日本海です。

 鮭漁に沸き、早くから人々が住みついた石狩浜にはまだまだ魅力ある歴史が隠されていそうである。

        
        ※ 石狩浜に立つ石狩灯台です。映画「喜びも悲しみも幾年月」
         のロケに使われた灯台で現在も現役だそうです。
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サンドアート

2011-06-21 18:42:48 | 札幌(圏)探訪
 サウンドアートではない。サンドアート、砂の芸術である。そのサンドアートが石狩浜に展示されていると聞いて好奇心いっぱいの私は早速石狩浜まで出かけて行った。 

 サンドアートというと鳥取が有名である。
 そのサンドアートが石狩浜に展示されているという。
 人混みが予想される土日を避けて、好天だったこともあり今日(21日)行ってみることにした。

 車で走ること40分余、好天は高温を呼び、石狩浜には海水浴客ならぬ海浜客(?)がけっこう詰めかけていた。(海浜客…、私の中の定義では海には入らないが、日光浴をしたり、海辺で楽しむような人を指す)

        

                

 目ざすサンドアート(砂像)はそうした海浜客を避けるように石狩浜海水浴場“あそびーち石狩”の片隅にたたずんでいた。
 砂像は全部で5体、ちょっと寂しかった。
 大きさはおよそ2メートルくらいのものが並んでいた。
 砂像を制作したのは、私が得た情報では教育大学岩見沢校の芸術課程の学生グループ、自衛隊OBのグループ、砂像に「どり大」とあったので大通大学の関係者、といったところだった。

 なにはともあれ、その5体の作品をお見せします。

        
      ※ 自衛隊OBが作成した“石狩鍋”石狩鍋の素材が鍋の中に詰まっています。

        
        ※ この二枚は教育大生が制作した動物を著したものの裏表を写しました。

        

        
        ※ この作品は石狩川を遡上する鮭を捕まえた熊の図です。作者分からず。

        
        ※ 大通大学の関係者制作の玉手箱を背中に乗せた亀だろうか?    

 ここまで4つの作品を提示したが、残る一つの作品が傑作だった。
 教育大学岩見沢校の芸術課程の学生が制作したというただ砂を積んだだけと思える作品が何を表現しているのかさっぱり分からなかった。
 「う~ん。芸術は難しい。」などとはつぶやくことはなかったが不可解な思いで眺めていると、後からやってきた妻が「それなんだか分かる?」と問いかけてきた。もちろん私は首を振ったが、妻は「昨日のテレビでそれは“おっぱい”だと言っていたよ」と教えてくれた。
 言われてみると、なるほど豊満な乳房に見えてきた。私としたことが大きな不覚である。
 悔し紛れに遠景、中景、近景とスリーショットの大サービスでお見せすることにした。

        ※ 説明不要です。じっくり見てください!

        
        

        

        

 ロープを張って砂像は守られていたが、それとは別に手の届くところに小さな砂像があった。触ってみると手触りはコンクリートの表面のように感じた。砂像制作のために砂の凝固剤を使用しているということだった。もちろんその凝固剤は環境に配慮されたものと聞いている。

 今回の石狩浜のサンドアートは期待ほどの規模ではなかった。できれば将来はもう少し規模の大きなものになって、鳥取のサンドアートのように多彩な作品が提示されると楽しい催しになるのではないかと思ったのだが…。
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