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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング №50 春のよそおい、梅の香ただよう、平岡公園・新札幌ウォーク

2025-05-04 15:17:40 | JRヘルシーウォーキング
 昨日は最高気温が17.9℃まで上昇したコンディションの中、平岡公園の梅の花も満開に咲き誇る中、楽しく歩くことができた12.5kmだった。今回はいつもの孤独のウォークとは違い、同年代の二人の方との語らいもあった新札幌ウォークだった…。

 ※ №は一昨年から取り組み始めたJRヘルシーウォーキングの総参加回数を表す数字です。

     

 JRヘルシーウォーキングで嬉しいのは、例え同じ駅をスタート&ゴールのコースであっても、前回とはコースを変えて設定してくれることです。
 今回の新札幌駅スタート&ゴールのコースも、前回一昨年のコースとは変えたコースを設定してくれました。新札幌地区の春の呼び物、梅園が呼び物の「平岡公園」を目指すのは変わりませんが、そこに至るルートを変え、帰りのコースも微妙に変えて新鮮な感じを与えてくれました。

 今回、私は札幌市内での開催とあってあまり早くからは行動を開始せず、午前8時半過ぎに地下鉄を駆り「新札幌」に向かいました。
 そして午前9時25分、新札幌駅をスタートしました。
 新札幌駅から区役所や病院を横目に新札幌地区を流れる「野津幌川」沿いに導かれました。 

    
    ※ JR新札幌駅近くにある「厚別区役所」庁舎です。

 野津幌川沿いは「野津幌川緑地」として整備されていて気持ちの良いウォーキングになりました。野津幌川は1級河川なのですが、その流れは細く、私の眼には小川としか映りませんでしたが、前夜の降雨のせいでしょうか、川の流れは茶色く濁っていました。また、川沿いにぽつんぽつんと植わっているサクラの樹は花びらが散る時期を迎えていました。 

    
    ※ 「野津幌川緑地」のサクラは満開の時を過ぎているようでした。
    
    ※ 緑道の右側に見えているのが「野津幌川」ですが、前夜来の雨のせいで濁っていました。

 約2kmにわたる「野津幌川緑地」ウォークを終え、コースは「上野幌駅」を横目にして「厚別東通」に誘われます。
 私が「上野幌駅」をカメラの収めて、歩き始めたときに1人のお年寄りのウォーカーと肩を並べて歩くことになりました。すると彼の方から話しかけてきました。「平岡公園までまだ距離はありますかねぇ?」との問いだったが、私は コースマップを確かめながら「まだ少し距離がありますね」と答えたが、それを機にあれこれと他愛ない話をしながら、肩を並べてしばらく歩きました。

    
    ※ 昨年実施した「さっぽろラウンドウォーク」のセクション7のゴール、セクション8のスタート地点となった懐かしい「上野幌駅」です。
 
 彼の年齢を聞いて驚きました。実に86歳という高齢だったのです。
 JRヘルシーウォーキングの参加は19年目だということでした。そして今も毎日歩くことを欠かさないというのです。恐ろしい健脚です。彼から見れば私などまだ小僧といったところでしょうか?
 彼とはおよそ2 kmほど一緒に歩かせてもらいましたが、彼がトイレに行くということだったので、そこでお互いの健闘を祈り別れました。

    
    ※ 86歳の健脚ウォーカーの方です。

 86歳の健脚ウォーカーと歩いた「厚別東通」沿いには「東部緑地」が広がっています。ウォーキングコースとしては「そちらに設定した方がより素晴らしいのでは?」と思うですが、何か事情があるのかもしれません。

 コースはやがてこのコースのハイライト「平岡公園」に導かれます。
 「平岡公園」は梅の公園として知られていますが、赤梅、白梅共に満開、しかも連休中とあって、多くの市民が押し寄せていました。
 計画ではこの「平岡公園」で大休憩を予定していたのですが、あまりにも多くの市民の姿を見て、予定を変え歩き続けることにしました。

    
    ※ 平岡公園には多くの観梅客が詰めかけていました。
    
    ※ 白梅と赤梅の競演です。

 残り5kmのほとんどは、厚別地区のメイン通り(?)「厚別中央通」を延々と歩くコースでした。特に代わり映えのしない通りは、疲れた体には堪えはじめました。この日の前半は、前回の美唄コースのように腰に不安はありませんでしたが、この頃になるとやはり腰部が不安になってきました。
 「厚別中央通」の後半に「上野幌公園」内にあったベンチに腰を下ろしました。この辺りになると、同じように疲れた方がベンチに座っている方が目立ちました。

    
    ※ 厚別中央通の脇に掲げられた「残り3km」の表示です。この表示が励みとなります。

 そんな私の前に、また一人の老人ウォーカーが腰を下ろしました。彼もまた、気軽に私に話しかけてきました。
 「晴れて良かったですね」という話から、いろいろと話が弾みました。「ずーっと取り組まれているのですか?」と問いかけてきたので、「いや、以前は登山に主として取り組んできたのですが、体力的にきつくなりウォーキングに切り替えました」と答えると「実は、私も以前は登山に主として取り組んでいたのです」と話され、「退職して直ぐには海外の登山にも出かけました」と話され、私などよりははるかに本格的に登山に取り組まれた方でした。年代的には私と同年代のようでした。

 公園からは残り約1km、新札幌駅周辺のビル街を取り抜け、12時20分にゴールの新札幌駅に到達しました。

    
    ※ スタート&ゴール地点のJR新札幌駅です。

 不安だった腰の痛みについては、美唄の後から毎晩腰痛体操に取り組んだこともあるいは功を奏したのか、前半は何の心配もなく歩くことができましたが、後半はやはり不安ところもありました。しかし、腰痛体操はそれなりに効果を感じています。これからも継続してみようと思っています。
 イベントウォークの方は、この後スケジュールの関係もあり、2度ほどパスすることにしています。その代わりとして、時間を見つけて「いつでもウォーク」に1or2回くらい取り組んでみようかな?と思っています。 
              
 ◇ウォーク実施日  2025年5月3日(土・祝)
 ◇歩いた距離    約12.5 km



ヘルシーウォーキング №49 アルテピアッツァ美唄と東明公園の桜を楽しむ、美唄ウォーク

2025-04-27 15:21:10 | JRヘルシーウォーキング
 時おり雪混じりの雨が降る中、美唄の街を歩いた。期待の東明公園の桜は残念ながら蕾状態だった。美唄もまた過疎化が進展しているようで街中に活気が見られなかった…。また、私の体調にも若干の不安が…。

     

 今年2度目のJRヘルシーウォーキングです。今回はJR美唄駅がスタート&ゴールの12kmのコースです。
 私はJR桑園駅6時47分発の普通列車に乗り、美唄駅に8時13分に降り立ちました。今回は土日限定の「一日散歩切符」(2,730円)を利用して往復しました。

    
    ※ JR美唄駅の西側、いわば表玄関です。

 コースマップを受け取り8時20分、美唄駅をスタートしました。
 コースは国道12号線が走るJR函館本線の西側が表側とすると、反対の東側の主に住宅地を縫って東進するコースです。
 コンディションは少し肌寒いくらいでしたが、歩くには適した気温でした。

    
    ※ スタート直後、参加者がまだ塊となっています。

 スタートして間もなく「北海道せき損センター」という大きな名前の病院(建物自体も大きかった)が目に入りました。「せき損」とは「脊髄の損傷」という意味かな?と思いながらも初耳でした。  
 帰宅して調べてみると、やはりその名前には歴史的にも北海道を代表する脊椎・脊髄疾患の先進的治療が行われていた病院だということが判明しました。センターは、北海道大学医学部整形外科の関連基幹病院としても位置付けられているということです。

    
    ※ 「北海道せき損センター」の表玄関です。

 せき損センターを後にして、住宅街が延々と続きます。途中、コースから少し外れたところには「美唄東小」や「美唄聖華高校」があったのですが、目に入らないまま通り過ぎました。

 道央自動車道の下を潜り抜けると、住宅もぽつんぽつんと立ち並ぶだけの寂しい光景に代わりました。目指すは一本道の先にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」です。
 「アルテピアッツァ美唄」に向かう途中にショートコースとの分岐点がありました。つまりアルテピアッツァ美唄は単なる往復コースなのです。アルテピアッツァ美唄は美唄においては超有名な観光スポットですから、これまで何度も来ている方には不要な施設と映ったのでしょう。
 私の過去に3度ほど訪れていましたが、「ヘルシーウォーキングは基本コースを歩くことを基本とする」と考えていますので、当然アルテピアッツァ美唄に向かいしまた。  

        
    ※ アルテピアッツァ美唄では象徴的な作品の一つです。

 アルテピアッツァ美唄は、世界的彫刻家の安田侃氏の生誕の地で、氏の作品が緑豊かな公園に展示されています。この日も以前見たときと同じように安田氏の数々の作品が森の中に佇んでいました。

    
    ※ 安田侃氏の彫刻ではよく目にするタイプの作品です。

 アルテピアッツァ美唄を後にしたころからだったでしょうか?曇り空から雪混じりの雨が降り出しました。コースは、美唄市の東端の大地に造られた「東明公園」を目指し、坂道を上り続けました。「東明公園」は桜並木が続くが名所として知られていますが、残念ながら全体が蕾状態でした。
 そして東明公園の丘の上に建つ美唄の温泉施設「ビバの湯 ゆ~りん館」通過し、丘を下って美唄市街地を目指します。

    
    ※ 東明公園の桜並木は残念ながら蕾状態でした。
    
    ※ パークゴルフ場のグリーン上に白い粒が見えるのはこの日降った雪です。
    
    ※  美唄市の温泉施設「ビバの湯 ゆ~りん館」の建物です。

 ここからの道は退屈なウォーキングでした。なんの変哲もない田舎道を往くといった感じのウォーキングが続きました。
 市街地が近づいてきたところで、ようやくコンビニや郊外店が目に入るようになりました。
 そしてJR函館本線の跨線橋を通過して、線路の西側に来るとようやく市街地の様相を呈してきました。とは云っても人の姿はあまりなく、閑散とした感じは否めませんでした。

 西側市街地での私の期待は「美唄屯田兵屋」を見学することでした。国道12号線から少し入ったところにその兵屋は建っていました。しかし、内部見学はできそうな雰囲気ではなく諦めました。おそらく年に何回かは公開の催しはあると思うのですが…。

    
    ※ 美唄屯田兵屋です。

 続いて、境内に高い塔が屹立する「空知神社」が目に入りました。その境内に高い碑が建っていました。碑には「沼貝開拓記念碑」と書かれていました。帰宅して調べてみると21.8mもの高さだそうです。

    
   ※ 空知神社の境内から外れたところに高い「沼貝開拓記念碑」が建っていました。

 残念だったのは、「空知神社」の隣に「美唄市郷土博物館」があったのを見落としてしまったことです。これは返す返すも残念でした。
 イベントコースの場合、マップはほとんど見なくとも現地に案内標識が用意されているため、マップをよく見なかったことが原因でした。
 その後、空知神社から近いJR美唄駅に11時25分ゴールしました。

 ところで今回のウォーキングでは、恐れていたことが起こりました。私に腰痛の自覚症状が出てしまったことです。今年の入り長距離のウォーキングをすると、体の疲れと共に腰痛症状が出てくるのです。そうすると、体がくの字に曲がり、脚が押し出されるような歩きとなってしまうのです。いわゆる「老人歩き」です。
 こうなると休む以外に回復の方法はありません。私は休みを何度か取りましたが、そう何度も取るわけにはいきません。私は電信柱のようなものを見つける度に腰を伸ばすことをして、なんとか騙し騙し歩き続けましたが、これはピンチです。
 JRヘルシーウォーキングの継続にも黄信号が灯った気分です。なんとか腰痛を克服する術を探し続けたいと思っています。
 ◇ウォーク実施日  2025年4月26日(土)
 ◇歩いた距離    約12.0 km


ヘルシーウォーキング №48 春の訪れを感じる、安春川と屯田防風林・新川さくら並木ウォーク  

2025-04-20 16:01:19 | JRヘルシーウォーキング
 私にとっては一昨年の4月に続く2度目の新川駅をS&Gとするコースだったが、一昨年はさくらの時期が過ぎてしまい、今回はさくらの時期には早すぎたようだった。しかし、 コース自体はとても気持ち良く春のウォーキングを楽しめた今年初のJRヘルシーウォーキングだった。

     

 いよいよJRヘルシーウォーキングが始まりました。
 私にとっては3シーズン目の参戦です。
 シーズンインに備えて、今年は日ごろから努めて歩くように心がけてきました。今年に入って昨日までの一日平均歩数は11,000歩を超える数字を保ってきたのですが…。

   
   ※ 新川駅構内でマップをいただきスタートです。

 昨日朝、8時過ぎに自宅を出て、桑園駅よりJRで新川駅まで移動して、駅構内でマップを受け取り、8時30分新川駅をスタートしました。
 コンディションは前夜遅くまで降っていた雨は止み、曇り空ながら暑くも寒くもなく、ウォーキングには適したコンディションでした。
 コースはJR学園都市線の高架下を往き、途中から人工河川の「安春川」沿いを歩きました。

    
    ※ 新川駅をスタート後、JR学園都市線の高架下を往く参加者たちです。
    
     ※ 安春川沿いは、きれいに整備され理想的な散策コースになっています。

 一昨年は「安春川」沿いを延々と歩くコースだったのですが、今回は途中から右折して「屯田防風林」を目指しました。「屯田防風林」「日本の歩きたくなる道100選」にも選定された自然がそのまま残され、歩くところも舗装されていない自然に踏み固められたようなコースです。

    
    ※ 「日本の歩きたくなる道百選」に選ばれている「屯田防風林」です。

 ここでスタートしてから45分経っていたのですが、私は早くも疲労を感じ始めました。以前と比べると体力の衰えを自覚している私は意図的にゆっくり歩いていたつもりなのですが、この体たらくです。思わず防風林内に設けられたベンチに腰を下ろしてしまいました。

    
    ※ 屯田防風林内で今春初めてのエゾエンゴサクを見ることができました。

 「屯田防風林」を歩き終えると、今度はもう一つの人工河川である「新川」を目指して南下します。淡々とした市街地が続きます。
 防風林で一休みしてから1時間後、またまた歩くのが辛くなり、コース上にあったコンビニのイートインコーナーが目に入ったので、そこで飲み物を購入し、またまた一休みしてしまいました。

 すっかり市街地化した新琴似地区の一角に、サイロがあり仔馬が放牧されている「近藤牧場」を横目に「新川」を目指しました。その「近藤牧場」の近くに「残り5km」の表示が目に入りました。
 この後「残り3km」、「残り1km」の表示が疲れた体に勇気を与えてくれます。

    
    ※ 住宅街に忽然と姿を現した「近藤牧場」です。    

 ようやく明治時代に掘削され真っ直ぐ日本海に注がれている人工河川の「新川」沿いに走る遊歩道に辿り着きました。川沿いを東方向に真っすぐに約4km進みます。この川沿いにはさくらの樹が連続して植栽されており、「新川さくら並木」と称されています。しかし、さくらの方はまだ固い蕾に包まれており、開花にはまだ少し時間がかかりそうな状態でした。

    
    ※ 右に「新川」、川沿いに「新川散策路」、頭上には「西陵橋」です。
    
    ※ 「新川」の堤防沿いには「新川さくら並木」が続いています。
    
    ※ 「新川さくら並木」の桜の蕾はまだ固い状態でした。

 長~い、直線路を疲れに耐えて歩き切り、進路を北に取り、少し歩くとゴールの新川駅に到達しました。

    
    ※ 新川駅は「JR学園都市線」の高架下に造られていました。

◇ウォーク実施日  2025年4月19日(土)
◇歩いた距離    約12.5 km(歩数 20,538歩)

  JRヘルシーウォーキングはポイント制を採用していることが参加者の気持ちをくすぐります。
 つまり一回参加すると基本的に1ポイントが与えられます。(ただ、北見、函館、釧路、稚内といった札幌から遠方になると2ポイントが与えられます)

 今回は札幌市内の新川ですから当然1ポイントなのですが、雨天の場合は+1ポイントが付加されます。今回は前夜遅くまで降雨に見舞われたために、事務局判断で雨天同様に+1ポイントが与えられ2ポイントが付与されました。
 私は昨年、一昨年と30ポイントを上回るポイントを取得しましたが、今年も30ポイントを目指し、あわよくば40ポイントも、と考えているのですが、今回のような体たらくではかなり怪しいかなぁ?
 いやいや老体に鞭打って頑張ってみますよ!

歩く、歩く、歩く、…

2025-03-01 11:19:26 | JRヘルシーウォーキング
 歩く、歩く、歩く、 本当はタイトルをこのように表記したかったのですが、私の技量ではできませんでした…。私は今 ‟歩く” ことに少しこだわっています。それは自らの老いに対する抗いのようなものなのですが…。

       

 先日、我が家にレターパックが届きました。
 「何だろう?」と裏書を見てみると、「JRヘルシーウォーキング事務局」から届けられたものでした。内容物を見てみると、「歩くんネックストラップ」「JRヘルシーウォーキングタオル」が同封されていました。
 これは、昨年私が「JRヘルシーウォーキング」に取り組んだ結果、30ポイントを獲得したことによるJR北海道からのプレゼントが届いたのです。

 昨年、私はJRヘルシーウォーキング事務局が設定したウォーキングコース23コースを完歩しました。そして34ポイントを獲得したのです。
 完歩したコース数とポイント数が一致しないのは、札幌から遠距離のコースは2ポイント付与してくれるのです。(どう付与するかはJRヘルシーウォーキング事務局の裁量のようです。なお、盛岡市を歩いたときはは5ポイントが付与されました)
 結果、私は30ポイント以上獲得したためのプレゼントだったのです。
 プレゼントそのものはささやかなものなのですが、けっこう励みにはなるものです。

    
    ※ プレゼントとして届いた「歩くんネックストラップ」です。

 さて、私は昨年この「JRヘルシーウォーキング」に取り組んだことや、札幌の周囲をグルっと一周する「さっぽろラウンドウォーク」に取り組んだこともあって、確か11月頃にスマホの歩数計を確かめたところ、一日平均の歩数が一万歩を超えていたことに気付いたのです。そこでせっかくだから年間平均歩数一万歩を確保しようと12月などは意識的に歩いたものでした。
 その結果、昨年の一日の平均歩数は10,141歩とかろうじて一万歩を超えたことを確認し、ある意味での充足感を感じたのです。(その前の年は確か6,800歩前後でした)

    
    ※ 同じくプレゼントされた「JRヘルシーウォーキングタオル」です。

 さあ、そうすると私の中では「今年も!」との思いが強くなりました。
 今年に入ってからも意識的に‟歩く”ことを心がけています。とは云っても、あるコースを定めて、そのコースを毎日ウォーキングをするという形ではありません。
 講座やイベントに参加する際の往復を意図的に‟歩く”ことを心がけているのです。
 例えば札幌の中心街まで私のところから地下鉄で2駅ほどですが、最近は地下鉄を使ったことがほとんどありません。(もっとも遠方へ出かけるときは地下鉄やバスも使っていますよ)
 さらには、札幌コンサートホールKitaraまでは片道3キロ少々ありますが、ここもできるだけ徒歩で向かうようにしています。私の足で一万歩というと、距離にして約7キロですから、例えKitaraを往復しても足りません。ですから、時には帰路に何か用途を見つけて回り道をして帰ることもあります。
 こうして今年も今のところ、昨日現在で一日平均歩数が10,942歩を示しています。

 最近の情報では、健康維持に必要な歩数は6,000歩とか、8,000歩とか諸説がありますが、過日ブログを通して交流させていただいている夢逢人さん(ブログ名「夢逢人かりそめ草紙」)のブログで心強い一文を見させていただきました。
 その一文とは整形外科医・末梢神経外科医の萩原祐介先生の言葉として「1日に8000歩~12000歩歩く人は死亡率が低い」という一文です。 


※ 夢逢人さんが投稿された萩原医師の提示した理想の歩数を無断転載させてもらいました。

 私自身は‟健康”ということをことさら意識しているわけではなく、前述したように自らの老いに抗いたいという思いの方が強いように思います。数年前まで楽しんでいた低山登山も今は辛さが先に立つようになり、せめてウォーキングくらいはという思いなのです。
 今年もJRヘルシーウォーキングに参加したい、という思いで意識的に‟歩く”ことを心がけていきたいなぁ、と思って日々を過ごしたいものと思っています。
 現在、私は78歳と6カ月、老いに抗いながら、 歩く、歩く、歩く、

ヘルシーウォーキング㊼ 歴史・伝統・風景を楽しめるまち「もりおか」を感じる盛岡ウォーク

2024-11-07 20:57:27 | JRヘルシーウォーキング
 コース名が誇るとおりまさに盛岡市の歴史・伝統・風景を楽しませてもらったヘルシーウォーキングだった。街中に古い建物が多く残り、古代と現代が見事にマッチしていて楽しく歩かせてもらった10.5キロだった。

    

 11月3日(日・祝)、私にとって道外におけるヘルシーウォーキングに参加するのは初めて参加する「盛岡ウォーク」だった。(主催のJR北海道では年に1~2度東北の地で開催している)
 朝、8時半過ぎ盛岡駅をスタートした。天気は快晴のウォーキング日和だったが、朝の冷気の残る中でのスタートだった。

    
    ※ 新幹線駅と同居する盛岡駅です。

 まずは駅前から北上川沿いを北上し、「旭橋」を渡る。その際、ブログでも投稿したが橋上から北上川の流れ、そして岩手山を遠望できるという素晴らしい光景に出会った。

    
    ※ 旭橋の橋上から見た北上川の流れと、その向こうに岩手山が望めました。

 その後は盛岡の中心街をやや外れた地域を周回するコースで特に印象に残る光景とは出会わなかった。私のペースはきわめてゆったりしたペースで進んだ。途中、信号待ちのところで夫妻で参加しているペアと一緒になったので「地元の方ですか?」と声をかけてみると「函館からです」という答えが返ってきた。今回はJR北海道とJR東日本の共催事業なので北海道民以外も沢山参加されているようだった。
 およそ3キロも進んだろうか?「盛岡地方裁判所」の前庭に立つ「石割桜」を見物した。巨大な花崗岩の割れ目から、樹高110メートルとも云われている巨大な江戸彼岸桜が屹立していた。一帯は官庁街が岩手県庁、そして岩手県公会堂と並んでいた。

    
    ※ 盛岡地方裁判所の前庭に植わっている「石割桜」です。
    
    ※ 手前が岩手県議会議事堂、奥が岩手県庁です。
    
    ※ ちょっと歴史を感じさせてくれた岩手県公会堂です。(現在は貸館だそうです)

 私は今回はゆったりとウォークすることを心がけていた。5キロも進んだろうか?公園のベンチで一回目の休憩をとった。休憩後に中津川を渡ると盛岡市の旧市街のような地区に導かれた。辺り一帯は「紺屋町番屋」と呼ばれる江戸時代(?)の頃の火消番屋の鐘楼が今の残り、他の建物も歴史を感じさせる風情を残していた。それらの建物はカフェとか土産物屋として活用されているようだった。

    
    ※ 歴史を感じさせる消防の鐘楼が珍しかったです。

 そして盛岡の歴史的建造物の一つである「岩手銀行赤レンガ舘」の前に立った。赤レンガ舘は拙ブログでもレポしたが、東京駅を設計した盛岡出身の葛西萬司氏が設計したとのことで東京駅の面影を感じさせる外観となっていた。館内では八幡市の漆器工房の職人さんたちが漆器の工程を実演していて、それをじっくりと見学させてもらった。漆器は漆を何度も何度も塗り重ねられて完成していることを実感させてもらった。

    
    ※ 存在感のある岩手銀行レンガ館の外観です。
    
    ※ レンガ館の中では漆器職人が漆塗りの実演をしていました。
 
  赤レンガ館の傍ではショッピングセンターの販促活動の一環だろうか「盛岡さんさ踊り」を小学生たちが踊り、その周りを多くの人たちが取り巻いていた。

    
    ※ レンガ館横のショッピングセンター前では小学生の「盛岡さんさ踊り」が披露されていました。

 そしてコースは「鶴岡八幡宮」を目ざす参道に入った。この辺りは下町的な雰囲気もあったが、そこで気付いたことがあった。歩道が狭いのだ。本州の歴史のある町では時折りそうした狭い歩道に出会うことがあるが、改良は難しいのかもしれない。
 「盛岡八幡宮」は、祝日そして日曜日とあって多くの善男善女で賑わっていた。特にこの時期は「七五三」のお祝いにお参りされている方の姿も目立った。

    
    ※ 風格ある盛岡八幡宮の本殿です。
    
   ※ 盛岡八幡宮の境内では、写真のように七五三を祝うお子さんの姿が目立ちました。

 「盛岡八幡宮」を後にすると、「盛岡町屋」と呼ばれている一帯を通過する。この一帯も古い街並みが続いていた。

    
    ※ またまた昔の鐘楼に出会いました。盛岡市内にいくつ残っているのかな?
    
    ※ 盛岡町屋と呼ばれる一帯の歴史を感じさせる建物が並んでいました。

 そして中津川の川辺に建つ「新渡戸稲造生誕の地」を見て、中津川を再び渡ると「盛岡城跡公園」に導かれた。盛岡城跡公園をグルっと一回りするコースだったが、私はもちろん公園内も巡り歩いた。小高い丘に上に位置する城跡だが、特に残存する建物はなかったが、本丸が建てられていたと思われるところに銅像の台座のようなものが残っていた。調べてみると、それは盛岡藩主・南部家の子孫である南部利祥氏が日清戦争に従軍した際、明治維新で盛岡藩が朝敵となった “汚名” を注ぐ活躍をしたが戦死したことを市民が悼み有志で銅像を作成したそうだ。(明治41年)しかし、太平洋戦争の際に戦時動員で銅像は供出され(昭和19年)、今は台座のみが残っているのを私が見たということだ。

    
    ※ 盛岡出身の新渡戸稲造の銅像が建てられていました。
    
    ※ 盛岡城跡の本丸跡と思われるところに残されていた台座です。

 城自体は高い石垣だけが当時を偲ばせている。公園内にあった「もりおか歴史文化館」は今回はパスした。

    
    ※ 盛岡城跡公園で唯一城跡と分かる石垣が周りを取り囲んでいました。

 公園を一周するといよいよラスト1.5キロである。北上川沿いの道路を北上して盛岡駅を目ざすと、古い盛岡から新しい盛岡を象徴するように高いビル群が目に入ってくる。

    
    ※ 盛岡駅に近づくと、近代的なビル群が目立ちました。

 最後に北上川に架かる「不来方橋」を渡るとゴールの盛岡駅だった。

    
    ※ 盛岡駅近くの「不来方橋」から見る北上川と岩手山です。

 記録は取っていなかったが、掛けた時間は4時間前後だった。いつもの倍近い時間をかけて10.5キロを歩いた。私にはこれが心地良かった。
 何も時間を競うウォーキングではない。それと分かってはいてもついつい先を急いでしまうのがこれまでのJRウォーキングだった。今さらながらにウォーキングの楽しさに気付いた思いである。楽しく、充実した思いでゴールできたことが何よりだった。
◇ウォーク実施日  2024年11月3日(日・祝)
◇歩いた距離    約10.5 km

ヘルシーウォーキング㊻ 発寒鉄工団地から宮の沢をめぐる、白い恋人パーク&宮丘公園・発寒ウォーク

2024-10-27 17:10:43 | JRヘルシーウォーキング
 「この日のような天気を小春日和と云うんだろうなぁ…」という心地良い中でスタートしたが、後半は厚い雲が垂れ込める天気となるなど不安定なところもあったが、概ね良いコンデションの中でウォーキングを楽しんだ??

    

 昨日(10月26日)、JRヘルシーウォーキングイベントウォークの「発寒コース」(約11.0km)に参加した。
 ずいぶん長いコース名であるが、穿って考えるとコース自体にあまり特色がないためにこうした名にせざるを得なかった?それはともかく、前半は発寒の工場が立ち並ぶ鉄工団地の中を直線状にひたすら歩くコースだったが、最近体調のすぐれない私は早くも疲労を覚え始めた。
    
    ※ 今回のスタート&ゴールとなったJR「発寒駅」です。空は晴れています。
    
    ※ スタート直後はこのように工場群が立ち並んでいました。

 新川まで北上した後、新川沿いを少し歩いて折り返したところの公園(発寒西稜公園)で少年たちが野球の練習をしていたので、その様子を眺めながら早くも休憩する羽目となった。

    
    ※ 秋色が濃い新川の川沿いです。
    
    ※ 少年たちのはつらつとした姿はいつ見てもいいものです。

 一休みして今度はひたすら南下するコースだったが、その距離3キロ以上あったのではないだろうか?その直線状のコースはさまざまな建物が混在する特色のないコースだった。

    
    ※ 札幌市内を取り巻くように走る高速道「札幌新道」を下を潜って進みます。

 その直線状のコースの最後にある「札幌市生涯学習センター(通称:ちえりあ)のところを右折し「北5条手稲通(旧国道6号線)」を往くと札幌市の観光名所の一つ「白い恋人パーク」に建つチョコレートファクトリーのメルヘンチックな建物が目に入ってくる。

    
    ※ 私も時折り利用する「札幌市生涯学習総合センター」(ちえりあ)です。
    
    ※ 「白い恋人パーク」内に立つチョコレートファクトリーの建物です。

 建物の角を今度は左折し、「さっぽろラウンドウォーク」のセクション2のゴールだった「宮の沢ふれあい公園」の横を通り、「宮丘公園」を目ざす。「宮丘公園」は小高い丘の上に位置するため、疲れた足でここを上るのがこの日一番つらかった。

    
    ※ 秋色を纏った「宮丘公園」内に光景です。

 「宮丘公園」の高台を上り切ったベンチのところでたまらずこの日2回目の休みを取った。この頃からだったろうか?スタート時には「小春日和か?」と思われたような天気が、気が付くと空一杯に雲が覆い始めていたことに気付いた。
 コースは残り4キロを切って、「宮丘公園」からは坂を下るだけのコースだったこともあり、疲れていたが脚は比較的スムーズに動いた。
 私の中でマイブームだった時には何度か訪れたこともある「丸亀製麺宮の沢店」の前を通り過ぎ、「追分通」を北上して「DCMホームセンター」のところから右折してゴールの「発寒駅」に着いたのは11時35分だった。

    
    ※ ルートの終盤、お馴染みの「丸亀製麺」です。空の色が激変しています。

 前述したが、コースとしてはやや平凡かな?と思えた11キロだった。札幌も宮の沢まで都心から離れると(地下鉄「東西線」の終着駅である)特色ある建物とか、施設、史跡などが少ないのは致し方のないことか?
 それより私が今回痛感したのは、私自身の体力がかなり老化してきたことを自覚せざるを得なかったことだ。先週日曜日に富良野市を15キロ歩いたときは3日間くらい疲れが取れなかった。この日も歩き出して1時間も経たないうちに休憩を取らざるを得なかった。これまでの私は自分の体力を過信し、ふだんの体力維持を疎かにしてきたところがあった。もうそうした無理が効かなくありつつあることを痛感し、自分の老化と真剣に向き合う必要性を感じさせてもらった今年の秋である。
◇ウォーク実施日  2024年10月26(土)
◇歩いた距離    約11.0 km

ヘルシーウォーキング㊺ 食と自然を独り占め富良野ウォーク

2024-10-21 19:14:09 | JRヘルシーウォーキング
 いや~、寒い一日でした。遠く十勝連山の峰々には白い雪が被り、近くの山々もすっかり紅葉する中、ブドウ畑や秋まき小麦の畑の田園風景を見ながらのウォークとなった。ワインとチーズもしっかりとゲットしながら…。
           
 ※ JRウォーキングのマップでは初めて2枚組のマップでした。

 10月20日、予告どおりJR北海道の「一日散歩きっぷ」(2,540円)を利用し、JRヘルシーウォーキングの「いつでもウォーク」として設定されている富良野コースを歩いた。
 「なぜわざわざ遠く富良野まで出かけて歩かねばならないの?」と事情を知らない方は訝るかもしれない。趣味の世界というのは、関心がない人にとっては「何が面白いの?」ということになる。
 私の場合は、昨年からこのJRウォーキングに取り組んでいるのだが、このJRウォーキングはポイント制を採用しているところが参加者をくすぐるのだ。私は昨年30ポイントを獲得し、主催者からささやかなプレゼントをいただいた。今年も「ぜひ30ポイントを!」と思い取り組み始め、春先は順調に道内各地を巡りポイントも積み重ねだのだが、途中から「さっぽろラウンドウォーク」にも取り組み始めたために、こちらの方がおろそかになっていたのだ。ウォーキングシーズンも終わりに近くなり、慌てて帳尻を合わせようと思い始めて、まだ歩いたことのない富良野コースを選択したということなのだ。
 昨日の朝、札幌駅発6時35分の鈍行列車に乗り、岩見沢、滝川で乗り継いで富良野駅に到着したのは10時46分だった。(鈍行列車は辛い!滝川駅で1時間半も待たされた)

    
    ※ JR富良野駅です。駅内には「駅そば」が開店していました。

 駅そばで腹ごしらえをしたり、トイレを使ったりしてスタートは午前11時富良野駅前をスタートした。

    
    ※ 富良野駅からは西側と南側に駅前通が伸びといるが、写真は西側の駅前通です。

 すると厚目のアウターを羽織っていたのに「寒い!」のだ。それもそのはず、遠く十勝連峰の峰々は白い雪が被っていたのだ。この日私が札幌を出る時も雨が霰に変わり道が白く染まり始めていた。

    
    ※ 十勝連峰の峰々はすでに真っ白くお化粧をしていました。

 ルートは駅前から直ぐに郊外の田園風景と変った。初めは普通の畑作地帯だったが、しばらく進み道を折れ曲がると、周りは一面ブドウ畑に変わった。富良野市のウリの一つである「富良野ワイン」の原料となるブドウ畑が連なる道を歩いた。

    
    ※ 写真のようなブドウ畑が延々と伸びていました。

 そのブドウ畑の中にたくさんの車が駐車している「カンパーナ六花亭」が建っていた。「カンパーナ六花亭」は、本業の菓子の販売はもちろんのこと、ちょっとオシャレなランチの場ともなっているようだ。六花亭は札幌でもそうだが、ちょっとハイクラスなお店づくり長けているように思える。ここを通った時、ちょうど正午だったのだが、建物の一部に鐘楼があり、正午を伝える鐘が鳴り渡った。

    
    ※ たくさんの車が駐車している「カンパーナ六花亭」です。鐘楼は写真の右側に建っていました。

 さらにその先には「ふらのワイナリー」の工場が建っていたが、先を急ぐ私は工場には寄らず通過した。

    
    ※ 「ふらのワイナリー」の建物です。

 ルートは街中近くの住宅街に導かれ、さらには街中へと一時戻ったが、そこには「富良野神社」が建ち、さらにその向かいには「富良野小学校」が建っていた。その小学校の校庭には「北海道中心標(正式には、「北海道中央経緯度観測標」)」という高さ4m、重さ34トンという大きな標石が置かれていた。富良野市は「へそのマチ」として知られているが、その由来がこの中心標が立てられていることによるようだ。

    
    ※ 富良野神社の第二鳥居と本殿です。
    
    ※ 富良野小学校の校庭に立てられていた「北海道中心標」です。
    
    ※ 中心標の傍には「北海へそ祭り」をPRする人形も立っていました。

 ルートは富良野の道の駅的存在でもある「ふらのマルシェ」という富良野地方の産品を一堂に並べて販売するマーケットであるが、ここも私は一度訪ねたこともあり、時間的に余裕もなかったのでパスして先へと進んだ。

    
    ※ 「ふらのマルシェ」は大盛況のようで、第二会場も建設されました。

 ルートはまたまた田園地帯へと導かれる。ほとんど休みらしい休みもとらず10キロ近くも歩き続けたことでかなり疲労がたまってきたようだった。畑は収穫が終わり、整地されていて単調な風景だった。中に一部緑色の畑が見えたが、秋まき小麦が芽を出した状態のようだった。

    
    ※ 秋まき小麦の畑では?と思われますが…。

 ルートの目的はただ一つ、畑作地帯の先にある「富良野チーズ工場」を目ざすことだったが、疲れた体にはこれが遠かったぁ…。畑作地帯の外れ小高い丘の中腹にそれはあった。日曜日とあって観光客がたくさん詰めかけていた。私はこうした時に、土産などは購入しない主義なのだが、せっかくの記念とあって妻に富良野ワインとここの工場で生産されたチーズをお土産を購入した。

    
    ※ 「富良野チーズ工場」の庭(写真上)と工場・売店の建物です。
    

  あとは一部来た道とルートは違ったが、一路約4キロをゴールの富良野駅に向かって歩み続けるだけだった。

    
    ※ 富良野駅から南に伸びている駅前通です。こちらがメインかな?とも思われました。

 ゴールの富良野駅に着いたのは午後2時40分。つまり所要時間3時間40分を要したのだった。コースは約15キロということだったが、途中私の地図読みの甘さから2度ほどルートを間違えてあちこちと彷徨ったこともあり、私の歩測計では約17.5キロと出ていた。
 富良野市での滞在時間は4時間15分。私はその大半を歩いていたことになる。そして札幌からは遠方ということで2ポイントを獲得し、札幌駅へは午後6時47分に帰り着いたのだった。

        ※ 若い頃、何度も何度も、何度も滑った富良野スキー場(旧称:北の峰スキー場)です。

 私は今後さらに2コースのJRウォークを予定している。なんとか目標の30ポイントを獲得できるのではないかと計算している。
◇ウォーク実施日  2024年10月20日(日)
◇歩いた距離    約15.0 km

ヘルシーウォーキン㊹ 人と自然が輝く清流と健康のまち、むかわウォーク

2024-09-22 19:09:23 | JRヘルシーウォーキング
 恐竜のマチ・むかわは静かだった。鵡川高校の野球部の練習で発する監督の声が拡声器を通じて街中に伝わるほどだった。意外だったのはコース途上で稲刈りの様子を窺えなかったことだった。

    
 「むかわコース」は昨年歩き、今年も同様のコースだったので歩くつもりは全くなかった。しかし、JRウォーキングの仕組みが私をむかわ町に向かわせた。というのも、JRウォーキングでは参加するごとにポイントを付与する仕組みを取っている。
  この仕組みが参加者をくすぐらせるのだ。(私もくすぐらされている一人である)JRウォーキングでは、一度参加するごとに1ポイントが付与される。(ただし、札幌から遠方の宗谷、オホーツク、釧路、渡島などの各地に参加した場合は2ポイントが付与される)
 このポイントを積み重ねて年度末に集計し、ポイント数に応じてささやかな景品が授与されるのである。私は昨年34ポイントを獲得して、30ポイント獲得の景品(下図)をいただいた。



 今年は夏季間に休んだことが響き、現在まだ22ポイントしか獲得していない。私としてはできれば今年も30ポイント以上を獲得したいなぁ、と思っている。そこで、苫小牧コースを歩いている中で、「そうだ!ポイントを稼ぐために鵡川にも行ってみよう!」と思い立った。列車時間を調べたが日高本線はローカル線のために適当な時間に列車は走っていない。そこでバス時間を当たってみたら、ちょうど良い時間にバス便があることが分かった。
 10時45分に苫小牧駅からバスに乗り、約1時間後11時50分に鵡川駅前に降り立った。帰りのJR便が14時11分で、次は16時20分ということだったので、ここは禁を破りショートコース(7km)を歩くことにした。
JRウォーキングには距離が12~15キロという〈基本コース〉と、基本コースの半分、あるいは2/3程度の距離の〈ショートコース〉がある。私は〈基本コース〉を歩くことを旨としているのだが、今回は帰りの時間を考え、やむを得ぬ選択をした。
 さて、〈むかわコース〉のレポである。
 鵡川駅前に降り立つと、気温が低いというよりは肌寒いくらいだった。鵡川駅は今は無人駅となってしまったが、駅舎はとても立派で、この日も駅舎の屋根や外壁の塗り替え作業をしていた。

   
   ※ 鵡川駅は現在、化粧直しの最中だった。

 正午のサイレンが鳴り渡る中、駅舎を出て、駅裏の住宅街を往く。そこを過ぎると一時野球部の活動が活発だった「鵡川高校」の横を通ったのだが、ちょうど昼休みとあって野球部の練習している光景には出会えなかった。

   
   ※ 甲子園にも出場した子ともある名門・鵡川高校の正面です。

 「鵡川高校」を過ぎるともう田園地帯である。道路の両側を見ると、水田はまったく見られなかった。主な作物は豆類が多いように思えた。昨年〈基本コース〉を巡った時には、確か市街地から遠く離れた一帯には水田もあったように記憶していたが、今回の〈ショートコース〉では全く水田は見当たらなかった。

   
   ※ 畑ではごらんのような豆類が多かったようです。

  道路沿いに国内最大級の「むかわ竜」が発掘された地であることを誇らしく宣伝する看板が掲げられていた。(もっとも発掘されたのは当時の鵡川町ではなく、別の町だった穂別町で発掘されたのだが、現在は両町が合併されて〈むかわ町〉となったことから「むかわ竜」と命名されたようだ)
 むかわ竜は、JRの列車の車体にも「むかわ竜」の画が描かれていた。
    

    

 そうした畑作地帯を折り返して、市街地に向かっている時だった。拡声器を通した大きな声が聞こえてきた。はじめ私はトラクター同士が話し合う声なのかな?と思っていたのだが、どうもそうではないらしい。話す内容までは聴き取れないのだが、何かを励ますような声に聴こえてきた。誰かに確かめようとしても人は辺りに見当たらない。そのうち、「あるいは、鵡川高校の野球部の先生が部員の練習を励ましている声なのでは?」と思い始めていた。しかし、周りに人は見えず確かめようがなかった。
 コースは市街地近くに戻ってきた。そこに「鵡川スケートセンター」が見えた。走路をコンクリート舗装した本格的なもので、夏の間はおそらく何にも使われていない施設と見えた。さすがにオリンピック選手の橋本聖子選手(現参議院議員)を輩出した町である。夜間照明も完備された施設だった。

    
    ※ コンクリート舗装された400mトラックは奥の方に見えます。(夜間照明の完備されています)手前の囲まれたところはアイスホッケーリンクのようです。

そして、これも鵡川の名物(?)河川の鵡川沿いに広がる「たんぽぽ公園」に至った。タンポポの開花時はきっと見事の花園となるのだろうが、季節外れに訪れたこの日は緑色が広がる原っぱだった。

    

 その「たんぽぽ公園」の近くでようやく何かの作業をしている人に出会った。そこで、そのときにも微かに聴こえていた拡声器の声について「あの声は鵡川高校の野球部の監督の声ですか?」と聞くと「そうですよ」という答えだった。さらに私は聴いた。「鵡川高校は今も野球部は元気なのですか?」と…。するとその方は「元気ですよー!」と答えだった。そして「実は私も鵡川高校野球部の出身です。佐藤富太郎監督の教え子です!」と胸を張って答えられた。私は知っている。佐藤監督が指揮を執っていたころ、鵡川高校野球部は全道に強豪として鳴り響いていた時代だったのだ。私は「それは嬉しい出会いです」と話すと、件の彼は嬉しそうだった。
 その後、街中を複雑に曲がりながら鵡川の道の駅「むかわ四季の館」で「むかわウォーク」参加の証明をいただき、13時45分に鵡川駅にゴールし、14時11分のJR苫小牧行に乗車し、苫小牧、千歳と乗り継いで、16時30分過ぎ自宅に帰り着いたのだった。
    
     ※ 道の駅「むかわ四季の館 」の建物です。
◇ウォーク実施日  2024年9月21日(土)
◇歩いた距離    7.0 km

ヘルシーウォーキング㊸ 港湾都市の街並みと「ふるさと海岸」・苫小牧ウォーク

2024-09-21 20:30:21 | JRヘルシーウォーキング
 昨年のコースと違い、海岸線を往くコースが設定されていたために港湾都市・苫小牧に相応しいコースだったように思われた。本日は気温も低くウォーキングには最適のコンデションの中で楽しむことができた。
   
    
 
 当初、本日の〈イベントウォーク〉の苫小牧コースは参加しない予定だった。というのも、私は一度参加したコース(昨年も含めて)は基本的に参加しないことにしていた。というのは、私の参加の目的の一つが道内の街の様子を知ることにあるからだ。
 ところが、苫小牧コースのマップを見た時、昨年とは全く違うコースを歩くことになっていたため、急遽参戦してみようと思い立ったのだ。昨年の苫小牧のコースは苫小牧が海に面していながら、全く海を望めないコースだったのだが、今年は違っていた。
 今朝、6時30分に家を出て、地下鉄、JRを乗り継いで、苫小牧駅に8時15分に降り立った。ちょうどスタート受付が始まったところだったので、コースマップを受け取り、早速スタートした。苫小牧には「めだかの学校」の「さっぽろラウンドウォーク」にも参加しているウォーキング仲間もいるのだが、その際は集団ウォークをしているので、今回は単独ウォークをさせてもらうことにした。

   
   ※ 苫小牧駅南口です。

 今回のコースはJRの室蘭本線と海岸の間にコースが設定されていて、苫小牧駅からまずは海岸の方に向かって繁華街を縦断するような形で進んだ。しかし海岸まで真っすぐに進むのではなく、まずは市街地を周遊するような形で進んだ。市民会館、科学センター、美術館、図書館など公共施設がある箇所を巡るように進むのだが、街並みも整備され気持ち良く歩を進めることができた。
 歩き始めは、今シーズン初めてウィンドブレーカーを着込んでスタートしたが、ウォーキングを進めることで体が温まったこともあり、スタート後30分ほどで脱ぐことになってしまった。

    
    ※ 苫小牧市民会館です。
    
    ※ 公共施設を繋ぐ散策路です。

 コースは一度国道36号線沿いを真っすぐ東方向に進むことになったが、この区間は単調で距離もかなりあり、退屈なコースだった。
 しかし、この区間で面白い出会いがあった。私の前を小学校3~4年生くらいの男の子と、その両親の3人組が歩いていた。男の子はちょっと小太りの子だったので私はよく憶えていた。確か美幌町と滝川市のコースで出会ったことを記憶していた。彼らを追い越すときに「ご家族で道内を巡っているのですか?」と問いかけたら、父親が「ええ」と答えてくれた。私は「それは素晴らしいですね」と返すと、両親はとても嬉しそうだった。私は想像した。きっとご両親は息子の肥満対策も兼ねて、家族の絆を深めるためにJRウォーキングに参加されているんだなぁ、と想像を膨らませたのだが…。
 コースは国道を離れ、苫小牧市の内陸に深く切れ込んだ「苫小牧港」の北埠頭に導かれる。フェリーなどの姿を見ることはできなかったが、埠頭前は「キラキラ公園」という不思議な名前がついた中を港を横目に見ながら進んだ。

    
    ※ 苫小牧港です。
    
    ※ 「キラキラ公園」(右側)とその横の遊歩道です。


 一度、港から離れてさらに海岸に向かって進むのだが、海岸が近づくと今や苫小牧の名物の一つともなっている「海の駅ぷらっと みなと市場」という一角に導かれた。まだ観光客が来るには早い時間で、市場の人たちは準備に大忙しといった様子だった。

    
    ※ 開店前(?)の「海の駅ぷらっと みなと市場」の様子です。

 そしていよいよ太平洋が間近に見える「ふるさと海岸」という場所に出た。辺りは整備され、海水浴場かな?と思われたが「遊泳禁止」の看板が立てられ、遊泳は禁止されているようだった。

    
    ※ 太平洋を目ざして歩くウォーカーです。
    
    ※ これが本物の大平洋です。

 海岸を離れると、少し遠回りをしながらもゴールの苫小牧駅を目ざしてのウォークとなる。途中、苫小牧駅の西隣に大きな敷地を占めて稼働している「王子製紙苫小牧工場」があり、工場の高い煙突が苫小牧市内を睥睨するように聳え立っていた。

    
    ※ 王子製紙苫小牧工場の煙突です。

 そして最後に、駅前の「シンボルストリート」に還ってきて、駅の直ぐ近くの公園内に明治から昭和にかけて支笏湖と王子製紙苫小牧工場を結んでいた「王子軽便鉄道 “山線” 4号機関車」が現物保存されていた。

    
    ※ 苫小牧駅前の「シンボルストリート」です。
    
    ※ 現物保存されている王子軽便鉄道の4号機関車です。

 ゴールの苫小牧駅に着いたとき、時計は10時40分を指していた。意外に順調に歩けたことに自信を持ち、私は急遽近くの〈いつでもウォーク〉コースを設定している鵡川町に移動して、こちらのコースも歩いたのだが、明日レポートしたい。

    
    ※ 苫小牧駅前にはアイスホッケーの街らしく、アイスホッケー少年の像が立てられていました。

◇ウォーク実施日  2024年9月21日(土)
◇歩いた距離    11.0 km

※ 〈イベントコース〉と〈いつでもコース〉の違いについて
 〈イベントコース〉とは、JRが期日を設定して「この日に集まりましょう!」と呼びかけ、担当者を配置して、多くのウォーカーが集まって歩くコースです。今年は一部東北の都市の開催を含め全道各地で計25回開催されます。(土・日に開催されます)

    
    ※ 〈イベントウォーク〉ではコース各所にこうした表示があるので安心して歩けます。〈いつでもウォーク〉にはありません。

 一方、〈いつでもコース〉は、JRの方で全道各地にコースを設定して、参加者の都合が良い時に歩き、確かに歩いたことを該当駅にて証明してもらうという仕組みです。今年は全道各地に30ヵ所のコースが設定されています。


ヘルシーウォーキング㊷ 旧弁華別小学校と田園風景・当別ウォーク

2024-09-19 18:54:11 | JRヘルシーウォーキング
 コースの大半は、コース名のとおり田園風景が延々と続くコースだった。その行きついた先にあった旧弁華別小学校は、当時北海道最古の木造校舎だったという面影を残した風情を感じさせる建物だった…。
      
 実に2ヵ月ぶりのJRヘルシーウォーキングだった。今年は「JRヘルシーウォーキング」「さっぽろラウンドウォーク」の二つに取り組んでいるために、二兎を追う形となり、どうしても集中力に欠けるきらいがある。
 7月半ばまではJRヘルシーウォーキングの方も順調に参加できていたのだが、夏場に入り暑さもあって両方ともにペースが落ちていたのだが、特にヘルシーウォーキングの方はこの2ヵ月間全く参加していなかった。それではならじと、本日近場で「いつでもウォーク」が設定されている当別町コースを歩くことにした。
 当別町はこれまで車で郊外の石狩高原スキー場に来たり、伊達記念館を訪れたりしたことはあったが、いわば点として訪れただけで、その他は通過街でしかなかった。今回初めて自分の足で街の中を巡ることになった。
 朝、JR学園都市線で当別駅まで移動した。駅舎は意外に立派な建物だった。
    
    ※ JR当別駅の北口です。

 9時25分、当別駅北口をスタートした。北口は繁華街とは言い難く住宅が立ち並ぶ住宅街を進んだ。しかし、小さな町とあって住宅街は直ぐに途切れ、道路の両側には畑が続く田舎道となった。

    
    ※ このような道路が旧弁華別小学校まで延々と続いていました。

 道路は神居尻山の登山口がある「道民の森」に続いているが、目指すは閉校するまで北海道で最も古い木造校舎として知られた「旧弁華別小学校」である。途中には私も滑ったことがある「石狩高原スキー場」の入口の看板が見えて懐かしかった。

    
    ※ 秋を象徴するコスモスと「石狩平原スキー場」の案内板です。

 スタートから1時間後、「旧弁華別小学校」(「べんけべつ」と読みます)に着いた。弁華別小学校は2016(平成28)年3月に閉校するまで北海道最古の二階建て木造校舎として知られていて、閉校後は社会福祉法人が建物を利用しているとも聞いていたが、実際に行ってみると入口は固く閉ざされていた。現在ははたして活用されているのだろうか?

    
    ※ 当時、全道最古の木造校舎と言われた旧弁華別小学校の建物です。

 校舎の壁には「123周年 閉校記念テーマ 夢に向かって 飛び立て あそ岩っ子!」と掲げられていた。「あそ岩っ子」という表示が私には奇異に思えた。帰宅して当別役場に問い合わせてみたが、担当者も分からないらしく「調べて回答する」と言われ、原稿を記述している現在まだ回答は届いていない。(届き次第後日お伝えします)

          
          ※ 弁華別小学校にも二宮金次郎像が立てられていたんですね。

 「旧弁華別小学校」からもと来た道を折り返して当別の街中を目ざすという退屈なコースだった。当別の田園地帯はそれほど水田が多いとは言えない感じだったが、それでもところどころにある稲田ではコンバインによる稲の刈り取り作業が行われていて、秋到来を感じさせてくれた。

    
    ※ 米作地帯の秋を象徴する光景です。

 街中に入る前に当別高校があり、その後街中へと進んだ。途中には「百年会館」、「伊達記念館・伊達邸別館」などに建物がコース沿いに建てられていた。その後「阿蘇公園」内にある「当別神社」を経たところでコースが不明となり、迷いつつ当別の繁華街へと導かれた。つまり当別の街は当別駅の南口の方が繁華街を形成しているようだ。

    
     ※ 北海道当別高等学校です。
    
    ※ 伊達記念館・伊達邸別館です。
    
    ※ 「阿蘇公園」内に鎮座する「当別神社」です。

 途中、2回ほどゆったりと休憩を取ったこともあったが当別駅南口にゴールしたのは12時20分だった。
 コンデションは気持ちの良い秋晴れに恵まれ、心地良い風も吹いていて、背中に多少汗はかいたものの、気持ち良く12.5キロを歩くことができた。

    
    ※ JR当別駅の南口です。

 私は秋日和の中を歩きながら10数年前の10月に木曽路を歩いたことを想い出していた。4泊5日の旧道を往く歩き旅は天候にも恵まれ、とても想い出多い旅となった。私はその時、柄にもなく何編もの俳句を創ったことを思い出していた。そして今日もまた、一句捻り出してみた。というのも、近く「俳句」創りの授業を行わねばならない必要に迫られている。
 私は10数年前の旅のある光景を思い出していた。山道を歩いた末に、ある集落に辿り着いたときだった。一軒の住宅の庭に豆類などの収穫物を庭一杯に広げで乾燥している光景に出会った。まさに日本の農家の原風景を見ているような光景だった。その光景が突然私の中に蘇った。そして捻り出したのが次の一句である。
  庭先に 実りを広げ 秋日和
 全くの素人の一句である。俳句に取り組んでいる方からは問題にもされない駄作である。
 でも私にはあの日の光景が忘れられないだけに産み出すことができた一句に満足している。

 ◇ウォーク実施日  2024年9月19日(木)
 ◇歩いた距離    12.5 km