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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング №55 水辺のやすらぎ、女満別湖畔とメルヘンの丘・大空ウォーク

2025-08-30 20:13:27 | JRヘルシーウォーキング
 水辺のやすらぎ、というより湖畔の道路のほとんどは鬱蒼とした森林が生い茂る長時間のウォークに気持ちは滅入るばかりだった…。一方、後半の田園地帯はまるで美瑛の丘の風景を観るような気分爽快なウォーキングとなり、功罪半ばするウォーキングコースだった…。
      
 またまた久しぶりのヘルシーウォーキングです。
 北見へお墓参りに出向いたのを機に、大空町(旧女満別町)のコースを歩こうと計画を立て、北見市から、コースのS & Gとなっている女満別駅に移動し、9時45分にスタートしました。
 コンディションは曇り空、気温もそれほどではなく、この時期としてはウォーキングに最適のコンディションでした。

    
 ※ メルヘンチックな建物の女満別駅です。駅舎には町立図書館が併設されていました。

 女満別駅をスタートして直ぐ、JR石北本線を跨ぎ女満別湖畔に出ました。
 女満別湖畔は、私の学生時代、あるいは職に就いてからも夏には幾度かキャンプに訪れたことのある懐かしい湖畔です。この日も少なかったですがキャンプを楽しんでいる人がいました。

    
    ※ 女満別湖畔では、キャンプを楽しむ人のテントが目に入りました。
    
 ※ キャンプ場のところから湖面を眺めたところです。湖面の奥の先端部分までコースは続いていました。

 コースは女満別湖畔(網走湖畔)沿いのコースが長々続きます。
 湖畔を歩き始めた初めこそ、湖面を左手に見ながら進みましたが、コースはやがて湖面には近いものの、コースとなっている道路と湖面の間に雑木や背丈の高い雑草に阻まれ、湖面を望めない状況の中を進むことになりました。(ところどころで湖面が顔を見せましたが…)

    
    ※ 歩き始めは、写真のような理想的なコースだったのですが…。
    
    ※ コースの大半はご覧のような道が延々と続きました。

 こうなると、ウォーキングを楽しむ気持ち失せ、ひたすら味気ないウォークが延々と続くことになりました。
 結局、そのような湖畔を歩くこと1時間40分、ようやく湖畔を離れ、ちょっとした坂を上がって田園地帯に出ました。

    
    ※ 国道39号線です。歩道は片側だけに設置されていました。

 コースは国道39号線を歩くことになります。
 この国道沿いのコースは、左右共に広々とした畑作地帯となっています。
 その畑地が平面ではなく、緩い斜面となっているのです。
 その光景が、美瑛の畑作地帯ほど有名ではありませんが、美瑛の光景を彷彿とさせる光景に私には映りました。

    
    ※ 美瑛町の畑地をほうふつさせる光景です。

 特に、「メルヘンの町」を自称する大空町の「大空八景」の一つともなっている「メルヘンの丘」は絶好のカメラスポットともなっているようです。

    
    ※ 畑地の向こうに見える立木がアクセントになっている素晴らしい光景です。

 この頃になると、空が晴れ上がり、気温もやや上昇し汗ばむようになってきました。
 長い国道歩きの末に、道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」が待っていました。

    
    ※ 道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」の建物です。

 道の駅では、大好きなソフトクリームを頬張り、疲れを癒しました。

    
    ※ 疲れた体に美味しかったぁ、アイスクリームです。
           
道の駅を後にすると、国道を離れて女満別中学校、そして女満別神社の前を通り、ゴールの女満別駅を目指しました。

    
     ※ 女満別中学校です。
    
    ※ 女満別神社です。

 その頃だったでしょうか?腰に違和感を感じ始めていました。
 ただ、その頃はまだそれほど痛みもなく、無事に女満別駅に到着しました。
 道の駅で休んだ時間を差し引き、実質ウォーキング時間は3時間05分でした。

    
    ※ 女満別駅前には回廊のような休憩所を備えた公園が整備されていました。
 
 結局、ここで感じた腰の違和感が遠軽駅まで移動する間に悪化してしまったために、翌日の遠軽町でのイベントウォークを断念することになってしまいました。
  
 網走湖畔を往くコースがもう少し水辺を往くコースだったら申し分ないのですが、取り付け道路を往くのですから、それは叶わぬ望みということかもしれません。

 ◇ウォーク実施日  2025年8月29日(金)
 ◇歩いた距離    約13.0km

ヘルシーウォーキング №54 水と緑と花であふれる、美しい街・恵庭ウォーク

2025-07-12 20:09:16 | JRヘルシーウォーキング
  またまた間が空いてしまい2週間ぶりのロングウォーク(JRヘルシーウォーキング)だった。このところの猛暑にちょっと怯んだ私だったが、思いのほか気温が上がらすに快適なウォーキングが楽しめた。恵庭(恵み野)の素晴らしい景観を楽しみながらのウォーキングとなった。

      

 このところの猛暑は、私がロングウォークに赴くことを躊躇させるに十分で、すっかり長い距離のウォーキングから遠ざかっていました。
 もっとも私は現在退職組織の某ウォーキングイベントに参加していることもあり、一日一万歩を下回らないよう努めている最中なのですが…(そのことについても何時かレポできたらと思っています)
 今回の恵庭駅S & Gのイベントウォークも暑さを考えると、「参加するか、棄権するか」直前まで悩んだのですが、もし今回棄権すると今年の「JRヘルシーウォーキング」への今後の参加意欲も怪しくなると考え、敢えて参加することを決意しました。

 そのためもあり、ちょっと出遅れた感はあったのですが、朝8時34分の桑園発・恵庭行の電車で恵庭に向かいました。
 午前9時半過ぎ、恵庭駅西口をスタートし、まずは恵庭市街を南下しました。

    
             ※ スタート地点となった恵庭駅西口です。

 私の今日のウォーキングスタイルは、上はTシャツの上に山用のベスト、下は半ズボンという軽装でした。するとスタート直後は肌寒いくらいに感ずるほどでした。「これはもしかして、上に一枚くらい羽織らねばならないかな?」と思ったほどでした。

 コースは恵庭市街の繁華街に向かっているはずなのですが、まったくそんな感じは見られず、むしろ閑散とした感じの街並みでした。
 花の街を謳う恵庭市らしく、街角のそこかしこに花壇が作られていて通りを往く私たちの目を楽しませてくれました。ただ、今回のコースではさらに熱心に花づくりに励んでいる「恵み野」地区の繁華街を通るコースではなかったために、本格的な花壇を目にすることができなかったのは残念でした。

    
    ※ このような花壇が市内のそこかしこで見られました。写真の花壇は「祝 50」と描かれていたのですが、何のお祝いなのかは不明でした。

 コースは恵庭の市街地をグルっと一周するようなコースだったのですが、これといった印象的な光景を目にすることもなくJR千歳線を跨ぎ、国道36号線を横断し、「恵み野」地区へと導かれました。

    
    ※ 恵庭市内を流れる漁川沿いの遊歩道を往くJRウォーク参加者たちです。
    
 「恵み野」地区は、恵庭市が札幌市の通勤圏として計画的にニュータウンを造成したところいうことでしょうか、かなり意図的・理想的な街づくりがなされていることをうかがわせる街並みでした。
 特に、コースとなっていたところは「恵み野中央公園」を中心に素晴らしい散策路を広がっていました。流れ豊かな小川が走り、樹々が豊かに繁り、その中心部には恵庭市図書館が配され、その近くには小学校、中学校も配置され、さながら文教地区といった趣きも感じられました。

    
    ※ 恵み野中央公園内の散策路の様子です。
    
    ※ 恵庭図書館の本館は恵み野地区に建てられていました。

 「恵み野中央公園」が終わっても、散策路は続いていてその先には「恵庭市郷土資料館」が配されていました。
 イベントウォークの場合は、渡されるマップに「みどころ&ポイント」という記述があるのですが、そこに郷土資料館についての記述があったので、一時休憩も兼ねて資料館を訪れ館内見学もさせてもらいました。展示はかなり充実していて見どころのある資料館でした。特に遺跡関係の充実が目立ちました。

    
    ※ 恵庭郷土資料館のエントランスです。
    
    ※ 展示されていた一つですが、後から訪れたカリンバ遺跡から発掘された北海道式古墳の復元模型が展示されていました。

 資料館を過ぎると、恵庭市内を流れる「漁川(いさりがわ)」沿いに導かれます。長い長い堤防歩きでしたが、川面から吹く風がとても心地良かったです。

    
    ※ 市内を走る漁川財の堤防です。ノリ面の芝が枯れているのは少雨高温のせいでしょうか?

 その先には、2022年に全国ガーデンフェスタ(通称:全国花博?)の中心会場となった「道と川の駅 花ロードえにわ」がありましたが、私は過去に何度も訪れているのでパスして、ゴールを目指しました。

  ゴールの恵庭駅に向かう途上に「北海道文教大学」の立派な建物が目に入りました。ここで恵庭駅から1キロメートルということですが、通学には便利なのか?否か?難しいところですね。

    
    ※ 北海道文教大学の建物です。

  その文教大学のとなりに、これもマップに出ていた「カリンバ遺跡」を覗いて来ようと寄り道をしました。ところが現地はただの原っぱでした。何の造作もしていないということが、あるいは考古学的には正しい保存の仕方なのかもしれませんねぇ…。北東北・北海道縄文遺跡群巡りをした私にはちょっと解せない気もするのですが…。

    
    ※ カリンバ遺跡はご覧のとおり、見たところただの原っぱでした。

  そうしたことを思いながら、スタートした駅舎の反対側にあたる恵庭駅東口にゴールしました。

    
    ※ ゴールの恵庭駅東口です。
 
 リード文でも触れましたが、恐れていた暑さとは無縁の心地良いコンディションの中でウォーキングを楽しむことができました。(本日の歩数:24,119歩)
 ただ、次回19日に予定されていた砂川駅S & Gのイベントウォークは、クマの出没情報があるため急遽中止になったと連絡がありました。ちょっと残念です。

 ◇ウォーク実施日  2025年7月12日(土)
 ◇歩いた距離    約13.0km

ヘルシーウォーキング №53 田園風景とスウェーデンヒルズ、ロイズタウンウォーク

2025-06-23 19:17:33 | JRヘルシーウォーキング
 久しぶりのイベントウォークの14.5Kmはきつかったぁ…。雨上がりの蒸し暑いコンディションの中、汗にまみれながら、当別の田園風景を巡るウォーキングだった。途中、思わぬめぐり逢いもあり、思い出に残るウォーキングともなった。

      

 昨日(6月22日)、約一か月半ぶりのイベントウォークに参加しました。というのも、この間に私自身のスウェーデン旅行があったり、イベントウォークが遠方で開催されたりしてなかなか参加する機会がなく時が過ぎていました。

 22日朝、列車でJRの「学園都市線」を駆って、スタート地点のJR「ロイズタウン」駅に向かい、午前9時過ぎにスタートしました。
 スタートした時点では前夜来降り続いた雨が降り続く中でした。とはいっても小雨状態だったので、それほど気になる雨ではありませんでした。
 このコースは、一昨年もイベントウォークが開催されましたが、今回はコース全体はほぼ同じでしたが、前回とは全く逆回りのコースが設定されていました。

    
    ※ まだ開駅3年目の「ロイズタウン」駅は新しさを醸し出していました。

 まずは雨の中、道の駅「とうべつ」を目指しました。スタートして約15分、小雨状態だった雨は降り止み、差していた傘が必要なくなりました。道の駅「とうべつ」では当別町が北欧スウェーデンとの繋がりから「夏至祭会場」となっていましたが、祭の開会にはまだ早く、道の駅には何度も訪れていたことからパスして先へ進みました。

    
  ※ 道路向かいの道の駅「とうべつ」では、「夏至祭」の準備が進んでいるようでした。

 道の駅を後にして、太美市街へと入っていきます。まずは市街地の南端にJR「太美」駅の可愛らしい駅舎で建っています。そこで一息入れてレンガ舗装された市街地を往くと、ホームセンターのDCM(ニコット)やサツドラ、セブンイレブンなどがあり、ちょっとした市街地が形成されていました。

    
    ※ 時計台のある駅舎がかわいい「太美駅」です。
           
     ※ 太美駅から続く太美市街地の歩道はレンガ舗装がなされていました。

 市街地を抜けると、いよいよスゥエーデンヒルズへ向かう坂道が待っていました。
 その途上、乳母車を押す若い外国人夫妻に出会いました。私はその容貌からスウェーデンヒルズに住むスウェーデン人ではないかと推察しました。
 そこで彼らに話しかけました。「スウェーデンの方ですか?」と…。すると「そうです!」との答えが返ってきました。ところが、彼らはスウェーデンヒルズに住む方ではなく、スウェーデンからの旅行者で、スウェーデンヒルズでも行われる「夏至祭」に向かおうとしていた方でした。お父さんの方は千葉県の大学に留学していた経験があったために、少し日本語が話せたために、多少会話することができました。

    
    ※ スウェーデンヒルズの中央に向かう上り道路の途中にもスウェーデンハウスが多数見られました。

 彼らをスウェーデンヒルズで開催されていた「夏至祭」の会場まで案内してから、彼らと別れてウォーキングを継続しました。

    
    ※ スウェーデンヒルズの管理センター前では「夏至祭」が開催されていました。
    
  ※ スウェーデンヒルズに向かう際にご一緒したスウェーデン人の家族です。

 スウェーデンヒルズの丘を下ると、周りはいわゆる田園地帯です。まずはジャガイモ畑にジャガイモの白い花が咲き始めているのに出会いました。私にとっては懐かしい風景の一つです。

    
    ※ 田園地帯で目にしたジャガイモの白い花です。

 さらに進むと、辺りは稲作のところもありましたが、多くは小麦畑が広く広がっているように見えました。

    
    ※ 田園地帯で最も目立ったのは、ご覧のような小麦畑でした。

 スウェーデンヒルズを下りたところで「残り5km」、田園地帯を歩いていると「残り3km」の表示が見えたあたりがもっともきつい思いをしました。私はその先にあるチョコレートメーカーの「ロイズタウン工場直売店」で購入できるであろうアイスクリームを味わうことを励みに「ソフトクリーム、ソフトクリーム、…」と唱えながら自分を励まし続けました。

 やがて「残り1Km」の表示と共に「ロイズタウン工場直売店」に到着しました。何よりもまずソフトクリームです。暑い中、疲れ切り、乾いた喉にはソフトクリームが最高でした!

    
    ※ ロイズタウン太美工場の外観です。

 そして約14.5Kmを約3.5時間かけてゴールの「ロイズタウン」駅に到着しました。
 この日は、一時降雨があったために通常1ポイントのところ2ポイントが付与されました。

    
   ※ ゴールの「ロイズタウン」駅に掲げられたJRヘルシーウォーキング」の幟です。

 実は今回、余裕があれば同じ「学園都市線」の最終駅である「北海道医療大学」まで足を延ばして「いつでもウォーク」の北海道医療大学駅⇒当別駅間のウォークもやろうと考えていたのですが、とてもそのような余裕はなく、帰路に就きました。
 私自身の体力が思っていた以上に衰えていることを実感させられました。はてして今シーズンのJRヘルシーウォーキングの目標を達成できるのか?少々不安になってきました。

 この日は、我が家からJR桑園駅までも徒歩で往復したため、総歩数は3万歩を越えました。
 ◇ウォーク実施日  2025年6月22日(日)
 ◇歩いた距離    約14.5km

ヘルシーウォーキング №52 原始のおもかげを今に残す、野幌森林公園とミュージアムウォーク

2025-05-22 13:30:17 | JRヘルシーウォーキング
 今回もまた「いつでもウォーク」で、森林公園駅をS & Gとした主として野幌森林公園内を往くコースを踏破しました。ヘルシーウォーキングの基本コースとしては異例に短いコース(約8.5km)でしたが、これには訳があったようです。

    


 昨日、「めだかの学校」の学習の際のアクセスの下調べも兼ねて、「いつでもウォーク」が設定されている森林公園駅S&Gのコースを踏破しました。
 「めだかの学校」の下調べとは、6月に「北海道開拓の村」の現地学習が予定されています。その際に、地下鉄「新札幌駅」からバスに乗り継ぎ、「北海道開拓の村」に向かうのですが、その際の「新札幌駅バスターミナル」が複雑のため、予めその出発箇所を確認する必要があったのです。(新札幌駅のビルはかなり複雑で地元以外の人たちにとっては迷うこと必至のビルなのです)

 森林公園駅は、その「開拓の村」行のバスの途中の乗降所になっているのです。
 無事に出発箇所を確認し、バスに乗車して森林公園駅前で下車しました。
 そして森林公園駅を10時15分スタートしました。
 コンディションは晴れ、スタート地点ではまだ気温はそれほどではありませんでしたが、昼に向かって気温が上昇しそうな気配でした。

    
    ※ スタート地点となった森林公園駅(東口)です。

 ところで、今回のコースは基本コースでも約8.5kmと、ヘルシーウォーキングの基本コースとしては異例の短さでした。ヘルシーウォーキングの基本コースというと、そのほとんどは12~13kmで、中には15kmというコースもあります。その中で8.5kmですから異例と言って良いと思います。
 ところがそれには訳があったようです。マップにそのことが記されていました。「北海道開拓の村の横から瑞穂の池に向かう遊歩道が土砂崩れによって通行止めによりコースを変更します」と表記されていました。つまり当初予定していたコースが急遽変更されたようでした。コース設定当初はやはり12~13kmあったコースのようです。

 というわけで、今回は主催者指定のとおり8.5kmコースを踏破することにしました。
 まずはスタートの森林公園駅(東口)から野幌森林公園内に建てられていた「北海道百年記念塔跡地」を目指しました。
 「北海道百年記念塔」は1968年北海道開道百年を記念して1970年に完成した高さ100mの塔で、遠方からも望めることができた塔でしたので道民から親しまれた記念塔でした。しかし、その維持費が膨大にかかることから2023年に解体されてしまいました。
 現地は土色の裸地が剥き出しとなった寂しい跡地となっていました。報道では将来跡地に北海道を象徴するモニュメントを建設するとされていますが、どのようなモニュメントが出現するのでしょうか?
         
     ※ 在りし日の「北海道百年記念塔」です。
            
    ※ その百年記念塔が解体され、更地となった記念塔跡地です。

 「北海道百年記念塔跡地」を後にして、本来であれば「北海道博物館」、「北海道開拓の村」を巡るルートだったと思われるのですが、上記のような事情から「瑞穂連絡線」に導かれました。
    
 コース名に「ミュージアムウォーク」とありますが、「北海道博物館」、「北海道開拓の村」、「道立文書館」、あるいは「北海道立図書館」などが含まれていることからそのような名称になったものと思われますが、二つの施設に近づけないのはアクシデントとはいえ残念なことでした。
 「野幌森林公園」内を往く「瑞穂連絡線」、「中央線」は緑濃いコースでしたが、春の花の季節は終わり、路傍に見えた山野草の花はニリンソウ、クルマバソウくらいでした。

    
    ※ 緑濃い「瑞穂連絡線」の散策路です。

 森林公園を抜け、江別市大麻地区の文教台の住宅街の直線を歩きました。
 住宅街を抜けると、沿線には「JAカレッジ(北海道農業組合学校)」、「北海道立教育研究所」、「北海道立文書館」、「北海道立図書館」などの施設が並んでいます。
 この中で私にとって思い出が多いのは「北海道立教育研究所」です。同所は研究機関であると共に、教職員の研修機関でもあります。私は現職時代に何度も同所で研修を受けたことがあり、懐かしく建物を見ながら通り過ぎました。

    
    ※ 私にとって思い出多い宿泊施設付きの「北海道立教育研究所」です。
        
※ 北海道立図書館の導入路のところにサイロが建っていました。その傍には「経済産業省」指定の「近代化産業遺産」というプレートが立てられていました。

 そこからコースは、国道12号線とJR函館本線を潜って、大麻地区に導かれます。

    
    ※ 国道12号線とJR函館本線を一気に潜って大麻地区に向かいます。

 大麻地区は今や札幌のベットタウンと化していることもあり、特に見るべきところはなく、住宅街が延々と続いていました。その様子はゴールの森林公園駅まで変わることなく続き、江別市と札幌市の境界も特に明示されたものはないまま、森林公園駅(西口)に着きました。野幌森林駅はこちら西口が表玄関のようで、ここで参加証明をいただきました。その時12時15分。ちょうど2時間を要したということになります。

     
     ※ ゴールの森林公園駅(西口)です。

 ウォーキング中はずっと晴れていて、気温も上昇しましたが、それほど汗をかくこともなく歩き終えました。しかし、歩くスピードは時間4キロ程度ということで年齢とと共に、歩くスビートもずいぶん遅くなってきたようです。それでもとりあえず今年は歩き続けたいと思っています。
◇ウォーク実施日  2025年5月21日(水)
 ◇歩いた距離    約8.5km



ヘルシーウォーキング №51 隆盛を極めた煉瓦産業に思いを馳せる、野幌・江別ウォーク

2025-05-14 12:12:22 | JRヘルシーウォーキング
 今年初の「いつでもウォーク」に取り組みました。見どころがけっこうあったルートでしたが、そのためにルートが複雑となりところどころで道に迷ってしまうことも多かったウォークでした。しかし、たった独りでのウォークはマイペースで楽しく歩くことができました。

     
 昨日、今シーズン初めての「いつでもウォーク」に取り組みました。
 「いつでもウォーク」とは、JRヘルシーウォーキング事務局が道内外29か所に設定したコースを期間中(4/19~11/9)であれば、自分の都合に合わせていつでも取り組むことができる仕組みです。その第一弾として私は野幌・江別コースを歩いたということです。

 昨日は、ちょっと出足が遅れてしまい、桑園駅から野幌駅行の列車に乗ったのが11時34分の列車でした。
 そのため、野幌駅をスタートしたのは12時10分となってしまいました。天候は晴れ、やや暑かったため、途中汗ばんだ時間帯もありましたが、概ね気持ちの良いウォーキングとなりました。

    
    ※ 野幌駅はJR函館本線の高架下に真新しい駅舎がありました。

 コ-スはまず、野幌駅の南口を出て、住宅街が広がる中、南方向にある「北海道林木種場旧庁舎」を目指します。この建物は「登録有形文化財」に指定されている建物ということです。
 この庁舎は1927(昭和2)年に建築された洋風の建物です。築後100年を経過しようとしている建物でしたか、とてもそうは見えないほどおしゃれな建物でした。建物は現在「株式会社珈房サッポロ珈琲館」が本社事務所、カフェとして活用されていました。カフェで一休み、とも考えましたが先が長いので諦めて前へと進みました。

    
    ※ ハーフチェンバー方式という工法で建てられた旧北海道林木種場旧庁舎です。
      窓際の赤色の布はカフェとして雰囲気を出すためだと思われます。

「北海道林木種場旧庁舎」は野幌郊外の小高い丘の上に建っていたので、そこから野幌市外を遠望することができました。

    
    ※ 北海道林木種場旧庁舎の建つ丘からは野幌の街が遠望できました。

 続いては、JR函館本線の高架下を潜り、国道12号線も跨ぎ、日本最北のレンガ工場である「米澤煉瓦工場」を目指します。ここに至るルートがとても複雑でした。もつとストレートにアクセスしても良いのではと思いましたが、きっといろいろと制約があるのかもしれません。
 「米澤煉瓦工場」は操業中ということもあり、工場外から眺めるだけでしたが、周囲には煉瓦製品が山と積まれていました。

    
    ※ 「米澤煉瓦工場」の本社建物(上)と工場内(下)を外から撮ったものです。
    

 「米澤煉瓦工場」を後にし、ルートは「二番通り」を北上します。江別市(野幌)で面白いのは、平坦な江別市だから可能なのだと思いますが、国道12号線を基準とするかのように道路が並行に走っていることです。国道12号線を「一番通り」とも称し、それに続き、並行して「二番通り」、「三番通り」、「四番通り」と幹線道路が街を貫いています。あるいはその昔、屯田兵が入植した時にそうした街づくりが行われたのではないかと想像するのですが、真実はいかに?

    
    ※ 錦山天満宮を鳥居の外から撮った一枚です。

 その「二番通り」の先に、野幌地区の守護神「錦山天満宮」が鎮座していました。そこからコースを変え、野幌グリーモール内を通り、途中「野幌屯田兵第二中隊本部(現在野幌屯田資料館)」前を抜け、「四番通り」にルートを移しました。

    
    ※ 野幌屯田兵第二中隊本部の建物です。昨年「めだかの学校」で内部を見せてもらいました。

 ここからは長い長い四番通りをひたすら歩きました。その距離は直線でおよそ6キロくらいはあったようです。この辺りは市街地からもやや離れ、そのうえ野幌地区と江別地区の境界当たりということもあり、住宅と工場などが混在する地域でした。
 その先に合ったのが「旧町村牧場」です。
 町村牧場の創始者の町村敬貴の父親である町村金弥は札幌農学校の第二期生として知られ、敬貴自身も参議院議員を務め、敬貴の弟である町村金吾も衆議院議員、北海道知事を務めるなど、道内では名士として知られていますが、その敬貴が営んだ牛舎、並びに邸宅が公開されています。昨年江別コースを歩いたときには、邸宅の復旧工事がなされていたため見学は叶いませんでしたが、今回は工事が完成し内部を見学することができました。
 ここの売店で待望のソフトクリームをゲットすることができ、ホッと一息入れました。

    
    ※ こちらは牛舎です。実際の飼育はなされておらず見学施設となっていました。
    
※ こちらは町村家の邸宅を再現した建物です。中はカフェ、売店として公開されています。
    
    ※ 待望のソフトクリームを町村家応接室を改装したカフェでいただきました。

 四番通りを離れ、コースは「四季の道」に入っていきます。「四季の道」とは、王子製紙江別工場の電力工場に石炭を輸送するために敷設された鉄道跡を市民の散策路とした市民の憩いの場です。とても気持ちの良い散策路でした。

    
    ※ 「四季の道」内には写真のようなモニュメントがたくさん設けられていました。

 その「四季の道」を離れ、「飛鳥山公園」に導かれます。「飛鳥山公園」内に聳える(?)「飛鳥山」は江別市内最高峰てすが、その標高わずか17.5mということで、山という名の付く山としては北海道内4番目の低山だそうです。私は昨年コースを巡った際、その「飛鳥山」の登頂を果てしています???

    
    ※ 「飛鳥山公園」は、主としてスポーツ施設が広がっていました。奥の森のようなところが市内最高峰(?)の飛鳥山の山頂です。

 コースは最終盤です。「王子エステックス江別工場」のれんが倉庫群へ向かいます。操業中ですからもちろん工場内に立ち入ることはできません。マップでは国道12号線のルートから外れた「新江別橋」からの遠望のみと記されていました。疲れた足でコースを外れて橋上まで足を延ばしたのですが、見える光景にはレンガ倉庫らしきものはわずか一棟しか確認できず、他の倉庫はコンクリートやモルタルで覆われていたりしたようで、ちょっとガッカリでした。

    
    ※ 王子エステックス江別工場の倉庫群ということですが、どの壁もレンガには見えなかったのですが…。

 そしてゴールの江別駅へ。ゴールしたのはスタートしてから3時間30分後でした。

    
    ※ ゴールとなった「江別駅」の駅舎です。

 標準時間は3時間ということですから、途中何度か休憩を取りましたが、やはり年齢と共に歩く速度も低下しているようです。
 しかし、それにもめげず、これからも「イベントウォーク」とともに機会を見つけて「いつでもウォーク」にも取り組みたいと思っています。 
◇ウォーク実施日  2025年5月13日(火)
 ◇歩いた距離    約13.0km

ヘルシーウォーキング №50 春のよそおい、梅の香ただよう、平岡公園・新札幌ウォーク

2025-05-04 15:17:40 | JRヘルシーウォーキング
 昨日は最高気温が17.9℃まで上昇したコンディションの中、平岡公園の梅の花も満開に咲き誇る中、楽しく歩くことができた12.5kmだった。今回はいつもの孤独のウォークとは違い、同年代の二人の方との語らいもあった新札幌ウォークだった…。

 ※ №は一昨年から取り組み始めたJRヘルシーウォーキングの総参加回数を表す数字です。

     

 JRヘルシーウォーキングで嬉しいのは、例え同じ駅をスタート&ゴールのコースであっても、前回とはコースを変えて設定してくれることです。
 今回の新札幌駅スタート&ゴールのコースも、前回一昨年のコースとは変えたコースを設定してくれました。新札幌地区の春の呼び物、梅園が呼び物の「平岡公園」を目指すのは変わりませんが、そこに至るルートを変え、帰りのコースも微妙に変えて新鮮な感じを与えてくれました。

 今回、私は札幌市内での開催とあってあまり早くからは行動を開始せず、午前8時半過ぎに地下鉄を駆り「新札幌」に向かいました。
 そして午前9時25分、新札幌駅をスタートしました。
 新札幌駅から区役所や病院を横目に新札幌地区を流れる「野津幌川」沿いに導かれました。 

    
    ※ JR新札幌駅近くにある「厚別区役所」庁舎です。

 野津幌川沿いは「野津幌川緑地」として整備されていて気持ちの良いウォーキングになりました。野津幌川は1級河川なのですが、その流れは細く、私の眼には小川としか映りませんでしたが、前夜の降雨のせいでしょうか、川の流れは茶色く濁っていました。また、川沿いにぽつんぽつんと植わっているサクラの樹は花びらが散る時期を迎えていました。 

    
    ※ 「野津幌川緑地」のサクラは満開の時を過ぎているようでした。
    
    ※ 緑道の右側に見えているのが「野津幌川」ですが、前夜来の雨のせいで濁っていました。

 約2kmにわたる「野津幌川緑地」ウォークを終え、コースは「上野幌駅」を横目にして「厚別東通」に誘われます。
 私が「上野幌駅」をカメラの収めて、歩き始めたときに1人のお年寄りのウォーカーと肩を並べて歩くことになりました。すると彼の方から話しかけてきました。「平岡公園までまだ距離はありますかねぇ?」との問いだったが、私は コースマップを確かめながら「まだ少し距離がありますね」と答えたが、それを機にあれこれと他愛ない話をしながら、肩を並べてしばらく歩きました。

    
    ※ 昨年実施した「さっぽろラウンドウォーク」のセクション7のゴール、セクション8のスタート地点となった懐かしい「上野幌駅」です。
 
 彼の年齢を聞いて驚きました。実に86歳という高齢だったのです。
 JRヘルシーウォーキングの参加は19年目だということでした。そして今も毎日歩くことを欠かさないというのです。恐ろしい健脚です。彼から見れば私などまだ小僧といったところでしょうか?
 彼とはおよそ2 kmほど一緒に歩かせてもらいましたが、彼がトイレに行くということだったので、そこでお互いの健闘を祈り別れました。

    
    ※ 86歳の健脚ウォーカーの方です。

 86歳の健脚ウォーカーと歩いた「厚別東通」沿いには「東部緑地」が広がっています。ウォーキングコースとしては「そちらに設定した方がより素晴らしいのでは?」と思うですが、何か事情があるのかもしれません。

 コースはやがてこのコースのハイライト「平岡公園」に導かれます。
 「平岡公園」は梅の公園として知られていますが、赤梅、白梅共に満開、しかも連休中とあって、多くの市民が押し寄せていました。
 計画ではこの「平岡公園」で大休憩を予定していたのですが、あまりにも多くの市民の姿を見て、予定を変え歩き続けることにしました。

    
    ※ 平岡公園には多くの観梅客が詰めかけていました。
    
    ※ 白梅と赤梅の競演です。

 残り5kmのほとんどは、厚別地区のメイン通り(?)「厚別中央通」を延々と歩くコースでした。特に代わり映えのしない通りは、疲れた体には堪えはじめました。この日の前半は、前回の美唄コースのように腰に不安はありませんでしたが、この頃になるとやはり腰部が不安になってきました。
 「厚別中央通」の後半に「上野幌公園」内にあったベンチに腰を下ろしました。この辺りになると、同じように疲れた方がベンチに座っている方が目立ちました。

    
    ※ 厚別中央通の脇に掲げられた「残り3km」の表示です。この表示が励みとなります。

 そんな私の前に、また一人の老人ウォーカーが腰を下ろしました。彼もまた、気軽に私に話しかけてきました。
 「晴れて良かったですね」という話から、いろいろと話が弾みました。「ずーっと取り組まれているのですか?」と問いかけてきたので、「いや、以前は登山に主として取り組んできたのですが、体力的にきつくなりウォーキングに切り替えました」と答えると「実は、私も以前は登山に主として取り組んでいたのです」と話され、「退職して直ぐには海外の登山にも出かけました」と話され、私などよりははるかに本格的に登山に取り組まれた方でした。年代的には私と同年代のようでした。

 公園からは残り約1km、新札幌駅周辺のビル街を取り抜け、12時20分にゴールの新札幌駅に到達しました。

    
    ※ スタート&ゴール地点のJR新札幌駅です。

 不安だった腰の痛みについては、美唄の後から毎晩腰痛体操に取り組んだこともあるいは功を奏したのか、前半は何の心配もなく歩くことができましたが、後半はやはり不安ところもありました。しかし、腰痛体操はそれなりに効果を感じています。これからも継続してみようと思っています。
 イベントウォークの方は、この後スケジュールの関係もあり、2度ほどパスすることにしています。その代わりとして、時間を見つけて「いつでもウォーク」に1or2回くらい取り組んでみようかな?と思っています。 
              
 ◇ウォーク実施日  2025年5月3日(土・祝)
 ◇歩いた距離    約12.5 km



ヘルシーウォーキング №49 アルテピアッツァ美唄と東明公園の桜を楽しむ、美唄ウォーク

2025-04-27 15:21:10 | JRヘルシーウォーキング
 時おり雪混じりの雨が降る中、美唄の街を歩いた。期待の東明公園の桜は残念ながら蕾状態だった。美唄もまた過疎化が進展しているようで街中に活気が見られなかった…。また、私の体調にも若干の不安が…。

     

 今年2度目のJRヘルシーウォーキングです。今回はJR美唄駅がスタート&ゴールの12kmのコースです。
 私はJR桑園駅6時47分発の普通列車に乗り、美唄駅に8時13分に降り立ちました。今回は土日限定の「一日散歩切符」(2,730円)を利用して往復しました。

    
    ※ JR美唄駅の西側、いわば表玄関です。

 コースマップを受け取り8時20分、美唄駅をスタートしました。
 コースは国道12号線が走るJR函館本線の西側が表側とすると、反対の東側の主に住宅地を縫って東進するコースです。
 コンディションは少し肌寒いくらいでしたが、歩くには適した気温でした。

    
    ※ スタート直後、参加者がまだ塊となっています。

 スタートして間もなく「北海道せき損センター」という大きな名前の病院(建物自体も大きかった)が目に入りました。「せき損」とは「脊髄の損傷」という意味かな?と思いながらも初耳でした。  
 帰宅して調べてみると、やはりその名前には歴史的にも北海道を代表する脊椎・脊髄疾患の先進的治療が行われていた病院だということが判明しました。センターは、北海道大学医学部整形外科の関連基幹病院としても位置付けられているということです。

    
    ※ 「北海道せき損センター」の表玄関です。

 せき損センターを後にして、住宅街が延々と続きます。途中、コースから少し外れたところには「美唄東小」や「美唄聖華高校」があったのですが、目に入らないまま通り過ぎました。

 道央自動車道の下を潜り抜けると、住宅もぽつんぽつんと立ち並ぶだけの寂しい光景に代わりました。目指すは一本道の先にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」です。
 「アルテピアッツァ美唄」に向かう途中にショートコースとの分岐点がありました。つまりアルテピアッツァ美唄は単なる往復コースなのです。アルテピアッツァ美唄は美唄においては超有名な観光スポットですから、これまで何度も来ている方には不要な施設と映ったのでしょう。
 私の過去に3度ほど訪れていましたが、「ヘルシーウォーキングは基本コースを歩くことを基本とする」と考えていますので、当然アルテピアッツァ美唄に向かいしまた。  

        
    ※ アルテピアッツァ美唄では象徴的な作品の一つです。

 アルテピアッツァ美唄は、世界的彫刻家の安田侃氏の生誕の地で、氏の作品が緑豊かな公園に展示されています。この日も以前見たときと同じように安田氏の数々の作品が森の中に佇んでいました。

    
    ※ 安田侃氏の彫刻ではよく目にするタイプの作品です。

 アルテピアッツァ美唄を後にしたころからだったでしょうか?曇り空から雪混じりの雨が降り出しました。コースは、美唄市の東端の大地に造られた「東明公園」を目指し、坂道を上り続けました。「東明公園」は桜並木が続くが名所として知られていますが、残念ながら全体が蕾状態でした。
 そして東明公園の丘の上に建つ美唄の温泉施設「ビバの湯 ゆ~りん館」通過し、丘を下って美唄市街地を目指します。

    
    ※ 東明公園の桜並木は残念ながら蕾状態でした。
    
    ※ パークゴルフ場のグリーン上に白い粒が見えるのはこの日降った雪です。
    
    ※  美唄市の温泉施設「ビバの湯 ゆ~りん館」の建物です。

 ここからの道は退屈なウォーキングでした。なんの変哲もない田舎道を往くといった感じのウォーキングが続きました。
 市街地が近づいてきたところで、ようやくコンビニや郊外店が目に入るようになりました。
 そしてJR函館本線の跨線橋を通過して、線路の西側に来るとようやく市街地の様相を呈してきました。とは云っても人の姿はあまりなく、閑散とした感じは否めませんでした。

 西側市街地での私の期待は「美唄屯田兵屋」を見学することでした。国道12号線から少し入ったところにその兵屋は建っていました。しかし、内部見学はできそうな雰囲気ではなく諦めました。おそらく年に何回かは公開の催しはあると思うのですが…。

    
    ※ 美唄屯田兵屋です。

 続いて、境内に高い塔が屹立する「空知神社」が目に入りました。その境内に高い碑が建っていました。碑には「沼貝開拓記念碑」と書かれていました。帰宅して調べてみると21.8mもの高さだそうです。

    
   ※ 空知神社の境内から外れたところに高い「沼貝開拓記念碑」が建っていました。

 残念だったのは、「空知神社」の隣に「美唄市郷土博物館」があったのを見落としてしまったことです。これは返す返すも残念でした。
 イベントコースの場合、マップはほとんど見なくとも現地に案内標識が用意されているため、マップをよく見なかったことが原因でした。
 その後、空知神社から近いJR美唄駅に11時25分ゴールしました。

 ところで今回のウォーキングでは、恐れていたことが起こりました。私に腰痛の自覚症状が出てしまったことです。今年の入り長距離のウォーキングをすると、体の疲れと共に腰痛症状が出てくるのです。そうすると、体がくの字に曲がり、脚が押し出されるような歩きとなってしまうのです。いわゆる「老人歩き」です。
 こうなると休む以外に回復の方法はありません。私は休みを何度か取りましたが、そう何度も取るわけにはいきません。私は電信柱のようなものを見つける度に腰を伸ばすことをして、なんとか騙し騙し歩き続けましたが、これはピンチです。
 JRヘルシーウォーキングの継続にも黄信号が灯った気分です。なんとか腰痛を克服する術を探し続けたいと思っています。
 ◇ウォーク実施日  2025年4月26日(土)
 ◇歩いた距離    約12.0 km


ヘルシーウォーキング №48 春の訪れを感じる、安春川と屯田防風林・新川さくら並木ウォーク  

2025-04-20 16:01:19 | JRヘルシーウォーキング
 私にとっては一昨年の4月に続く2度目の新川駅をS&Gとするコースだったが、一昨年はさくらの時期が過ぎてしまい、今回はさくらの時期には早すぎたようだった。しかし、 コース自体はとても気持ち良く春のウォーキングを楽しめた今年初のJRヘルシーウォーキングだった。

     

 いよいよJRヘルシーウォーキングが始まりました。
 私にとっては3シーズン目の参戦です。
 シーズンインに備えて、今年は日ごろから努めて歩くように心がけてきました。今年に入って昨日までの一日平均歩数は11,000歩を超える数字を保ってきたのですが…。

   
   ※ 新川駅構内でマップをいただきスタートです。

 昨日朝、8時過ぎに自宅を出て、桑園駅よりJRで新川駅まで移動して、駅構内でマップを受け取り、8時30分新川駅をスタートしました。
 コンディションは前夜遅くまで降っていた雨は止み、曇り空ながら暑くも寒くもなく、ウォーキングには適したコンディションでした。
 コースはJR学園都市線の高架下を往き、途中から人工河川の「安春川」沿いを歩きました。

    
    ※ 新川駅をスタート後、JR学園都市線の高架下を往く参加者たちです。
    
     ※ 安春川沿いは、きれいに整備され理想的な散策コースになっています。

 一昨年は「安春川」沿いを延々と歩くコースだったのですが、今回は途中から右折して「屯田防風林」を目指しました。「屯田防風林」「日本の歩きたくなる道100選」にも選定された自然がそのまま残され、歩くところも舗装されていない自然に踏み固められたようなコースです。

    
    ※ 「日本の歩きたくなる道百選」に選ばれている「屯田防風林」です。

 ここでスタートしてから45分経っていたのですが、私は早くも疲労を感じ始めました。以前と比べると体力の衰えを自覚している私は意図的にゆっくり歩いていたつもりなのですが、この体たらくです。思わず防風林内に設けられたベンチに腰を下ろしてしまいました。

    
    ※ 屯田防風林内で今春初めてのエゾエンゴサクを見ることができました。

 「屯田防風林」を歩き終えると、今度はもう一つの人工河川である「新川」を目指して南下します。淡々とした市街地が続きます。
 防風林で一休みしてから1時間後、またまた歩くのが辛くなり、コース上にあったコンビニのイートインコーナーが目に入ったので、そこで飲み物を購入し、またまた一休みしてしまいました。

 すっかり市街地化した新琴似地区の一角に、サイロがあり仔馬が放牧されている「近藤牧場」を横目に「新川」を目指しました。その「近藤牧場」の近くに「残り5km」の表示が目に入りました。
 この後「残り3km」、「残り1km」の表示が疲れた体に勇気を与えてくれます。

    
    ※ 住宅街に忽然と姿を現した「近藤牧場」です。    

 ようやく明治時代に掘削され真っ直ぐ日本海に注がれている人工河川の「新川」沿いに走る遊歩道に辿り着きました。川沿いを東方向に真っすぐに約4km進みます。この川沿いにはさくらの樹が連続して植栽されており、「新川さくら並木」と称されています。しかし、さくらの方はまだ固い蕾に包まれており、開花にはまだ少し時間がかかりそうな状態でした。

    
    ※ 右に「新川」、川沿いに「新川散策路」、頭上には「西陵橋」です。
    
    ※ 「新川」の堤防沿いには「新川さくら並木」が続いています。
    
    ※ 「新川さくら並木」の桜の蕾はまだ固い状態でした。

 長~い、直線路を疲れに耐えて歩き切り、進路を北に取り、少し歩くとゴールの新川駅に到達しました。

    
    ※ 新川駅は「JR学園都市線」の高架下に造られていました。

◇ウォーク実施日  2025年4月19日(土)
◇歩いた距離    約12.5 km(歩数 20,538歩)

  JRヘルシーウォーキングはポイント制を採用していることが参加者の気持ちをくすぐります。
 つまり一回参加すると基本的に1ポイントが与えられます。(ただ、北見、函館、釧路、稚内といった札幌から遠方になると2ポイントが与えられます)

 今回は札幌市内の新川ですから当然1ポイントなのですが、雨天の場合は+1ポイントが付加されます。今回は前夜遅くまで降雨に見舞われたために、事務局判断で雨天同様に+1ポイントが与えられ2ポイントが付与されました。
 私は昨年、一昨年と30ポイントを上回るポイントを取得しましたが、今年も30ポイントを目指し、あわよくば40ポイントも、と考えているのですが、今回のような体たらくではかなり怪しいかなぁ?
 いやいや老体に鞭打って頑張ってみますよ!

歩く、歩く、歩く、…

2025-03-01 11:19:26 | JRヘルシーウォーキング
 歩く、歩く、歩く、 本当はタイトルをこのように表記したかったのですが、私の技量ではできませんでした…。私は今 ‟歩く” ことに少しこだわっています。それは自らの老いに対する抗いのようなものなのですが…。

       

 先日、我が家にレターパックが届きました。
 「何だろう?」と裏書を見てみると、「JRヘルシーウォーキング事務局」から届けられたものでした。内容物を見てみると、「歩くんネックストラップ」「JRヘルシーウォーキングタオル」が同封されていました。
 これは、昨年私が「JRヘルシーウォーキング」に取り組んだ結果、30ポイントを獲得したことによるJR北海道からのプレゼントが届いたのです。

 昨年、私はJRヘルシーウォーキング事務局が設定したウォーキングコース23コースを完歩しました。そして34ポイントを獲得したのです。
 完歩したコース数とポイント数が一致しないのは、札幌から遠距離のコースは2ポイント付与してくれるのです。(どう付与するかはJRヘルシーウォーキング事務局の裁量のようです。なお、盛岡市を歩いたときはは5ポイントが付与されました)
 結果、私は30ポイント以上獲得したためのプレゼントだったのです。
 プレゼントそのものはささやかなものなのですが、けっこう励みにはなるものです。

    
    ※ プレゼントとして届いた「歩くんネックストラップ」です。

 さて、私は昨年この「JRヘルシーウォーキング」に取り組んだことや、札幌の周囲をグルっと一周する「さっぽろラウンドウォーク」に取り組んだこともあって、確か11月頃にスマホの歩数計を確かめたところ、一日平均の歩数が一万歩を超えていたことに気付いたのです。そこでせっかくだから年間平均歩数一万歩を確保しようと12月などは意識的に歩いたものでした。
 その結果、昨年の一日の平均歩数は10,141歩とかろうじて一万歩を超えたことを確認し、ある意味での充足感を感じたのです。(その前の年は確か6,800歩前後でした)

    
    ※ 同じくプレゼントされた「JRヘルシーウォーキングタオル」です。

 さあ、そうすると私の中では「今年も!」との思いが強くなりました。
 今年に入ってからも意識的に‟歩く”ことを心がけています。とは云っても、あるコースを定めて、そのコースを毎日ウォーキングをするという形ではありません。
 講座やイベントに参加する際の往復を意図的に‟歩く”ことを心がけているのです。
 例えば札幌の中心街まで私のところから地下鉄で2駅ほどですが、最近は地下鉄を使ったことがほとんどありません。(もっとも遠方へ出かけるときは地下鉄やバスも使っていますよ)
 さらには、札幌コンサートホールKitaraまでは片道3キロ少々ありますが、ここもできるだけ徒歩で向かうようにしています。私の足で一万歩というと、距離にして約7キロですから、例えKitaraを往復しても足りません。ですから、時には帰路に何か用途を見つけて回り道をして帰ることもあります。
 こうして今年も今のところ、昨日現在で一日平均歩数が10,942歩を示しています。

 最近の情報では、健康維持に必要な歩数は6,000歩とか、8,000歩とか諸説がありますが、過日ブログを通して交流させていただいている夢逢人さん(ブログ名「夢逢人かりそめ草紙」)のブログで心強い一文を見させていただきました。
 その一文とは整形外科医・末梢神経外科医の萩原祐介先生の言葉として「1日に8000歩~12000歩歩く人は死亡率が低い」という一文です。 


※ 夢逢人さんが投稿された萩原医師の提示した理想の歩数を無断転載させてもらいました。

 私自身は‟健康”ということをことさら意識しているわけではなく、前述したように自らの老いに抗いたいという思いの方が強いように思います。数年前まで楽しんでいた低山登山も今は辛さが先に立つようになり、せめてウォーキングくらいはという思いなのです。
 今年もJRヘルシーウォーキングに参加したい、という思いで意識的に‟歩く”ことを心がけていきたいなぁ、と思って日々を過ごしたいものと思っています。
 現在、私は78歳と6カ月、老いに抗いながら、 歩く、歩く、歩く、

ヘルシーウォーキング㊼ 歴史・伝統・風景を楽しめるまち「もりおか」を感じる盛岡ウォーク

2024-11-07 20:57:27 | JRヘルシーウォーキング
 コース名が誇るとおりまさに盛岡市の歴史・伝統・風景を楽しませてもらったヘルシーウォーキングだった。街中に古い建物が多く残り、古代と現代が見事にマッチしていて楽しく歩かせてもらった10.5キロだった。

    

 11月3日(日・祝)、私にとって道外におけるヘルシーウォーキングに参加するのは初めて参加する「盛岡ウォーク」だった。(主催のJR北海道では年に1~2度東北の地で開催している)
 朝、8時半過ぎ盛岡駅をスタートした。天気は快晴のウォーキング日和だったが、朝の冷気の残る中でのスタートだった。

    
    ※ 新幹線駅と同居する盛岡駅です。

 まずは駅前から北上川沿いを北上し、「旭橋」を渡る。その際、ブログでも投稿したが橋上から北上川の流れ、そして岩手山を遠望できるという素晴らしい光景に出会った。

    
    ※ 旭橋の橋上から見た北上川の流れと、その向こうに岩手山が望めました。

 その後は盛岡の中心街をやや外れた地域を周回するコースで特に印象に残る光景とは出会わなかった。私のペースはきわめてゆったりしたペースで進んだ。途中、信号待ちのところで夫妻で参加しているペアと一緒になったので「地元の方ですか?」と声をかけてみると「函館からです」という答えが返ってきた。今回はJR北海道とJR東日本の共催事業なので北海道民以外も沢山参加されているようだった。
 およそ3キロも進んだろうか?「盛岡地方裁判所」の前庭に立つ「石割桜」を見物した。巨大な花崗岩の割れ目から、樹高110メートルとも云われている巨大な江戸彼岸桜が屹立していた。一帯は官庁街が岩手県庁、そして岩手県公会堂と並んでいた。

    
    ※ 盛岡地方裁判所の前庭に植わっている「石割桜」です。
    
    ※ 手前が岩手県議会議事堂、奥が岩手県庁です。
    
    ※ ちょっと歴史を感じさせてくれた岩手県公会堂です。(現在は貸館だそうです)

 私は今回はゆったりとウォークすることを心がけていた。5キロも進んだろうか?公園のベンチで一回目の休憩をとった。休憩後に中津川を渡ると盛岡市の旧市街のような地区に導かれた。辺り一帯は「紺屋町番屋」と呼ばれる江戸時代(?)の頃の火消番屋の鐘楼が今の残り、他の建物も歴史を感じさせる風情を残していた。それらの建物はカフェとか土産物屋として活用されているようだった。

    
    ※ 歴史を感じさせる消防の鐘楼が珍しかったです。

 そして盛岡の歴史的建造物の一つである「岩手銀行赤レンガ舘」の前に立った。赤レンガ舘は拙ブログでもレポしたが、東京駅を設計した盛岡出身の葛西萬司氏が設計したとのことで東京駅の面影を感じさせる外観となっていた。館内では八幡市の漆器工房の職人さんたちが漆器の工程を実演していて、それをじっくりと見学させてもらった。漆器は漆を何度も何度も塗り重ねられて完成していることを実感させてもらった。

    
    ※ 存在感のある岩手銀行レンガ館の外観です。
    
    ※ レンガ館の中では漆器職人が漆塗りの実演をしていました。
 
  赤レンガ館の傍ではショッピングセンターの販促活動の一環だろうか「盛岡さんさ踊り」を小学生たちが踊り、その周りを多くの人たちが取り巻いていた。

    
    ※ レンガ館横のショッピングセンター前では小学生の「盛岡さんさ踊り」が披露されていました。

 そしてコースは「鶴岡八幡宮」を目ざす参道に入った。この辺りは下町的な雰囲気もあったが、そこで気付いたことがあった。歩道が狭いのだ。本州の歴史のある町では時折りそうした狭い歩道に出会うことがあるが、改良は難しいのかもしれない。
 「盛岡八幡宮」は、祝日そして日曜日とあって多くの善男善女で賑わっていた。特にこの時期は「七五三」のお祝いにお参りされている方の姿も目立った。

    
    ※ 風格ある盛岡八幡宮の本殿です。
    
   ※ 盛岡八幡宮の境内では、写真のように七五三を祝うお子さんの姿が目立ちました。

 「盛岡八幡宮」を後にすると、「盛岡町屋」と呼ばれている一帯を通過する。この一帯も古い街並みが続いていた。

    
    ※ またまた昔の鐘楼に出会いました。盛岡市内にいくつ残っているのかな?
    
    ※ 盛岡町屋と呼ばれる一帯の歴史を感じさせる建物が並んでいました。

 そして中津川の川辺に建つ「新渡戸稲造生誕の地」を見て、中津川を再び渡ると「盛岡城跡公園」に導かれた。盛岡城跡公園をグルっと一回りするコースだったが、私はもちろん公園内も巡り歩いた。小高い丘に上に位置する城跡だが、特に残存する建物はなかったが、本丸が建てられていたと思われるところに銅像の台座のようなものが残っていた。調べてみると、それは盛岡藩主・南部家の子孫である南部利祥氏が日清戦争に従軍した際、明治維新で盛岡藩が朝敵となった “汚名” を注ぐ活躍をしたが戦死したことを市民が悼み有志で銅像を作成したそうだ。(明治41年)しかし、太平洋戦争の際に戦時動員で銅像は供出され(昭和19年)、今は台座のみが残っているのを私が見たということだ。

    
    ※ 盛岡出身の新渡戸稲造の銅像が建てられていました。
    
    ※ 盛岡城跡の本丸跡と思われるところに残されていた台座です。

 城自体は高い石垣だけが当時を偲ばせている。公園内にあった「もりおか歴史文化館」は今回はパスした。

    
    ※ 盛岡城跡公園で唯一城跡と分かる石垣が周りを取り囲んでいました。

 公園を一周するといよいよラスト1.5キロである。北上川沿いの道路を北上して盛岡駅を目ざすと、古い盛岡から新しい盛岡を象徴するように高いビル群が目に入ってくる。

    
    ※ 盛岡駅に近づくと、近代的なビル群が目立ちました。

 最後に北上川に架かる「不来方橋」を渡るとゴールの盛岡駅だった。

    
    ※ 盛岡駅近くの「不来方橋」から見る北上川と岩手山です。

 記録は取っていなかったが、掛けた時間は4時間前後だった。いつもの倍近い時間をかけて10.5キロを歩いた。私にはこれが心地良かった。
 何も時間を競うウォーキングではない。それと分かってはいてもついつい先を急いでしまうのがこれまでのJRウォーキングだった。今さらながらにウォーキングの楽しさに気付いた思いである。楽しく、充実した思いでゴールできたことが何よりだった。
◇ウォーク実施日  2024年11月3日(日・祝)
◇歩いた距離    約10.5 km