田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

雪上ハイク in 野幌森林公園

2021-02-28 16:55:00 | スノーシュートレック & スノーハイク

 雪上ハイクとは云っても、今日(28日)のそれは本格的なものではなく、ある目的のついでに雪上を歩いたという話である。だからどこかを目ざしたというものではなく、体力づくり的な雪上ハイクだった。

   

 ※ 野幌森林公園内の一角にスクッと立つ「北海道百年記念塔」ですが、老朽化が進んでいます。

 ある目的とは? 「北海道開拓の村」の中で年中行事として開催されている「雛飾り」見物がその目的だった。雛人形にそれほど関心があるわけではないが、村内に23組もの「ひな人形」が飾られていると聞くと、一度は見てみたいと野次馬根性が頭をもたげたのである。その「雛飾り」の模様は明日レポすることにして「雛飾り」の様子をカメラに収めただけで還ってくるのは芸がないと考え、本日はその後に「北海道開拓の村」周辺を巡ったので、その雪上ハイクについてレポすることにする。

         

   ※ 私が今日歩いたのは、森林公園内のほんの一角です。(黒い矢印の部分)

 「野幌森林公園」の雪上ハイクは昨年ずいぶんと取り組んだが、「北海道開拓の村」周辺は歩いたことがなかった。そこで本日は、「北海道開拓の村」から割合近くにある「瑞穂の池」、そして「百年記念塔」、「北海道博物館」を巡り、「北海道開拓の村」に帰ってくるルートを選択した。

   

   ※ 「北海道開拓の村」の一角に、森林公園内の散策ルートの案内図がありました。

 ルートとしてはかなり人気のあるルートとみて、スノーシューは使わず、軽アイゼンを装着してツボ足で巡ることにした。途中で出会った人たちは、スノーシュー、クロカンスキー、ツボ足とまちまちだったが、ツボ足でまったく不自由ではなかった。

   

   ※ 「北海道開拓の村」の柵の外に「瑞穂の池」に向かうルートの足跡が続いています。

 「北海道開拓の村」は、もともと「野幌森林公園」内の一部なのだが、開拓の村部分は柵で囲っているため、「瑞穂の池」に向かうルートはその柵の外側をなぞって造られている。そのルートの0.9キロ先に「瑞穂の池」はあった。「野幌森林公園」内では最も大きな池であるが、この時期はもちろん全面結氷していた。

   

   ※ 「瑞穂の池」が近づいて、ルートは少しワイルド感が出てきました。

   

   ※ 全面結氷した「瑞穂の池」です。

 そこから「百年記念塔」までは約2キロ。森林の中を往くルートである。モノトーンの景色の中、ただ黙々と歩くだけだった。意外に思ったのは、森林公園内の中でも通ったルートは樹種などについての説明板が充実していたことだ。その中でも「北限に近いクリの木」という説明板があった。いつ立てた説明板か不明だが、近年の温暖化はクリの北限をさらに北に伸ばしているのではと思われるのだが、はたして真実は?

   

   ※ 北限のクリについての説明板です。

        

     ※ 立派に成長したクリの木がスクッと立っていました。

 私の雪上ハイクは、私自身がせっかちのため森林内に生息する鳥や小動物を観察しようなどという気が起きないのだが、今日ハイクをしている最中にカメラを構えていた人と出会ったので「何か見えるのですか?」と問うと「アカゲラがいます」と教えてくれた。指さす方を見ると、確かにアカゲラが木に止まっているのが見えた。私のカメラのズームでは撮影は困難と判断して写さなかったが、森林内で鳥たちを目撃できるのは嬉しいことだが、私自身が鳥や小動物の出現をじっと待つということは出来ないだろうなぁ…。

   

   ※ 野幌森林公園内の散策ルートはこのような案内板が整備されているので安心して散策できます。

 ルート内では日曜日の上、好天とあって、たくさんの人たちが行き来していた。健康づくり志向する人が多いようだ。

   

   ※ 前方に人が見えますが、この日はルートを散策する多くの人に出合いました。

 やがて「百年記念塔」が立つところに着いた。スクッと立つ「百年記念塔」はかなり遠くからも望むことができ、ある意味北海道のシンボル的モニュメントの役割を果たしてきたが、老朽化のため撤去されることが決まっている。仕方のないことか…。

        

       ※ 百年記念塔が少し傾いているところが私らしいですね。     

 「百年記念塔」から「北海道博物館」の横を通り、「北海道開拓の村」へ還ってきた。その間、約6キロ。体力づくりの意味しか持たない雪上ハイクだったが、「野幌森林公園」はさまざまなルートを自分なりに描いてハイクできるところが素晴らしい公園である。


コンサドーレ札幌 願ってもない好発進!

2021-02-27 19:56:25 | スポーツ & スポーツ観戦

 いよいよ2021シーズンのJ1リーグ戦が開幕した。我が愛する北海道コンサドーレ札幌は、今季初戦をホーム札幌ドームに横浜FCを迎え、5対1と願ってもない素晴らしい戦いぶりで2021シーズンを好発進した!

  ※ 本日掲載の写真は全てテレビ画面を写したものです。

 今日は2月27日(土)、北海道札幌はまだまだ雪の中だが、サッカーJ1リーグは開幕した。

 長年、コンサドーレを応援し続け、ホーム戦にはできるだけスタジアムに駆け付けるようにしていたのだが、昨年来どうしても“密”の状態を避けたい思いがあり、スタジアムから遠ざかってしまった。今日も悩んだのだが、結局はテレビ観戦で我慢することにした。

   

   ※ 本日の札幌ドームには約11,000人のサポーターが駆け付けたという。

 今シーズンのコンサドーレの下馬評は必ずしも芳しいものではなかった。経営が苦しい中でも積極的に補強し、私としては期待しながらシーズンインを待っていたのだが、新聞評を見るかぎり上位予想をする評価は皆無のようだった。

 ワクワクしながら試合開始のホイッスルを聞いたが、開始後2分、早くも試合が動いた。駒井選手が見事なミドルシュートで先制したのだ。すると続いて4分、今度は金子選手も同じような位置から2点目を奪取した。思わぬ展開に驚きながら試合展開を見守った。

   

   ※ この日2得点と大活躍の金子選手がゴールを決めた後の喜びの表情です。

 その後膠着状態が続く中、コンサDFのミスを突かれ1点を返されたが、今日のコンサは勢いが違った。前半終了間際、ロペス選手が、そして再び金子選手が続けざまに得点して、前半を4対1で折り返した。

   

  ※ 昨シーズンはケガに泣かされたチャナティプ選手は元気な姿で、この日1得点しました。

 後半に入ってもコンサの勢いは止まらず、完全に試合をコントロールして追加点のチャンスを何度も掴んだがゴールに嫌われるシーンが続いた。特に新人の小柏選手の動きは抜群だったのだが、得点シーンは生まれなかった。昨年のケガから復活したチャナテップ選手が5点目をゲットし、相手の息の根を止める効果があった。

   

   ※ 抜群の動きを見せた新人の小柏選手です。今後も期待されます。

 試合終了5分前には、コンサに再び入団したレジェンド小野選手をピッチに送り出す余裕を見せ、結局5対1という完勝といってよい勝利を収めた。

   

   ※ コンサに復帰した小野選手も後半ピッチに立ちました。

 今日の試合で嬉しかったのは、昨年ケガでほとんど一年を棒に振ったチャナテップ選手と、新人の小柏選手の活躍である。コンサとしては主力がほとんど残留した中で、昨年いなかった(活躍できなかった)二人が活躍したことにより、昨年以上に層が厚くなったことだ。特に小柏選手の活躍は見事で、レギュラーの位置を掴み取ったかのような印象である。その他、金子、ルーカス、駒井、宮澤選手らが健在なのも頼もしい。

   

   ※ コンサイレブンを統率する道産子でコンサ生え抜きの宮澤選手は頼りになります。

 リーグ戦の幕は明けたが、これから全20チームによる長い長い戦いが始まる。はたして今シーズンのコンサはどんな戦いぶりを見せてくれるのか?コロナ禍に苦しむ道民に明るい話題を届けてほしいと願いたい。この思いはどのチームのサポーターも同じ思いに違いない。コロナ禍が一日も早く終息して、スタジアム内にサポーターの歓声が響き渡る日が戻ってくることを願いたい。そしてそのような中で我が北海道コンサドーレ札幌が快進撃を続けることを願いたいと思った。

 


リベンジ!雪上ハイク in 西岡レクの森

2021-02-26 19:40:40 | スノーシュートレック & スノーハイク

 先日(23日)途中断念した「西岡レクの森」雪上ハイクのリベンジを果たすことができた!天候も良く、気持ちの良い雪上ハイクだった。ところが!思わぬハプニングが勃発し、午後から半日はその対応に没頭された。

        

  ※ 私は灰色の道路を辿り、黒色の矢印のところから「西岡レクの森」に入りました。

 朝起きた時に好天だったので、「先日のリベンジをしよう!」と西岡の森に出かけた。先日、途中で折り返してしまった道をどんどん奥へと進んだ。そうすると、道端に一台の車が駐車していて、そこが「西岡レクの森」のスタート地点だった。

 駐車していた車は、北海道バイアスロン連盟の関係者だったようだ。私が車を停めると「西岡レクの森の方は散策しても良いが、反対側の中央峠、白旗山方面はバイアスロン大会を開催しているため立入禁止の措置が取られています」とのことだった。「西岡レクの森」の周回コースは一周4.5キロと短いこともあり、できれば反対方面へも足を伸ばしたいと思っていたのだが、その時点で諦めねばならなかった。中央峠、白旗山のルートが競技のコースにはなっていないはずだが、射撃の流れ弾の危険から避ける措置だと理解した。

   

   ※ 中央峠方面への自然歩道のルートには写真のような注意書きがありました。

   

   ※ 「西岡レクの森」の月寒川右岸口のところにあった案内板です。

 車を駐車したすぐ傍、「月寒川右岸口」からスノーシューを装着して「西岡レクの森」に入った。ルートには数日前にスキーで歩いた人のシュプールが付いていたので、その跡を追った。遠くからバイアスロンの射撃音が響いていた。射撃の音以外は、木々を渡る風の音しか聞こえない中を進んだ。ルートは「レクの森」という軽やかなイメージとは違い、アップダウンもけっこうありワイルドな感じのルートだった。

   

   ※ ルートにはスキーのシュプールが付いていました。

   

   ※ 私が歩いた跡にはスノーシューの跡が残ります。

   

   ※ このようにワイルドのところもありました。

 ところどころにルートを表す小さな標識が立っていたが、先行するシュプールがなければ、初めての私にはとても先へは進めなかったかもしれない。シュプールの跡を辿っていくと、広い林道に出た。林道にはたくさんのスキーのシュプールが付いていた。どうやらレクの森のルートから外れてさらに奥へ踏み入ったようだった。スキーのシュプールがたくさんあったこと、スキーの幅がクロカンのスキー幅より広かったことから、どうやら自衛隊員の冬季訓練のコースに踏み入ったようだった。その先へ進むと、自衛隊の注意書きが掲示されており、その先へ進むことは禁止されていたので、私はそこから折り返すことにした。

   

   ※ コースのところどころ立てられていた案内標識です。

   

   ※ 月寒川の源流近くでは写真のように右に左に大きくうねっていました。   

   

   ※ 写真のところはけっこうな上りだったのですが、写真で見ると平坦ですねぇ。

   

   ※ 林道にはたくさんの人のスキーのシュプールが描かれていました。

   

  ※ 林道を上り切ったところに自衛隊の注意書きがあり、立ち入り禁止のゲートがありました。

 後半、「月寒川左岸口」を目ざして進んだが、前半と同様のワイルドのコースがずーっと続いていた。

 陽射しは春が近いかのように力強さを増したように感じたが、森の中はまだたっぷり雪が積もっていて、春はまだまだという感じでもあった。

   

   ※ 丘の上からも月寒川のうねりの様子が見えます。

 スタートから2時間20分後、「月寒川左岸口」に到達した。その時歩いた距離は8キロを示していた。距離的にはやや物足りなさもあったが、この日の雪上ハイクは終了とした。

   

   ※ ゴール地点とした左岸口にも同じような案内標識が立てられていました。

 そして帰宅しよう、と思った時だ!何気なく車に目をやると、なんと左の後輪がへこんでいるではないか!パンクである!

   

   ※ あゝ、無残!タイヤがへこんでいました。                       

 パニックに陥りそうだったが、そこはグッと自分を落ち着かせてようやく通じたスマホで保険会社に連絡を取り、レッカー車を依頼した。西岡の山中でレッカー車を待つこと40分。自動車整備会社に運んでもらい、私はレッカー車の運転手の計らいで近くの地下鉄駅まで同乗させていただき、そこから帰宅した。

   

   ※ レッカー車に乗せられた我が愛車。

 整備会社からバンクの状態の連絡が入ったが、幸い大したことなく直ぐにパンクの修理が終わったとのことだった。不幸中の幸いだった。私はさっそく修理の終えた車を受け取りに行った。問題はレッカー代であるが、さてどれくらいかかるのだろうか?

 アウトドアを楽しむということは、常に危険が伴うことからいつも最大限の注意を払っていたし、車の運転にも最大限の安全運転を心がけているのだが、まさか車自体のアクシデントに遭うとは想定していなかった。今後はそうしたアクシデントも想定の中に入れながら楽しまねばならないと教えられた一日だった。


札幌麺紀行 136 ラーメンさんぱち 西岡店

2021-02-25 19:21:47 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 以前、ラーメンさんぱちの「昔風正油ラーメン」の大ファンだった。その懐かしい味を求めてひさしぶりのさんぱち訪問となった。懐かしい味は健在だった…。

   

 一昨日、雪上ハイクで「西岡レクの森」に向かう途中で「ラーメンさんぱち」の看板が目に入った。

 「さんぱち」というと、私が札幌に来る前に道東の某都市に進出していた店によく通ったものである。そしてそこで出会い、すっかり惚れこんだのが「昔風正油ラーメン」だった。タマネギをベースにした正油ダレはやや濃い味なのだが、どこか懐かしさが漂う味に私はすっかり惚れ込んだ。

   

 札幌へ来てからも時々「さんぱちラーメン」を訪れていたのだが、店によっては「昔風正油ラーメン」を扱っていないところもあって、いつしか足が遠のいていた。

   

 店の前を通った時、ちょうど昼時だったこともあり、迷いなく店に入ることにした。祝日たったこともあったのだろうか、店はけっこうな賑わいをみせていた。

 私は数あるメニューの中から迷いなく「昔風正油ラーメン」(850円)を注文した。

 それほど待たされることもなく懐かしい「昔風正油ラーメン」が出てきた。まずはスープを一杯。う~ん。懐かしい味そのままである。トッピングは芸術的に薄くスライスしたチャーシューが2枚、メンマ、長ネギ、海苔、そして「さんぱち」の文字が浮かんだなると、といたってシンプル。そしてスープの中にタマネギが混じっている。

   

 麺は中細麺よりはやや太めのごく普通の麺といった感じである。

   

 スープは濃いめと記したが、それでもあっさり味である。最近のコクのあるラーメンが好きな方には物足りないかもしれないが、時には昔風を食してみるのもいいのではないか、と思うのだが…。お試しあれ!

【ラーメンさんぱち 西岡店 概要】

札幌市豊平区西岡3条8丁目11番20号

電  話   011-855-8977   

営業時間   11:00~21:00

定休日    無休

座席数    41席(カウンター席、テーブル席、小上がり席)

駐車場    有(共同駐車場12台)

入店日   ‘21/02/23


雪上ハイク in 西岡レクの森(失敗)

2021-02-24 16:45:16 | スノーシュートレック & スノーハイク

  「西岡レクの森」の入口を探して車で右往左往し、雪の上を歩いて右往左往したが、結局見つけることができず敗退した。しかし、なんとか手がかりのようなものだけは掴むことができたのでは?と思っている。

   

  ※ 「西岡入口」のところにある案内標識です。私は右側(茶色)の標識に惑わされました。

 昨日(23日)、天候は不安定だったがこの日は特に予定もなかったことから、札幌自然歩道の一つ「西岡レクの森」の雪上ハイクをしようと出かけた。

 西岡に向かう途中から降雪が激しくなってきた。「これは歩くのは無理かな?でも入口だけは見つけて帰りたい」と思い車を走らせた。私にとって未知の道を走り、なんとか「西岡レクの森」の入口を見つけようとした。ところが先に進むにつれて道が細くなり、Uターンできなくなるのでは、との思いに駆られ途中で引き返し帰路についた。

 ところが帰路についてしばらくすると雪は小止みになった。「せっかくだから、西岡公園から目ざせるところまで歩いてみよう」とレクの森の入口からはかなり遠くなるが、西岡公園から歩いてみることにした。

   

   ※ 西岡公園の駐車場で。雪模様のため駐車している車が少ないです。

 西岡公園の駐車場から約3.7キロ歩いて、前回の「雪上ハイク in 西岡公園」で到達した「西岡入口」に到達した。その途中で先方から歩いてきた人がいたのでお話を伺うと、どうやら私が途中で引き返した道路を通って来たことが分かった。道路は通じていることは判明した。「西岡入口」からさらに足跡を辿ると、車道に出た。「西岡レクの森」の入口を探して私は車道を遡った。しかし、いくら行けども入口らしきものが見えない。途中、一か所だけ「あるいは?」と思われたところがあったが、森の中に明らかな自然歩道らしき跡を見出すことはできなかった。

   

  ※ 私が一瞬「西岡レクの森」のルートでは?と思ったのですが、先に道は拓けていませんでした。

 諦めて、先の「西岡入口」の案内標識のところまで戻り検討したところ、どうやら私が白旗山や真栄方面との分岐と考えていた道(ルート)は案内標識のところでは「西岡レクの森」へのルートと同一だということが判明した。

   

   ※ 「西岡入口」の標識のところから白旗山、真栄方面、さらには西岡レクの森に通ずる自然歩道だと思われます。

 一方で、車でアクセスする場合は林道をかなり奥深くまで走ることによって到達できるようだということも判明した。はっきりしたことを判明するまでには至ってはいないが、次回は車で近くまでアクセスして、たとえ入口の標識などがなくとも、辺りを歩き回って入口を発見しようと思っている。

   

   ※ 西岡公園の湿地帯では、木道の整備が進んでいました。右側は未完成の木道です。

 前回の「宮丘公園」と「西野市民の森」の連絡線を見つけるのにも苦労したが、地元の事情をよく分からない者にとっては、略図程度のマップではどうしても判断付かない場合が多い。仕方のないことなのかもしれないが、こうして場数をたくさん踏むことによって地域の事情に精通していく、ということなのかもしれない…。

   

   ※ 西岡水源地のシンボル取水塔ですが、池の方は降雪のために煙って見えません。

 「西岡入口」の案内標識のところから、来た時とは水源池の反対側を通り、駐車場に帰り着いたのだった。さあ、近いうちにリベンジの雪上ハイクをしなければ!!

                                   


対論「コロナ後の北海道経済をどう立て直すか」

2021-02-23 18:15:13 | 講演・講義・フォーラム等

 人口密度が低い北海道はコロナと共生するうえでの地域特性がある。はたまた、北海道はこれまで何度も経済危機を乗り越えてきた実績がある、等々二人の論者はコロナ後の北海道経済を前向きに語ってくれた。

   

 昨夕(22日)、北海道新聞社と北大公共政策大学院によるコラボ企画 対論「コロナ後の北海道経済をどう立て直すか」が開催された。経済のことなどまるで疎い私であるが、最近はリアルな講演会や討論会が激減していることから、たまあに頭の体操も良いかな?と考え参加することにした。

 登壇者は北大公共政策大学院の石井吉春客員教授北海道新聞の浜中淳経済部長のお二人だった。最初に石井客員教授が「新型コロナウィルス感染症と北海道経済」と題して問題提起された。

 その中で、石井客員教授は国の緊急事態宣言や北海道独自の集中対策期間の施策が功を奏して一定水準にまで感染が減少傾向にあるとし、重症患者や死亡のリスクは持病のある高齢者に集中している現実があるとした。そのうえで陽性患者の死亡率は自然死亡率と同程度の水準にあるとし、全体死亡率が上がっているわけではないと指摘した。石井氏は言外にコロナリスクをあまり大げさに騒ぎ立てる必要はないのではないか、と言われていると理解したのだが…。

 そして石井氏は「ウィズコロナをどう生きるか」という点については、感染対策を行いながら普通の生活を取り戻していく(ニューノーマルな社会の確立)「ウィルスと併存する社会」を志向していくべきではないか、と語った。

   

 続いて、石井氏と浜中氏の対論に入ったのだが、コーディネーター役の北海道新聞の堂本晴美報道センター部次長が三つの論点を示して、それに両者が答える形で進められた。

 一点目は北海道の主要産業の一つである「観光業」の今後について問われた。

 石井氏は、今回のコロナ禍で最も影響を受けている産業だとして、簡単に元には戻らないだろうとの見通しを立てた。そして今後は団体客より個人客、地元客に焦点を当てて質の高いサービスの提供を目ざすべきとした。また、北海道の特産品を広く発信することで旅前・旅中・旅後のサービスの提供も図るべきとした。

 浜中氏は、北海道の観光業が産業として自立したのは2008年以降で、まだ歴史が浅く団体客受入れが中心で、本当の意味で産業としての自立できていない現状だったした。今後は、行政と観光業界が連携して観光政策を確立していく必要性があるとした。その中で、休暇の分散化などについて検討する必要性についても論及された。

 二点目は北海道内の交通、特にJR北海道の苦境について問われた。

 この点について石井氏は、コロナ禍によってテレワークが推進され、出張による移動が大幅に減少するなど、今後も需要が戻る見通しが立たないとした。そうした中、JRは極めて厳しい状況にあるとし、北海道においては例えばLCCの活用など、大胆な交通体系の見直しが必要ではないかと指摘した。

 一方、浜中氏はメディアの代表としてと断りながら、JRの問題は縮小止むなしと思うが、JR問題は経済合理性だけでは語れない側面があるとした。つまり問題は国鉄分割民営化が決定された経過まで遡り議論する必要があるのではないかと強調した。分割民営化当時、国が道民に呼び掛けていた経緯などにも触れ、JR問題を単に北海道の問題として矮小化することの問題点を強調されたと私には聞こえた。

 最後に三点目としてコロナ後の北海道経済の可能性について問われた。

 この点について石井氏は、テレワークが推進され、通勤が無くなったことによって、それぞれの生活が改められ、東京で勤務することの無駄に気づいた人が多いのではないかと指摘した。以前に「地方創生」が施策として打ち出されたが逆に東京の一極集中が加速してしまった経緯がある。しかしICT環境が整備されつつある今、政策が関与することによって真の意味で地方の活性化を図ることが必要だとして、北海道は人口密度が低いことが大きなポテンシャルとなり、本社機能や研究施設などを積極的に誘致することだと指摘した。また、北海道の強みである食料、エネルギーなどの分野において持続可能性が叫ばれる昨今において有利に働くだろうとの見通しも語った。石井氏は、コロナ後は北海道が変わるチャンスであると強調された。

 一方の浜中氏は、コロナ禍が終息しても元には戻らないことを受け止めつつ、北海道の企業経営者はコロナ後を見据えた経営戦略を今から打ち立てておく必要があるとした。また、北海道の地方における人口減少は深刻で、地域のコミュニテイーが崩壊の危機にある。菅首相の言う“共助”の仕組みをどう構築するのか、政府、行政の対策の強化が望まれるとした。

 以上、お二人のお話を私なりの解釈でまとめてみたが、発言者の意図と異なる部分もあるいはあるかもしれない。詳しくは、北海道新聞の27日朝刊でその詳細が掲載されるということなので興味のある方はご覧いただきたい。

 人口の減少が著しい北海道において、コロナ禍がそれに追い打ちをかけている現状の中、北海道経済を語るのは難しいことであり、それを聴く私たちもともすれば暗い思いになるところだが、お二人には北海道が持っているポテンシャル、あるいはその先の光明について語っていただいた対論だったと解釈した。

 


札幌でしかできない50のこと〔34〕円山動物園

2021-02-22 15:08:03 | 札幌でしかできない50のこと

 円山動物園が「札幌でしかできない50のこと」ランクインしているのは少し意外な気がした。それほど特色ある動物園とは思えなかったからだが、札幌市民が憩う場の一つとしては、確かに存在感はあると思うのだが…。

    

  ※ 円山動物園正門から入園したところにある表示ですが、緑多い動物園内がうかがわれます。

 「札幌でしかできない50のこと」№34として「円山動物園」をこの度改めて訪れてみた。ガイドマップ上では№19にリストアップされている。そこには「散歩ついでにシロクマに会う。」と題して次のような紹介文が載っている。「円山公園内にある動物園。『世界の熊館』では、2014年末に生まれたばかりのホッキョクグマの子どもが見られる。また、2015年10月には『アフリカゾーン』がオープン予定。中学生以下は入園無料なので、家族連れでの散策にもぴったり。」とある。

 私はこれまでにも何度も円山動物園を訪れており、ブログでも何度かレポしているのだが、今回「札幌でしかできない50のこと」にリストアップされていたことから、改めて20日(土)に訪れ、紹介文にあるシロクマを中心に見てきたことをレポしたい。

 円山動物園を訪れる方法にはいくつかの方法があるが、最も一般的な方法は地下鉄「円山公園」駅から徒歩で向かう方が多いのではと思う。徒歩およそ15分である。(私はこの日〈2月19日〉は自宅から徒歩で向かったが)

   

   ※ 地下鉄「円山公園駅」から向かうときに通るスギ林の中の木道です。

 円山公園駅から円山公園に入り、動物園に向かう際、動物園へのエントランスの役割を果たすように杉林の中に木道が続いている。(北海道にスギは自生しないと言われているが、試験林として植樹されたという)また、その木道の横を小川が走っているが、その川向にも遊歩道があるが、そこを通ると巨大なカツラの木が何本も自生しているのに出会える。

   

   ※ 木道を通らず、対岸の遊歩道を歩くと、このようなカツラの大木に出合います。

 そしていよいよ「円山動物園」の正門である。この日は土曜日の上に、好天とあって親子連れの姿が目立つ動物園だった。私はすぐさま動物園正門から入って一番奥に位置する「ホッキョクグマ館」を訪ねた。「ホッキョクグマ館」は平成30年3月にオープンした新しく広い施設である。ところがここに放飼されているホッキョクグマ(シロクマ)はご機嫌斜めなのか?シャイなのか?私たち見学者から遠い位置の、しかも岩に陰に隠れていてよく見えなかった。ガッカリして「ホッキョクグマ館」を出たところ、以前からある施設だと思われるところにもホッキョクグマが放飼されていた。こちらの方はしっかりとカメラに収めることができた。

   

   ※ 円山動物園の正門です。

   

   ※ 新装なったホッキョクグマ館の入口です。

   

   ※ 広い放飼場の片隅で寝転んでいて、私たちから姿を隠す(?)ホッキョクグマです。中央

   

   ※ 別な角度からは岩に隠れてまったく姿が見えません。

   

   ※ 隣の放飼場で姿を見せてくれた別のホッキョクグマです。

   

   ※ さらに別の柵のない放飼場で寝そべっているホッキョクグマがいました。

 「ホッキョクグマ館」の傍には「エゾヒグマ館」があったので、こちらも同じクマ類ということで寄ってみた。同じクマとはいえ、やはり毛の色が黒いエゾヒグマの方がホッキョクグマより獰猛そうに実際はどうなのだろうか?

   

   ※ こちらはエゾヒグマ館の入口です。

   

   ※ 太い鉄の柵越しに見たエゾヒグマです。

 この日、私はこの二つの施設を見ただけで帰路に就いたが、「円山動物園」が「札幌でしかできない50のこと」にリストアップされた理由について考えてみた。入園数については旭川市の旭山動物園に抜かれてから久しい。さりとて全国的に特に珍しい動物を飼育しているとも聞いていない。ただ、最近の「円山動物園」の放飼施設の改築、新築には著しいものがある。昔の円山動物園を知っている人は驚きの目をもって見ているのではないか。それほど変貌が激しく思える。ということは、札幌市の予算も相当に注ぎこまれているのではないだろうか?入園者数もそれに伴って増加傾向にあると聞いている。札幌市としても市の観光施設の目玉の一つにしたいという期待の表れなのだ、と私は思った…。

   

   ※ 円山動物園は今年(昨年?)開園70周年を迎えたということで、記念のコーラ缶が発売されていました。   

《円山動物園 概要》                                                            

〔住  所〕札幌市中央区宮之丘3番地1

〔電  話〕011-621-1426  

〔開館時間〕 3月1日~10月31日  午前9:30 ~午後4:30

               11月1日~2月末     午前9:30 ~午後4:00      

〔休園日〕 ・毎月第2・第4水曜日

       ・4月の第2水曜日を含むその週の月曜日~金曜日

       ・11月の第2水曜日を含むその週の月曜日~金曜日

       ・12月29日~31日

〔入園料〕 ・大人 800円(70歳以上 無料)

      ・高校生 半額

      ・中学生以下 無料

〔駐車場〕 有り

      ・第一駐車場(西門側)683台

      ・第二駐車場(正門側)276台 ※普通車のみ

      ・駐車料 普通車 700円


リベンジ!宮丘公園&西野市民の森 縦走雪上ハイク

2021-02-21 16:25:33 | スノーシュートレック & スノーハイク

  宿願の宮丘公園&西野市民の森縦走雪上ハイクを果たすことができた。しかも往復で!踏破距離は約11㎞。春の兆しが感じられる陽光の下で、心地よい雪上ハイキングとなった。宿願を果たせて、今は心地良い疲労感に浸っている。

  

  ※ 私は今日、黒い矢印のところから入り、赤線のように「西野市民の森」を縦断しました。

  

  ※ なんと!市民の森と宮丘公園の連絡口は黒の矢印のところでした。赤い星印は宮丘公園の北口です。

 三日前(18日)に「宮丘公園」と「西野市民の森」の連絡線を見つけられずに撤退してしまった私には、悔しさだけが残った。

 そこで今日、そのリベンジを果たすべく「西野市民の森」に向かった。前回は「宮丘公園」から入ったのだが、今回は反対側の「西野市民の森」の「西野西公園」側から入り、「宮丘公園」の連絡口を見つけようと思った。

 スタート地点とした「西野西公園」には車で向かった。ということは、縦走できたとしても往復しなければならないということだ。もし、往復が無理から宮の沢のバスセンターからバスで西野地区へ戻ればいいとも考えた。

   

   ※ 「西野西公園」から市民の森に入るにはいきなりの急登が待っていました。   

   

   ※ 急登を登り切ったピークから見える西野地区の住宅街です。

 「西野市民の森」は前回とは違い、人一人が犬と共に通った跡が付いていた。そこで私はスノーシューを付けてのハイキングにした。天候は晴れ、風はなく、絶好のハイキング日和である。このところ連日のように雪上ハイクに出かけていて、多少疲れは残っていたものの心地良いハイキングとなった。

   

   ※ 人が一人と犬が通った跡しかなく、スノーシューを装着しました。

   

   ※ 「西野市民の森」のルートは他の市民の森と比べてワイルドな感じがします。

   

   ※ 途中に出合った木の間の残雪に閃いてちょっと造作をしてみました。何かに似てる?

    

    ※ 浄水場口との分岐点です。この交差するルートはかなりの人が通っているようです。

 市民の森の途中にある「251峰」の登りには多少苦労したが、スタートから1時間15分かかって到達した。ここで一息入れていると、反対側から80歳は軽く超えていると思われる男性が登ってきた。足元を見るとアイゼンを付けたツボ足である。前方の様子を伺うとツボ足で十分だという。そこで私もスノーシューを外し、軽アイゼンを付けての雪上ハイクに切り替えた。

   

   ※ 「251峰」を目ざす登りのルートです。見た目よりきつい登りです。

   

   ※ 「251峰」の標識です。このとき標識の下にはベンチがちらっと顔を出していただけでした。   

   

   ※ 「251峰」から見た西野地区の住宅街ですが、立ち木に阻まれて見通しは良くありませんでした。   

 「251峰」からの下りが凄かった。足跡を辿っていくと直下降なのである。夏に歩いた時にはジグを切りながら下山だと記憶していたのだが…。たった251mの標高しかない山とはいえ、直下降は恐ろしい。慎重に、慎重に、恐る恐る下山を続けた私だった。その途中でスコップを抱えた男性に出合った。地元の方!と判断して、「これが正式ルートですか?」と問うと、「冬だけのルート」だという。夏は私が記憶しているジグを切るルートらしい。この男性に「宮丘公園」への連絡線のことについて伺った。結果、もしこの男性と出会わなかったなら、私は今日も山中で右往左往することになったかもしれない。

   

   ※ 「251峰」直下の直下降、直登の様子ですが、写真はどうしても平板に写りますねぇ。   

 「西野市民の森」の出口から、件の男性のアドバイスどおりに歩を進めると、なんと!「宮丘公園」の中間点に出たではないか!私は「宮丘公園」をきっちりと縦断した後に「西野市民の森」が続くものと思っていただけに、この解答には驚いた。(札幌市の担当部局にはぜひこの案内を明示してもらいたいものだ)

   

   ※ 「西野市民の森」の宮丘公園側の入口です。ここから数百mで「宮丘公園」でした。

   

   ※ 「宮丘公園」の中間地点のトイレのある所に出ました。

   

   ※ 「宮丘公園」の最も広々とした広場です。

 その後、「宮丘公園」を縦断して公園の北口まで行って、そこから折り返した。

   

   ※ 「宮丘公園」の北端、北側の入口です。

   

   ※ 「宮丘公園」の見晴らし広場から琴似方面を望んだところです。

 来るときに苦労した直下降のルートの直登には下り以上に苦労をしたが、何とか登りきることができた。そして「251峰」に至ると、そこにあるベンチの周りがきれいに除雪されていて、座って休むことができるようになっていた。おそらく、私が出会った男性が除雪されたものと思われる。地元の登山愛好者の方だろうと思われるが、感謝、感謝である。私もあり難く座って利用させてもらった。

   

※ 帰りに「251峰」に立ち寄ったところ、除雪されてベンチが利用できるようになっていました。   

 ということで、3度の小休止を含めて総行動時間4時間10分。踏破距離11㎞。軽い疲労感を感じつつも満足、満足のリベンジ雪上ハイクだった。


札幌麺紀行 135 ラーメン桜島 本店

2021-02-20 16:42:51 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 店主自慢(?)のチャーシューの豪快さには驚いた。「桜島ラーメン」には、種類の違う三種のチャーシューがドーンとのっていた。人気店らしく次から次へと来客が相次いだが、ラーメンとしては私の好みとやや違った??

 私が週末などに車で北1条宮の沢通りを通るとき、いつも行列が出来ているラーメン店が気になっていた。駐車場はあるようだったが、小さなために「訪れるのは難しいなぁ」と思っていた。ところが18日に西野地区で雪上ハイクをした後、徒歩で家に向かったのでその途中に訪れることができた。

   

   ※ 暖簾もインパクトがあります。入口のドアが隠れてしまいそうです。

 まずは暖簾の巨大さに驚かされた。その暖簾をくぐり店内に入ると、今風というよりは一時代前のラーメン店といった風情だった。私は一人だったこともありカウンターに案内された。そして私の場合、初体験の店ではメニューのトップに載っているものをチョイスするようにしているが、ここでもメニューの最初に載っていた「桜島ラーメン」(980円)を注文した。そのメニューの「桜島ラーメン」のところには「店主入魂のラーメン。3種のチャーシューを堪能あれ」と店主のコメントが載っていた。

   

   

 注文をしてからそれほど待つこともなく「桜島ラーメン」が私の前に出された。それを見て驚いた。丼の表面が3枚のチャーシューに覆われているのだ。その3種のチャーシューとは、炙りチャーシュー、茹でチャーシュー、角煮チャーシューの3種である。その他に煮卵、高菜漬け、長ネギがトッピングされていた。

   

   ※ 「桜島ラーメン」のチャーシューは、上から時計回りに「角煮チャーシュー」、「炙りチャーシュー」、「茹でチャーシュー」り順です。角煮が小さく見えますが、スープの中に隠れてしまっています。ゴロンとした大きな角煮でした。

 スープはとんこつだが、鹿子島とんこつと銘打って、博多とんこつなどよりはあっさりめである。麺はストレートの中細麺。

 なんといってもチャーシューである。私が最初に手を付けたのは炙りチャーシューだったが、これは私の好みだった。凄かったのは角煮チャーシューである。ゴロンとした大きな角煮は、私にはそれだけでお腹いっぱいになる感じだった。

 肝心のスープと麺の方だが、意外にあっさりした感じだったが、何せチャーシューのインパクトに圧倒された。しかし、そのボリュームは私のような年代には無理があり、最後は無理やり喉に押し込んだ感じで、ラーメンの美味しさを味わう余裕がなかった。

 再訪があるかどうか分からないが、もし再訪した時は「一枚チャーシュー麺」(690円)で十分だと思えた。

 行列ができるほどの人気店なのは、ひとえに食欲旺盛な若い人たちからの支持が絶大ということのように思われた。「ラーメン桜島」恐るべし!

【ラーメン桜島 本店 概要】

札幌市西区西野四条3丁目1-38

電  話   011-667-1321   

営業時間   12:00~20:00

定休日    火曜日

座席数    20席(カウンター席、テーブル席、小上がり)

駐車場    有(5台)

入店日   ‘21/02/18


氷瀑巡り №8 モイチャン滝 & 錦糸の滝

2021-02-19 16:36:53 | スノーシュートレック & スノーハイク

 氷瀑巡りのフィナーレとして念願の「モイチャン滝」に向かった。しかし滝に近づくにはV字形に切り込んだ谷底深くに降りねばならず、オイチャンには危険すぎて近づけなかった。私は遠くから「モイチャン滝」の氷瀑を眺めたのだった…。

               

 朝起きると、空は晴れ太陽さえも顔を出していた。昨日の疲れが残っていたものの、絶好のコンディションを逃すことはできない。朝早くはなかったが恵庭渓谷へ向かった。

 木精橋から伸びた林道入口は事前のリサーチも十分だったので、割合簡単に見つけることができた。

   

   ※ 「木精橋」の袂には先行者の車が2台駐車していました。

   

   ※ 左の橋が「木精橋」です。前方には車止めのゲートが。しかし、車の走った跡がありました。

 入口には2台の先行者の車が駐車していた。入口には車止めのゲートがあったが、その先にも車が通った跡があったが、関係者が入っているのかな?と思われた。我々一般人は先行者も含めて徒歩で向かわねばならなかった。林道は時々除雪がされているようで、ツボ足で十分歩ける程度だった。

 歩き始めて7~8経った頃、先方に車が2台駐車していた。近づいてみると、警察の関係車両だった。「えっ?警察がどうして?」、「何か事故でもあったのかな?」と思われたが、その疑問は先に行ってみると解決した。 

   

   ※ すると前方に警察関係車両が駐車していました。

氷柱群

 警察車両が駐車しているところからは、ツボ足の跡が付いているだけのところを辿って、林道を先へ急いだ。林道の左側は深く切り込んだ谷になっていて眼下にモイチャン川の細い流れが見えた。一方右側は高く鋭い崖が頭上に聳えていた。つまり深く切り込んだ谷の中間に林道を造成したようだ。スタートしてから14~5分経った頃、右側の崖に大きな氷柱が現れた。それは崖の隙間から滲み出る水が凍って作られたものと思われる。私が「モイチャン滝」へ行こうと思った理由の一つにこの氷柱を見ることがあった。

 氷柱はさらに林道を上がったところにも現れた。一方、林道には大きな氷の塊が転がってもいた。それは氷柱が成長しすぎて自重で落ちたものと思われた。

   ※ 林道には以下のような氷柱群が見られました。

   

   

   

   

   

   

   

   ※ 林道上に写真のような氷の塊が転がっていました。

   

   ※ この崖の途中から氷柱が転がり落ちたものと思われます。

錦糸の滝

 モイチャン滝に至る前に、谷の向こう側に「錦糸の滝」が見えるはずだった。その位置がどの辺りなのか詳しい情報はなかった。ただ、先行者の足跡が林道から谷川に大きく張り出した跡があったので、私もそこで懸命に向かいの谷を凝視したが滝らしきものは認めることができなかった。あるいは滝自体が細い流れだということなので、遠くから認めるのは難しいのかな?と思われた。

   

   ※ まったく滝らしいものを見出すことができませんでした。

モイチャン滝

 林道は続いていた。徐々に、徐々に傾斜がきつくなってきた。歩き始めて40分くらい経過したときだった。突然足跡が先方に見当たらなくなり、右側の崖下の方に続いていた。そこを覗いてみると、私から見るとまるで真下に落ちるような崖であった。そこに見えたのは足跡ではなく、まるで滑り落ちたような跡だった。そして遠くから男たちの叫び声のような話声が聞こえてきた。よく見ると崖の最も低いところに12~3人の人影が見えた。とてもオイチャン(お爺ちゃん)が降りて行ける崖ではない。実は先行者のブログを拝見していて、私が「モイチャン滝」に近づくことは難しいと思っていたので、潔く諦めることにした。それにしてももっと「モイチャン滝」を見てみたいと、足跡のなくなった林道をさらに上へと上がった。すると林間越しに「モイチャン滝」の氷瀑を見ることができた。そこではなんと数人の人がアイスクライミングに挑戦していた。それで先の警察車両の存在の謎が解けた気がした。つまり、警察関係者はこの日「モイチャン滝」の氷瀑を利用してアイスクライミングの訓練をしていたのではないか、と…。つまり、山中での事故などに備えての訓練に励んでいたと思われる。私たちの知らないところで、仕事とはいえ市民の安全のために励まれていることに感謝したい。

 私は遠くから「モイチャン滝」の氷瀑を確かめ、この日の行動を終えることにした。

   

   ※ こうした足跡を辿って、徐々に、徐々に傾斜を上っていきました。

   

   ※ 先への足跡がなくなってしまいました。

   

   ※ 谷底を見ると、12~3人の人たちが見えました。

   

   ※ 望遠を精一杯引っ張って、写真真ん中付近で氷瀑を登っている人が見えます。

   

   ※ 上下2枚の写真は、モイチャン滝の全貌を写したものです。

   

 

夏の滝巡り 

 今シーズン、今日まで「氷瀑巡り」を続けてきたが、それを続けるうちに「夏に同じところの滝巡りをするのも悪くないなぁ」との思いがもたげてきた。夏と冬の滝の様子を写した写真を併置してみるのもいいなぁ、と考えている。体調さえ許せばぜひ実現したいと考えている。