田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

サタデー・テーリング(24)~(26)

2007-07-31 18:50:40 | 札幌(圏)探訪
 7月某日の土曜日は高校野球の地区予選決勝を観戦する予定だったのですが、友人が「おそらく相当に込み合うよ」という言葉に観戦の意欲も萎えて、サタデー・テーリングに予定を切り替えました。
 今回は天候も良く、近いところを中心にしましたので、待望の自転車を駆って巡り6ヶ所のスタンプをゲットしました。

 その6つとは・・・、
 ◆STVプラザ「スピカ」  ◆札幌テレビ塔   ◆朝日新聞札幌支社
 ◆環境サポートセンター   ◆道庁赤レンガ庁舎 ◆札幌市教育文化会館
の6ヶ所です。前回のレポートと同じように前編・後編に分けて一つ一つ短評とともに報告することにします。

 №24【STVプラザ「スピカ」】
 半そでシャツに、ハーフパンツという軽装で、自転車で颯爽と(?)と駆け回るのはまことに気持ちがよろしいものであります。
 まずはいつも人が群がっているように見えるSTVのスピカです。初老の軽装は本人はいくら良くても、周りはどうなのでしよう?スタンプを置いてあったスピカの売店のお姉さんの表情が心なしか曇っていたように見えたのですが・・・。
 そのスピカですが、STV本体の経営を圧迫しているとかで、間もなく閉鎖されるとのことです。
 お姉さんの顔が曇っていたのは、そのせいだろうか?いや、やっぱり私のせいかな???

№25【札幌テレビ塔】
 遠くからはよく眺めていたのですが、近くに行くことは稀だったテレビ塔下はまったくの観光地の売店ゾーンといった感じでした。
 サタデー・テーリング仲間の小学生が午前10時半なのに、もうお母さんに作ってもらったおにぎりを頬張っていました。

№26【朝日新聞札幌支社】
 立派な社屋をもった朝日新聞の札幌支社ですが、スタンプが玄関前のホールにあり、土曜日のためか案内人も不在で、なんとなく拍子抜けといった感じでした。
 ここでもサタデー・テーリング仲間の女の子たちがいて、「お互い頑張ろう!」
とエールを交歓したのでした。

※添付写真は、テレビ塔の隣のビルの壁にテレビ塔が映っていたものを撮影したものです。

札幌、今年も “魅力度ナンバーワン”

2007-07-30 19:43:21 | 札幌学 & ほっかいどう学
 つい最近の新聞にタイトルのような見出しが躍っていました。
 記事によると、コンサルティング会社「ブランド総合研究所」が全国1千市区町村を対象に街の魅力度などを探る「地域ブランド調査」を実施した結果、昨年に引き続き、札幌市が「魅力的な街」全国一に選ばれたというものです。

 昨年、札幌市が全国一に輝いたと知ったとき私は「へえ~」と思いました。
 なぜなら北海道に住んでいる私たちは、北海道の雪、寒さ、後進性というマイナスイメージをどこかに抱いています。
 ところが全国の人たちはそうは見ていなかったということになります。

 記事は次のように伝えています。
 札幌市について「とても魅力的」との回答は、36.4%で昨年の34.5%を上回った。「やや魅力的」(49.4%)をあわせると8割を超えた。この結果、魅力度は61.1(昨年度60.5)点となった。同社は「『自然資源』『モノ資源』が豊富な『観光・レジャーのまち』としての評価が高い」としている。

 言葉を換えると「札幌市は自然が豊かで、農畜水産物が豊富にあり、観光やレジャーには最適の地である」ということでしょうか。

 このことは、札幌に住む者として率直に喜んで良いことではないでしょうか。
 札幌に住んでいる者ひとり一人が、自信と誇りをもって魅力的な街 “札幌” を全国に発信していくべきなのだと思います。
 私も機会ある毎に、札幌の魅力を伝えていきたいと思っています。

※ 写真は札幌市役所屋上から札幌市南方を写したものです。


サタデー・テーリング(21)~(23)

2007-07-29 18:16:13 | 札幌(圏)探訪
 前日の続きで、7月某日のサタデー・テーリングの後編を・・・。
 昨日紹介した3つのポイントが札幌市の南側に位置しているのら対して、残る3つのポイントは札幌都心を縦断して主として東側に位置するポイントです。

№21【東温水プール】
 東温水プールは、地下鉄東豊線「環状通東」駅すぐ近くにあり、利用する人たちにとってはアクセスの良いところに立地しています。
 たくさんの利用客で賑わっていましたが、窓口の方が笑顔で応対してくれたことが印象的でした。最近はこうした施設の窓口対応がとても良くなってきているように思います。社会が成熟してきた一つの証しなのでしょうか?

№22【北海道開拓の村】
 開拓の村に至るには、地下鉄東西線「新さっぽろ」駅(またはJR新札幌駅)で下車後、バスで向わねばなりません。小学生のサタデー・テーラー(?)にとっては全ポイント制覇のための最難関かもしれません。
 実は恥ずかしいことに今回ここを訪れるまで、私は「北海道開拓の村」と「北海道開拓記念館」を明確に区別していなかったことに気づきました。
 両者はともに近くにはありますが、けっして並んで存在しているわけではなく、距離的にも離れていて、入場料金も別々に徴収されることを今回初めて知りました。
 この「開拓の村」の入場料は大人830円です。年金生活者にとってはけっして小さい金額ではありません。午後2時を過ぎていたこともあって私たちは入場をあきらめました。後日、「一日かけてゆっくりと拝見することにしよう」と妻と二人で開拓の村を後にしました。

№23【苗穂はるにれ児童会館】
 この児童会館は、地下鉄東西線「バスセンター前」駅から少し離れていますが、歩いて10数分といったところでしょうか。都心近くにある児童会館です。
 会館では児童を集めて「絵手紙教室」を行なっていました。指導員の方が誠実そうに説明してくれ、子どもたちも熱心に取り組んでいたので、思わずカメラを向けると「それはご遠慮ください」と丁重に断られました。
 こうした施設では、個人情報の保護という考えが徹底されているんだなぁ、というか自分の認識不足を痛感させられました。

※写真は、「北海道開拓の村」の管理棟を兼ねる「旧札幌停車場」です。

サタデー・テーリング(18)~(20)

2007-07-28 07:48:21 | 札幌(圏)探訪
 忘れられたようになった感もありますが、手をつけたサタデー・テーリングの完成にも意欲を注いでいます。
 隙間をうかがい報告することにします。7月のある土曜日としておきましょう。(あまりにも旧聞となってしまったために)残ってるポイントの中で比較的遠方に属する6つのポイントを訪れました。

 その6つとは・・・、
 ◆北海道青少年会館 ◆札幌市交通資料館 ◆地下鉄「自衛隊前」駅
 ◆東温水プール   ◆北海道開拓の村  ◆苗穂はるにれ児童会館
の6ヶ所です。一つ一つ短評とともに紹介することにします。今回は前編として市の南側に位置する3つのポイントを・・・。

№18【北海道青少年会館】
 真駒内の小高い丘の上にあるこの施設は、体育館やプール、研修室、宿泊室、そしてホールも備えていて、あらゆる研修に対応できる施設のようです。
 私は若かりし頃にこの施設に研修に訪れた記憶があります。確かオリエンテーリングの指導者の資格取得のために宿泊を伴いながら研修を受けたように記憶しています。

№19【札幌市交通資料館】
 札幌市の地下鉄南北線の一部が地上を走り高架になっていることは有名ですが、その高架下を利用して造られているのが「交通資料館」です。
 地下鉄「自衛隊前」駅のすぐ側にあります。
 おそらく職員手作りの資料館と推察しますが、素朴といえば素朴、貧弱といえばちょっと貧弱かな?(失礼!)

№20【地下鉄「自衛隊前」駅】
 今期(2007前期)のサタデー・テーリングのポイント34ヶ所のうち唯一ポイントが明示されていない隠れポイントがこの地下鉄「自衛隊前」駅でした。
 けっして難しい隠れポイントではなかったのですが、一応サタデー・テーリング仲間(?)の小学生に確認してからスタンプ探しに向いました。
 今回も車を使用していたのですが、スタンプはやはり改札口を通ったところに置かれしました。やはりサタデー・テーリングは地下鉄利用を前提としているということですよね。駅員にお願いして改札口の内に入れていただきスタンプを押印させてもらいました。

※添付写真は、交通資料館内の様子です。

CROSS CITY JAZZ LIVE

2007-07-27 19:56:32 | ステージ & エンターテイメント

 記念すべき第一回のSAPPORO CITY JAZZ 2007が7月21日から8月5日まで市内各所で開催されています。
 その一環として、市内中心部にオープンしたクロスホテル(北2条西2丁目)のオープニングイベントを兼ねた形でホテル前の特設ステージで7月20日から連日、昼と夕方にライブ演奏が行なわれました。
 私は23日から3日間連続して、勤務後の午後6時からのライブを楽しみました。

 ステージに登場したミュージシャンの紹介と感想を簡単に・・・。
 23日(月) 岡本 宏(G)、田中 朋子(P)
 岡本さんの渋いギターテクニックと、田中さんの年齢に似合わぬ(失礼!)パワフルなピアノの演奏ぶりが印象的でした。お二人とも札幌で活躍するプロのミュージシャンです。

 24日(水) フィルハーモニア台湾弦楽四重奏
 グループ名からも分かるとおりクラシックの演奏家たちです。サッポロ・シティ・ジャズと同時期に開催されているPMF2007のゲストとして招かれたようです。
 クラシックとはいっても、中国のトラディショナルな曲調を巧みに織り込んだ曲を演奏するサービスをしてくれました。

 25日(火) JAJA (ソプラノサックス、エレクトリックピアノ、ベースギター、ドラムの4人組)
 ソプラノサキソフォーンの圧倒的なパワーとテクニックが光るフュージョン系のバンドとしてかなりの実力派ではないかと思いました。あっという間の30分間でした。
 歩道近くに設置されたステージですから、道行く人が思わず足を停めて聞き入っていた姿が多かったようです。

 この三日間のラインナップでも分かるようにJAZZという概念が広がってきたことに私は今さらながらに気がつきました。
 本来の(旧来の?)ジャズというと、23日の岡本・田中ペアのものを指すのでしょうが、そうしたジャンル分けをするより「音楽を楽しもう!」ということなのでしょう。

 ジャズのコアな愛好者ではない私でも楽しめそうなので、サッポロ・シティ・ジャズ2007の最後を飾るNORTH JAM SESSION ’07(8月5日芸術の森野外ステージ)に参加してみようと思っています。


カルチャーナイト2007 Part Ⅴ 「HBC放送局」

2007-07-26 20:30:23 | 札幌(圏)探訪
 私たちにとって今年のカルチャーナイトのトリは「HBC放送局」の見学でした。
 札幌にある全ての放送局がカルチャーナイトに協賛・参加していましたが、スタジオを公開していたのは、HBCとHTBだけだったような気がします。

 放送局に入るとHBCの看板番組「HANAテレビ」のスタジオが公開されており、番組のメインパーソナリティーを務める渡辺陽子アナウンサーと渕上紘行アナウンサーが来場者の応対をしていました。
(彼らが身に付けているTシャツは、各ヶ所のスタッフも着ているシンボルシャツです)
 TVスタジオはこれまでも何度か見たことはあったものの、やはり番組制作の現場を実際に見ることは興味深いものです。
 子どもたちにTVカメラを実際に操作させてみたり、番組のパーソナリティーがにこやかに応対したり、という姿にHBCの姿勢を見た思いがします。
 その他、HBCのキャラクター「もんすけくん」との記念撮影や、グッズの販売が賑やかに行なわれていました。


 さて、今回私は市内89ヶ所で繰り広げられたカルチャーナイトのイベントの中のわずか4ヶ所に参加したにすぎません。
 たくさんの個所でいろいろな取り組みがあり、さまざまなエピソードが生まれたことでしょう。次回はまた違った所に参加して、違った悦びを得たいと思います。

 私はこうしたカルチャーナイトのような催しに多くの企業・団体が賛同し、参加していることに札幌の良さを感じます。

 けっして小さくはない札幌の街がこのように一つのことでまとまるところに、札幌の民度の高さというのでしょうか、文化度の高さのようなものを感じます。
 そして、それは札幌に住む者にとって大きな悦びでもあるのです。

 さあ、来年はどこを訪れようか・・・。


 《あゝ終戦・・・》
 昨夜、オシムジャパンはとうとうアジアカップの終戦を迎えてしまいました。
 三連覇を信じていた私は終了のホイッスルが鳴ってから、出るのはため息ばかり・・・。
 「サッカーなのだから、こういうこともある。相手がラッキーだった」というオシムの言葉を信じたい。そして、南アW杯の予選に万全を期してもらいたいと願うばかりです。
 かくして私のアジアカップ2007は終わったのでした・・・。

カルチャーナイト2007 Part Ⅳ「時計台ホール 弦楽四重奏」

2007-07-25 20:45:58 | 札幌(圏)探訪
 若さ溢れる三組の弦楽四重奏は、力強いストリングスの響きが木管とは違った意味で音楽の楽しさを味わわせてくれるものでした!

 木管の余韻に浸りながら、道新プラザから道一つ隔てた時計台に向いました。
 時計台では、今回のカルチャーナイト2007のメインイベントと私が勝手に位置づけたPMF受講者による弦楽四重奏のコンサートが時計台ホールで行なわれました。
 メインイベントと位置づけたのは、この催しが唯一入場整理券を必要とし、事前にPMF事務局まで出向いて整理券を入手していたからです。

 なるほど200人程度が入るホールがコンサート開始時にはほぼ満席となっていました。
 時計台ホールはご存知のように歴史的建造物のため照明設備などはほとんど無いに等しい状態です。しかし、それがまた古き良き時代を彷彿させる舞台装置となっています。
(演奏時のカメラ撮影はNGでしたので、開始前に暗いステージを撮影しました)

 PMFについて詳しくは承知していないのですが、国際教育音楽祭という位置づけで、本格的な演奏家を目ざす世界中の若手音楽家がおよそ4週間ほど札幌を中心としてレッスンをしたり、演奏活動をする祭典とのことです。

 時計台コンサートでは、弦楽四重奏コースを専攻した3組、12人の演奏家が登場しました。モーツァルトやメンデルスゾーンの曲をそれぞれ一組10数分ほど演奏しました。
 3組とも若々しい真剣な演奏ぶりが印象的でした。また力強い演奏は聴衆を十分に惹きつけてくれました。
 それぞれ育った環境も、練習方法も異なっている若者が札幌でグループを編成し、曲を完成させるには多くの困難が伴ったことと思います。しかし、それもまた大きく成長するためには欠かせぬ要件なのかもしれません。

 パンフレットをもとに12人の出身国を調べてみました。
 日本、ロシア、台湾、中国(2名)、オーストラリア、アメリカ、イスラエル、韓国(2名)、スペイン(2名)、と実に多彩でした。

 PMFは1990年から始まり、すでに札幌の夏の風物詩の一つとなっています。また、それは札幌の文化度を高める大きなアイテムとなっていると思います。しかし、今この祭典の行く末に黄信号が灯っているとも聞きます。関係者の努力によってぜひともこれからも継続されることを願いたいと思います。


※月曜日から三日間、退勤したその足でサッポロシティジャズの一環として開催されている街角ジャズに通い詰めました。このことも近いうちに報告したいと思います。さて、今夜はアジアカップ準決勝、対サウジアラビア戦です。テレビの前に陣取って声援を送ろうと思います。

カルチャーナイト2007 Part Ⅲ「道新プラザ 木管三重奏」

2007-07-24 21:04:43 | 札幌(圏)探訪
 木管の音色はどこまでも優しく、温かく・・・。
 わずかな時間でしたが、聴いている者たちを幸福感に包んでくれる時間を演出してくれました!

 約50分間の市役所見学ツァーを終えて、道一つ隔てた北海道新聞社の道新プラザで催されている木管三重奏のギャラリー・コンサートに向かいました。
 当初はNHK見学を予定していたのですが、コンサートがあると分かり予定を変更したのです。

 道新プラザでは、「夕張-ヤマの記憶」と題した写真展が開かれており、壁いっぱいに白黒写真が展示されていました。
 その中に三人の演奏者が白のブレザー、黒のパンツという演奏者の正装で登場しましたから、まるで白黒写真の中に埋もれながらの演奏会という感じでした。(添付の写真から演奏者を見つけることができますか?)

 その三人の演奏者とは、札幌交響楽団の木管楽器奏者で、オーボエの宮城莞爾さん、クラリネットの三瓶佳紀さん、ファゴットの坂口聡さんの三人です。三人は「トリオ・ダンシュ・サッポロ」というグループを結成し、全道各地で精力的に演奏活動を行っているとのことです。(配布されたパンフレットより)

 演奏された曲目は、モーツァルトの「ディヴェルティント第四番」など5曲でしたが、クラッシックに疎い私にはいずれも初耳(でしょう??)の曲ばかりでしたが、とても耳に心地良く入ってきました。      
 さすがプロです。木管の柔らかな音色を十分に感じさせてくれました!


※ 札幌市が昨年に引き続き「最も魅力的な街」全国№1に選出されたそうです!このニュースは札幌市民の一人として、とても嬉しい知らせです。昨年もこの話題を取り上げましたが、今回も近いうちに取り上げてみたい話題です。

カルチャーナイト2007 Part Ⅱ「札幌市役所見学ツァー」

2007-07-23 20:20:57 | 札幌(圏)探訪
 カルチャーナイト2007は、市内の公共施設や文化施設、民間施設の89ヶ所もの多くの施設が夜間に一斉に市民に開放するという一大イベントでした。

 初めてカルチャーナイトに参加する私は、歩いて1~2分で移動できる3ヶ所(HBCは帰り道にあります)を選び、効率よく参加できるスケジュールを組み立てました。
 その第一のポイントに選んだのが午後6時30分スタートの市役所見学でした。
 市役所見学を選んだのは、普段なかなか訪れることのない市行政の中枢をこの際に自分の目で見て、一日も早く札幌市民としての自覚を持ちたいというすご~く真面目な理由からでした。

 結果としては、そうした思いに応えてくれるような催しではありませんでした。
 それはある意味当然のことだったのかもしれません。私のような思いを持つ者など参加者の中には皆無だったかもしれないからです。(「そうした類いの見学は別の機会におやりよ」という声が聞こえてきそうです)
 参加する側の思いは物珍しい所を覗きたいというものであり、企画する側はその思いを叶えてあげたい、という図式がすでに出来上がっていたように私には思えました。
 6時30分からの見学には約40人が参加しました。(この夜はこの他、7時30分、8時30分にそれぞれスタートする計3回の見学がありました)

 見学コースは、1階のロビー ⇒ 19階の展望回廊 ⇒ 同じく19階の茶室 ⇒ 17階の市議会議場 ⇒ 10階の市長室 というコースでした。
 思いに応えてくれるものではないということになると、私の期待は「札幌秘境100選」でも紹介されていた「茶室」です。京都から宮大工を呼んで建築したという本格的なものでした。ただ、使用されることは少なく、時には職員の会議室として使用されているとのことでした。(内部には残念ながら入れてもらえませんでした)

 19階の「展望回廊」はお勧めスポットではないかと思います。
 地上78mの高さは周囲の展望が十分楽しめるにもかかわらず、JRタワー(160m 700円)やTV塔(展望台90m 700円)のように料金もかかりません。
(JRやTV塔の関係者から苦情をいただくかもしれませんね)
 さらに19階にはパーラー、18階にはレストランが完備しています。(参加者の中にレストランがあると聞いて「高いんですか?」と問う人があり、それに担当者は「それほどでもありませんよ」と答えていました)

 昭和46年(1971年)建設ですから、すでに築36年が経過しているのですが、市議会議場、市長室などまだまだ古さを感じさせず、メインテナンスの良さを感じました。(もっとも職員にとって使い勝手が良いのかどうかを聞くのを忘れましたが・・・)
 市議会議場や市長室で記念写真を撮る人が多く、時間が予定以上にかかってしまったのには閉口しましたが、約50分間をかけて市役所見学ツァーを終えました。

※ 写真は市議会議場を見学する参加者たちです。

カルチャーナイト2007 Part Ⅰ「前夜祭」

2007-07-22 19:42:36 | イベント

 サッカーの話題を先に記したために、順序が逆になりましたが、私がとても楽しみにしていた、そして札幌に住んでいることのアドバンテージを感じさせてくれる「カルチャーナイト2007」を満喫させていただきました!

 カルチャーナイトにこだわった私は、前日(7月19日)に円山動物園で行なわれた前夜祭から参加しました。
 前夜祭は「カルチャーナイトフォーラムとヴァイオリンの夕べ」と題して ~人と動物と環境~ をテーマに開催されました。
 登壇者は、金澤円山動物園園長、辻井カルチャーナイト実行委員長、それに札響のコンサートマスターを務めるヴァイオリンの平井まゆみさんの三人でした。

 この日、動物園は夕方から無料開放されていたためか、たくさんの市民が詰めかけていました。
 そうした中、前夜祭は園内の野外ステージで行なわれたのですが、開会前に鷹匠によるトビとシマフクロウのフリーフライトを目の前で見せていただきました。
 サービス精神旺盛な動物園の姿を垣間見た思いでした。(旭山効果が波及している???)

 フォーラムはどちらかというと金澤園長がリードし、円山動物園の取り組みや、動物園の内輪話的なことが主で、金澤園長の話に辻井氏が柔らかに応えるといった形で進められました。
 カルチャーナイトのことについては軽く触れただけでしたが、むしろくどくどとその意義などを強調しなかったところに清々しさのようなものを感じました。
 フォーラムの合間、合間に平井まゆみさんが比較的軽い曲を(「白鳥」「小象の行進」「星に祈りを」など)6曲ほど披露していただきましたが、風の音や近くのフラミンゴの鳴き声とともに聞こえてくるヴァイオリンの響きもなかなか良いものでした。
 こうして翌日のカルチャーナイト本番への期待を高めてくれました。

 さて本番ですが、私たちは一晩の中で、市役所見学ツァー ⇒ 道新プラザでの木管三重奏 ⇒ 時計台ホールでの弦楽四重奏 ⇒ HBC放送局見学 と渡り歩き、カルチャーナイトを満喫しました。
 明日より数回に分けてその様子をリポートしたいと思います。