田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

十勝岳連峰縦走を終えて

2013-07-31 17:16:45 | 北海道低山紀行 & Other
 十勝岳連峰の縦走を終えて、今札幌へ帰るバスの中です。
 十勝岳連峰の山中から何度か投稿を試みたのですが、残念ながら全て圏外でした。
 さて、肝心の登山のことですが、なんとか予定のコースを踏破することが出来ました。しかしどうもこのイベントはついていないようで、今年も山霧の中の登山でした。眺望は全く効かず、ひたすら登山道を征くという感じでした。それでも上富良野岳、上ホロカメットク山、十勝岳の三つ山の山頂に立てたことは大きな喜びです。
 明日から登山の様子を少し詳しくレポート出来たら、と思っています。
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十勝岳連峰の縦走を楽しんできます!

2013-07-30 09:53:12 | 北海道低山紀行 & Other
 富士山登山に続いて、今年の私の中でのイベントの一つ「十勝岳連峰縦走」に行ってきます! 明朝6時からおよそ9~10時間の行動です。天候がやや心配ですが、辛い登りに耐えながら楽しんできます。 

             
             ※ 今回の十勝岳連峰縦走のコース概念図です。太く赤い線のところが私たちが往くコースです。

 すでにブログ上でも触れていた「十勝岳連峰縦走」のツアーにこれから行ってきます。
 このツアーは私が所属する団体の厚生事業として毎年実施されているもので、昨年は大雪山の縦走に参加しました。
 今年のコースは概略次のようになっています。マップと照らし合わせていただければと思います。

 ◇午前6時 白銀温泉のホテルを発ち、バスで十勝岳温泉登山口に移動
 登山開始 十勝岳温泉登山口 ⇒ 三段山分岐 ⇒ 安政火口分岐 ⇒ 上ホロ分岐 ⇒ 上富良野岳 ⇒ 上ホロカメットク山 ⇒ 上ホロカメットク山避難小屋 ⇒ 大砲岩 ⇒ 十勝岳 ⇒ スリバチ火口 ⇒ 十勝岳避難小屋 ⇒ 雲ノ平分岐 ⇒ 望岳台登山口 というルートです。
 時間は9~10時間を予定しているようです。

 私の事前調査では、上ホロ分岐から上富良野岳の間の標高差が380m強ありますが、そこを約90分で登ることになっているのですが、この間が今回のハイライトなのではと思っています。

 天候がやや心配なのと、私の体力が持つのかどうかもちょっと心配です。
 登る辛さも登山の楽しみの一つと考え、おおいに楽しんできたいと思います。
 帰宅後はまたその様子をレポートしたいと思っています。(明日はたぶん疲労困憊で無理でしょうけどね)
 それでは行ってきます!!
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映画 101 風立ちぬ

2013-07-29 22:19:08 | 映画鑑賞・感想

 スタジオジプリ作品の美しい画面構成はいつものとおりだった。一部に戦争賛美の作品などと言われているが、私にはまったくそうしたことは感じられなかった。飛行機づくりに全てを捧げた一人の男の生きざまをファンタジックに、そしてどこかに空しさも内包しながら描いた作品と私には映った。

          
 
 久しぶりの映画観賞だった。
 今日の午後、宮崎駿監督作品の新作「風立ちぬ」をユナイテッドシネマ札幌で観た。
 宮崎駿監督が5年ぶりに制作する長編映画とあって、早くから注目を浴びていたが、ユナイテッドシネマでも力を入れていて、館内2ステージで併映する力の入れようである。
 集客もまあまあだろうか?私が見た№4スクリーンは定員321人となっているが、およそ1/3くらいの入りだったろうか。平日の午後としてはまあまあ入りであろう。

 映画は良く知られている(?)ように、零式艦上戦闘機(略称:ゼロ戦)をはじめ、第二次世界大戦で使用された数々の戦闘機を設計したことで知られる実在した堀越二郎氏をモデルにした映画である。
 幼いころから飛行機づくりの夢を追いかけた二郎は、時代から要請される中、戦闘機製作の設計に携わることになる。自分の夢のため、会社からの要請に応えるため、二郎は一心不乱に優秀な戦闘機づくりに邁進する。
 そんな中、不治の病を持つ菜穂子に出会う。(この部分は宮崎駿のオリジナルということだ)菜穂子との短い逢瀬の時間も惜しんで自らの使命に心血を注ぐ二郎に、自らの命を悟った菜穂子は二郎に別れを告げぬまま二郎のもとを去っていく。
 映画のラストシーンは二郎が心血を注いだ“ゼロ戦”が無残にも残骸の山となって画面いっぱいに広がるシーンである。このシーンに宮崎監督は二郎の心の内を映したかったのではと思われた。

          

 全てのスタジオジプリの作品を観るほど熱狂的なファンではないが、スタジオジプリの絵はいつ見ても素晴らしく、ファンタジーに溢れ、画面を見ているだけでも価値がある。
 韓国のネット上でこの作品が「戦争賛美である」との批判がされているそうであるが、どこにそうしたメッセージが隠されているというのだろうか?まったく理解できない。宮崎監督はむしろ反戦を鮮明に表明している方だと聞く。だからといって、この映画にはそうしたメッセージも描かれてはいない。
 一人の男の夢を追い続けた姿を宮崎流に、ファンタジックに、描いた佳作と私は受けとめた。

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ヒマワリが大きくなりませ~ん (>_<)

2013-07-28 16:47:37 | 環境 & 自然
 今年もジャンボヒマワリを育てているのですが…。それが例年と比べてまったく育っていないのだ。どうやら連作障害らしい…。 

 今年で4年目になるが、道立近代美術館前の花壇でジャンボヒマワリを育てている。
 例年のように部屋の中で苗を育て、5月下旬に花壇に下ろして、肥料や水も例年のようにこまめに与え続けたのだが…。

 例年は暑くなる7月になるとグングンと大きくなるのだが…。1週間も計測しないでいると30~40Cmも大きくなっていることがあった。それが今年は遅々として大きくなってくれないのだ。
 今日、その高さを計測したから1m30Cmだった。昨年の記録を見ると、7月26日に2m30Cmを記録している。実に1mの違いである。これでは今年の記録更新など到底望めず、あきらめざるを得ない状況だ。

          

 どうやら原因は連作障害らしい。
 連作障害についての認識はあったのだが、今年は特に対策を施さなかったのだ。
 昨年のことを思い出すと、ヒマワリを植えるところの土をそっくり入れ替える作業をしていた。その作業があまりにも過酷で、昨年はその作業の後に寝込んでしまったという記憶があり、そのことで今年はひるんでしまったこともある。

 土を入れ替えるなどという荒業を使わなくとも対策はあるようだ。今年はもう手遅れだが、来年はなんとか対策を講じてリベンジしたいものである。
 何せ、「美術館前を整美したい」という私のモチベーションを支えているのは「ジャンボヒマワリを育てたい」ということなのだから…。

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北大公開講座「2030年へのシナリオ」 3

2013-07-27 22:13:28 | 大学公開講座
 北大の公開講座も5回目、6回目になり、少しは私にも関心のあるテーマが講義題となってきた。北海道の交通の問題、我が国の医療の問題、いずれも興味深く拝聴することができた講義だった。 

 5回目、6回目の日程・内容・講師は次のとおりだった。
 ◇第5回 7月18日(木) 「北海道の都市と交通の将来展望」
                 工学研究院准教授 岸  邦宏 氏
 ◇第6回 7月22日(月) 「わが国の医療と薬の近未来像とは」
               薬学研究院教授 武田 宏司 氏

          
          ※ 第5回講座「北海道の都市と交通の将来展望」の講義の様子です。

 第5回の「北海道の都市と交通の将来展望」の岸氏は①札幌駅前通地下歩行空間開通の意味、②北海道新幹線の札幌延伸について、③都市間交通ネットワークと地方の交通、と主として3点について論じた。

 地下歩行空間が開通したことによって予想されていたとおり、札幌駅→大通駅間の地下鉄利用者は減少したが、都心が一体化し、都心としての魅力が向上することによって全体として利用者増に繋がることが期待される。そうした視点からの事後評価が重要な視点であるとした。

 北海道新幹線の札幌延伸については、開通時に人口減が進み、利用者減に繋がるのではないかというマイナス面については触れられることがなかった。そのことよりは、札幌延伸によって、札幌駅がますます北海道の都市間交通の拠点となることから、札幌駅周辺の再整備の必要性が強調された。

 都市間交通のネットワークの問題にしても、地方の急激な人口減という問題があるのだが、講師の岸氏は交通計画の専門家らしく交通網の整備を制限するのではなく、交通網(高速道)をさらに整備することによって、地方の産品の物流の迅速性、観光圏の拡大、救急医療への貢献などプラス面に目を向けた論評が目立った。

 最後に厚真町を舞台にした自治体内の公共交通の在り方について、氏の研究室が取り組んだ実践が紹介された。コミニュティカフェと地域公共交通を融合した取り組みで、面白い試みとは思ったが、聴いていた私には決定打となるような試みとは思えなかった。


 第6回の「わが国の医療と薬の近未来像とは」では、医療の現状と近未来の姿について興味深いお話を聴くことができた。

 氏はたくさんの資料を提示して日本の医療の実状を説明した。その中で印象的だったのは、日本と欧米各国との医療体制の違いだった。日本の医療はこれまで「何時でも、何処でも、誰でも診療を受けられる体制」を目ざしてきた。これは1960年代に欧米各国が取ってきた制度であり、日本はそれを追いかけていたが、その間、欧米など先進国が目ざしていたのは、①充実した教育体制と厳格な専門医認定制度、②病院機能の集中化・集約化、③病院と診療所の密接な連携体制、④チーム医療の推進と業務範囲の職種による制限の見直し、⑤医療安全と患者権利尊重のためのシステム、などの医療体制を構築することだったという。

 日本の医療体制は今、欧米各国のような医療体制に移行すべく、各種の改革を行っているという。その改革の一つとして「初期臨床研修制度」が導入されたことで、地方の病院の医師不足が深刻化したり、平均在院日数が減少したりするなどの変化が起こってきているという。
 そして今後であるが、お話を伺うと日本の医療は確実に欧米先進国のような医療体制に移行しつつあるということが実感できた。このことが、私たち診療を受ける側にしてみるとけっして良いことばかりとは云えない部分もある。そこのところを注意していかねばならないと思う。

 さらに伺っていて、国の医療体制というものが政治と密接に結びついていることを改めて教えられた思いである。国の医療体制を巡る制度改革の論議にも関心を持つことの大切さを教えられた思いである。

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北海道低山紀行 36 藻岩山(小林峠コース)

2013-07-26 23:47:20 | 北海道低山紀行 & Other
 十勝岳連峰縦走の足慣らしとして3度目となる今回の藻岩山は、五つの登山コースの中で最も距離が長いといわれている小林峠コースを登った。このコースはまるでジェットコースターに乗ったように激しく上下するコースだった。 

          
          ※ 「今日の藻岩山々頂から」的な写真ですね。

 30、31日の十勝岳連峰の縦走を控え、おそらく最後となるであろう足慣らしに今日(26日)午後、「小林峠コース」を登った。
小林峠コースは、五つある藻岩山登山コースの中で最も距離が長いという。調べてみると、五つのコースの距離は次のようになっていた。
 ◇小林峠コース    4.5Km
 ◇慈啓会コース    2.9Km
 ◇スキー場コース   2.5Km
 ◇旭山記念公園コース 4.0Km
 ◇北の沢コース    2.4Km

          
          ※ 平日も午後とあってさすがに駐車帯はガラガラでした。

 小林峠コースの登山口は、家から車を走らせることおよそ20分、小林峠の路側にある駐車帯に車を停めて、少し歩いたところに登山口がある。(登山口という表示はなくなっていたが)
 今回の3度の藻岩山登山では暑い季節でもあったので、私の服装はいつもTシャツにハーフパンツという出で立ちだった。(用心のためにロングパンツもザックに忍ばせていたが)どなたかのブログに「小林峠コースは山ガールが登るにはコースが整備されていない」旨の投稿を見ていたので、ちょっと心配だった。ちょうど小林峠コースを下りて来た人と行き違ったので「こんなかっこうで大丈夫でしょうか?」と聞いたところ、「コースはしっかりと整備されていますよ」と聞いてひとまずホッとして登山口に向かった。

          

 いきなり階段混じりのきつい登りが始まった。湿気もあったせいですぐに汗が噴き出てきた。およそ10分も登ったろうか?今度は階段付きの下りである。まるでガーッと登って、ガガーッと下る感じである。私は内心「おいおい、こんなコースよしてくれよ」と呟いていた。ところが、これはまだほんの序の口だった。
 それから何度アップダウンを繰り返したろうか?大きなアップダウンだけで少なくとも4回は繰り返したのではなかったろうか。

          
          ※ ガーッと登ったかと思うと…

          
          ※ ガガーッと下って…、まるでジェットコースターみたい。

 コースは予想外に整備されていた。もっともこのコースを登る人は最も少ないと言われているので、他のコースほど幅は広くない。人一人が通る程度の幅しかないが、下草は刈られていて歩くには不自由しない。また、階段が使われているのも登り始めの部分だけで、他は登るにしても、下るにしても自然の地形を利用した登山者に優しい、私好みのコースである。

          
          ※ 写真のように下草がきれいに除草されていました。
      
 汗はかくものの、この日はけっこう強い風が吹いていたため、風が通るところへ出ると汗をかいた体に心地良い風が当たり気持ち良かった。
 アップダウンを繰り返すコースの中、平日の午後とあって、「旭山記念公園コース」と合流する「T分岐」までは誰とも出会うことがなかった。
 アップダウンの状況は手元の資料によれば次のとおりである。出発して30分ほどで標高406mのところを通過する。するとそこから330mコルというところまで下り、そこから381mのピークを経て、367mのT分岐に至るという具合である。

          
          ※ ここは登り始めてから何番目かのピークです。この後下りに入ります。

          
          ※ ここは330mコルと称される山中で最も低くなったところです。
          
          
          ※ T分岐の手前を登っていたところ、向こうに藻岩山山頂が見えました。


          
          ※ 文字通りT型にコースが分岐しているところです。

 この季節、藻岩山は緑一色の単調な色彩である。他の方のブログなどを拝見すると、春はいろいろな花が咲き競っているようであるが…。私が緑以外で目にしたのは、オオウバユリの白い花だけだった。

          
          ※ 緑一色の中に白いオオウバユリがポツンと咲いていました。

 T分岐を過ぎてからも一つのピークがあり、そこから急激な下りが続き、「慈啓会コース」と合流する「馬の背分岐」に至る。ここまで来ると、午後とはいえ多くの登山者と行き交う。

          

 そして馬の背からしばらくは私が「藻岩山ハイウェイ」と名付ける三人くらいが並列でも歩けそうな広い登山道が続く。そしていよいよ最後の本格的な登りが始まる。(小林峠コースの場合はここだけが本格的な登りといって良いような気がする)

          
          ※ 私が「藻岩山ハイウェイ」と名付けた整備された立派な登山道です。

 ここで面白い(?)ことがあった。登山道がやや平坦になっているところで私は同年代と思われる男性を追い抜いて先を行った。彼との歩くスピードの違いから、私は相当に前を行っているつもりだった。本格的な登りに入って、私のペースがやや落ちたのだろうか?(私はそうは思っていなかったのだが…)私をすーっと追い抜いて行く人がいる。見ると先ほど私が追い抜いた人ではないか。彼の上り方を見ていると、急坂を登っているようには見えないほどスイスイと登っていく。相当に登り慣れた人のように見えた。

          
          ※ 頂上手前の最後のきつい登りです。

 最後は少し無理をしたせいあり、やや息切れ、エネルギー切れを感じながらの山頂到達となった。
 そこに先ほどの彼がシャツを脱いで、汗をぬぐっていた。その彼に声をかけた。「毎日のように登っていらっしゃるのですか?」と…。すると彼は「そうですね。ここのところは毎日登っていますね」という答えだった。鍛えることで違ってくるものである。

 頂上は風が吹いていて肌寒いくらいだった。私は若干の食べ物を口にしただけで、そそくさと頂上を後にしたのだった。

          
          ※ 下山の最後の最後になってこの登りはないでしょ!!

          
          ※ 午後4時をまわってさすがに私の車以外は見当たりませんでした。

【藻岩山(小林峠コース 登山データー】
標 高  531m
駐車場  小林峠の路側帯に10台程度を停められる駐車場がある。
行 程  登山口→(50分)→T分岐→(10分)→馬の背分岐→(20分)→藻岩山山頂→(15分)→馬の背分岐→(10分)→T分岐→(45分)→登山口
時 間  登山(約1時間20分) 下山(約1時間10分)
天 候  薄曇り、やや風
登山日  ‘13/07/26

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北のシネマ塾 100 8ミリと映画館グラフィティー

2013-07-25 15:15:29 | 映画鑑賞・感想

 毎月開催されている「北のシネマ塾」だが、今回は暑い夏に相応しく怪談物の8ミリフィルムが上映された。その後、お二人のゲストによる札幌市内の映画館全盛時代が語られた。 

               

 7月20日(土)午後、北の映像ミュージアムが主催する「北のシネマ塾」の7月例会が開催された。今回取り上げられた作品は暑い夏に相応しく(?)怪談物で「怪談 佐賀屋敷」(昭和28年制作)の8ミリフィルムで、30分のダイジェスト版が上映された。
 フィルムの保存状態があまり良くなく、セリフも聴き取りにくかったが、ストーリーは鍋島藩の殿の理不尽な怒りをかって殺められた家臣の母親が猫に化けて恨みを晴らすというストーリーだけはなんとか理解できた。
 荒唐無稽とはいえ、当時は怪談物の映画が次々と制作されているところを見ると、人々からの支持もそれなりにあったということだろう。

          
          ※ 対談するお二人です。左が浦田氏、右が和田氏です。

 映画上映後、街並み画家の浦田久さんと北のミュージアム事務局長の和田由美さんのお二人が「映画館グラフィティー」と題して映画館華やかし頃の思い出をいろいろと語ってくれた。
 趣旨は気軽な対談ということだったようで、話があちこちと飛んでしまいメモする方は大変だったが、お二人が語ったことを断片的にレポートすることにする。
 浦田さんは昭和3(1928)年に札幌に生まれて、以後札幌市内でずーっと生活されている方のようだ。物心ついたころ映画は無声映画とトーキの映画が半々の状況だったという。
 その無声映画には弁士が付きものだが、最盛期には札幌にも約20人の弁士が活躍していたらしいが、当時の弁士は金回りも大変良かったとも語った。
 映画は、サイレント → パートトーキ → オールトーキ と時代とともに変遷していったということだが、それとともに弁士の姿も消えていったという。
 怪談映画についての話だが、怪談映画が上映されるときは、きまってステージ上に笹が飾られ、餅がまかれたという。それを拾うことが子ども心に楽しいひと時だったと浦田さんは語る。
 浦田さんは子どもの頃から、そして成長して勤め人(公務員?)となってからも、こよなく映画を愛したらしい。時には札幌で見られない映画のために、勤めを休んで東京まで映画を見に行ったこともあるというすこぶる付きの映画好きである。
 だから映画に関する記憶は驚くほど鮮明であり、数多く存在した札幌の映画館名についてもすらすらと口をついて出てきた。(その映画館名があまりにも多くメモすることができなかった)

 浦田さんが話された中で印象的だったことは、現代の映画は1本の映画が無意味に長くなってしまい、テンポが良くないと指摘したことだ。往年の映画は短く、テンポが良かったという。だから2本立て、3本立ての映画が普通であったと…。
 浦田さんの指摘について私はその是非を論ずることはできないが、一聴に値することなのかな、と思った二人のトークだった。

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北大公開講座「2030年へのシナリオ」 2

2013-07-24 22:34:47 | 大学公開講座
 北大の公開講座「2030年へのシナリオ」の第3回、第4回は、情報工学、経済学と私が最も苦手とする分野だった。(いや、そもそも得意な分野など存在しないのだが) ちんぷんかんぷんな中、私なりにレポートしてみたい。 

 3回目、4回目の日程・内容は次のとおりだった。
 ◇第3回 7月08日(月) 「実産業を支える画像技術」
                 情報工学研究科教授 金子 俊一 氏
 ◇第4回 7月11日(木) 「日本の物価を考える」
              経済研究科准教授 野嵜 龍介 氏

          
          ※ 第4回目の講座で講義をする野嵜龍介氏です。

 本日時点で講座は6回目まで終了しているのだが、私にとって第3回目の「実産業を支える画像技術」の講座が最も難解であった。
 まず用いられる用語が聞き慣れない言葉であったということ。さらには講師の研究分野がどれほど重要なのかということが全く理解できなかったことがある。
 金子氏の研究分野は「画像照合機能」に関するものであるらしい。画像照合機能とは、ある画像の一部(あるいは一点)を読み取ることによって、他の存在する画像との相違を判断する機能であるらしい。(らしい、らしいとしか言えないところに辛さがある)
 この照合機能がいかに進展し、実際の産業においてどのように利用されているのか縷々説明があったのだが、私には難しすぎた。例えば「ロバスト画像照合アルゴリズムの設計事例」などと話されても、私の中では「???」という感じであった。
 ただ、実産業界への応用ということでは、例えば最近の乗用車に障害物が接近してきた際に、自動的に車が止まるシステムはこの技術の応用らしいというとは理解できた。
 講義の中で金子氏は盛んに産業界との繋がりについて触れ、企業からの研究援助金のことについて触れていた。産学が連携して新たな技術、新たな製品を産み出すことは日本の国にとっても歓迎すべきことであるが、お話を聞いていて連携の中に金が介在することに対する危うさを多少感じたのも事実だった。

 次に第4回目の「日本の物価を考える」は、私個人としての生活も関わってくるので多少興味を抱きながら講義を聴くことができた。
 講師の野嵜氏は「物価」についての概括的な説明を終えた後、安倍政権が掲げる「物価上昇率2%」(インフレ率2%アップ)を題材として説明を始めた。講義のあった日が参院選直前とあって慎重な説明ではあったが、現在進行形の話題だけに聴く側としても真剣に耳を傾けた。
 氏は、インフレは貨幣保有に対する「課税」であり、デフレは貨幣保有に対する「補助金」と例えた。しかもインフレが続くかぎり単なる課税ではなく複利となって毎年支払い続けねばならない税金であるとした。
 つまりインフレは私たち庶民にとっては厳しい未来が想像されるのだが、安倍政権は物価上昇によって経済活性化を目ざし、経済が活性化することでその果実はいずれ庶民にも還元されるとしているのだ。
 ただ、野嵜氏はこうした主張をする「リフレ」派の主張の危うさも指摘した。それは日本の国家財政が危険水域に入っていることだとした。はたして政権のもくろみ通りに日本経済の活性化が図れるのか否かその推移を注目したい、と氏は語った。
 自らの生活にも直結するこの問題については、私も注意深く見守っていきたいと考えている。
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北大公開講座「2030年へのシナリオ」 1

2013-07-23 21:36:26 | 大学公開講座
 北大の全学企画の公開講座「2030年へのシナリオ」を受講している。7月1日から始まった講座は現在その半ばを過ぎたところである。各分野の専門家が語る近未来のシナリオについて数回に分けてレポートする。 

               

 札幌学院大のコミュニティカレッジと並行するように7月は北大の公開講座も受講していた。(まだ講座は続いているのだか)専門的な話のため十分に理解できていないところもあるのだが、知的好奇心をおおいにくすぐられている。講座の前半についてレポートしてみたい。

 まずその講座の内容であるが、日程・講師と共に紹介したい。
 ◇第1回 7月01日(月) 「グローバリゼーションと教育の内容」
                  教育学研究院教授 小内  透 氏
 ◇第2回 7月04日(木) 「エネルギーと人類の関わり~これまで、そしてこれから~」 
                  理学研究院准教授 野嵜 龍介 氏
以上が全8回シリーズの前半2回の講義のテーマである。

 第1回の開講日は私にとって富士山登山の日だったので、妻に代理出席してもらったために詳しくは報告できない。話の内容は、教育の世界規模での標準化が進むのではないかと予測されたようだ。私にとっては興味ある内容だっただけに話を聞けなかったのが残念であった。

 第2回の「エネルギーと人類の関わり」は物理学的にエネルギーを解説することに多くの時間が割かれた。
 それによるとエネルギーとして①水の運動エネルギー、②石炭、③石油の燃焼エネルギー、④核分裂によるエネルギー、⑤質量消滅による究極のエネルギーの5種が提示された。
 そして各エネルギーの仕事率が示されたが、運動エネルギーや燃焼エネルギーに比べて核分裂や質量消滅のエネルギーがけた違いに大きな仕事をすることが示された。
 ただし、質量消滅については理論的な計算にもとづいた数字であり、現実のものではない。
 さらに核分裂については、その仕事量の大きさが魅力なのに対して、危険性が十分に除去されていないことから国論が二分していることはご承知のとおりである。

 講師の野嵜氏はこのように紹介した上で、今後については再生可能エネルギーの利用の進展と新しいエネルギー源の発明や開発がされる可能性を指摘した上で、当面の課題は省エネルギー技術をさらに進展させることだと結んだ。
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北海道低山紀行 35 藻岩山(市民スキー場コース)

2013-07-22 16:48:13 | 北海道低山紀行 & Other
【札幌近郊低山紀行】とは、「低山」の定義を標高1,000m未満の山としてその山々を巡ろうというものである。数えたところ札幌近郊には30峰以上の登山に適した低山があるようである。そこを体力づくりも兼ねながらぼちぼちと挑戦することにした。

 コース名からスキー場を横目にその脇を登っていくものと思っていたのだが、案に相違してコースは完全な林間コースだった。

               
               ※ 藻岩山登山「市民スキー場コース」の概念図です。

 18日の「慈啓会コース」に続いて、今日22日「市民スキー場コース」から藻岩山に登ってみようと思った。
 車で市民スキー場の駐車場まで我が家からおよそ15分で着き、早速支度を整え「登山道」と明示されたところから登山を開始した。

          

 登り始めはせせらぎの音が聞こえていたと思ったが、直ぐにそこから離れ急なカラマツ林の斜面を登り始める。
 私はスキー場を横目にしながら登っていくものと思っていたのだが、コースは完全な林間コースで、スキー場はまったく望むことができなかった。天候は薄曇り、気温も25℃前後とこの時期にしては暑くはない。
 まず目指すはコース図で「377」と記されたところだ。ぐいぐいと高度を増していくコースだが、自分のペースを守りながらゆっくりと歩を進めた。それでも10分も行動すると全身から汗が噴き出し始めた。

          
          
          

 後から来た若い人が私とは段違いのペースで登って行った。すると今度は上の方からランパンとTシャツ姿の若者3人が走りながら下りて来た。富士山でもそうだったが、最近の山ではこうして山道を走っている若者をよく目にするようになった。トレイルランという競技会も開かれていると聞くから、若者の中では山岳ランが一種のブームなのかもしれない。

          
      ※ 木にできたウロに誰かが挿したのではと思われたが、良く見てみるとウロの中から自生していた植物でした。          

          
          ※ 春山と違い夏山は色彩に乏しい。緑に中に唯一見つけた朱色のヤマユリです。

 どこかに「377」という標識があるのではと思いながら歩を進めると、はっきり明示されていないもののそれらしきところを通過した。そこは登りだしてから初めて樹間を通して札幌市街が遠望できるところだった。しかし、下山してから検討したところどうもそうではないらしい。

          
          ※ 木の間から僅かに下界が見えるところが「377」かと思ったのですが…。
          
 そんなことから「377」を見つけられないまま第一のピークを過ぎ、下りに入った。
 ちょっとした下りが続いた後、再び急な上りとなる。苦手の階段登りも現れた。藻岩スキー場名物の兎平の急斜面の横を登るコースである。
 その登りの途中から兎平の急斜面を覗けるポイントに出た。振り返ってみると、眼前に見える山を登り下ってきたことになる。どうやらその山のピークが「377」ではないだろうか、と私は考えたのだが…。(周りの2~3の人に聞いたが誰も分からなかった)

          

          
          ※ 兎平の急斜面です。スキーで滑り降りるのはなかなか大変です。

          
          ※ 兎平から振り返ったところです。手前の山を越えてきました。そのピークが「377」では?
 
 兎平の急斜面を登りきったところにNTT無線中継所がある。ここまでの標準時間が60分となっていたが、私はなんとか50分で到達した。
 そして無線中継所に続いて、藻岩山ロープウェイの中腹駅舎に着く。ここまで来ると山頂が目に入ってくる。
 登山路は中腹駅から山頂駅まで伸びるケーブルカーの線路沿いを登るコースとなる。
 最後の最後、ケーブルカーのコースから離れ、やはり「胸突き八丁」が用意されていた。階段状に岩が積み重なったところを登りきると山頂である。

          

          

          

 今回は体調も良かったのだろう。汗はたっぷりとかいたが、息切れするようなこともなく標準時間までかからず山頂に到達することができた。息切れしなかったのは、一人登山で自分のペースで登れたことが大きいような気がする。私の場合、やはり個人登山がたのしめるのかなぁ?

          

【藻岩山(市民スキー場コース 登山データー】
標 高  531m
駐車場  藻岩山市民スキー場の大きな駐車場がある。
行 程  登山口→(50分)→NTT無線中継所→(15分)→藻岩山山頂→(40分)→登山口
時 間  登山(約65分) 下山(約40分)
天 候  薄曇り
登山日  ‘13/07/22

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