田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ミュージカル Little Step

2019-11-13 19:15:19 | ステージ & エンターテイメント

 成人と少年・少女たちが織りなすハートフルなミュージカルを満席の観客と共に楽しんだ。日常的にMob Studioで練習に励む出演者たちはダンスも歌も素晴らしく、感動的なフィナーレを迎えた。

              

 11月9日(土)夜、琴似の生活支援型文化施設「コンカリーニョ」Mob Studioのミュージカル「Little Stepを観劇する機会を得た。

 なぜ私がミュージカルを観劇する機会を得たかというと、現在札幌では「さっぽろアートステージ2019と題して各種のアートイベントが多彩に展開されている。その一環として「札幌劇場祭TGR(Theater Go Round)が行われている。その主催者から観覧券が2枚送付されてきて、観劇の機会が与えられたのだ。11月1日から12月1日の間に32の公演が予定されているが、その中から私がチョイスしたのがミュージカル「Little Step」だったのだ。

 会場のコンカリーニョは座席数200の中規模の施設だが、開演時には満席の状態だった。

         

         ※ コンカリーニョの客席ですが、仮設式の客席のようです。

 私は当初、成人や青年が演ずるミュージカルかと思っていたのだが、実際は前述したようにMob Studioに学ぶ少年少女や、そこで研鑽を積む成人たちの混合チームによるミュージカルだった。内容は、家庭においては両親の不和に悩み、学校においては引っ込み思案のために仲間外れにされるという一人の少女が、あるキッカケから立ち直り、両親の不和もなくなり、学校でも友人たちと打ち解けていくという心温まる(ハートフル)ストーリーのミュージカルだった。

               

               ※ ヒロイン役を演じた久保心和さんです。

 主演のヒロイン桜役(久保心和)は音程をしっかりとり、素晴らしい歌を何曲も謳い上げていたし、他の役を演じた少年少女たちも見事な群舞を披露していた。何より演じている少年少女たちが楽しんで踊り・演じていることが伝わってくるステージだった。

             

             ※ Mob StudioのHP掲載されていた教室生の写真です。

 提供された資料によるとMob Studioは札幌市内各所で教室を展開しているようだ。ということは同種の教室やスタジオが札幌市内にはいくつも存在しているということだろうか?日本ハムファイターズをはじめ、各種プロチームがダンスチームを持っているが、こうした教室やスタジオの出身者たちが担っているのだろうか?

 TGRの観劇券をもう一枚持っている私は、今度は本格的な演劇を鑑賞しようと思っている。

 

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映画 253 STAR SAND-星砂物語-

2019-11-12 16:41:47 | 映画鑑賞・感想

 「“戦わない”という裏切り」をした米兵と日本兵。しかし、作者は「暴力を拒否するのは英雄かもしれない」との思いを強くする。この映画は、静かなる反戦映画であると私には映った。

※ 映画タイトルの前にナンバーリングを付けた。この数字は私が2007年に札幌に転居後に観た映画の通算の映画の数である。「映画は最高のエンターテイメント」と考える私にとって、これからも有料・無料にかかわらずできるだけ映画を観ていこうと思っている。

                

              ※ 写真上は主演の洋海役の織田梨紗、下は女学生役の吉岡里帆です。

 この映画は11月9日(土)午後、エルプラシネマの11月分として上映されたものである。映画は自らもベトナム戦争に反発してアメリカを去ったロジャー・パルバースが原作・脚本・監督を兼ね2017年8月に公開されたものである。

          

          ※ この映画では主演の洋海役の織田梨紗(上段中央)を錚々たる助演陣が脇を固めた。

 舞台は太平洋戦争末期の1945年、戦火からは遠く離れた星砂が取れる沖縄の小さな離島。日本人の父と日系アメリカ人の母の間に生まれた少女・梅野洋海(16歳)は親類を頼ってこの島に辿り着き、空き家で一人住まいを始める。そのような島の洞窟で軍を脱走した日本人(岩渕)とアメリカ人(ボブ)が密やかに共同生活をしていたところを、星砂を探していた洋海が偶然出会ってしまう。洋海は二人に食料を運ぶなどして親しくなっていく。特にボブと洋海の間には淡い恋愛感情も生まれたようだ。そうした中に、戦争で脚を負傷した岩渕の兄・一(はじめ)が洞窟へやってきて徴兵を拒否した二人を激しくなじる。そして悲劇的な結末が…。映画はここで終わらない。2016年、東京のとある大学に通う志保が卒論制作のため指導教授から推薦された沖縄の離島の歴史を探る中で意外な発見をすることでストーリーは思わぬ方向に発展する。ここから先はネタバレとなるので省略する。

          

          ※ 洞窟内での洋海(織田梨紗)と岩渕隆康(満島真之介)です。

 この映画の主題でもある徴兵を拒否するということが当時はどれほどの反逆罪とされたのか、私には想像もつかない。たまたま私が今唯一連続して視聴している倉本聰作「やすらぎの刻 道」の中で徴兵を拒否するために毒を盛って自殺したり、自ら交通事故を装って重傷を負ったりシーンがあったが、当時においては徴兵を拒否することがどんなに重いことなのかおぼろげに想像するしかないのだが…。作者は自らが徴兵を拒否したことについて二人の脱走兵を通して観客に考えてもらいたいとの思いが滲み出た作品だった。特徴的なことは、作者のロジャー・パルバースがけっして自らの立場を援護(擁護)しようとして映画を創ったわけではないことがスクリーンを通して伝わってきた…。

 

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LRT都市サミット札幌2019 記念講演

2019-11-11 21:58:57 | 講演・講義・フォーラム等

 街歩き研究家の和田哲氏が、俳優の石丸謙二郎氏が、女優の村井美樹氏が、それぞれ路面電車の魅力を語った。「人と、まちと、未来と。LRTがつなげる幸せのループ」と題して、それぞれがその魅力を語った。

      

 11月9日(土)午前、札幌市民ホールにおいて「LRT都市サミット札幌2019の記念講演が行われ、聴講の機会を得た。

 LRT(Light Rail Transit)、日本語に訳すと「軽量軌道交通」となる。LRTの解釈は海外と日本では異なるようだが、日本では「路面電車」を指してこう呼んでいるようだ。その路面電車を運行する9つの都市(実際に国内で路面電車を運行しているマチは19都市あるそうだ)の関係者が集まりサミットを開催しているが、記念講演の部分は市民に開放されているということのようだ。

 記念講演は「オープニング映像」、「街歩き研究家 和田哲 トークライブ」、「石丸謙二郎×村井美樹トークショー」の3部構成だった。

 「オープニング映像」は札幌の市電のイメージ映像のようなもので、特にレポすべき点はないように思えたので省略する。

                 

                ※ 札幌街歩き研究家 和田哲氏         

 興味深かったのは「街歩き研究家 和田哲 トークライブ」である。和田氏は最近道内マスコミにも度々登場して札幌のマチの歴史などについて語っているので私もよく知っているが、今回は札幌の市電の歴史について語られた。ボーッと聴いていたこともあってしっかりと記憶には残っていないのだが、札幌市の市電の開業は「開道五十周年記念北海道博覧会」の開催に合わせてそれまでの馬車鉄道から路面電車を運行させる計画が立てられたそうだ。当初は8月1日からの博覧会の開幕に合わせての運行開始を予定していたのだが、資材調達の遅延などのために実際に運行されたのは博覧会が始まってから12日後の8月12日だったという。

 また最盛期には札幌市内を縦横に走っていた札幌の市電も時代の移り変わりとともに、現在は市内をループ状に走る一路線のみとなってしまった歴史を振り返ってくれた。最盛期には電車だけでは足りずにディーゼル車も走っていたという珍しい歴史も披露された。

          ※ 石丸謙二郎氏         ※ 村井美樹氏           ※ 依田英将アナウンサー   

 続いて「石丸謙二郎×村井美樹トークショー」に移ったが、モデレーターというか司会役をHTBアナウンサーの依田英将さんが務めた。二人の話は国内の路面電車に乗った経験からそれぞれの特徴を披露しあった。その中で記憶に残っているのは、富山市のスマートな電車、鹿児島市の軌道の緑化、岡山市のキャラクター電車、京都市の嵐電のこと、等々多岐にわたり路面電車愛を語った。さらには、石丸謙二郎氏が担当するTV長寿番組「世界の車窓から」にちなみ、世界各地の電車について珍しい電車や光景について語った。さらに依田アナが自らの故郷(宇都宮)に敷設中の本格的なLRTについて紹介してくれた。宇都宮で敷設中のLRTは路面電車とは違い、宇都宮と周辺の街を軽快の速度で往来するいわゆるヨーロッパ型の電車で当面15km程度を予定しているそうだ。

 「LRT都市サミット」の趣旨についてはイマイチ理解できていないところもあるが、環境にやさしい交通機関としてその価値が見直されてきている。そうした機運をさらに盛り上げていこう、というのがその趣旨のように思える。莫大な経費を要する地下鉄よりは市電の復活を!という機運が生まれてくるのだろうか?注目したい。

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33rd ビジネスEXPO

2019-11-10 17:17:18 | イベント

 北海道内外の330の企業・団体が終結し、新技術・新製品を展示したビジネスEXPOが11月7日・8日の両日アクセスサッポロで開催された。これまで3日間にわたって同所で開講されたセミナーをレポしてきたが、改めてビジネスEXPOそのものをレポしてみたい。

              

 それは壮観と称してもいいのかもしれない。ただし広いとはいえ、その展示ゾーンに330もの展示ブースを並べるのだから、やや窮屈な感じは否めなかった。その展示ゾーンには多くのビジネスマンが詰めかけていた。その中で一つ特徴的だったのは、会場内に中国語や韓国語が飛び交っていたことだ。当たり前と言えばその通りなのかもしれないが、ここでも国際化の波が押し寄せてきていることをうかがわせてくれた。

       

       ※ ビジネスEXPOの展示ゾーンを二階から俯瞰的に撮った一枚です。

 ビジネスEXPOそのものはビジネスマンたちの交流の場であり、バイヤーたちとの商談の場である。私などはまったくのよそ者である。そうしたこともあり、展示ゾーンに赴くことには気が引ける思いがあるのだが、新たな技術を知るのも悪くはない、との思いから展示ゾーンを覗いてみた。そうはいっても、私が関心を抱いたのは前日のセミナーでお聞きした企業や団体にあった。

      

      ※ 写真のように多くのビジネスマンたちが各ブースを巡っていました。

 まずは大樹町のブースだった。そこには大樹町役場の若い担当者が説明役で陣取っていた。そこでは展示を見るというよりは、その若い担当者と会話を楽しんだ。「可能性のある元気な町に職を得て良かったね」と私が話しかけると「特に関心があったわけではないが、担当を任されてやりがいを感じています」という答えだった。大樹町は注目のマチである。

 続いて、前日のセミナーで「北海道新技術・新製品開発賞」を受賞した三つの会社のブースを訪れた。私は(有)丸イ伊藤商店が開発した「骨まで食べられるやわらか一夜干しにしん」を試食してみたいと思ったのだ。ブースへ行ってみると、前日発表された社長が一人で試食品を配っていた。さっそく試食させてもらったが、なるほどにしんを丸ごと食べられるように工夫されていた。ただ、味的にはもう一工夫ほしいなぁ、というのが正直な感想だった。私は社長さんに「スーパーなどで購入できるのですか?」と問うたところ、「販路がなかなか広がらなくてねぇ~」と嘆いておられた。なんとかせにゃ~社長さん!

      

      ※ (有)丸イ伊藤商店の社長自らが一夜干しにしんの試食提供と、商品PRに努めていました。

 次もやはり受賞した「寒地型車利用突入阻止バリケード『HERCULES』」を展示するブースに寄ってみた。前日の発表で見た動画では既存のバリケードと比べその威力の素晴らしさが実感できた。担当者は「まだまだ工夫する余地があります」ということだったが、その発想には素晴らしいものがあると思った。私は「来る東京五輪において札幌開催となるマラソンコースのバリケードとしてのビジネスチャンスじゃないですか?」と話しかけると笑顔で「そうなることを願っています」ということだった。来年は札幌の街に新しいバリケードがたくさんお目見えするかもしれない。

      

    ※(株)トライ・ユーが開発した「寒地型車両突入阻止バリケードHERCULES」です。商品ネーミングがいいですね。

 そのほかで私の関心を引いたり、積極的に話しかけてきたりした中で特記したいのは、稚内の珪藻土を活用してさまざまな商品開発をしている(有)稚内グリーンファクトリーのスタッフは熱心に珪藻土の利点を説明してくれた。

目についた展示としては「空気発電地」という商品だった。「空気発電地」とは耳新しい言葉だったので、説明を伺うと電気が必要な時に装置を開放し空気に触れさすことで発電が可能になるものらしい。しかし、価格(9万数千円とうかがった)と比較して、例えばノートバソコン15時間程度の使用が可能というのではコストパフォーマンスが悪すぎではないかと思った。まだまだ技術改良の余地あり?

 続いて、地上のCO2を地中深くに閉じ込める実証プロジェクトを進める日本CCS調査会社というブースだった。現在、苫小牧においてその実証プロジェクトが進行中とのことだった。そのプロジェクトでは地下1,000mまでパイプラインを掘削しCO2を圧入しているという。計画では今年度末まで圧入を行い、その後モニタリング調査をしてその効果を検証するようだ。効果が認められれば地球温暖化対策の一環として有効な対策の一つとなっていくのかもしれない。

      

          ※ 日本CCS調査会社が実証プロジェクトを進めるCO2の地下封入試験の概念図です。

 その他にも多くの興味ある新製品・新技術の展示があったのかもしれない。しかし、私は前述したようなこともあり、積極的に問いかけたりすることをためらったこともあり、十分にビジネスEXPOを知り尽くしたとは言い難い展示ゾーンの見学だった。会場には高校生の姿も目立った。あるいは工業系の高校生なのではと思われた。彼らにとっては大いなる刺激を受けたビジネスEXPOだったのではないだろうか。近い将来、彼らが新製品。新技術の開発の第一線に立っていることだろう。今振り返ってみて、来年はもう少し詳しく見てみようかな?と思い始めた…。

 ※ なお、タイトルに小さく33rdと記したのは、もちろんビジネスEXPOが第33回目の開催であることを示している。

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HQ指数を高めるには有酸素運動が最適!?

2019-11-09 17:43:47 | 講演・講義・フォーラム等

 テレビなどでお馴染みの脳科学者:澤口俊之氏はHQ指数(人間性知能)が高いほど指導的な地位に就く確率が高いという。その指数を高める王道は「有酸素運動」であるとした。ちょっと信じがたい思いもしたが、澤口氏の話を聴いた。

  ここで改めて「ビジネスEXPO」の今年のビジネスセミナーの全ラインナップを紹介してみたい。

◆11月7日(木)

 【基調講演】

 ◇「大樹町から世界へ挑む 有人宇宙飛行ベンチャー」(株)SPACE WALKER社長 眞鍋顕秀氏

 ◇特別対談「北海道から宇宙への挑戦」眞鍋顕秀氏/酒森正人大樹町々長

※ 一昨日に拙ブログでレポ

 【北海道ものづくりセミナー】「北のものづくりをもっと元気に!」~新技術・新製品開発の挑戦~

 ◇「ワイヤーロープ用視線誘導標(光るワイヤーロープ)」(株)理研興業副社長 柴尾幸弘氏

 ◇「寒地型車両突入阻止バリケード『HERCULES』」(株)トライ・ユー社長 上杉章氏

 ◇「骨まで食べられるやわらか一夜干しにしん(前浜産春告魚)」(有)丸イ伊藤商店社長 伊藤正博氏

 【夢への挑戦 特別記念講演】

 ◇「次世代ビジネスのヒント ~誰も出来なかったことへの挑戦~」(株)日本環境設計会長 岩元美智彦氏

 ◇「津別から世界へ ~地域の魅力は企業のチカラ~」(株)山上木工専務 山上裕一朗氏

 【スペシャルトーク】

 ◇「“夢追い人”からビジネスマンへ ~心に響く応援メッセージ~」オリンピック金メダリスト 吉田沙保里氏

※ 昨日、拙ブログでレポ

◆11月8日(金)

 【知財セミナー】

 ◇「『下町ロケット』に学ぶ知的財産を活用した経営戦略」弁護士 鮫島正洋氏

 ◇事例紹介「コンクリート製造会社の新規事業立ち上げ ~若き経営者の挑戦~」(株)北海道ボラコン社長 中島康成氏

 【ベンチャーセミナー】

 ◇「ビジネスモデル構築における重要ポイント」(株)ファイバーゲート社長 猪俣將哲氏

 【ロボット・IoTセミナー】

 ◇「“とことん人間主義”の社長が取り組むIoTイノベーション」(株)山崎製作所社長 山崎かおり氏

 【特別講演】

 ◇「ビジネスに生かす脳科学」脳科学者 澤口俊之氏

と書き写すだけでも大変なラインナップである。私はこの中で11月8日午前の【知財セミナー】を除いてすべて聴講した。

               

 そのラインナップの最後に登場したのが【特別講演】の澤口俊之氏だったのである。講演題は上記のとおりであるが、氏はとても活舌が悪く、その上ぼそぼそとしか話されないので、最初は何を言っているのか聴き取れなかった。そのうち聞き慣れてくると、ぼそぼそもごもご話している割にはけっこう面白いことを真面目な顔をしながら発するというギャップが会場の笑いを誘っていた。そしてぼそぼそもごもごの割には論旨は明快だった。澤口氏の話は前述のとおり「HQ」に関することだった。「HQ」という用語は私にとって初耳だったが、前述のとおり「人間性知能」のことだそうだ。このHQとは、いわば「脳の監査役」のようなもので、脳の前頭前野の知能のことだそうだ。この前頭前野の知能が高いと適応力に優れるそうだ。適応力というのは指導的立場の人間にとっては必須の条件だと澤口氏は指摘する。人間の脳の働きにおいて「怒り」は高度な脳の思考をコントロールしがちであるが、HQの高い人ほど「怒り」を制御できて正常な判断力を維持することができるという。したがって、HQの高い人は人生において成功する確率が高いと澤口氏は指摘した。

 ではHQを高めるためには?という問いに対して、澤口氏は「有酸素運動」が王道であるという。ジョギングや速歩などに努めることがHQを高めるそうだ。さらには「自重運動」も大切だという。自重運動とは自ら体を持ち上げる「腕立て伏せ」や「スクワット」を指すようだ。「有酸素運動」とか、「自重運動」というのは、人間の健康寿命を延ばすには有効だといろいろな講演・講義で聴いてはいたが、脳にも有効とは初耳だった。

 そしてここからが澤口理論の独壇場気味となった。そうした運動が困難な場合は「社交ダンス」が有効であるという。さらには「緑の中を歩く」、「よく笑う」、そして「可愛い写真や絵を見る」に至っては「本当?」と言ってしまいたくなった。さらに澤口氏は突っ込む。ワイン、ビール、コーヒー、はては緑茶も良い。ベリー類も良いという。さらに「魚」は別格であるとした。「魚」は攻撃性、イライラを低下させるという。

               

       ※ 澤口氏はこのイラストが気に入っているようである。講演のスライドの中で何回も登場した。

 そして最後に澤口氏は「好奇心」の大切さを説いた。「好奇心なきものに幸福なし」と言い切った。

 ネットで検索する限り、澤口氏の脳科学者としての評価については、積極的に評価する側と、懐疑的に見る側も存在するようだ。HQを高めるための対処法については、必ずしもHQ指数の上昇のためだけではなく、健康寿命の延伸、また日々快適に過ごすための方策として間違いではないと思われるので、澤口氏が説かれたことを日々意識しながら生活することは間違いではないと思われるので、意識しながら生活していきたいと思った。

 

 

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地下資源から地上資源へ

2019-11-08 20:57:26 | 講演・講義・フォーラム等

 石油由来のポリエステル製品を再利用(リサイクル)することは広く認知されてきたが、これまでの技術では一度の再利用がせいぜいだった。それが何度も繰り返し再利用する技術が確立したという。そんな夢の技術を開発した会社の経営者の話を聞いた。 

 今日(11月8日)も一日「ビジネスEXPOが開催されていたアクセスサッポロに出向き、セミナーを聴き続けた。ただ、午前のセミナーは私の関心外(「知的財産を活用した経営戦略」)だったこともあり、急遽予定を変更し「ビジネスEXPO」の展示会場を見て回った。さて、今回のレポは昨日の「夢への挑戦 特別記念講演」として行われた二つのセミナーについてレポートすることにする。

       

 その一つは(株)日本環境設計の会長である岩元美智彦氏「次世代ビジネスのヒント~誰も出来なかったことへの挑戦~」と題する講演だった。この講演が私にはとても魅力的に映った。ここからのレポは、こうした科学の世界に疎い私のレポのためあるいは正確でないところがあるかもしれないことをお断りしておく。岩元氏のお話では、日本環境設計では「経済と環境が両立する循環型環境社会の実現」を目指しているということだ。

          

            ※ 日本環境設計がイメージするポリエステル製品の循環図です。

 その理念を具体化したのがポリエステル製品の半永久的なリサイクル化だそうだ。従来のポリエステル製品のリサイクルは、回収したポリエステル製品(ペットボトルなど)を溶かしてチップ化し、それを糸にして衣料を作り再利用していた。しかし、この方法ではそれ以上の再利用は難しかったそうだ。ところが、日本環境設計の技術は回収したポリエステル製品を元素レベルまで分解して再生を図る技術を開発したという。(岩元氏のお話ではH〈水素〉、C〈炭素〉、O〈酸素〉を分離して再構成するということだ)したがって、ポリエステル製品の衣料が何度も作り変えられるということなのだ。ということは、これまでその多くを石油に頼っていたポリエステル衣料が石油に頼らなくてもよくなることを意味する。つまり「地下資源から地上資源」に取って代わることを意味すると岩元氏は強調された。岩元氏は世界から地下資源争奪の争いが無くなると戦争やテロが無くなり、CO2の削減にも繋がるという。こうした夢のような技術が日本から生まれたことを誇りに思うし、日本環境設計のような会社が次々と誕生してくることを願いたい。

       

 続いての講演は(株)山上木工専務の山上裕一朗氏「津別から世界へ ~地域の魅力は企業の力~」と題してお話された。山上木工は、来る東京オリンピック2020のメダリストに贈られるメダルの木製ケースの受注に成功したことで注目を浴びる木工会社である。山上木工は社員22名の小企業である。しかし、山上氏が工作機械メーカー(森精機)に在籍した経験を活かし工作機械を積極的に導入することによって小さいながらも各方面から注目を浴びる木工会社に変貌してきたそうである。そうした中で製品の販路を海外にまで視野を広げつつあるとのことだった。

         

         ※ 山上木工が受注することになった東京オリンピック2020のメダルケースです。

 メダルケースの受注の秘話もうかがったが、山上氏としては次の3点を強調され、意気軒高なところ見せてくれた。その3点とは、①零細企業でも、ド・ローカルで世界と戦える。②すぐやる。必ずやる。できるまでやる。ことをモットーとしたい。③近い将来、ローカルが都会よりイケてる時代が必ずくる。と受講していた北海道の、小企業の経営者に、そして将来起業を夢見る若者にエールを送った。

                 

 その後、この日の最後にはオリンピック女子レスリングの金メダリスト吉田沙保里氏がスペシャルトークのゲストとして登場した。テーマは「“夢追い人”からビジネスマンへ~心に響く応援メッセージ~」と題して札幌の女性経営者(氏名は失念した)の質問に答える形でトークを展開した。内容的には失礼ながら、特に取り上げてレポするようなことはなかったと記憶する。ただ、吉田沙保里さんはテレビで見せる姿そのもので飾ることなく、フランクな話し方で非常に好感が持てた。現在は、マスコミへの露出や、講演活動などを主とした活動のようだが、彼女にはやはり豊富な経験を後輩に伝えることが大きな使命だと思われる。ぜひそうした面での活躍を願いたい。

 

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宇宙に近い町大樹町の可能性

2019-11-07 20:59:54 | 講演・講義・フォーラム等

 ハイブリッドロケットKAMUIの打ち上げ、IST(インターステラテクノロジズ)の本拠地化と着々と「宇宙のマチ」としての地歩を固めつつある大樹町にまた夢のある企業が進出を目論んでいるという。進出企業のSPACE  WALKERの会長の話を聴いた。

             

             ※ 大樹町の射場から発射されるISTのモモ3号機です。 

 本日(11月7日)は朝から夕方まで一日中講演や対談を聴き続けた一日だった。というのも、本日と明日は私が楽しみにしている「ビジネスEXPO」が開催されているが、併せて「ビジネスセミナー」二日間びっしりと予定されている。私はその全てを受講しようと目論んでいる。それほど魅力的なセミナーがラインナップされているのだ。

 本日は3本の講演、2本の対談、さらに3本の新製品開発の報告があった。その全てをここに再現するのは私の手に余る。何日かに分けてレポすることにする。ということで、ここではセミナーの最初に設定された基調講演と特別対談をレポしたい。その講演と対談とは、(株)SPACE WALKER代表取締役CEOの眞鍋彰秀氏「大樹町から世界へ挑む 有人宇宙飛行ベンチャー」と題して講演をした後、その眞鍋氏と大樹町長の酒森正人氏による「北海道から宇宙への挑戦」と題する対談が行われた。

       

       ※ 講演をする(株)SPACE WALKERのCEOの眞鍋氏です。

 SPACE WALKERは2017年に設立されたばかりの会社であるが、JAXAなどで研究に取り組んだ人材が集まった会社だということだ。眞鍋氏の会社のキーワードは「有翼再使用ロケット スペースプレーン」だという。つまりSPACE WALKERはコストを最小限に抑えて有人宇宙飛行を目指す会社である。そこへ至るスケジュールは、2022年までに高度100kmの宇宙空間へ無人のスペースプレーンを飛ばすことを目ざし、さらに2024年までには最小可能なスペースプレーンを高度700kmの太陽同期軌道に打ち上げるとしている。それらの実績をもとに2027年には高度100kmの宇宙空間へ友人スペースプレーンの初飛行を目指しているということだ。

       

       ※ SPACE WALKERの段階的スペースプレーンの発射計画の図解です。

 SPACE WALKERはロケットの発射場・回収飛行場として大樹町を想定しているということだが、まだ決定はしていないようだ。それは和歌山県串本町が発射場を建設したということもあり誘致合戦も熾烈を極めることになるのかもしれない。

 続いて眞鍋氏と酒森大樹町長との対談だが、大樹町ではさらなる「宇宙のマチ」としての地歩を固めるべくオール十勝、ひいてはオール北海道の体制を構築すべく本年「北海道航空宇宙企画株式会社」を設立したという。そして大樹町としては現状の施設のさらなる拡充を目指しているという。具体的には既存1000m滑走路をSPACE WALKERが求める1,300mに延伸するとか、パイロット射場の整備、さらには将来のロケットの大型化に対応するハイスペックの射場の整備なども構想しているそうだ。

 対して眞鍋氏は大樹町がもつアドバンテージとして①既存の着陸用滑走路を持っていること(300mの延伸が必要だが)。②スペースプレーンが採用する燃料バイオ液化メタンの原料が得やすいこと。③ロケットの先発ISTの存在。などを挙げた。

 SPACE WALKERが大樹町を選択して、民間のロケットの発射あるいは回収の基地として大樹町が大きく成長してほしいと願いたい。

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ゴスペル & パーカッションを楽しむ

2019-11-06 20:14:00 | ステージ & エンターテイメント

 札幌の夜景を見下ろす教会のホール内に、賑やかなドラムスとゴスペルの歌が響き渡った。過日の平岸ミュージックフェスティバルでその存在を知ったプロドラマーのチャールズ・ブラウンと、その愛娘であるミルク&ハニーのコンサートがあると知って駆け付け、彼らの音を楽しんだ。

         

 11月4日(月)夜、ローズガーデンクライスト教会で開催されたチャリティーコンサート「ドラム演奏とパーカッションの夕べ」に参加した。ローズガーデンクライスト教会は市内伏見の小高いというより住宅街の坂道を上ったかなり高いところにあった。

 教会の建物はまだ新しく、どうやら「韮崎バラ園」の跡地に建てられた教会(正確な情報ではないが)で、結婚式場として若い人たちから注目されているところのようだ。

 コンサートは思っていたよりは小規模で参加者は5~60人といったところだった。

            

 チャールズ・ブラウンとは、アフリカ系アメリカ人と思われるが、現在59歳ということだが、彼の言によると若い時に来日しそこで日本人の奥さんとの出会いがあったらしい。以来日本に住み続け30年が経つという。彼の音楽的なキャリアは不明だが、ドラムスをはじめ様々なパーカッションをこなすミュージシャンのようだ。

 そのブラウンの双子の娘がミルク&ハニーである。ウェブ上の記事から類推すると19 or 20歳くらいの若くて笑顔が素敵な二人組である。

        

 彼らは札幌を中心としてさまざまなところで演奏活動をしているようだが、主として教会でのライブが多いようだ。そうしたこともあってだろうか?ミルク&ハニーの歌はゴスペルが中心だった。ゴスペルとはいっても荘厳な曲ではなく、若者らしく(?)リズム感の良い元気が出るような曲が多かった。

 さらに彼らが平岸ミュージックフェスティバルでも聴衆を巻き込んで全員でパーカッション(あるいは類似の音が出るもの)を手に合同演奏をしたように、この日も同じような場面があり会場が一体となる時間帯があった。ここが彼らの持ち味?

 音楽的な彼らの力量について私にははかりかねるが、ミルク&ハニーの二人の歌声は元気よく、ハーモニーもきっちり合っていたように私には聴こえた。

 短い時間だった(1時間半)が楽しめたひと時だった。

       

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防災評論家:山村氏が語る“互近助の力”とは?

2019-11-05 16:24:45 | 講演・講義・フォーラム等

 自然災害が多発する我が国においては、もはや公的な援助にだけ頼っていても限界があるという。山村氏は災害に備えて“自助・近助・共助”の大切さを説いた。

                 

 11月4日(月)午後、札幌グランドホテルにおいて石油連盟、北海道石油システムセンターなどが主催するセミナー「自然災害に備える!」が開催され、防災システム研究所々長の山村武彦氏が来道して講演するのを受講する機会を得た。

 山村氏は「大規模自然災害に備えて ~今日から取り組む自助・近助・共助~」と題して90分間の講演を行った。

                  

 山村氏は防災研究家らしく各地の災害現場に足を運ばれている経験から、昨年の北海道胆振東部地震をはじめとして各地の惨状を写真と共に紹介した。そうした数多くの現場に足を運ぶ中で、大村氏が実感したことを基にお話が進められた。その大村氏のお話の中で印象的だった言葉が「正常性バイアス」という言葉だった。「正常性バイアス」とは、人は都合の悪い情報を無視したり、自分に都合よく解釈したりすることを指す言葉だという。つまり自然災害に対しても、人はきっと正常な状態がずっと続くだろう、起きるとしてもずっと先であり、自分は災害には遭わないだろうと考えてしまう傾向があるという。そう指摘されると、私も相当に正常性バイアスがかかった一人ということが言えそうだ。

 そうした傾向が形式的な避難訓練となっていないだろうか、と山村氏は問題提起された。現在行われている避難訓練のほとんどは「災害後の対処訓練」であり、きわめて形式的だと指摘する。災害後の対処訓練も必要だが、より大切なのは「災害予防訓練」ではないかと指摘する。「災害予防訓練」とは、「状況別・命を守る訓練」、「火を出さない準備訓練」、「閉じ込められない訓練」、「『安全ゾーン』避難訓練」などを指すという。そして最も必要なのは実践的な「生き残り訓練」であると指摘した。

            

 数多くの災害現場に足を運んだ山村氏が痛感することは、「公助の限界」だという。今や防災は行政主体から住民主体になっていくべきだと強調された。つまり互いに近くで助け合う「互近助の力」であるという。山村氏の主張は論としては賛同できるのだが、はたしてその主張が日本の社会に定着していくだろうか?と考えると若干の疑問が残る。

 行政に頼る防災には限界があるという指摘はその通りだと思う。しかし、今の社会において隣近所が助け合うという風土を醸成できるか、というと難しいのではないかという疑問がどうしても残ってしまう。防災だけではなく、社会福祉の面でも地域による助け合いが叫ばれているが、現実には思うように定着していない現状が報告される。

 山村氏は、もともと日本社会には“向こう三軒両隣”という助け合いの風土があり、それを再興することの大切さを説いた。私が生まれ育った田舎においてもそうした風土が確かに存在していた。しかし、今やその風土は崩壊してしまったと言えないだろうか?そう悲観的に考えた私だが、山村氏は東京のある地域において(それがどこであったかは失念した)自助・近助・共助の取り組みが功を奏している地域があることを紹介してくれた。

 これは明るい兆しと捉えたい。あるいは“向こう三軒両隣”の風土を微かにでも記憶している私たち世代がその風土を再興していく世代なのかもしれない。ある意味で山村氏のようなアジテーター役の方々が日本社会に自助・共助・近助の大雪さを発しつつ、私たち世代がそれに呼応してかつて日本社会にあった古き良き風土を再興していくことが肝要なのでは?と考えた今回の講演会だった…。

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ヘルスサイエンスの話って難しい!?

2019-11-04 19:51:42 | 大学公開講座

 サイエンスという言葉に反応してしまうのだろうか?どうしても私は身構えてしまう。どうやら話が難しいのではなく、私自身の理解力に問題あるのだが、なかなか難しい時間を過ごしてしまった…。

               

 11月3日(日)午後、北大保健科学研究院が主催する「ようこそ!ヘルスサイエンスの世界へ」という講座に参加した。サイエンスに反応してしまう私が、何故参加したのかというと、講座が道民カレッジの連携講座だったことが大きい。

 講座は3本の講座からなっていた。その3本とは…、

 ◇「細胞老化と健康寿命」 生活機能学分野 千見寺貴子准教授

 ◇「神経細胞における情報の送り手と受け手~シナプスはどのように作られ、維持されるのか?~」 生活機能学分野 宮崎太輔准教授

 ◇「医用画像における人工知能~現状と未来~」 医用生体理工学分野 杉森博行准教授

 前述したように、どの講座も私にとっては手強く、適切なレポをする力が私にはない。特に2本目の講座は講師の宮崎氏自身が「いったい何に役立つ研究なのか?」と自嘲するほど、私にとってはちんぷんかんぷんのお話だった。(もちろん研究そのものは人間が神経障害を患った際にそのリハビリに有用なものであるのだが…)

 そこでここでは、中でも比較的私にとって多少理解ができたかな?と思われる1本目の「細胞老化と健康寿命」についてレポートを試みてみることにする。

 そもそもヒトが老化するとは、細胞が傷ついた状態を指すことだという。その傷ついた細胞は一方では細胞が死ぬことなのだが、一方では傷ついた細胞がコピーされることでもあるという。そこでコピーされた細胞を除去する「老化細胞除去薬」(セノリティクス薬)の開発が進められているそうだ。現在その除去薬として3種類の開発が進んでいるという。しかし、コトはそう簡単ではないらしい。千見寺准教授が言うには「細胞が老化しないと病気は回復しない」らしい。う~ん、このあたりが難しい。そこで「病気を回復させつつ、老化細胞を除去する」という二律背反の問題を解決する方策が現在の研究の課題であるそうだ。私のまとめでは何のことやらよく理解できないかもしれない。そこで、千見寺准教授が最後にまとめとして提示したスライドをなんとかメモすることができたので、それを転写することにする。

 1)細胞老化は体をまもるシステム

 2)細胞老化システムが滞ると、老いや病気につながる。

 3)細胞老化を除去する。老化細胞除去薬や細胞老化システムを利用して体を治す細胞治療の開発が進められている。

 4)健康寿命を促進するために、良い老化を保つためには適切な栄養、運動、幸せに過ごすことが鍵。

 4)については、これまで述べてきたことと直接関係することではなく、一般的に流布されている健康寿命を長く保持するために良く言われていることと同様のことである。

 ことほど左様に私にとってヘルスサイエンスのお話は難しかった…。

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