田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

風の唄を聴きながら・・・

2007-09-22 22:39:00 | 札幌(圏)探訪
 マラソン人(びと)が額に汗してやってくる。
 本格的なレーサー仕様の若者があっという間に通り過ぎていく。
 コースの脇のベンチでは老夫婦が会話を楽しんでいる。
 親子がほほえましくペダルをこいでいる。
 近くの公園からサッカーに興ずる少年たちの元気な声が聞こえてくる。

 そんな穏やかな土曜の昼下がり、私は白石サイクリングロード上を走っていた。

 私はまた一つ、札幌の魅力を発見した思いだった。
 白石サイクリングロードは、道路と交差するほとんどがトンネルで回避され、川には専用の橋が架けられるなど、車を気にすることなくサイクリングに専念できる自転車専用道路である。
 そんな素晴らしい専用道路が都心近くの東札幌から郊外に向かって延びている。

 私は基点となっている東札幌のコンベンションセンター前からスタートした。
 最初は都心とあって、やはりマンションや商店、工場などが目につく。
 しかし、意図的に配置したのだろうか、並木がロードを取り囲むように植わっている。
 公園がある。
 住宅街が広がる。
 道路は自転車ばかりではない。ランナーやウォーカー、そぞろ歩きをする人、買い物帰りの人・・・、さまざまな人たちが行き交っている。

 都心から10キロを過ぎたあたりから様相を異にしはじめた。
 深い森が広がっているのだ。
 鬱蒼と繁る森の中を自転車は駆け抜けた。(添付写真)
 そして道は、白石サイクリングロードから、北広島サイクリングロードへと続いた。

 東札幌 ~ 北広島間、往復約38km、私は爽快な気持ちで駆け抜けた。
 そう、風の唄を聴きながら・・・。


 と書くとカッコイイのだが、年齢は正直である。
 後半はバテバテであった。
 特に尻が痛くなったのには閉口した。

  大都市の真ん中にこうした素晴らしいサイクリングロードがあることに驚いたし、嬉しかった。
  札幌市の魅力をまた一つ見つけた思いである。