田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 №357  お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

2023-03-31 16:59:33 | 映画観賞・感想

 “熟年の春(熟春)真っ只中” を自認する私は題名だけを見て、すぐさまチケットを手配した。映画は笑いとペーソスに包まれたストーリーではあったが、熟年真っ盛りの私にとっては考えさせてくれる場面もあった映画だった…。

        

 3月29日(火)午前、白石区民センターにおいて「シネマ一馬力」が主催し、「札幌映画サークル」が共催する映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」と題する上映会があり参加した。

 会場は今をときめく(?)シニアの女性を中心にほぼ満杯の盛況だった。映画は金婚式間近な大原真一(橋爪功)、千賀子(高畑淳子)の熟年夫妻のやりとりを中心に描かれている。真一は定年退職し家の中にずっといることで、妻の千賀子は夫在宅ストレス症に陥り互いに相手への気遣いなくなり、熟年離婚寸前となっていた。この映画の特色はそうした状態を暗く扱わずにユーモアかつコミカルなやりとりに終始させていることだった。だから会場内からは絶えずクスクスと笑いが漏れ聞こえる状態だった。それはどこの夫婦にとっても「あるある」の場面がそこかしこに見られたからだろう。もちろんそれは私自身についても言えた。そこに現れたのがこの映画の主役である葬儀社に務める菅野涼太(水野勝)だった。水野はアイドルグループ「BOYS AND MEN」のリーダーだそうだ。

 さらに笑わせてくれるのは真一が通う健康マージャン仲間(大和田伸也、石丸謙二郎など)、千賀子が通う健康コーラス仲間(藤吉久美子、大島さと子など)と交わす愚痴の言い合いが笑いを誘った。

          

         ※ 真一の健康マージャンの仲間です。  

 映画の方は葬儀社に務める菅野が大原夫妻に対して人生の整理を勧めるのではなく、金婚式のプロデュースをするという意外に方向に進んでしまう。つまりこの映画はシリアスに終活のことについて問題提起するというよりは、橋爪功、高畑淳子の好演もあいまってコミカルの方に重点をおいた映画だったのでは?というのが私の偽らざる思いである。

 そうした中で一つのセリフが心に残った。女性(妻)は共感を求めているという。「そうなんだぁ」、「わかるねぇ」、「大変だったねぇ」という言葉かけが大切ではとのセリフが心に残った。

      

      ※ コミカルな熟年夫婦役を演じた橋爪功さんと高畑淳子さんです。

 先に紹介したキャスト以外にも松下由樹、石橋蓮司、西村まさ彦、小林綾子など少し以前に活躍していた俳優人たちがベテランらしい良い味を出して映画を支えていたのが私には嬉しかったし、劇中で財津和夫が彼のヒット曲「切手のないおくりもの」、「青春の影」などを挿入歌としていたのも私的には嬉しかった。

 映画を観る前は「終活について考えてみよう」などと殊勝な考えでチケットを購入し私だったが、案に相違してコミカルな内容ではあった。しかし、それはそれとして楽しめた映画だったことで私は十分に満足した映画だった。


「めだかの学校」今年度の学習終了!

2023-03-30 17:05:17 | 「めだかの学校」関連

 私が所属する「めだかの学校」が3月27日(月)の学習をもって、本年度計画した全活動を無事に終了することができた。コロナ禍とあってここ2~3年、活動の継続が危ぶまれたが、本年度は無事に終了できたことにホッとしている。

       

 私が所属し、代表を務めるシニアの生涯学習グループ「めだかの学校」は小さな集団であるが、生涯学習に熱心に取り組む(と自分で「熱心に取り組む」などと表現しては眉唾ものだが…)集団である。

 毎月、第二月曜と第四月曜に集い、自分たちで企画した学習内容を、自分たちで運営して学び合っているグループである。昨年、一昨年はコロナ禍とあって途中で休講も止むを得ない状況だったが、今年度はなんとか計画した内容を全て消化することができた。

 その内容を公開すると、本年度上半期は、第2月曜日に映像資料を用いた学びとして、DVDフォーラム「持続可能な環境を目指して…」と題してNHKスペシャルの番組を視聴し、視聴後に話し合いを持ったのが3回と、「時代劇映画鑑賞 藤沢周平の世界」を鑑賞し、感想を交歓したのが3回だった。また第4月曜日は日米の過去の「アカデミー賞作品賞」を6本観賞し、感想交流を行った。これらは全て前年度、前々年度に計画し積み残したものを実施したものである。

 そして本年度下半期の第2月曜日はSDDs学習会」と称して、札幌市の出前講座の中からSDGsに関する講座を6本依頼して、札幌市職員を講師とした学習を実施した。そして第4月曜日がDVDフォーラム「北海道遺産を映像で訪ねる」と題して、DVDに収録されている52件の北海道遺産を映像で訪ね、視聴後に感想交流を持った。

   

   ※ 北海道遺産の映像を視聴する前に、それぞれが分担して遺産についてレクチャーしてもらった。会員の中にお一人がレクチャーしているところです。

 ここでは私が企画提案し、学習のコーディネーター役も務めたDVDフォーラム「北海道遺産を映像で訪ねる」について少し詳しく触れてみたい。

 現在北海道遺産として認定し、登録されているのは計74件である。しかし、私たちが視聴したのはそのうちの52件である。というのは映像資料として現在入手できるのが2005年時点で登録されていた52件のものしか入手できないからである。つまり用いた DVDの製作年が2005年ということで、映像にやや古さを感ずるところもあった。

    

   ※ コーディネーター役の私の進行で感想交流を行っているところです。

 しかし、誰もが自分たちの身近な遺産であることから会員たちの関心は高かった。視聴後の感想交流は私が思っていた以上に毎回盛り上がった。私が今回52件の北海道遺産の映像を視聴してみて、私が思っていた以上に北海道には未来に引き継ぎたい宝物が存在しているんだなぁ、という思いだった。おそらく「めだかの学校」に集った方々も同じ思いを抱いたに違いない。

   

   ※ 会員の発言に耳を傾ける会員たちです。

 できれば74件の北海道遺産が新たな映像資料として完成した時には、もう一度同じような形でDVDフォーラムをやってみたい思いに駆られた。

 「めだかの学校」は新年度を間近に控え、新たな企画での学習を進めようとしている。またいつか、その様子をレポートできたらと思っている。


カザフスタンという国を知っていますか?

2023-03-29 15:57:44 | 講演・講義・フォーラム等

 カザフスタンはロシアと中国に挟まれた中央アジアにあって、旧ソ連邦の構成国であった。その後、ソ連邦の崩壊と共に1991年12月に独立を果たした国である。私たち日本人にとって知られざる国カザフスタンの国についてのセミナーを聴いた。

        

 3月26日(日)午後、札幌国際プラザにおいて(公財)札幌国際プラザが主催し、在日本カザフスタン大使館が後援する「カザフスタンを知るセミナー」に参加した。カザフスタンについては、以前NHK・BSで俳優の井浦新さんがレポーターを務めた「アジアハイウェイを行く」という番組でカザフスタンを訪れた際のレポートを視聴し、「思っていたよりはずーっと発展している国だなぁ」という印象を持っていた。

 セミナーは、会場にカザフスタンで幼少期を過ごした国際交流員の方がおり司会を務め、オンラインで結ばれて名古屋近郊在住のカザフスタン人であるサニアさんが説明するという形で進められた。

   

   ※ 会場には大使館提供の民族衣装が展示されていました。

 まず私の不明を披歴すると、カザフスタンという国は面積が世界で9番目に大きい国で、日本の約7倍の面積があり、アジアでは中国、インドに次いで大きな国だということだった。ただし人口は約1,900万人弱で人口密度は世界でも低い国の一つだという。民族構成は、カザフ人が約69%、ロシア人が18%、以下ウズベク人、ウクライナ人、ウイグル人、タタール人、その他と続く、多民族国家といえるようだ。

   

   ※ こちらはカザフスタンに伝わる民具などですね。

 共通語はカザフスタン語とロシア語で、学校ではそのどちらかを主として教え、もう一方の言語も教えるようになっているということだった。

   

   ※ カザフ語のアルファベットです。

 こうしたカザフスタンの基本的なことを紹介された後、カザフスタンの都市の様子や 人々の生活について紹介された。カザフスタンの最大の都市は旧首都のアルマティだが、1997年にアスタナというところに遷都されたという。ただ彼女らの説明ではアスタナというところは冬の気候が厳しく、言外に気候が穏やかなアルマティに対する郷愁のようなものが伺えた気がした。

 都市の様子は私がんくTV番組「アジアハイウェイを行く」でも感じたとおり、非常に近代的な街並みだった。セミナーでは触れられなかったが、カザフスタンは地下資源が豊富なことから、そのことが国を大きく発展させたようだ。また、共和国として独立しながら1991年に独立以来ナザルバエフという大統領がその座を独占し続け(2019年退任)、強力なリーダーシップを発揮し続けてきたこともその要因の一つだと言えそうだ。しかし、その背景には長期政権故に国が混乱したこともあったようだ。

 セミナーの方は、司会の方も、説明役のサニアさんも若い世代だったこともあり、衣装や音楽、食べ物などについての紹介が続いたが、個人的にはそれほど興味が持てる話ではなかった。

 そうした中、質疑応答コーナーにおいてカザフスタンの周辺には、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、アフガニスタンなど「~スタンと名の付く国が多いが、その訳は?」という質問があったが、「スタン」とは「土地」という意味で用いられているという。つまりカザフスタンは「カザフ人の土地」という意味で国の名が付けられているということだった。

 世界で9番目の広大な国土を持ち、地下資源が豊富な国カザフスタンは今後その存在感を増していくのかもしれない。カザフスタンを動向を興味を持って見守りたい。             


シェイクスピアの「ヴェニスの商人」を観る

2023-03-28 16:38:17 | ステージ & エンターテイメント

 膨大なセリフを活舌良く発声する役者の演技は新鮮だった。ただ観劇初心者の私にはそのセリフが良く聴きとることができなかったのは残念だったが…。それにしてもシャイロック役の温水元さんの存在感ある演技は圧巻だった…。

        

 イギリス・ルネサンスを代表する劇作家シェイクスピアの代表作の一つ「ヴェニスの商人」を観劇できると聞いて、一も二もなくチケットを買い求めた。

 3月25日(土)午後、扇谷記念スタジオ「シアター ZOOで開演された弦巻楽団の演技受講生によるシェイクスピア作「ヴェニスの商人」を観劇した。

   

  ※ 会場の「シアターZOO」はマンションの地下にあるキャパ100程度の小さな劇場です。

 今回の公演は、弦巻楽団演技講座3学期「舞台に立つ」という名目での公演だった。詳細は承知しないが、弦巻楽団とは “楽団” と称しながらも、弦巻啓太氏が主宰する劇団である。その弦巻氏が中心となって演劇を志す?あるいは趣味として演劇を志向する人たちに対して演劇講座を開講して、その成果を発表する舞台といった位置付けの公演だったようだ。舞台に立ったキャストを見ると、全員が受講生ということではなく、プロとして活動している役者さんもキャストに加わった舞台だったようだった。

  

 舞台は「ヴェニスの商人」という舞台名の元ともなったとされるヴェニスを舞台に手広く商業を営むアントーニオと、彼から求婚のための費用を借りようとするバサーニオの会話からスタートした。この二人の会話が驚くほど膨大なセリフをまるで機関銃で連射するかのような速さで活舌良くしゃべり合うのだ。おそらく相当な時間の練習の賜物と思えるほどだった。しかし、悲しいかな聴力が衰えつつある私にはそのセリフを十分に聴き取ることができなかったのが残念だった。

 そこに登場するのが悪徳商人とされるユダヤ人のシャイロックである。シャイロック役を演じた温水元さんの存在感は抜群だった。温水さんは「満天飯店」という劇団に所属するプロの役者さんのようだが、シャイロックという個性の強い役柄だったこともあり、完全に舞台を支配するほどの存在感を発揮していた。

           

      ※ 存在感抜群だったシャイロック役の温水元さんです。

 舞台はシェイクスピアの脚本を忠実に再現する流れだったように思われるが、演出・指導をされた弦巻氏の力量も相まって観客も十分に楽しめた舞台だった。

 その舞台で気になるところはなかったのだが、シェイクスピアの原作における “ユダヤ人” の描き方はどうだったのかな?という疑問が残った。ユダヤ人であるシャイロックは借金のカタに「バサーニオの体の肉1ポンド」を要求するという悪徳商人として描かれている。しかし、シャイロックはユダヤ人故に商売上でふだんからバサーニオから酷い妨害を受けていたとも言われている。この劇の終末については諸兄もご存じの通りだが、裁判によってシャイロックの要求は退けられるばかりか、ユダヤ教からキリスト教への改宗することまで判決されている。当時のヨーロッパにおけるユダヤ教徒のおかれていた苦難が想像される。

 時代は下って、第二次世界大戦においてドイツが犯した「ホロコースト」という残虐な行為も、それを許す下地がヨーロッパには連綿として流れていたのではないか、と思えてならない。本作におけるシェイクスピアがどのように評価されているのか気になるところである。

 ところで先日私が観た映画「シャイロックの子供たち」は、銀行員を金の亡者であったシャイロックの子供たちに見せかけていたということは、原作者の池井戸潤もシェイクスピア史観にとらわれているということなのだろうか??


2023 清掃ボランティア発進!

2023-03-27 16:57:43 | ボランティア

 迎えて14年目。私たちの道立近代美術館前歩道の清掃ボランティア活動を3月25日(土)に今年の活動をスタートさせた。会員の高齢化が進展してどれだけの会員に集まっていただけるか、不安があったが例年並みに7名の参加を得て無事にスタートすることができた!

 春がやって来るのが思いのほか早く、近代美術館前の歩道に冬の間に滑り防止のために蒔かれた微砂利(小さく砕かれた砂利)が醜く路上に散乱していた。その様子を目にするたびに「早く取り除いてくれ!」と微砂利たちが叫んでいるように思われた。

   

 そこで例年は4月に入ってからスタートする私たちの清掃活動であるが、今年は第1回目の活動を3月24日(金)に設定して会員にお知らせした。ところが24日朝起きてみると生憎の雨天のために翌25日に延期して実施したのだった。

 私たちの「近美を愛するブリリアの会」は、不肖私が代表を務めて2010年に会を結成して活動を始めてから、今年で14年目を迎えている。その間、会員の高齢化が進み、いつまで続けられるのか不安を抱えながら「ともかく今年はもう一年頑張ってみましょう!」ということでスタートしたのだった。

 朝5時30分、私は会員の方々が集合する30分前に戸外へ出て、清掃用具を清掃現場まで運び、会員の方々が清掃しやすいように準備をする。すると午前6時になると会員の方々が三々五々集まってくる。

 約半年ぶりの活動のため、久しぶりに顔を合わせる会員の方もいる。「元気でしたか?」、「冬の間は何をしていましたか?」等々…。そこここで明るい挨拶が交わしながら、それぞれ竹ぼうきを手に微砂利を集める清掃が始まった。

 ふつうのゴミとは違い、微砂利は重たく掃きにくい。そのため、掃き集めた微砂利はところどころに集めることにした。路上にはところどころに小さな山が出現した。その微砂利の小山は札幌市の清掃者が集めていってくれる手筈となっている。

   

 清掃を始めて約40分、近代美術館前の歩道はスッキリとした表情を取り戻した。私たちの気持ちもスッキリした。

   

 これから2週間に1度の割合で、夏期間の間会員の方々と細やかな地域貢献をしていきたいと思っている。


健康に良い食事とは? お米と健康セミナー2023

2023-03-26 19:25:31 | 講演・講義・フォーラム等

 お米は糖質が多く、ダイエットには不向きといわれているが本当だろうか?糖質制限ダイエットが流行し始めて米食が敬遠されるようになった。はてしてそれは本当なのだろうか?専門家のお話を伺った。

      

3月23日(木)午後、道新ホールにおいて「北海道米販売拡大委員会」が主催する「お米と健康セミナー2023」が開催され参加した。セミナーは第1部、第2部に分かれ、二人の専門家からお話を伺う構成だった。

 第1部は栄養士で、料理研究家の坂下美樹氏による「中高年~高齢世代のお米との上手な付き合い方」と題する講演だった。

        

 坂下氏は「ご飯の中に含まれる糖質はけっして少なくはないが、糖質代謝を高めるビタミンB1を含む食品(豚肉、豆腐、玄米、小豆)など、食卓を豊かにすることによって健康体を作ることができる」と強調された。糖質とはごく簡単に言うと、身体を動かすエネルギーの元であるから欠かすわけにはいかない。ところがダイエットが流行する中、糖質が太る原因であるかのように喧伝されたことで米飯離れを起こしてしまったと指摘した。

 さらに坂下氏は食生活の多様化(和食離れ、外食、中食の流行)、核家族化などによって中高年のコメ離れが顕著であるという。そのことが中高年の低栄養化を招き、サルコペニア、ロコモティブ、フレイルといった中高年特有の健康問題を引き起こしている指摘した。

 坂下氏は中高年が健康で過ごすためには「一汁三菜」の食事を摂ることを提案した。その割合は「3・1・2の食事」だという。3・1・2とは、3主食、1主菜、2副菜の割合+汁物、という意味である。坂下氏はこうした定食スタイルを一日2回は摂ってほしいと話された。

 第2部は、慶応大学医学部教授の伊藤裕氏「糖質は健康の敵?味方?~お米と健康長寿の医学的関連」と題して講演された。伊藤氏は専門的な立場から糖質の問題だけではなく“健康長寿”に関連してさまざまな角度から言及された。ところがあまりにも数多くのデータを提示されたために、拝聴していた私には理解することができなかったというのが正直なところだった。

        

 その中で私が唯一理解できたのが、肥満解消のために「低糖質ダイエット」は一番効果があるが、厳しい糖質制限は危険が伴うと指摘された点だった。そしてBMI(「Body Mass Index」の略で、カラダの大きさを表す指数)の値が22.0が理想だが、中高年の場合は23.0~26.9のちょっと肥り気味くらいが死亡率が低いと指摘した。

 結局、このセミナーで私が得たものは、「食事を多彩にしなさい」ということと、私自身の食生活の中で乳製品の摂取をもっと多くしなければならない、ということを学んだことである。

 主催者が「北海道米販売拡大委員会」ということから、少し眉に唾を付けて聞かねばならない点があるかもしれないが、数多くの主菜、副菜を摂るには米食(ご飯)が最も相応しいと思われることも改めて認識させられたことは一つの収穫だったと思っている。


札幌ウィンドアンサンブルを聴く

2023-03-25 17:01:11 | ステージ & エンターテイメント

 私のコンサート三昧は続く。今度は社会人で構成する市民吹奏楽団のコンサートである。アマチュアゆえのさまざまなハンディを乗り越えながら、堂々の50名近くの編成による本格的な吹奏楽を楽しませてもらった。

        

 またまた少々時間が経過したお話で恐縮である。3月19日(日)午後、札幌コンサートホールKitaraにおいて「札幌ウィンドアンサンブル」28回定期演奏会を聴いた。この演奏会を聴くことができたのは、私が所属する「めだかの学校」の会員であるK氏が札幌ウィンドアンサンブルの後援会々員であったことから、K氏から招待されて聴くことができた演奏会だった。

 聴衆は広いKitaraからするとやや少なかった。そうした中、演奏会が始まった。恰幅の良い常任指揮者の松本寛之氏はジャズピアニスト・編曲家・指揮者として活動され、札幌ウィンドアンサンブルには1994年の発足当時から音楽監督・常任指揮者として指導に当たられている方だという。当日演奏された曲目は下のプログラムのとおりである。

      

 演奏会は指揮者の松本氏の解説入りで進められた。松本氏によると、第1部に取り上げたジェームズ・バーンズはアメリカの作曲家で、特に吹奏楽のために作曲された曲が多く、吹奏楽界においては相当に有名な方ということだ。ジェームズ・バーンズの曲は3曲ともに長い曲だったが、私は特に最初の「交響的序曲」が素晴らしく聴こえてきた。

 第2部はいずれもが軽い曲ではあったが、楽団員にとっては第1部と違って肩の荷を下ろしてリラックスして演奏していたように聴こえてきた。

 リード文でも触れたが、社会人の吹奏楽団の場合はさまざまなハンディを抱えながら音楽活動を続けているようだ。例えば、勤務の都合でせっかくの定期演奏会に参加できない団員もいたという。また、指揮者の挨拶の中で練習場所を確保することも大変な場合もあるという。また、楽器編成が理想通りには組織できないこともあるようだ。

   

 そうしたハンディを抱えながら続けている音楽活動だけに、理想的な音を求めるには苦労することもあると想像される。そのような社会人の吹奏楽団、あるいは管弦楽楽団が札幌市内にはいったいどれくらいあるのだろうか?たくさんの社会人の方々がそうした環境の中で音楽活動を継続されていることはとても素晴らしいことだと思う。彼らにとっては一生を懸けるに相応しい趣味なのだと思う。そんな彼らの演奏をこれからも追い続けてみたい。


大通スプリングコンサートを楽しむ

2023-03-24 17:28:32 | ステージ & エンターテイメント

 けっして抜群の技量というわけではないが、出演するミュージシャンそれぞれが音楽活動を心から楽しんでいる様子がうかがえ、聴いている私たちも彼らの演奏を心から楽しむことができたコンサートだった。

   

 話は古くなってしまうが、3月19日(日)午後、さっぽろアコーステックコンサート実行委員会が主催する「大通スプリングコンサート」が札幌市資料館で開催され参加した。実はこのコンサートは昨秋も “オータムコンサート” と称して開催されていたが、今回はその春版として開催したようだ。私は主催者から開催案内をいただき「是非とも駆け付けねば」と思っていたコンサートだった。

 コンサートは “前座” と称して、このコンサートを実質的に主導している新保雅さんを中心にして、出演する各グループの選抜ミュージシャンによって賑やかにビートルズの「オブラディオブラダ」が奏でられた。

   

 そして本格的なコンサートに移っていった。今回のコンサートには4組のミュージシャンが登場した。その4組のステージ名と演奏した曲目を紹介すると…、      

 まずソロボーカルとして登場した女性ボーカリストの「チッコ」さん(ギター伴奏として新保雅さんが応援)は、①「ハナミズキ」、②「ファーストラブ」、③「シンガーソング」といずれもカバー曲を披露した。

                  

 続いて登場したWリバー」という男女デュエットに、ゲストとして女性一人が加わったトリオで、①「遠く遠く」、②「青空に浮かぶは」、③「春よ来い」、④「月光曲」、⑤「渡良瀬橋」、⑥「イングリッシュ・マイ・ニューヨーク」とこちらもカバー曲が中心だったが、男性のギターが二人の女性ボーカルを良くリードしているように映った。

      

 3組目は5人が登場したハワイアングループの「パウアパウ」だったが、①「月の夜」、②「南国の夜」、③「ウクレレレギー」、④「川べりの家」(NHKドキュメント72時間のテーマ曲)、⑤「小樽運河」、⑥「上を向いて歩こう」の6曲を披露した。「パアイパウ」どうやら区民センターなどで開催されているウクレレ教室の講師と生徒さんというグループのように感じられた。こうした教室の成果を披露する場としてもこのコンサートは機能しているのかもしれない。

      

最後はベテランデュオの「福寿草」というデュオだったが、このグループについては私は以前にも違うところで3度ほど聴いているデュオで、ギターとベースを奏でながら自らが作詞・作曲をした曲を披露するグルーブだった。その曲とは、①「春の翼」、②「四季に寄せて」、③「冬のリビエラ」(カバー曲)、④「優駿のマチ」、⑤「北線路」、⑥「ウヰスキーがお好きでしょ」(カバー曲)  ※曲名については聞いた曲名をメモしただけなので、あるいは間違っている場合もあることをお断りしておきます。

   

 この「福寿草」が披露した曲の中で、私がとても感動した曲があった。それは4曲目の「優駿のマチ」である。メンバーの中のベースマンが道東の馬産地である浦河町を訪れた時に作詞作曲を依頼されたようだ。ベースマン氏は「自分は歌が下手だから…」と謙遜されていたが、浦河の情景や人情豊かな人々の表情が詩に込められていて、それを歌うベースマン氏は彼が言うようにけっして上手ではないが、人柄が滲み出るような優しい歌い方が高いレベルでマッチして感動しながら聴かせてもらった。

 プロの高いレベルの音楽を楽しむのもいいが、今回のようなある意味で親しみを覚えるコンサートも捨てがたいものがある。聞くところによると、またオータムコンサートも予定しているようである。楽しみに待ちたいと思う。

※ 掲載写真については、主催者から出演者に承諾を取ってほしいとの要請がありましたが、それが叶わなかったため、ミュージシャンの顔を隠すことで掲載させていただいたことをお断りします。                      


みんなの終活フェア セミナーレポート

2023-03-23 20:09:53 | 講演・講義・フォーラム等

 3月18日・19日の両日、場所(ホテルロイトン札幌)を同じくして「資産形成フェア」と「みんなの終活フェア」が同時開催された。その中から私は「みんなの終活フェア」に関する4つのセミナーに参加した。そのレポート報告である。

 本当のところは両フェアで開講された4つの特別講演の聴講が希望だったのだが、人気殺到だったようだ。私はことごとく外れて一つも聴けずじまいだった。その四つの講演の講師とは「資産形成フェア」の特別講演を担った東大名誉教授(経済学)の伊藤元重氏、経済アナリストの森永卓郎氏、「みんなの終活フェア」の料理愛好家の平野レミ氏、作家の桜木紫乃氏の4名の講演だったのだが、残念ながら一つも聴くことができなかった。

   

   ※ 資産形成、終活に関する会社などがブースを構え、相談に乗っていたが私はスルーした。

 ただし、その後に希望したセミナーの方はかなり希望どおりに受講することができた。そのセミナーとは①「認知症を予防するための生活習慣」、②「ここが危ない、初めての終活」、③「楽しもうセカンドライフ」、④「カラダは食べた物からできている」の4つのセミナーである。以下、それぞれを簡単にレポートしてみたい。

   

   ※ 二つのフェアのセミナーなどがスケジュールにしたがって多数開催されていた。

「認知症を予防するための生活習慣」〈講師〉医療法人 重仁会 管理栄養士 谷氏

 ・認知症を発症する場合は約20年前から脳の病変が始まっている。

 ・後天的な要因をすべて修正すると、発症の40%は抑えることができる。

 ・認知症予報に有効なこと次の4つのこと。

    ①質の良い睡眠 ②適度な運動 ③知的な活動 ④栄養の摂取

 ・食事や栄養による影響が大きい

 ・予防に必要な栄養素 地中海食(カラフルな食事)

 ・日本食パターンの度合いが多いほど認知症発症リスクが少ない。

 ・たくさんの種類を食べること。副菜を重視する。 等々…。

「ここが危ない、初めての終活」〈講師〉元北海道新聞編集委員 福田淳一氏

 ・福田氏はまず終活全般について講義されたが、私は一度福田氏の終活に関するお話をお聞きしていたので、テーマに関して、エンディングノート作成の注意点、生前整理の注意点、終活全般に対する注意点をレポすることにする。

 ・《エンディングノート作成の注意点》①エンディングノートは主として自分の情報、自分の死後のことを記入するもの。②法的な効力を望むことは遺言書に、③暗証番号などは書かない。④遺族に負担となるようなことは書かないようにする。

 ・《生前整理の注意点》①「子どもの迷惑になるから、元気なうちに物を処分しよう」は本当に正しいのか。②「物を捨てなければ」と思いこむのはストレスとなる。③子どもと相談することも大切。

 ・《終活の注意点》①しなければならないという思い込みがストレスとなる。②言葉の一人歩きに注意する。(家族葬、墓じまい、生前整理など)

「楽しもうセカンドライフ」〈講師〉北海道新聞くらし報道部編集委員 井田一憲氏

 井田氏は道新の「くらし報道部」の記者として道内の高齢者の生き様を取材する中から、特色のある生き方をしている7人の方々のセカンドライフの様子を紹介してくれた。どの方も素晴らしいセカンドライフを過ごされていることに大いに刺激を受けた。ただ、私自身がこれから紹介を受けた方の生き方を参考とするにはいささか薹が立ちすぎていると言わざるを得ない。私自身はこれまでの生き方を継続していくしかないと思い定めている。

「カラダは食べた物からできている」〈講師〉(株)明治北日本支社 中村仁美氏

 ・我が国では100歳を超えて生きている方が激増している。(2022年 9万5百人余り)

 ・平均寿命も延び続けている。健康寿命を伸ばしたい。

 ・BMIを適切に。(BMI=体重÷身長÷身長)23前後が適切で死亡リスクが低い。

 ・BMIを適切に保つためには、バランスの良い食事を摂ることが大切。

 ・バランスの良い食事とは…、①主食(炭水化物)、②主菜(たんぱく質、無機質、糖質)、 ③副菜(ビタミン、無機質)、④果物(ビタミン、炭水化物)、⑤牛乳・乳製品(無機質、たんぱく質、脂質) これらをバランスよく摂ることだと強調された。

 ・人間の筋肉は3ヵ月で全てが入れ替わるという。バランスの良い食事と、適度な運動 が大切であることを強調された。

   

   ※ セミナー会場の一つです。セミナー中は写真撮影NGだったため、開講前に撮りました。

 同時開催された「資産形成フェア」の方は、資産も何もない私には関心外だったために、意図的に「みんなの終活フェア」の方に参加したが、それなりに役に立つ知識を得ることができた。問題はそれをいかに実践に移すことなのだが…。


WBC優勝!おめでとう!栗山ジャパン!

2023-03-22 16:35:08 | スポーツ & スポーツ観戦

 “栗山ジャパン” とタイトルでは表記したが、本音では “大谷ジャパン” と表記して良いほどの大谷の活躍ぶり突出していたと思う。今回のWBCはまさに大谷の、大谷による、大谷のためのWBCだったように思えるほどの大谷翔平の一挙手一投足が注目された大会だった。         

 WBCの侍ジャパンの戦いについては、毎日の投稿の中で付け足しのような形でレポートしてきたが、最高の形で大願成就を果たしたのだから、本日くらいは真正面から取り上げることにしたい。

 いや~、昨日の準決勝、対メキシコ戦も痺れたが、本日の決勝戦の対アメリカ戦も別の意味で痺れた対戦だった。

 試合は結局3対2というロースコアの戦いだった。日本はアメリカに先制点を許したが、すぐさま逆転して3対1と日本リードのまま試合が進んだが、アメリカの強力打線を日本投手陣が継投で凌ぎながらの試合展開となり、日本は追加点を取れないというヒヤヒヤドキドキの連続だった。本日の勝利の最大の要因は、日本のストロングポイントである投手陣の頑張りにあったと思う。今永→戸郷→高橋宏→伊藤→大勢→ダルビッシと繋ぎ、ダルビッシュが本塁打を被弾したが、1点リードのまま何と初の抑え役を担った大谷に繋いだところが勝因の第一だった。大谷は四球で走者を出したものの、三人できっちりと抑えて見事に最後を締め括った。

        

 テレビのワイドショーでは日本勝利の後、さまざまな解説者が日本の勝因を分析しているが、今大会の日本優勝の勝因の第一は大谷翔平の存在であったことに異論を挟む人はいないだろう。それは単に彼の投打の成績が抜群だっただけでなく、チームメイトを鼓舞する姿、チーム内を明るくする振る舞い、その全てに彼の存在が光っていた。ちなみに彼の今大会の成績は打者としては打率4割強、1本塁打。投手としては2勝1セーブである。

 そして何より一ファンとしては、大谷の振る舞いの一つ一つが絵になっていたことが彼の存在感の凄さだった。対イタリア戦でのうなり声を上げながら投球、昨日の最終回に二塁打を放った際に走りながらヘルメットを放り投げ、二塁ベース上でベンチに向かって仲間を鼓舞した姿、本日の優勝を決めた後にグラブを投げ、帽子を放り投げた姿、全てが絵になる大谷翔平だった。彼はこれまでも日本のファンを虜にしてきたが、今大会の活躍によってファンはもちろん、より多くの日本人から愛される存在になることを確信している。

        

 ただ、日本の勝因はもちろん大谷一人の力だけではなく、栗山監督をはじめとしたスタッフ、そして栗山ジャパンを構成した多くの選手がそれぞれの立場できっちりと役割を果たしたからこその勝利ではあったが…。

      

 それにしても、今大会における大谷翔平の一挙手一投足は長く語り続けられることになるだろうと私は想像している。そして今季のアメリカメジャーリーグにおける大谷選手の活躍からも目が離せない。  

※ 掲載写真は全てウェブ上から拝借しました。