田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

山口百恵と大谷翔平

2024-05-01 19:17:28 | その他
 二人は一見どこにも繋がりなどないように見える。ところが私の中では突然のように二人が繋がって見えてしまったのである。そんな “とんでも話” を綴ってみたい。お付き合いください。

 大谷翔平…、今や飛ぶ鳥を落とすほどの勢いでアメリカ大リーグのドジャースで大活躍中である。彼の一打一打(今シーズンは一投一打と記せないが、来シーズンはそれも可能となる?)に日本中が一喜一憂していることはテレビの報道からも伝わってくる。もちろん私も彼がヒットを打った、ホームランを打った、と見たり、聞いたりしたときは心から嬉しくなってくる。彼の活躍は間違いなく私たち日本人を幸せにしてくれていると思う。

   
   ※ エンゼルスレッドも良かったが、ドジャースブルーがよく似合う大谷翔平です。

 今や大谷翔平という名は、日本ばかりでなく、アメリカにおいても最も有名な日本人となっているのではないだろうか?それは、彼が野球人として超一流というだけではなく、人間としても素晴らしい振る舞いが誰からも愛される大きな要因だろう。例の水原通訳の問題で大ピンチに陥ったが、今やそれすらも乗り越えて大活躍中である。

    
    ※ 昨年のWBCでもサムライジャパンの主力として大活躍の大谷翔平でした。

 一方の山口百恵であるが、彼女が光輝いたのは1970年代の8年間だけであり、結婚と同時に芸能界をスパッと引退したので、彼女と同時代を生きたのは我々おじさん・おばさん(いや、お爺さん・お婆さん)世代しか知らないかもしれない。
 彼女はその生い立ちもあり、他のアイドルようにキャピキャピした明るさだけではなく、どこか翳のある表情が魅力的だった。そんな彼女の主なヒット曲を並べてみると、「としごろ」でデビューし、その後「ひと夏の経験」、「横須賀ストーリー」、「イミテーションゴールド」、「秋桜」、「プレイバックPart2」、「いい日旅立ち」などが思い浮かぶ。

     
     ※ デビュー当時のまだあどけない表情の山口百恵です。

 特に私は「秋桜」以降の後半に出された曲目に注目した。「秋桜」のしっとりとした情景を歌ったと思うと、「プレイバックPart2」では暴走族のお姉さんが突っ張り少年とやり合うという真逆のキャラクターを何の違和感もなく歌いこなす彼女の力量に驚いたものだ。おそらく当時の山口百恵を見る日本人の多くは彼女のことを好ましく見ていたのではないか?ちょうど今、私たちが大谷翔平を見るように…。
 彼女の「秋桜」を歌うユーチューブのコメント欄に次のようなコメントが載っていた。
「彼女はある領域やジャンルを超越していた人なので、大人っぽいとか綺麗だとか歌が上手いとかそういう評価を遥か超えて、神々しい感じです」まさに当時の日本人の山口百恵を見る目を代表するような言葉である。

   
   ※ すっかり女性の魅力もそなえた後半(といっても20歳前後)の山口百恵です。

 彼女が結婚を機に一切マスコミの前に姿を現さなかった潔い生き方も、また多くの日本人の共感を呼んだのではないか?彼女は間違いなく、歌手という領域にとどまらず多くの日本人にある種の幸福感を与えてくれた人だった。
 対して、現代を生き、今の日本人に幸福感を与え続けてくれている大谷翔平はどこまでその活躍の幅を広げるのだろうか?彼の一挙手一投足を追い続けたいと思う。

 昨日投稿した「市民バンドフェスティバル」の合同演奏で聴いた「ジャパニーズ・グラフティⅨ~いい日旅立ち~」から恐ろしく発想が飛んでしまった。しかし、本日の投稿は私にとっては幸福感を感ずることのできたひと時だった…。