世の進化と軌を一にするように福祉用具の世界も進化を続けているようだ。おしゃれな保護帽、着脱の簡単な介護シューズ、多様な杖、使いやすい歩行器・車いす、等々…。今の福祉用具を多々紹介していただいた。
少し話は古くなりますが、8月27日(水)午前、私が定例的に受講している札幌市社会福祉総合センターが主催する「わたしの生き方セミナー」の8月講座が開講され受講しました。
今回のテーマは、「福祉用具の機能性とデザイン~福祉にもおしやれを~」と題して(株)特殊衣料の会社の皆さんが分担して講師を担当されました。

※ 講義は(株)特殊衣料の4人の社員の方々が担当されました。
最初に(株)特殊衣料が開発したという頭部保護帽「abonet」についての紹介がありました。
abonetは、てんかんの病を持つ人はもちろんのこと、高齢者も予期せぬところで転倒するケースが多発しています。
最初に(株)特殊衣料が開発したという頭部保護帽「abonet」についての紹介がありました。
abonetは、てんかんの病を持つ人はもちろんのこと、高齢者も予期せぬところで転倒するケースが多発しています。
統計によると、65歳以上の交通事故死は年間約2,150人に対して、転倒・転落死亡者はなんと約11,000人にも上るそうです。
その原因は頭部を打撲したことよる場合が多いという調査結果が出ていました。
そこで、産(特殊衣料)・学(札幌市立大学)・官(札幌市経済局)の三者連携によって頭部保護帽「abonet」を開発したということです。
保護帽そのものは、それまでも存在していたのですが、それはいかにもベッドギアといった外観で、見映えが良くなく、洗うことも困難だったと言います。
それを三者の連携によって、機能性(守る+洗える)+デザインを兼ね備えた「abonet」を開発したことで、高齢者からも重宝される保護帽として使用されるようになったということです。
その原因は頭部を打撲したことよる場合が多いという調査結果が出ていました。
そこで、産(特殊衣料)・学(札幌市立大学)・官(札幌市経済局)の三者連携によって頭部保護帽「abonet」を開発したということです。
保護帽そのものは、それまでも存在していたのですが、それはいかにもベッドギアといった外観で、見映えが良くなく、洗うことも困難だったと言います。
それを三者の連携によって、機能性(守る+洗える)+デザインを兼ね備えた「abonet」を開発したことで、高齢者からも重宝される保護帽として使用されるようになったということです。

※ 三者によって開発され、市販されている頭部保護帽「abonet」です。
時代はやはり「機能性」と「デザイン」の両立を要請しているようです。
両者が両立することによって使える場面、使える機会が広がります。そして講師は言います。「機能性が身体をサポートし、デザイン(おしゃれ)が心をサポートしてくれる」と…。

※ 履きやすく、デザインもすっきりした介護シューズです。
そして次には、特殊衣料が扱っているおしゃれな福祉用具の一部を紹介してくれました。
それは、介護シューズであり、杖であり、歩行器・車椅子などでした。
一つ一つについての説明は割愛させていただきますが、いずれの福祉用具も「機能性」と「デザイン」の両立を目指して、各メーカーが開発にしのぎを削っていることが窺えました。
やがて、何時の日か私もお世話になるかもしれない福祉用具です。用具の進化は歓迎すべきことと思いながら講義を拝聴していました。

※ 自走式の車いすです。社員の方が実演してくれています。
なお、私が所属する「めだかの学校」では、9月末に「発見!公共施設の今 & 職員食堂」の一環として札幌市社会福祉総合センターを訪れ、福祉用具展示場などを見学する予定です。今回の受講は良い予習ができたと思っています。
なお、私が所属する「めだかの学校」では、9月末に「発見!公共施設の今 & 職員食堂」の一環として札幌市社会福祉総合センターを訪れ、福祉用具展示場などを見学する予定です。今回の受講は良い予習ができたと思っています。