田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道マラソンボランティア Part Ⅰ

2007-09-12 18:23:15 | ボランティア
  暑さは、鍛えられたアスリートからも容赦なく体力を奪い取るという過酷さを目の当たりにした北海道マラソンでした。

 9月9日(日)北海道マラソン2007が開催されました。
 私は妻と共に、大会ボランティアとして初めて縁の下で支える役を買って出ました。
 私たちに与えられた役割は、コース後半の37.5km地点のスポンジポイントのボランティアです。スポンジポイントとは冷水に浸したスポンジを選手に提供する役割です。
 青いキャップ、青いTシャツに身を包み、初めての体験に若干の緊張感も伴いながら、私たちの住居からあまり離れていないボランティアポイントに向かいました。

 台風が過ぎ去り、晴れ渡った空は、秋とはいえ気温は30度を越え、立っているだけでも日陰を求めたくなるほどです。
 普通のマラソン大会では、5km毎に給水ポイントが設けられますが、この北海道マラソンは夏型で過酷なため、その間の2.5km毎にスポンジポイントが設けられたのです。
 私たちのポイントでは総勢85名のボランティアが6班に分かれ、6つのブロックに机を配置し、スポンジを並べるのです。その机の長さの延長は100m近くあったのではないでしょうか。そこに大量の氷と水とスポンジが用意され、手分けして冷水に浸し、また紙コップに冷水も用意して選手を待ちます。

 選手がやってきました。
 外国選手でしたが、そのスピードはテレビで見るような軽やかなものとは言い難く、スローペースで私たちのところに近づいてきました。なのに、後続の選手ははるか後方です。
 ポツン、ポツンといった感じで選手が通過していきますが、選手たちはスポンジを何個も取ると、それを顔や頭に押し付けるようにして水を浴びます。
 女子選手の先頭が通過したのは、男子選手がかなり通過した後でした。
 男子も女子も、エリート選手の鍛えられ、無駄なものが削ぎ落とされた素晴らしい肉体が、いつものように躍動して見えないのは、偏に暑さのせいです。

 記録的にも、男子の優勝タイムが2時間17分26秒というのですから、通常の大会より10分程度遅いタイムだったことからもその過酷さがわかります。

 問題はその後に続いた選手たちへのボランティアでした。
                           (次回に続く)