田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌の桜開花直前情報 2

2012-04-30 21:08:53 | 環境 & 自然 & 観察会
 札幌は今日気温がぐんぐん上がりました。もしやと思い、気象台の標本木のところに行ってみたのですが、まだソメイヨシノは蕾のままでした。しかし、このところの高温で開花は確実に早まっていると思われます。
 

 テレビでは今日の札幌の気温は25℃に達し、4月としては10数年ぶりの夏日を記録したと伝えています。ただ、私が入手した札幌気象台の観測データによると14時現在で本日の最高気温が24.5℃と出ていましたが…。

          
          ※ 今にも咲きこぼれそうな様子のソメイヨシノの蕾です。下の大写しの写真ではよりその様子がお分かりいただけると思います。

 ともかく大変な陽気です。
 私は午前11時ころ、あるいは一輪でも開花しているソメイヨシノがあるのではないか、という密かな期待を抱きながら標本木のところに行ったのですが、残念ながら蕾のままでした。しかし、その蕾の状態を詳細に観察すると、確かに蕾が一段と開花に向かっているように思われました。
 今日のような陽気が明日も続くと、あるいは?とも思わされます。
 期待して明日を待ちたいと思います。

          

 私は気象台の標本木を訪れたその足で、一昨日今にも開花しそうだった札幌競馬場のヤマザクラの様子を見るために競馬場に向かいました。
 途中、龍谷学園高校の庭にコブシの花が真っ白に咲き誇っていました。

          
          ※ 白いコブシの花も青い空に映えますねぇ。

 さらにまた、途中の民家の庭には黄色いレンギョウの花がやはり満開を迎えていました。

          
          ※ 黄色のレンギョウの花も見事です。
 
 競馬場までおよそ2キロ、車なり自転車なりを使えば良いのですが、最近の私はウォーキングにこだわっているため歩いて向かいました。20℃を超えた晴天の中、汗ばむくらいで日陰を求めながらのウォーキングでした。
 札幌競馬場事務所の前庭に立つエゾヤマザクラはピンク色に染まっていました。

          
          ※ 端正な競馬場事務所の建物と一本の桜の木のコントラストが見事です。

 近くに寄って見ると、開花したものと、蕾のものが半々といった感じでしたので5分咲きといったところでしょうか。

          

 ゴールデンウィークを過ごす人たちには好天が絶好のプレゼントではと思われます。きっと行楽地はたくさんの人たちで賑わっていることでしょう。
、一年中がゴールデンな日々の私たちにはゴールデンウィークは関係はありませんが、そんな私たちにとっても好天は本当に素晴らしい天からのプレゼントです。

札幌の桜開花直前情報 1

2012-04-29 22:03:05 | 環境 & 自然 & 観察会
 札幌の桜の標本木が直ぐ近くあるという地の利を生かして、今日から連日ウオッチングを続け、開花宣言までその様子を追ってみようと思い立ちました。それでははじまり!はじまり! 

 レポートすべき事項が他にもあるのですが、ここは誰もが待ち望んでいる(かな?)桜関連情報を連日綴ってみたいと思います。
 札幌の桜は昨年まで北海道神宮境内にあったソメイヨシノを標本木として開花宣言をしていましたが、老木になったということもあって、今年からは札幌管区気象台の前庭に植わっているソメイヨシノが新たに標本木となりました。(とニュースは伝えていた)

 今日の午後、気象台の庭を覗いてみました。
 確かにライラック、イチョウ、エゾムラサキツツジなどとともに三本のソメイヨシノと表示された桜の木が立っていました。樹齢はまだ若く20年程度だそうです。

 前庭には見物客が押し掛けることを警戒してか防護柵が施されていました。ところが私が柵外から見ていると、一人の男性がずかずかと柵内に入って眺めていました。悪気はないのでしょうが、何人もがそうした行為を続けると、気象台としてもさらに厳しい規制を敷くことになるのではとウオッチャーとしては心配です。

          
          ※ 正面に並んで立つ3本の木がソメイヨシノです。

 さて、私は望遠を使いソメイヨシノの蕾を観察しましたが、すでにかなり膨らんできているようです。このところの気温の上昇で順調に開花の準備を進めているようです。
 私の勘(あてにならない勘ですが)では好天が続くかぎり明後日には一部開花ということになるのではと予想します。

          

          ※ ソメイヨシノの蕾の様子です。少し写真が暗いですが蕾が膨らんでいる様子がお分かりになると思います。

          

 前庭のところにあるエゾムラサキツツジは一部明るい紫色の花を付けていました。
 さらには気象台の庁舎前に立つエゾヤマザクラ(?)も一部花を付け、こちらの方は一足早く開花ということのようです。

          
          ※ すでに開花したエゾムラサキツツジの花です。

          
          ※ 気象台の庁舎前に立つエゾヤマザクラはうっすらとピンク色に色付いています。

          
          ※ エゾヤマザクラの一部は写真のように花が開いていました。

 現職時代は桜の花にそれほど関心があったわけではありません。それが退職してから急に桜の花の美しさ、散り際の儚さ、等々が気になりだしました。それだけ現職の頃は気持ちに余裕がなかったのでしょうかねぇ…。
 今年もまた、札幌市内の桜の花を追いかけてみたいと思っています。

札幌麺紀行 97 パスタ・カルタ・パコ

2012-04-28 23:08:48 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 紙包みパスタが特長の「パスタ・カルタ・パコ」。具材がほどよく蒸されて、ちょっぴり濃い味のバスタを堪能しました。 

          

 妻とたまあにはランチを!と、双子山(旭山公園の入り口にあたる)にある「パスタ・カルタ・パコ」に赴きました。
 この店をチョイスしたのはバスタを食したいと思い「札幌極旨麺図鑑 2」を見て、比較的我が家から近くにあり、「紙包みスパゲティ」を売りにしていることから「どんな味が楽しめるの?」と興味をそそられたからでした。

          

 お店は入って直ぐはテーブル席ではなく、細い廊下を上がり中二階と二階に分かれて席があり、私たちは二階に案内されました。
 スタッフが小黒板に書かれたメニューを持って席に来ましたが、ランチは三種あって全て紙包みパスタのセットメニュー(サラダ・デザート・ドリンク付き 997円)でした。
 私は「豚肉とタマネギ、キャベツのトマト味 フィットチーネ(生パスタ)紙包み」、妻は「シーフードとオクラのトマト味」をオーダーしました。

          

 サラダが出された後、ややあって紙に包まれたパスタが運ばれてきました。
 通常のパスタと違いビジュアル的にはイマイチですが、「中はどうなっているんだろう?」と興味をそそられます。

          

 紙を裂くと中から湯気が立ち上がり、美味しそうな匂いが期待感を持たせくれます。
 パスタを一口含むと内心で「旨い!」と声にならない声を上げました。豚肉の旨味がほど良くパスタにしみています。タマネギやキャベツも旨味を演出していたようです。
 ただ、トマトソースが最初は良かったのですが、食べ進むうちに私には少し濃い味付けでした。

          

 食後のデザートに出されたムース、そしてコーヒーを味わい、満足して店を後にしました。セットメニュー997円はけっこうなお得感がありました。

          

【パスタ・カルタ・パコ データー】
札幌市中央区双子山1丁目5-4
電話    011-551-7119
営業時間  11:30~15:00  17:30~22:20
      土日祝 12:00~22:20
定休日   無休
駐車場   有(10台)
座席    44席
入店日   ‘12/4/24




桜の開花が間近!? 
 
 本日(28日)夕方、ウォーキングで競馬場の横を歩いていて、ふと競馬場の方を見ると、木全体がなんとなく淡くピンク色に見える木がありました。

          

 「あれっ?」と思い、そばに寄って見ると桜の蕾がほころびかけていました。午後6時少し前という夕暮れ時だったために写真でははっきりしませんが、開花の時期がすぐそこまでやってきているように思われます。
 明日から我が家の直ぐそばにある札幌管区気象台の標本木(ソメイヨシノ)をウオッチングし、この欄でレポートしたいと思います。

          

映画 75 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

2012-04-27 22:04:36 | 映画観賞・感想

 主演のメリル・ストリープの噂通りの演技力に圧倒された映画だった。メーキャップの力を追い風にしているとはいえ、現役時代と引退してからのサッチャーを演じ分けるメリルの演技力は一人の人間が演じているとは思えないほどの迫真の演技だった。

                    ※ サッチャー役を演ずるメリル・ストリープです。この場面が映画の広告には最も使用されているようです。

 当初この映画を観る予定はなかった。
 主演のメリル・ストリープが今年のアカデミー賞主演女優賞を獲得していたことを知ってはいたが、なぜか観に行こうという気持ちにはならなかった。
 ところがある映画評で評論家が「あ、これはもう降参だ。認めるほかない。根負けといえば失礼だが、ここまで技を磨かれたら、兜を脱ぐほかない」と映画「マーガレット・サッチャー」の中のメリル・ストリープを評している。
 この一文を読んだとき「これは見なければ!」という思いになり、映画評を読んだ翌日の4月25日、シネマフロンティアに遅ればせながら足を運んだ。映画は封切られてから日が経っているため一日に一回の上映(16時20分から)になっていた。

          
          ※ サッチャーの若き日に夫デニスとダンスを場面です。サッチャー役はもちんメリルではありません。

 映画は政界を引退し、老いてしまったサッチャーが現役だった首相時代の回想シーンを織り交ぜながら進行する。
 サッチャーは西洋において初めて女性として一国のリーダーになった人であり、その在任期間も最も長いリーダーとして知られている。
 サッチャーはけっして名門の出ではなく、自らの才覚で政界をのし上がっていくのだが、それは英国保守党の中にあって、自らの信ずる保守思想を妥協せずに実施しようとする姿勢が評価されたからであった。
 鉄の女“強いサッチャー”をメリルは鮮やかに演じている。その姿は現役当時のサッチャーを連想させるに十分な颯爽としたものである。
 対する現在を描くサッチャーの姿は老いさらばえ、認知症気味の老女となり現役時代を回想するのだが、その表情、その動きをメリルは現役当時のサッチャー役以上にリアルに演じていて、評論家氏が言うように脱帽ものである。

               
               ※ 素顔の? いやサッチャー役ではないメリル・ストリープです。気品のある顔立ちですね。

 ストーリーとしての映画「マーガレット・サッチャー」の評判はイマイチなのだが、メリル・ストリープ一人の演技力によってこの映画が注目される映画になったといって良い映画になったと云える。


日ロ経済問題を再び考える

2012-04-26 21:49:37 | 講演・講義・フォーラム等
 某氏から「ロシアの極東重視政策と日ロ経済の活性化」という恐ろしくお堅い講演会のお誘いを受けた。私には理解が難しいのではと思いつつも、怖いもの(?)見たさに出かけてみた…。 

          

 4月21日(土)午後、北大学術交流会館においてNPO法人「ロシア極東研」が主催する講演会があった。
 講師は商社員(丸紅)として18年、外務省の現地日本センター所長して10年のロシア滞在歴を有する朝妻幸雄氏という方だった。

 朝妻氏は冒頭、日本人の対ロシア観がマスコミ報道によって歪められていると指摘した。
 そう指摘されてみると、私のロシア観も他のヨーロッパ諸国を見る目とは違い、なんとなく警戒していることに気付かされる。朝妻氏はロシア人は友好的であり日本の経済力を評価していると言う。

          

 そして朝妻氏はロシアの経済だけではなく、さまざまな分野からロシアを観察・分析した結果を私たちに紹介した。
 しかし、氏は在ロシア28年という長さからか思い入れも大きいようで、用意したパワーポイントの資料が多すぎて90分の時間ではとても説明しきれないほどの量だった。
 そうした中から、主だった言葉を紹介することにします。

◆プーチン大統領(一・二期目 2000~2008年)はロシアを経済危機から脱出させ高度成長に導いたとしてロシア国民から絶大な支持を得た。
◆この高度成長は原油価格の高騰期と重なるという幸運があった。
◆プーチンはまたロシアの国際的な威信を回復させたということもロシア国民の支持を得た要因である。
◆今後のロシア経済は安定期に入るものと想像される。
◆三期目の大統領に就任するプーチンは、ロシア経済を石油依存体質からの脱却を図ろうとしている。すなわち付加価値を付けるための製造業などの振興である。
◆そうしたとき、日本の技術や生産のノウハウはロシア経済を支援する大きな力となる。

          

◆これまでのロシアにとって極東部は人口比も小さく重要視されていなかったが、これからは①アジア太平洋の玄関口として、②アジアにおける地位確保の橋頭保として、③さらには地球温暖化によって北極海航路が拓かれる見通しが出てきたことなどから、極東重視策に舵を切るとみられる。

◆そうした状況下で朝妻氏は北海道の摂るべきアクションとして次の5点を提案した。
 ①欧露部を更に積極的に攻めよう。(極東部に比べて大きな市場)
 ②ロシアのニーズを把握して、効率的に攻めよう。
 ③大企業と中小企業、全国区と地方区が連携してロシアを攻めよう。
 ④北海道ブランドを認知させよう。
 ⑤北海道の強みを活かそう。(ex.寒冷地技術を売る。ウラジオストクを窓口にしてetc.)        

 経済には素人(全てに素人なのだが)の私には猫に小判的な話であるが、関係される方々には参考になる提案が多々含まれていたのではないかと思われた。
 さまざまな意味で一線から退いた私であるが、こうした話を伺うだけでも頭の体操にはなっている。

 ところで、今年はロシアに関する講演会を聴く機会が増えたように感じている。
 1月には「ロシアを知るセミナー」、3月に入って「ロシアの新しいリーダーと極東戦略」というシンポジウム、そして今回の講演会と続いた。実はレポートできなかったのだが、この他にも「ロシアの政治・経済の現状と課題」という講座も3月に受講している。
 こうしたことはロシアの視線がアジアに向いてきていることの一つの証しとも受け取れる。私たちにとって近くて遠い国だったロシアが文字どおり隣国としてその存在感が増してきた証拠であり、それに対して経済的にはもとより、政治的にも日本はどう対応すべきかが今鋭く問われているということが言えそうである。
 

札幌Cafe紀行 №114 自然喫茶 Nature KISS@

2012-04-25 21:31:40 | 札幌Cafe紀行
 なんともこだわりをもったカフェがあるものです。「環境・心・体に優しい製品を」をテーマに商品展開するホメオパシージャパンが運営するカフェだそうです。どんぐりコーヒーなるものを味わいました。 

          
          ※ 「Nature KISS@」の外観です。ビルの一階部分に入っています。

 「オヤジの仲間づくり21の会」の4月例会の担当幹事が会のミーティングのために見つけてくれたカフェです。店はJR札幌駅近く、函館本線の路線沿いにありました。
 よく調べてみると、ホメオパシージャパンは洞爺湖畔において自然農法でハーブなどを育て、化粧品やハーブ酒などを製造・販売している会社のようです。私たちが訪れたところはその会社の札幌店(支店?)で、喫茶店はそこに併設されているところのようです。

          
          ※ 店内のテープと椅子ですが、やはり自然嗜好の材を用いたものになっています。

 さて「Nature KISS@」(“ネイチャー きっさ”と呼ぶそうです)は、そのコンセプトに相応しく、メニューも徹底しています。ドリンクはたんぽぽコーヒー、どんぐりコーヒー、ジンジャーティー、紫蘇ジュースといった具合です。フードも自家製ドライフルーツとか、自家製ピクルスといったものが並びます。

 私はセット価格800円というドリンク&フードセットをオーダーしました。
 ドリンクは「どんぐりコーヒー」、フードは「自家製ドライフルーツ」です。

          
          ※ 私がオーダーしたどんぐりコーヒーと自家製ドライフルーツです。

 メニューには次のような惹句が書かれてありした。「洞爺で採れたどんぐりをじっくり焙煎 木の実の風味がとても香ばしいです」と…。どんぐりコーヒーは、色は確かに琥珀色をしていますが、いわゆるコーヒーの味を期待してはいけません。惹句にあるとおり、香ばしい風味を楽しむ温かい飲み物という感じです。
 ドライフルーツは、パイン・かき・バナナの三種が出されました。
 ドライフルーツなど私は普段口にしない。生の方がずっと美味しいと思うからだ。
 ただ、ドライフルーツにすることによって菓子感覚で食することになる。そうすると、他の菓子製品に比べて加工度が低く、自然食品、健康食品にカテゴライズされるようだ。

          
          ※ 写真の奥の方には薬箱のような小箱がたくさん並んだ棚がありました。

 店内にはまるで薬箱を思わせるような小箱の棚があったり、私たちを接遇してくれたスタッフは薬局の店員のようなユニフォームを着用していたりと、「自然食品!」ということを前面に出した店であり、カフェだった。 

【Nature KISS@ データー】
札幌市北区北6条西8丁目-8-11 レジデンスコマチ1F
電  話 011-738-6111
営業時間 10:00 ~ 18:30       
定休日  月曜日
座 席  12席
駐車場  有(2台)
入店日  ‘12/04/20

続々一人NPO 今年はビオラで…

2012-04-24 21:30:55 | ボランティア

 一昨年から「ART」文字を描く空き地に、「ART」文字が描けるまでの間のつなぎとしてパンジーを植えていました。今年は少しだけ趣向を変えてビオラを今日植えてみました。 

          
          ※ 植えたのはこのように僅か1列だけで、ほんとうにささやかなものなのです。

 近代美術館前の空き地に「ART」文字を描き始めて今年で3年目になります。その文字を描くアルテルナンテラの苗は現在市立大通高校で育ててもらっています。
 苗が順調に育って空き地に「ART」文字を描くことができるのは5月下旬くらいかと予想しています。
 それまでの間、寂しい空き地にこれまで2年間はパンジーを植えていました。

 記録を調べてみると一昨年は4月19日に、昨年は4月15日に、それぞれパンジーを植えていました。今年は春が遅かったこともあって、私ものんびりしていたようです。今日になってようやく空き地のところに花を植えようかと思い立ちました。
 早速、ホーマックへ向かい花の苗を買い求めました。
 今年は少しだけ趣向を変えようと思い「ビオラ」の苗を買い求めました。
 株数僅か15株と例年通りです。68円×15株=1,020円 + 98円の肥料、〆て1,118円の投資です。

          
          ※ 植えつけたビオラ三種を大写ししてみました。

          

          

 ホーマックから帰り、さっそく苗の植え付けです。
 植え付けそのものはそれほど時間はかかりませんでした。
 等間隔に穴を掘り、そこへ肥料を入れて土と混ぜ合わせて、苗を植えるだけです。
 何人かの人が傍を通りましたが、一昨年のような交流は特にありませんでした。(一昨年の投稿はこちらからご覧ください。  )

          
          ※ 角度を変えて撮ったものです。ビオラの後ろの広い空き地に5月末に「ART」文字を描く予定です。

 一昨年、私に声をかけてくれた方が「一人NPOですね」という言に従えば、今回は「続々 一人NPO」に取り組んだことになります。
 私は札幌に住居を移して以来、たくさんの講演を聴き、多くの講座に参加し、たくさんのことをinputできたと思っています。
 一人の人間としてinputするだけではバランスに欠けると思っています。自分が出来る範囲でoutputすることも大切なのでは、といつも思っています。
 この一人NPOはそうした意味での一つの形なのかなあ…、と思っています。
 ただ、inとoutの間に今のところ何の関係性もないのだが…。


北区 歴史と文化の八十八選

2012-04-23 22:30:04 | 札幌(圏)探訪
 北区は札幌の中で最も早い時期に開拓の鍬が入った地区として知られている。そのため歴史的建物や文化遺産が数多く残されている。「オヤジの仲間づくり21の会」の4月例会は八十八選に指定されている名所のいくつかを訪ねた。 

 北区が「歴史と文化の八十八選」を選定し指定していることは知っていた。これまでその中の数カ所を虫食い的には訪れていたが、今回その中のいくつかをしっかりと見て回ることを担当幹事が提案した。

          
          ※ 新琴似神社の鳥居と本殿です。堂々した造りです。

 4月20日(金)午後、地下鉄「麻生駅」に集合し、「新琴似神社」に向かった。
 新琴似神社には、①東繁造君勲碑②新琴似兵村記念碑③新琴似の馬魂碑④吹田晋平碑⑤新琴似「百年碑」⑥新琴似屯田兵中隊本部⑦新琴似「拓魂」碑⑧新琴似「開村記念碑」と八つも指定された石碑や建物があった。
 八十八選に指定されている石碑や建物には、それを証明するプレートが近くに設置されている。
 地域の歴史的な碑や個人を顕彰する碑はやはり神社の境内に設置するのが相応しいようだ。

          
          ※ 新琴似屯田兵中隊本部です。休館日のため内部を見れなかったのが残念!

          
          ※ 新琴似「百年碑」です。他の碑も巨大な石が使われていました。

 その後、麻生駅付近に設置されている⑨歌人・若山牧水来訪の地⑩新琴似歌舞伎の跡地などを訪れた。新琴似歌舞伎跡地は現在大型のショッピングセンターが建設中のためプレートが一時撤去されているようで目にすることはできなかった。

 続いて、地下鉄で「北11条駅」まで移動して、駅周辺の史跡を巡った。
 まずは⑪有島武郎邸跡⑫旧札幌中学校「発祥の地」碑⑬新撰組隊士永倉新八来訪の地⑭石川啄木の下宿跡を巡った。
 有島武郎邸跡はビル前の小さな公園の中にプレートがあった。また、石川啄木の下宿跡はすっかりオフィスビルになっていて、その入り口に銅像とプレートがあった。ちょうど私たちが訪れたとき3名の「啄木の会」の会員の方に遭遇した。今年は啄木没後100周年ということで啄木に関係したところを巡っているとのことだった。

          
          ※ ビルの入口にたたずむ啄木の像とその横にはプレートが立っています。
 
 少し場所を移動して⑮偕楽園跡⑯清華亭の2か所を訪れた。
 偕楽園跡は、偕楽園緑地としてわずかに残っているが、清華亭内に展示されていたジオラマを見ると、当時は相当に広大な敷地の公園だったようだ。
 また、清華亭では管理人の方がいろいろと説明してくれたが、建設の直接のキッカケは明治天皇が僅かの時間休憩するために建てられた施設だったということだ。その後は、札幌を訪れる賓客のための接待所として使用されたという。

          
          ※ 札幌市の有形文化財に指定されている「清華亭」の正面です。

 今回は八十八選のうち16か所を訪れることができたが、機会を見つけて88カ所をしっかりと見て廻るのも一興かな?と思ったのだが…。はて?

札幌Cafe紀行 №113 森の間CAFE

2012-04-22 22:19:53 | 札幌Cafe紀行
 アウトドアのブランドが勢揃いしたかのようなIKEUCHI GATEですが、その4階にあるのが「森の間CAFÉ」です。その名のとおり無垢材をふんだんに使用した店内はアウトドアショップが集まるビルに相応しいカフェでした。 

          

 札幌の都心、札幌三越と丸井今井に囲まれたIKEUCHI(旧池内ビル)の4階に「森の間CAFÉ」はあります。講演会を聞き終えた後、友人三人で訪れました。
 入口はオープンになっていて気軽に入っていける雰囲気があります。

          

 店内は白無垢の木材が天井、床、そしてテーブルに使われています。ガイドブックによると“自然と人をつなぐネイチャーカフェ”をコンセプトにしたとか…。その清潔感触れる明るさが特徴的です。
 店内にディスプレイされた木が白い店内にアクセントを与えてくれています。
 客層としては女性や若い人たちが多かったようです。

                

 私がオーダーしたのは「森の間ブレンド」(530円)です。「寿珈琲」で焙煎された豆ということですが、クセがなく私には飲み易いコーヒーでした。

          

 また、店内には森林を核にしたマチづくり取り組む下川町の特産品の販売コーナーがあったり、これからの収穫期には道内各地から新鮮な野菜が届けられ即売されたりするそうです。

 明るく気持ちの良い「森の間CAFÉ」ですが、私たちのようなオヤジ族にはやや落ち着かないかなぁという印象ですが、アウトドア志向の若い人たちには支持されそうなカフェと感じました。 

【森の間CAFE データー】
札幌市中央区南1条西2丁目-18 IKEUCHI GATE 4F
電  話 011-281-6617
営業時間 10:00 ~ 20:00       
定休日  IKEUCHI GATEに準ずる
座 席  44席
駐車場  無
入店日  ‘12/04/18

高橋尚子 語る、語る、語る

2012-04-21 23:45:07 | 講演・講義・フォーラム等

 「Qちゃん」でおなじみのシドニーオリンピックマラソン金メダリストの高橋尚子さんはイメージどおりに明るく、アグレッシブに、そして爽やかに自身の過去・現在・未来を語りに語った。

          
          ※ 私が座った席が前面から少し遠かったためにクリアな写真を載せられないのが残念です。雰囲気だけ味わってください。
 

 4月18日(水)午後、グランドホテルにおいて「食と健康財団」が主催する「食と文化フォーラム」が開催された。Qちゃん人気を反映してだろうか、大きな会場のグランドホールは立錐の余地がないほどの人々で埋まった。
 フォーラムは他の方の講演やパネルディスカッションもあったのだが、ここではこの日の目玉だった高橋尚子さんのトークショーでの言葉だけ取り上げてレポートすることにします。

 トークショーは「走って、食べて、耕して」と題して、池上学園理事長の池上公介氏が高橋さんに質問するという形で進められた。そのためお話は理路整然としたものではなく、質問に対して断片的に語られたものが多かった。

          

 そこで私のレポートも印象に残った言葉を個別的に列挙する形を取ることにする。
◆高橋さんのマラソン事始めは、小学校のマラソン大会で優勝したことが走ることに興味をもったキッカケです。
◆高橋さんの親は陸上生活を継続することには反対だった。それより高橋さんには勉強して普通の就職を願っていたが、そのことへの反発心がここまで陸上を継続するバネになった。
◆「Qちゃん」の愛称の由来は、リクルート陸上部に入部した際に新人歓迎会で「お化けのQ太郎」に扮した芸が皆に大受けし、小出監督が命名したという。
◆オリンピックで金メダリストになれたのは、小出監督と出会ったことが大きいという。小出監督はとにかく褒め上手で、苦しいはずの練習も楽しくなり、いつの間にか高みに導いてくれた。
◆選手時代(今も)は食べることには一生懸命で、特に納豆、ひじき、レバー、野菜を摂ることを心掛けた。しっかり食べて、しっかり走り、体重を落とすようにしていた。
◆大滝村での「Qちゃんファーム」について、以前から農業体験をしたいと思っていたところに野口観光さんからお誘いいただき、やらせていただくことにした。
◆農業体験をすることで新しい発見がたくさんあった。現場でしか知り得ないことがたくさんある。体を通して学んだことは尊いと思っている。
◆若い人たちに伝えたいことは、何ごとも一生懸命取り組んでほしい。
◆彼女の言葉で印象に残った言葉 ⇒ 「結果は目に見えるが、成長は目に見えない」

          

 言葉が彼女の口から溢れ出てくる感じだった。
 苦しいことの多いはずのマラソンの競技やトレーニングについて語るときにも、彼女は一言も「苦しい」という言葉を用いなかった。出場が叶わなかった二つのオリンピック大会、それに向けての苦しいトレーニングの日々、それらについても明るく振り返る彼女の姿は聞いている者たちまで明るい気持ちにさせてくれた。
 きっと彼女にとっては、生きることそのものも「楽しい」ことなのではないかと思わされたトークショーだった。
 私をはじめ、聞いていた人たちは皆明るい気持ちになって会場を後にしたに違いない。