田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

トレッキングデビュー (後編)

2007-09-24 22:52:41 | 環境 & 自然 & 観察会
 藻岩山は、小なりと言えども山は山でした。
 同行の妻が「えっ、こんなにきついの?」ともらすほど、短い距離で高度をかせいでいきます。
 しっかり登山気分を味わわせてくれる山でした。

 鬱蒼とした藻岩山原始林(全てがそうではないということでしたが)の中を行くと、木々の葉がこすれあう音が耳に心地良く聞こえ、住宅地のすぐそばにいることを忘れさせてくれます。
 ゆっくりとしたペースで歩を進めながら、リーダーが所々で歩を停め特徴的な植物の説明を丁寧にしてくれます。
 2時間ほどかけて尾根の馬の背に出ました。そうすると、視界は一変して札幌市街が眼下に広がりました。
 藻岩山頂上は、そこからもう一頑張りが必要なのですが、今回はそこへは行かないとのこと。

 昼食をとった後、登山を開始した旭山公園口ではなく、慈恵会病院口を目ざして下山しました。

 私の想像外だったのは、今回の場合はトレッキングというよりは、藻岩山の植物説明会の様相が濃く、そこにかなりの時間を費やしました。
 山の楽しみというのは、そこの植生を理解してこそ、登山の楽しみも深まるものということを教えられた思いです。

 天候が良かったこともあり、とてもたくさんの市民が登山を楽しんでいました。
 一つ発見したことは、コースの中にベンチのような造作を目にしなかったことです。そのことが私にはかえってそれが清々しく感じました。

 ガイドブックによると、こうしたトレッキングコースが札幌にはたくさん用意されているようです。
 これからも機会を見つけて、トレッキングを楽しんでみたいと思います。

私の札幌ワールドがまた一つ広がった思いです!