最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

台湾の寺院「文武廟」「左営慈済宮」

2023-05-05 | 旅(海外)
台湾で訪問した寺院の中で、もっとも印象に残っているのが、日月潭の北岸沿いに建つ「文武廟(ぶんぶびょう)」です。
広い階段は、映画の「キングダム」を思い起こさせました。


3つの入口があり、右手の入口には龍のレリーフが、 左手には虎のレリーフがありました。
龍から入って虎へ出るというのが、台湾の寺院の 礼儀のようです。


ここから先は神聖な場所ということで、高くなっている敷居をまたいで入ると、天井の装飾に目を奪われました。


柱や壁の装飾も見事です。


絵馬が整然と吊るされていました。


廟は三殿に分かれており、前殿二階部分は開基元祖と文昌帝君が、中殿武聖殿には関聖帝君と岳武穆王が、後殿大成殿には孔子が祀られているそうです。
奥に進むにつれて高くなっていきます。せっかくなので一番上の大成殿まで上がってみることにしました。
写真は、中殿に上がる階段横の「九頭の龍の彫刻」です。


見ごたえのある彫刻や建物に導かれるようにして階段を上がっていきます。


孔子が祀られていました。


龍は迫力があります。


たびたび「キングダム」を思い出していました。


「池願許」と書かれていたので、願いが叶うのかなと思って手を合わせてみたり……。


夫と、すごいね、と言いつつ階段をのぼり続け……。


ようやく一番上に着きました。向こうに「日月潭」が見えます。


「日月潭」(にちげつたん)は、台湾最大の淡水湖です。
現地ガイドさんの話では、日と月を一緒に読んで、明潭と呼ばれているとか。


高雄の「龍虎塔」の前にある「左営慈済宮」では、参拝してから、おみくじを引きました。


赤い杯筊(ベイジャオ)には裏表があり、半面は平たくて半面は丸みを帯びた形をしています。
杯筊を手に取り、神様に名前と住所と 生年月日を告げてから、ふたつとも床に落として、表と裏になったらおみくじを引くことができます。


長い運籤を持ち上げては落とし、一本だけ浮いてきたものを取ります。
そこに書かれた番号の籤を取り出しました。


書道を教えているという現地ガイドさんに読んでもらいましたが、今年は、去年より少し良いそうです。


「左営慈済宮」の天井の装飾も見事でした。


「文武廟」「左営慈済宮」ともに桃園空港からは遠かったですが、貴重な経験ができましたし、参拝することができてよかったです。


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故宮博物院

2023-05-04 | 旅(海外)
台湾旅行の楽しみのひとつだった、台北にある故宮博物院へ。
フラッシュを使用しなければ写真撮影OKでした。
最初に見学したのは、清朝宮廷で制作された鼻煙壺のコーナーです。


様々な素材で作られた鼻煙壺が展示されていました。
鼻煙壺は、発酵させたたばこの葉を粉砕して香料を加えて作った、嗅ぎタバコを入れる器です。


精巧な鼻煙壺の数々は見ごたえがありました。


「雕象牙透花人物套球」
コロナ前は一日の来院者数が5万人ほどで、すごい混雑だったようですが、今回は、比較的ゆっくり見ることができました。


ひとつの象牙を彫った、清時代晩期のものです。
球の中に球が入っており、その数は21個。しかも、球はくるくると回るそうです。


「白磁嬰児枕」は、陶器なので枕としては硬そうですが、ひんやりして涼しく眠ることができたのでしょうね。


有名な「翠玉白菜」は、故宮博物院南部院のほうに展示されているそうです。
あまりに来院者が増えたので、もうひとつ博物院を造ったのですね。
「翠玉白菜」は、前回の台湾旅行で見ることができました。


故宮博物院の代表的な収蔵品のひとつである「肉形石」。


せっかく写真撮影OKなので、いろいろな角度から撮ってみました。


東坡肉(豚の角煮)にそっくりですね。


左の「紅・白玉髄筆洗」は、ひとつ石を彫ってできたそうですが、赤と白のコントラストがすごいです。
右の「黄玉・髄三蓮章」もひとつの石から削り出したものだとか。


翡翠の原石。


「翡翠雕花鳥瓶」は、高さ約40cmのみごとな器です。


西太后がつけていたとされる翡翠のブレスレット。


「碧玉屏風」は、48枚の翡翠で作られ、両面に同じ彫刻が施されていました。


宮廷につかえた女官の陶器人形「灰陶加彩仕女俑」


これほど大きなサンゴはもうないそうです。


赤い珊瑚で作られた「珊瑚魁星点斗盆景」

故宮博物院は約2万点もの作品が展示されていますので、ほんの一部しか見ることができませんでしたが、気になった作品は時間をかけてじっくり鑑賞できたので満足しました。

今朝、夫が育てているライム(フレーバーグリーン)の花がひとつ咲きました。
実がなるのはまだ数年かかるかもしれませんが、花が咲いただけでも嬉しいです。



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台湾 十分の天燈上げ

2023-05-02 | 旅(海外)
台湾では、九份の近くにある十分(じゅうふん)で天燈上げを体験しました。


天燈上げは、実際に電車が走る線路の上で行われます。
線路の両側に店が並び、電車が店の軒先ぎりぎりを通る映像をテレビで見たことがありますが、ここだったのですね。


十分に到着してすぐに、目の前の天燈が燃え始めて驚きましたが、よくあることなのか、すぐに消し止められ、このあと無事に上がりました。
同時に手を放さないと、傾いて燃える可能性があるようです。


天燈は4面あるので、ツアーでご一緒しているご夫妻と4人でひとつの天燈を上げました。
夫が墨汁と筆を使って、願いを書いています。


天燈の中を覗いてみました。これに火がつけられるのですね。


預けたスマホで写真や動画を撮ってもらえますよ。


無事に十分の空に上がりました。

燃え尽きて地上に落ちた天燈はちゃんと回収され、リサイクルされるのだとか。
それが地元の方たちの収入になっているのだと、現地ガイドさんが教えてくれました。


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