最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

故宮博物院

2023-05-04 | 旅(海外)
台湾旅行の楽しみのひとつだった、台北にある故宮博物院へ。
フラッシュを使用しなければ写真撮影OKでした。
最初に見学したのは、清朝宮廷で制作された鼻煙壺のコーナーです。


様々な素材で作られた鼻煙壺が展示されていました。
鼻煙壺は、発酵させたたばこの葉を粉砕して香料を加えて作った、嗅ぎタバコを入れる器です。


精巧な鼻煙壺の数々は見ごたえがありました。


「雕象牙透花人物套球」
コロナ前は一日の来院者数が5万人ほどで、すごい混雑だったようですが、今回は、比較的ゆっくり見ることができました。


ひとつの象牙を彫った、清時代晩期のものです。
球の中に球が入っており、その数は21個。しかも、球はくるくると回るそうです。


「白磁嬰児枕」は、陶器なので枕としては硬そうですが、ひんやりして涼しく眠ることができたのでしょうね。


有名な「翠玉白菜」は、故宮博物院南部院のほうに展示されているそうです。
あまりに来院者が増えたので、もうひとつ博物院を造ったのですね。
「翠玉白菜」は、前回の台湾旅行で見ることができました。


故宮博物院の代表的な収蔵品のひとつである「肉形石」。


せっかく写真撮影OKなので、いろいろな角度から撮ってみました。


東坡肉(豚の角煮)にそっくりですね。


左の「紅・白玉髄筆洗」は、ひとつ石を彫ってできたそうですが、赤と白のコントラストがすごいです。
右の「黄玉・髄三蓮章」もひとつの石から削り出したものだとか。


翡翠の原石。


「翡翠雕花鳥瓶」は、高さ約40cmのみごとな器です。


西太后がつけていたとされる翡翠のブレスレット。


「碧玉屏風」は、48枚の翡翠で作られ、両面に同じ彫刻が施されていました。


宮廷につかえた女官の陶器人形「灰陶加彩仕女俑」


これほど大きなサンゴはもうないそうです。


赤い珊瑚で作られた「珊瑚魁星点斗盆景」

故宮博物院は約2万点もの作品が展示されていますので、ほんの一部しか見ることができませんでしたが、気になった作品は時間をかけてじっくり鑑賞できたので満足しました。

今朝、夫が育てているライム(フレーバーグリーン)の花がひとつ咲きました。
実がなるのはまだ数年かかるかもしれませんが、花が咲いただけでも嬉しいです。



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