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最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

バルセロナの旅~バルめぐり(4)

2015-06-22 | 旅(海外)
楽しかったバルめぐりですが、バルセロナに到着した日は、たくさんのバルから発生する、すさまじい熱気に圧倒されました。
あとでわかったのですが、6月6日は、FCバルセロナが、UEFAチャンピオンズリーグを制覇した日だったのです。
ミュンヘンで行われている試合で、バルセロナに点が入るたびに歓声が上がり、勝利が決まったときは、花火が打ち上げられ(夜中でしたが)、建物も震えるほどの歓声。
あちこちの歓声がひとつに集まって、バルセロナの街が勝利の雄叫びを上げているように感じました。
バルセロナのCL制覇は、4年ぶり5回目。しかも、3冠を達成した日だったのですから、普通の勝利ではなかったのですね。
スペインの人たちの情熱を感じました。


情熱といえば、フラメンコも想像以上の激しさでした。
ここまでなのか、と驚くほどのタップの強さ。


どこで観るか決めていなかったので、ホテルが勧めてくれたパラシオ デル フラメンコ(Palacio del Flamenco )へ。
フラッシュなしでの撮影はOKでしたが、激しい動きで、写真はほとんど撮れませんでした。


パエリヤなどを食べてからの鑑賞です。


定番のサングリアも。


バルめぐりの続きですが、ガウディ通りからは、サグラダ・ファミリアがこんなふうに見えます。


ぶらぶらガウディ通りを歩いて、タパス ガウディ(Tapas Gaudi)で夜食を。
テラス席に人が集まり、店内は空いていました。


店の人が勧めてくれた料理を注文。チーズと混ぜて食べると美味しかったです。


大きめのマッシュルームのソテー。


ピカソ美術館の近くでは、バルのはしごもしました。


ちょっと一杯だけ飲んで、ピンチョスをいくつか食べて次のバルへ。


ふらりと入りたくなるバルがたくさんありました。


バルセロナのバルめぐりはこれでおしまいですが、
バルづいた夫が、日本でも、ウォーキングの途中で雰囲気のよさそうな店を見つけました。
八幡西区の産業医科大学の近くにある、ビストロ・クーです。


スペインのトルティーリャは、ジャガイモが多く、ふっくらしていますが、
日本のスペイン風オムレツは、やや硬めでしっかりした印象。


トリッパのトマト煮込み。


砂肝のアヒージョ。小皿で、まさにタパス料理ですね。


有頭エビのクリームパスタ。


彩りもきれいなパエリアも。


これだけ食べ続けていたら、3キロ近く体重が増え、顔が丸くなったのも仕方ないですね(^^;



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バルセロナの旅~バルめぐり(3)

2015-06-20 | 旅(海外)
バルセロナ最大の市場、サン・ジュセップ市場の中にも、いくつかバルがあります。


色々なトルティーリャ(スペインのオムレツ)をおいている店も。


どこにしようか迷った結果、早朝から賑わっていた、エル・キン・デ・ラ・ボケリア(EL QUIM de la Boqueria)にしました。


小さいですが、地元の人にも人気のバルだそうです。


朝ごはんを食べてきていたので、私はカプチーノとトルティーリャを。
夫は朝ビールです(^^;


休憩を終えて、再び市場散策。フルーツ店が数多く、目にも鮮やか。
食べ歩きできるミックスフルーツを買いました。


ホテルで食べようと、マンゴー、パパイヤ、イチゴも購入。


マンゴーは1個4ユーロ、パパイヤは半分で3ユーロくらいでした。


ずらりと並んだ迫力の生ハム。


夫は、食べ歩きできる生ハムを買っていました。


バルセロナで多いなと思ったのはパン屋さん。


種類も豊富で美味しいです。


市場の写真はたくさん撮ったのですが、きりがないのでこのくらいで。


朝早く行ったときは、ゆっくり回れましたが、やはり少し賑やかなほうが活気があって楽しいですね。
写真は、昼間に、再度行ったときのものです。



こちらは、ピカソ美術館の近くにある、カルペップ(CAL PEP)のマグロのタルタル。


楽しみにしていたバルのひとつなのですが、担当の人が、料理ができているのに放置して、
携帯電話で話したり、何度もメールしたりと、ありえない接客。
隣の席の、地元らしきグループは、そのスタッフともめて帰っていました。
ほかのスタッフは感じがよさそうだったので、運が悪かったのだと思います。
マテ貝のソテー。


名物の、とろとろのトルティーリャ。


アーティチョークのフライ。ほかのバルに比べると値段は少し高めです。


もうひとつのバルは、ガウディが設計した集合住宅「カサ・ミラ」にもほど近い、セルべセリア・カタラナ(Cerveseria Catalana)。
タパスの種類も多く、楽しめました。


卵料理が好きなので、今回の旅行は、トルティーリャをよく注文しました。
添えられているのは、トマトとガーリックを塗り、オリーブオイルを塗ったパンです。


楽しく美味しかったバルめぐりも、次の日記で終わりです。



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バルセロナの旅~バルめぐり(2)

2015-06-18 | 旅(海外)
バルセロナの旅で、もっとも気に入ったバル、タペオ(TAPEO)。


お店の看板メニュー、イカ墨細麺のパエリアです。
パスタのパエリヤ「フィデウア」を食べたのは初めてですが、イカ墨の甘みがうまく生かされていました。


こちらは、フォアグラとキノコのポーチドエッグのせ。お店の人が混ぜてくれます。
半熟ポーチドエッグに胡椒がまぶしてあるので、見た目はよくないですが、味は間違いなしです。


蜂蜜たっぷりの、濃厚なスペアリブ。


スペインはオリーブの産地ですものね。一年分のオリーブを食べた感じです。


デザートは、パンプディング。


レシートも、小さなパエリアの容器にのってきました。
いつかまたバルセロナに行くことがあったら、この店のフィデウアを食べたいです。


こちらも、とても感じが良かったラ フラウタ(La Flauta)。


グリル料理が得意のようです。
アスパラとマッシュルームの焼き加減もばっちりでした。


スペインのオムレツ、トルティーリャ。


イカのグリルも。


こちらは、ヒラタケのグリル。


私も、スペインのスパークリングワイン、カヴァをいただきました。


テーブル席のほかに、カウンター席もあります。
カヴァはボトルで注文したのに、支払いのとき、安くて驚きました。


バルめぐりの日記は、もう少しだけ続きます。



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バルセロナの旅 ~ バルめぐり(1)

2015-06-16 | 旅(海外)
友人が、庭に咲いていた紫陽花を分けてくれました。
湿度が高くてじめっとしていますが、涼しげな色を見ていると、爽やかな気分になってきますね。


バルセロナで楽しみにしていたのはバルめぐり。
まずは、ふたつの人気店、「イラティ」と「キメキメ」で食べた、ピンチョスとタパスの写真です。
ピンチョスは、串で刺した、複数の材料を組み合わせた料理のこと。
これは、トルティーリャがのっており、ボリュームがありました。


イラティ(Irati Taverna Basca )のピンチョスは種類も豊富で、どれもとっても美味しかったです。
盛り付けもきれいなので、ホームパーティーなどの参考になりそうですね。


お皿を受け取って、カウンターに並んだ好みのピンチョスを自由に取ります。


作り置きしているものだけでなく、トレイに載った、熱々のものも、色々回ってきました。


見ているだけで楽しくなってきます。


これも好みでしたが、食べても何かわかりませんでした(^^;


スモークサーモンのピンチョス。


食べ損ねた一品。と言っても、50種類ほどあるので、とても全部は食べられません。


同じサーモンでも、パテなどと一緒に食べると、また違う美味しさです。


チーズもたっぷり使われていました。


これも、何かわからなかった一品。


一番のお気に入りは、手前の白いふわふわしたもの。カニのような味がしました。


カウンター席は、彼女がひとりで切り盛りしています。
会計は、串の数と器の数でチェック。
ピンチョスはひとつ1.95ユーロ。夫とふたりで16個食べました(^^;


間口は狭いですが、中は広く、奥にはテーブル席もあります。
ただし、そちらは、大人数で予約している人専用なのだとか。


こちらも、立ち飲みバル、キメキメ(Quimet & Quimet)


ずらりと並んだお酒のボトル。
フジテレビの「世界行ってみたらホントはこんなトコ だった!?」でも紹介されていました。


番組で宮迫さんが食べていたエビとキャビアのタパス(小皿料理)もチェック。


チーズもよく使われていました。


このイカは、酸味が強くて、ちょっと食べにくかったかな。


チーズとトマトとアンチョビのタパス。


サーモンとクリームチーズにハチミツがたっぷり。
どのタパス料理も、注文してから作っていました。作ると言っても、載せるだけですが。


盛り合わせも注文。自分で載せて食べました。


バルの雰囲気を楽しんで店を出ると、待っている人がたくさん。


夫も含めて、みんなぐいぐい飲んでいましたが、ふたつのお店とも、お昼の写真です。
一回でまとめられなかったので、バルめぐりの日記はもう少し続きます。



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バルセロナの旅 ~ サグラダ・ファミリア

2015-06-14 | 旅(海外)
スペインに行ってきました。といっても、バルセロナだけですが……。
夫がペースメーカー植込み手術をすることになったときは、すっかり諦めた旅行でしたが、
夫の職場の方たちにも担当医にも勧められ、予定通り出発することができました。
迫力があったサグラダ・ファミリア。


近くの公園からの眺めも良かったです。池にもくっきりと映っていましたよ。


門はふたつありますが、「生誕のファサード」から入りました。
生誕の門の15体の天使は、福岡県出身で、
サグラダ・ファミリアの主任彫刻家を務めている外尾悦郎氏が手掛けたものだとか。


昨年11月に設置されたブロンズの扉も、同じく外尾氏のデザインで、
ガウディが愛した植物や生物などが施され、森の入り口をイメージしているそうです。
(開館前で、扉が閉まっているときに撮った写真)


アップでも撮ってみました。


聖堂の天井は、シュロの葉をイメージしているのだとか。


樹木のように枝分かれしている柱など、まさに森の中にいるような雰囲気です。


色とりどりのステンドグラスは、光を浴びて変化して見えました。


塔の上まで登るには、エレベーターの予約が必要です。
2本の塔の間にある「生命の木」もすぐ傍で見ることができました。
鳩は大理石だそうです。


塔と塔の間も歩いて渡ることができました。


間近に見えた塔の先端。


こうして見下ろすと、街中に建っているのがよくわかりますね。
サグラダ・ファミリアが映る、公園の池も見えます。


螺旋もガウディが好んで使った自然界のモチーフだそうで、ゆっくり歩いて降りました。


夏場は午後10時からライトアップされます。
ホテルが近かったので、夜のサグラダ・ファミリアも楽しみました。


1882年から建設が始まったサグラダ・ファミリアの完成予定は2026年。
完成したら、今度は冬に行ってみたいです。バルセロナの冬の名物、カルソッツが食べたいので(^^;
次は、美味しく楽しかったバルめぐりの日記です。



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フランスの旅 ~ スイーツなど

2014-07-14 | 旅(海外)
フランスの旅の最後は、食べ物系でまとめたいと思います。


歴史のあるDalloyau(ダロワイヨ)のショーケースは、眺めているだけで楽しかったです。


いろいろ迷って、苺のケーキとエクレアにしました。


地元の、小さなケーキ店のケーキも美味しかったです。
甘過ぎる、という声も聞かれますが、甘いもの好きの私にはちょうどよく(^^;


フランスでは、キッシュもよく食べました。
ブロッコリーがたっぷり入ったキッシュ。


濃厚なイチヂクのタルトも。


サーモン料理が多かったような……。


パスタ料理は、ペンネがよく使われていました。


オリーブがアクセントになっていたピザ。


チョコレートムースは、エスプレッソと相性が良かったです。


レストランでもカフェでも、コーヒーはエスプレッソでしたが、アメリカンも注文できました。
エスプレッソにお湯を足すだけですが……。 右がアメリカンです。


朝食で食べたオムレツ。


ホテルの朝食はシンプルでした。


お天気に恵まれた旅で、気温もぐんぐん上がったので、冷たいものにもたびたび手が出ました。
ノートルダム大聖堂を眺めながら食べた、ピスタチオのソフトクリームが美味しかった~。


シャンゼリゼ通りではスムージーを。


スタバも一度だけ利用しました。


パリで泊まったホテルの隣にあったタイ料理のレストラン。


アジア系の味が恋しくなったときは、ここでヌードルやカレーを食べていました。


ボルドーのシャトー巡りのときに立ちよった、ポイヤック村。


メニューはフランス語のみで、英語は通じず……。
なんとか注文できたこの魚料理は、見た目よりずっと美味しかったです。


夫はチーズたっぷりの肉料理を。


ポイヤックのワインは有名ですね。
小さな村のワイン店にも、高価なワインがたくさん置いてありました。


パリに戻るTGVを待つ間に、ボルドーサンジャン駅にあったレストランへ。


お肉がジューシーで、とっても美味しかったハンバーガー。円安のせいもあり、2千円くらいしました。
観光地で過ごすことが多かったせいか、フランスは外食費が高く感じられました。


パリ滞在中に何度も行った、ギャラリーラファイエット。
ここでいろいろ買物をしました。と言っても紅茶などですが。


いよいよ帰国です。
シャルルドゴール空港には、こんな椅子も……。
夫はこのあと、出発まで爆睡したのでした。 毎日、本場のワインをたっぷり飲んで、満足の旅だったようです。


欲張らずに、パリとボルドーの2都市に絞ったので、自分たちのペースで、のんびりできた旅でした。




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フランスの旅 ~ パリの風景

2014-07-12 | 旅(海外)
シャンゼリゼ通りから見た、高さ50メートルのエトワール凱旋門。屋上に観光客が大勢いるのがわかります。
ナポレオンが、戦勝記念にモニュメントの建設を命じてできたのが、ルーブル美術館の敷地内にあるカルーゼル凱旋門
けれど、ナポレオンは、高さ19メートルのカルーゼル凱旋門が不満で、より一層巨大な凱旋門の建設を命じたそうです。


284段の螺旋階段を登ると、屋上へ出ることができ、整備されたパリの街が360度見渡せます。
ナポレオンは、ワーテルローの戦いに敗れて王位を追われ、エトワール凱旋門の完成を見ずにこの世を去りました。


凱旋門を中心に放射線状に延びる12本の道。この道が星のように見えるために、エトワール(星)と呼ばれているのだとか。
正面のシャンゼリゼ通りは、ルーブル美術館に繋がっています。


歴戦の功労者の名前が刻まれています。


威風堂々と建つ、エトワール凱旋門。
ナポレオンの思惑を超えた、国民的建築となっているのですね。


凱旋門と並ぶパリのシンボル、エッフェル塔。
登頂を待つ行列がものすごく、3時間は待つだろうということで断念。


セーヌ川クルーズで、違う角度から見ることに……。でも、どこから見ても、エッフェル塔らしいエッフェル塔でした。
先日、テレビで見ましたが、エッフェルの子孫の奥さんは、知的な日本の女性でした。


クルーズで見た、オルセー美術館。あの大時計の裏側から覗いて、向かいにあるルーブル美術館を眺めたのでした。


水着で日光浴をしている人が多かったです。


美しいリュクサンブール宮殿。


リュクサンブール公園は、22万平方メートル以上。広い芝生でしばらくつろぎました。
パリは、カフェと公園が多いです。


大人気のノートルダム大聖堂。


建物から突き出しているガーゴイルが、睨みを利かせています。


大聖堂の中では、数々のステンドグラスを眺めながら、静かな時間を過ごしました。


ホテルから近かったので、パリのオペラ座には何度も行きました。


こちらは夜8時過ぎのオペラ座。9時過ぎまでこんな明るさでした。


オペラ座から見たパリの街。


豪華絢爛なガルニエの回廊。ここに誰もいないのは珍しいと思います。
すぐに人でいっぱいになりました。


朝早く出かけたので、ゆっくり見学できました。
人気の観光スポットは、すぐに混雑するので、早朝がおすすめです。
とはいえ、なかなか難しいですね。


初めてのパリでしたが、想像以上に美しい街でした。




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フランスの旅 ~ ロダン美術館

2014-07-09 | 旅(海外)
大型台風に備えて、家の周りを点検。懐中電灯やロウソクなどの防災用品も再確認しました。
そんな中、能天気なブログで恐縮ですが、フランスの旅の続きです。

庭園も美しいロダン美術館。


「考える人」の原型でもある、オーギュスト・ロダンの「地獄の門」。


「考える人」の部分をアップで撮ってみました。


青空の下で「考える人」。


反対側からも……。


向こうに見えるドームは、ナポレオンの柩がある「アンヴァリッド」です。


処刑を目前にして、苦悩の表情を浮かべる「カレーの市民」。


バラが咲き誇る緑豊かな庭園。「考える人」の向こうにエッフェル塔も見えます。


ひとつひとつは小さな部屋ですが、迫力のある作品が並んでいました。
左の美しい女性の像は、妻のローズでしょうか。それとも、恋人のカミーユがモデルでしょうか。


ここでも、子供たちが熱心に先生の話に耳を傾けていました。
見ていたのは、カミーユ・クローデル作の「分別盛り」。
悪魔のような老婆が老人を連れ去り、若き女性がそれを追い求めている姿は、ロダンを連れ去ろうとしているローズと、カミーユ自身だとか。
これを子供たちにどんなふうに説明しているのでしょう。


ローズもとても美しい女性だったのに、老婆に描かれた姿は恐ろしく……。
迫力のある作品でした。




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フランスの旅 ~ オルセー美術館・オランジュリー美術館

2014-07-07 | 旅(海外)
パリのセーヌ川沿いに建つ、オルセー美術館。


ルーブル美術館と違って、こちらは写真撮影禁止でしたが、素晴らしい作品の数々は、しっかり目に焼き付いています。
ゴッホの特別展も開催されていました。
7月9日から東京の国立新美術館でオルセー美術館展が始まりますね。


元は駅舎だったというオルセー美術館。その名残りがあちこちに見られます。
建物の写真は撮ってもいいということで、係の方の前でシャッターを押しました。


オルセー美術館の中にあるレストランも、もちろん写真OK。


チーズがたっぷりのサラダ。


サーモンとそら豆のスープ。


サーモンのソテー。


美味しかったリゾット。


キッシュと、デザートのパンナコッタ。


エスプレッソ。
フランスはカフェが多いですが、どこで飲んだコーヒーもはずれがなく、美味しかったです。


大時計を覗くとルーブル美術館が見えました。セーヌ川をはさんだ向かいにあります。


オルセー美術館でも、テレビ東京の「美の巨人たち」で取りあげられた作品に数多く出会うことができました。
モネの連作の原点とも言われている「サン・ラザール駅」のポストカードです。


パリの最終日には、モネが通ったというサン・ラザール駅に行き、写真を撮りました。
当時の雰囲気が残っていますよね。


こちらは、チュイルリー公園の中に建つ、オランジュリー美術館。
こぢんまりとした美術館ですが、部屋一面に飾られたモネの「睡蓮」の連作は圧巻です。


美術館の入口付近にあるロダンの「接吻」。


コンコルド広場が見おろせます。


係の人に聞くと、モネの「睡蓮の間」以外は写真撮影OKとのことでしたので、もちろんフラッシュなしで撮りました。
ルノアールの「二人の少女の肖像」。


同じく、ルノアールの「手紙を待つ女」。珍しいルノアールの静物画もありました。


パブロ・ピカソの作品が集まった部屋。「大きな静物画」 「白い帽子の女」「タオルを使う裸婦」「水浴の女」など。
朝一番で入館したので、部屋には誰もいない状態でした。


ユトリロの作品も数多く展示されていました。


「サン・ピエール教会」「ノートルダム」など。


アメデオ・モディリアーニの「ポール・ギヨームの肖像」ほか。


オランジュリー美術館は、もともとはチュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー)だったそうで、
1927年に、モネの「睡蓮」の連作を収めるために、美術館として整備されたのだとか。


「睡蓮」の連作は、ふたつの「睡蓮の間」に展示されていました。館内にあった「睡蓮の間」のパネルです。
自然の光が降り注ぐ中、中央の椅子に座って、モネの最後の大作をじっくり楽しむことができました。


オランジュリー美術館で買った「睡蓮」のポストカード。
晩年の作品で暗い色が多かったので、明るい2枚を選びました。


次は、彫刻だけでなく、美しい庭園も魅力的だった、ロダン美術館です。



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フランスの旅 ~ ボルドー シャトー巡り

2014-07-05 | 旅(海外)
楽しみにしていたボルドーのシャトー巡りに出発です。
ガイド役は、ボルドーワインだけを徹底的に勉強したという、ボルドー在住の日本人女性。
ご主人はフランス人だとか。
私たち夫婦と、3週間かけてフランスを旅しているというご夫妻との、4人でのツアーとなりました。


一面の葡萄畑。土壌についても詳しく説明してもらいましたが、
苗木を植えてから最低3年間は、人工的に水をやってはいけないことなど、知らないことだらけでした。


葡萄はすべて手摘みだそうです。今年の出来は良さそうだとか。


今回のシャトー巡りツアーは、3つのシャトーの見学とテイスティングが計画されていました。
最初は、ボルドーの5大シャトーのひとつ、格付け第1級の、
ぺサック地区にあるChateau Haut Brion(シャトー・オー・ブリオン)へ。


1855年に、唯一、メドック外から格付けされた、歴史のあるシャトーだそうです。


空気が澄んでいる分、青空が濃い気がしました。


樽職人さんが樽を組み立てているところも見せてもらいました。


醸造室。ステンレスタンクが導入されたのは1961年だそうです。


樽熟成庫に、ワインのチェックをしている方たちが……。


蝋燭の炎に透かして、ワインの澱を見ているところです。
シャトー・オー・ブリオンは、こうして蝋燭の火が灯っていることが多いので、とてもロマンティックなのだそうです。
ワインの製造工程は、3つのシャトーで違っており、それも興味深かったです。


広々とした大理石のテイスティングルーム。


2007年のミッション・オー・ブリオンとシャトー・オー・ブリオンをテイスティングさせてもらいました。


シャトー・オー・ブリオン。
アルコールに弱い私は、最近、ワインを楽しめるようになったばかりで、こんな高価なワインを飲むのはもちろん初めてです。
歴史や製造工程を丁寧に説明していただいたあとだったので、一層、味わい深く感じられ、美味しかったです。


ミッション・オー・ブリオン。


帰りに、シャトーの歴史や年ごとのワインの出来などが詳しく書かれた本をいただき、また感激。


5大シャトーのメドック格付け第1級の筆頭、Chateau Lafite-Rothschild(シャトー ラフィット・ロートシルト)の写真も撮りました。


数々の歴史上の舞台にも登場した、伝説的なシャトーだそうです。
ワインラベルの絵柄にもなっているシャトーの外観。


同じく、5大シャトーのひとつ、Chateau Margaux(シャトーマルゴー)。こちらも写真だけです。
ツアーでご一緒したご夫妻は、ワインの本を持参しての参加。
質問も専門的で、それにすべて詳しく答えることができるガイドさんもすごかった。


こちらも5大シャトーのChateau Latour(シャトー・ラトゥール)。


もうひとつの5大シャトー、Chateau Mouton Rothschild(シャトー・ムートン・ロートシルト)は、車中から葡萄畑を見ました。
次は、ポイヤック地区にある、格付け第2級のChateau Pichon Longueville Baron(シャトー・ピション・ロングヴィル)へ。


こちらでも、シャトー内を見せていただき、ワインの貯蔵庫や、ワイン造りの工程などを丁寧に説明してもらいましたが、
写真が膨大になるので、割愛しました。


テイスティングは3種類のワイン。


最後は、マルゴー地区にある格付け第4級のChateau Prieure Lichine(シャトー・プリュレ・リシーヌ)。
こちらは、あえてコンクリートタンクを使用しており、案内をしてくれた人が、そのこだわりなどを熱く語っていました。


ひんやりとしていたワイン貯蔵庫。


こちらでは、2種類の赤ワインと、白ワインをテイスティング。
このあたりから、顔が真っ赤で、口をつける程度しかできず、あとは夫に任せました。


赤ワインが好きな夫のために計画したシャトー巡りでしたが、私も十分楽しめました。
ボルドーは、行かれる方が少ないようですが、おすすめです。



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