まりっぺのお気楽読書

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ポーランド公ボレスワフ5世妃 聖キンガ

2014-02-03 00:11:02 | ポーランド王妃
でた! 清い身を守った敬虔な妃
ボレスワフ5世妃 聖キンガ


1224~1292/在位 1243~1279

ヘンリク2世の死後最高公に即位したのは、同じくボレスワフ3世の血をひく
ボレスワフ5世でした。

ボレスワフは即位する4年前の1239年に結婚しました。
お相手は、ハンガリー王ベーラ4世の王女キンガです

      

お母さまはマリア・ラスカリズ
家系図は省いたけど、妹のヨレンタもポーランドに公妃として嫁いでいます。

結婚した時キンガは15歳で、いやいや嫁ぎました。
ボレスワフは年下の13歳でしたが、なんと、二人は結婚する時に
「生涯清い仲でいましょうね」と誓ったそうです。
で、それを守り通したそうですよ。

ボレスワフはさ、誓った時は幼かったからどうだってよかったかもしれないが
いくら誓ったといっても、思春期、青年期にさしかかったらねぇ…
もしかしたら、何度かキンガに「どうかな?」って言ったかもしれないよ。
でもキンガが断固拒否したんじゃないかと、勝手に想像してみました。

すみません… 罪深いこと考えちゃって…  
きっと誓いは守られたにちがいない!
ボレスワフは浮気した形跡もありませんし、さすが “ 純潔公 ” と呼ばれるだけありますね。

中世には、こういう頑な妃が何人か見あたりますね。
たしか… 神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世妃聖クニグンデもそうでした。
そういえば、キンガの別名もクニグンダですね。
叔母に聖エルジェーベトがいるし、祖母のアンドラーシュ2世妃ゲルトルード
ヘンリク1世妃聖ヤドヴィカの妹です。
聖人の道を歩むべくして生まれてきたのかも…
ちなみに、キンガの妹マルギットも聖人になっています。

キンガは口先だけで信仰を誓うのではなく、行動でも示しています。
とにかく貧乏な人々のもとを訪問し、ハンセン病患者を助ける活動もしました。

1279年にボレスワフ5世が亡くなると、キンガは所有物を全て売り払い
貧しい人々に寄附してしまいました。
キンガはまだ55歳、これからどうやって生きていくのよぉ?

キンガはドロドロした政治の世界には目もくれず、クレア派の修道院に入りました。
クレア派の修道院というのは、よく貴族の子女や未亡人が入る
ゴージャスな修道院ではありません。
1292年に68歳で亡くなりましたが、残りの人生を祈りの中で過ごしました。

心から敬虔な人だったようですね。
1999年(おお、最近!)ヨハネ・パウロ2世によって列聖されました。

(参考文献 Wikipedia英語版)

ひとことK-POPコーナー
スマホをiPhoneに変えたはよいが使いこなせずイライラ~
K-POPもうまくダウンロードできず、結局前のスマホを持ち歩いてる状態…早く慣れねば!

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