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THE MURDER AT THE VICARAGE ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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1930年 アガサ・クリスティ
ミス・マープルの長篇デビュー作でございます。
セント・メアリ・ミードという村における婆さまたちの威力たるや! 恐ろしー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp16.gif)
この村でなにか不埒なことをやらかそうったってそうはいかないですよ。
あちらの窓、こちらの窓から婆さまたちが鋭く見つめていますから。
そんな村で問題がもちあがります。
婆さまたちのひとりリドレイ夫人が教会に献金した金額が少なく記帳されていたのです。
騒動好きの治安判事プロズロウ大佐が聞きつけて教会に査察に入ることになりました。
査察の日、牧師館を留守にしていたクレメント牧師が戻ってくると
書斎の机でプロズロウ大佐が頭を撃たれて死んでいました。
しかもクレメント牧師は嘘の電話で呼び出されていたのです。
それでね、登場人物がすごく多いんだけど書いた方がいいかしら?
今『名探偵の掟』というドラマをやってますが、名探偵役の松田翔太が
「本当に怪しい人以外にもたくさんいないと」「もっとたくさん人を集めて」とか
言うんですよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp22.gif)
ミステリーは大別すると、大勢の中から犯人を見つけ出すタイプと
犯人とおぼしき人のアリバイを崩していくタイプがあると思うのですが
クリスティは前者が多いじゃない? 怪しい人がワラワラいるんだもの。
大佐の二度目の妻アンでしょ、大佐の娘レティスでしょ、ハンサムな画家ロレンス
副牧師ホーズ、考古学者ストーン博士、その秘書グラディス、密猟師アーチャー
謎の女性レストレインジ夫人、医者のクラドック、クレメント牧師の妻グリゼルダ
以上が怪しまれる人たちです。
そしてリドレイ夫人、ミス・ウェザビー、ミス・ハートネル。
3人はミス・マープルの茶飲み友達の婆さまたちです。
ミス・マープルは彼女たちの他愛ないゴシップから謎を解いていくのだから
井戸端会議も馬鹿にしたもんじゃないですよ!
初期の作品には多いのですが、いくつかの事件がからみあっていて
ちょっと複雑になりすぎた気がします。
まあ、一番しっくりいくふたりが犯人だったということでめでたしめでたし。
あ、ふたりって言っちゃったよ…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/gp31.gif)
この作品の中では、ミス・マープルはちょっと辛辣で口うるさいという設定みたいです。
私はそんな婆さまになる自信はあるのよね。
ただ、聡明でキレ者の推理上手な婆さまになれるかというと、それはまた別の話で…
初の長篇でミス・マープル大活躍!
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね
![](http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=415130035X&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=marifle1010-22)
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大好きなジョーン・ヒクソン版DVD
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1930年 アガサ・クリスティ
ミス・マープルの長篇デビュー作でございます。
セント・メアリ・ミードという村における婆さまたちの威力たるや! 恐ろしー
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この村でなにか不埒なことをやらかそうったってそうはいかないですよ。
あちらの窓、こちらの窓から婆さまたちが鋭く見つめていますから。
そんな村で問題がもちあがります。
婆さまたちのひとりリドレイ夫人が教会に献金した金額が少なく記帳されていたのです。
騒動好きの治安判事プロズロウ大佐が聞きつけて教会に査察に入ることになりました。
査察の日、牧師館を留守にしていたクレメント牧師が戻ってくると
書斎の机でプロズロウ大佐が頭を撃たれて死んでいました。
しかもクレメント牧師は嘘の電話で呼び出されていたのです。
それでね、登場人物がすごく多いんだけど書いた方がいいかしら?
今『名探偵の掟』というドラマをやってますが、名探偵役の松田翔太が
「本当に怪しい人以外にもたくさんいないと」「もっとたくさん人を集めて」とか
言うんですよね
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ミステリーは大別すると、大勢の中から犯人を見つけ出すタイプと
犯人とおぼしき人のアリバイを崩していくタイプがあると思うのですが
クリスティは前者が多いじゃない? 怪しい人がワラワラいるんだもの。
大佐の二度目の妻アンでしょ、大佐の娘レティスでしょ、ハンサムな画家ロレンス
副牧師ホーズ、考古学者ストーン博士、その秘書グラディス、密猟師アーチャー
謎の女性レストレインジ夫人、医者のクラドック、クレメント牧師の妻グリゼルダ
以上が怪しまれる人たちです。
そしてリドレイ夫人、ミス・ウェザビー、ミス・ハートネル。
3人はミス・マープルの茶飲み友達の婆さまたちです。
ミス・マープルは彼女たちの他愛ないゴシップから謎を解いていくのだから
井戸端会議も馬鹿にしたもんじゃないですよ!
初期の作品には多いのですが、いくつかの事件がからみあっていて
ちょっと複雑になりすぎた気がします。
まあ、一番しっくりいくふたりが犯人だったということでめでたしめでたし。
あ、ふたりって言っちゃったよ…
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この作品の中では、ミス・マープルはちょっと辛辣で口うるさいという設定みたいです。
私はそんな婆さまになる自信はあるのよね。
ただ、聡明でキレ者の推理上手な婆さまになれるかというと、それはまた別の話で…
初の長篇でミス・マープル大活躍!
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以前、まりっぺさまが、クリスティー作品の中でもミス・マープルシリーズが好きというコメントを書いていたのを思い出して、私も初めてミス・マープルシリーズを読んでみました。
名探偵ポアロシリーズをずっと読んでいたのですが、違うシリーズも読みたくなってしまって(笑)。
ナルシストのポアロも、詮索好きのマープルも、どちらも憎めなくて本当に魅力的ですよね。ポアロと違い、マープルはシャイな感じで、そこも可愛らしかったです。
この作品の1番のウケ所は、噂好きの3人のおばあさま方です!本当に、かなりウケました!ちなみに私は、犯人は外れました。『アクロイド殺し』の影響で、もしや…(ネタバレはしません)と思いましたが、違いました。まだまだです(笑)。
ミス・マープル…クールですよね
クリスティはおばあさまと暮らした時期があったようで、イギリスの、お屋敷住まいの、お年を召した女の方の、可愛らしさと意地悪さが身に凍みていたんじゃないかと思われますよね。
特に『牧師館の殺人』ではそのキャラクターが炸裂しているように思えます。
近所にいたらうるさいけどありがたい…そんな方々が多数登場しますよね。
この事件、たぶんポアロでも解決できたでしょうが、やはりばあさまの口を割らせるのはミス・マープルでなくっては!!という一作です。
ポアロに比べてミス・マープルは作品数が少ないんですけど、短編もありますのでまた読んでみて下さいね