スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvs痴呆のおかんとの暮らしvs「バッタ飲み」

2021年06月02日 | 自小説 ノンンフィクション小説
こう呆けるか⁉️ナイスナイスです。

この季節水分補給が大事なのは承知のことです。
特に痴呆の老女にとって脱水症は、命取りになりかねないのですから、普段から多めのお茶と、ジュースを置いておくのです。
今朝も散歩から帰って来て、一人で冷蔵庫からペットボトルを出して飲んでいたみたいでした。
知らんふりして、僕は他の事をしていたのですが、痴呆のオカンはバレーボールの試合の作戦タイムの時の如く、ペットボトルを両手で持って直飲みしていたのです。
喉が渇いているのでしょうけど、チョットお下品という事も感じて、「口から飲んだらあかん!」と注意します。
そこで、まず否定
「飲んでへんで〜〜」
僕〜
「直接口つけて飲んだら、他の人飲まれへんやろ〜」と言うが、
「そんなんしてへん」と否定するのです。
「直飲みはあかん!」と再度言うのですが、このワードも痴呆のオカンの記憶の中には無いのでしょか、またしても「そんなことしてへん」と言うのです。
「だからラッパ呑みはしたらあかん」と僕はオカンの記憶の中に多分染み込んでいるだろう「ラッパ呑み」と言う言葉をそこに登場させる。
そこからだった。
僕:「ラッパ呑みはしたらあかんで!」
オカン:「もうしません」
僕は念押しで、「ラッパ呑みはしない事!」と小学校低学年の先生の様に念を押す。
オカン:「ハイわかりました」と答える。
そして、その後に笑撃の一発をかましよった。

「ハイ、もうバッタ飲みはしません‼️」と真顔で言う。
「バッタ飲みってなんや?」と僕の脳が高速の速さで文脈を整え様とするが、「ノットファンド」の答えしか帰ってこない。
僕はあえて「バッタ飲みとは何ですのん⁉️」と訊き返さないでおくのです。
それはラッパ呑みとは違う、戦後闇市で流行ったもう一つの下品な飲み方なのか?それとも上賀茂に伝わる神事なのか?そこはわからないが、
痴呆のオカンの「バッタ飲み‼️」はなんか、何処かにある様な気がするのです。
ヤフーの検索エンジンでも引っかからないけど、イカす深い物語がある様な気がするのです。
この夏、どっかでバッタ飲みに出会う事をチョット願ってみようかなぁ!





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