スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvs何をしてるんやvsどうせればいいんや!

2012年01月07日 | 自分的エッセー

とにかく生きてみる。いや・・とにかく生きることは真に苦しいのだ。世間の正月でも、私にとっては、たんに12月から1月の変わる月末と月初という感じしかない。
また、新年に事を改め、今年の目標など・・云々と語る気にもならない。
厳しい現実を目にして・・それを整理できないと言うか、消化できない自分がいる。
もう一度自分の置かれている状況を、ただ状況だけでも、良い風に考えないで直視してみるべきかもしれない。
まず私は、53歳でワンアウト、ツーアウトを食らっている。とうことで、カードもローンも通らないのである。また隠し財産、貯金とも0円である。もちろん離婚をしている。そして3人の子供がいて、今年19歳になる双子の男と、25歳になる娘がいる。彼らが肝心な時に、大変のことになった為に十分な教育援助することができず、彼らはフリーターとしてアルバイトで食いつないでいる。元嫁は、娘からの連絡によると、子宮に腫瘍がみつかり手術をするとか・・うんぬんである。
そしてそれにもまして、私の両親の二人ともの痴呆気味であったのが、いよいよ進行しだした。日常生活に若干の介護が必要となってきた。両親二人ともというのがなんとも辛い。
そして・・それらの生活を支えるべき私は・・・相変わらず昼間の少しの広告企画や、出版営業の仕事と、深夜バイトで食い繋いでいる。これでは、子供らにも、両親にも何もしてやれることは出来ない。自分ひとりが生きていくのが関の山なのに・・・・それにしても問題を抱えたままの新しい年のスタートになった。ここ最近はこの状況から逃げたくなる日々を感じている。

押し込まれたまま、なんとか土俵際で踏ん張った去年であったが、そのモチベーションがここにいたってスカスカになってきている。頑張れという声が遠いところで他人事のように聞こえる。それでもそれでも・・・生きてみるのかと自問自答してみる。
年末にクライアントの担当さんから・・自分が変わるスイッチを早く見つけることが大事と言われた。見事にその通りである。子供も見えない将来の夢に悶々としているし、娘は元嫁の病気を心配しながら、私を除いた家族の賄いを気にしている。両親は少ない年金のやりくりと消えかえる記憶にびびりながら日々つつましく生きている。
私し一人が、まだ逃げよう逃げようとしているのだ。
会社が倒産、債権者にも十分返せていないのに・・逃げたいと思うとは・・
「情けない・・・」
よう・・考えてみる・・・・・
私には老後はないのだ。年金も退職金もまして貯金もない。私が動けなくなることはそのまま、餓死につながる。これは間違いないことである。何もしなければ行き着く先は判った。
それならば・・動きまくって倒れるほうが、まだましだと思う。
だから・・「動く」ことにする。とにかく生きてみるは・・・ただ息をしていればそれで良いというものでないのだ。最低でも子供ら親になんとか安心させれる暮らしをしなければならない。贅沢ではない、ただ普通の最低の暮らしを望むのだ。それには・・動くしかない。

動くとは・・・もっと働くということである。深夜バイトにカッコつけて昼の営業はおよび腰であったし、何をするにも臆病になっていた。自分に負けていた。これでいいといつの間にか自分で納得していた。この命・・生き延びたところで誰かの迷惑にしかならないのなら、いくつく先は野たれ死になら・・動いて・・動いて1円でも多く稼いでいくのが私のこれからのコンセプトである。
とにかく生きるは・・・とにかく稼ぐを裏コンセプトとして今年から生き抜く。


昼間のあいてる時間・・確実に収入になるために求人サイトを検索する。
選んでいる余裕というか、この年で選ぶことの出来ない現実は相変わらずである。
厳しいことは承知で3社にエントリーをする。
合否の前に面接までいかない場合が多々ある。なんとかお会い出来れば・・勝算はあるのだが。
メールで求人案内が頻繁に流れてくる。飛び込営業の歩合性が多い。やっぱりこれでは無理やと思う。「そんあこと言っている場合か??」との声もする。
本日・・・
AV男優のアルバイトというのがメールで来た。日払いで、簡単な仕事と書いてあった。
時間の都合も相談という内容である。エントリーシートに記入をして、面接希望ボタンを押した。年はゴマかさないで書いた。そしてエントリー受付確認メールが来た。
受付番号が21番だった。
そしてもうひとつ、探偵会社のアルバイトのメールが来た。時給がよく長時間働けるような案内にエントリーした。

さて・・・・どうなるもんか?
一番やりたいのはやっぱりAV男優なんだろうか・・・ これは堕ちていくということか?



コメント
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