スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvs世間は大変vsハナたれ港

2020年04月16日 | 自分的エッセー
葉桜が目立ち始め、初夏の雰囲気を漂わせている四月の中頃の、世間が大変な事になってる今日。
昼間の陽気に油断をすると、日が暮れてからその仕返しを受ける。そこに海からの風が吹くと〜〜演歌ができる!

       「ハナたれ港」
              作詞 洋キタナ
   月も星も光っていたのに
   気づかず岸壁 風に向く
   辛いことも寂しいことも、
   この綱外せば忘れてしまう
   無茶した過去を 今の真面目で補って
   涙じゃないよとハナたれる
   娘が嫌がる ハナたれる
   
   「から元気」親父まだまだ
   ハナたれ港 心配するなと船が出る〜





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とにかく生きてみるvs広告代理店採用担当者vsこれがわからんか?

2020年04月06日 | 自分的エッセー
採用担当者よーーーー「これがわからんか?」

indeedから広告企画、イベント関連、コンサル関係の会社に求人応募をしていたのだ。
その殆どの会社の担当者は過去の実績のペーパーや制作物などなど〜〜をみたいと要求してくるのです。

さてそれが問題と言うもんだいーと!
三十年前の話しなんだ。
大手の○通や博○堂などの憧れのエージェント達が、自社のロゴ入り大紙袋を小脇に抱え、カッコをつけてオリエン会場に入って来る中で、宣伝担当者との人間的繋がりだけで、このコンペに呼ばれた我々弱小アド会社は、この時点で絶対に気合では負けなかった。いや気合と言うより笑いでは絶対に譲らなかったと言う方がわかりやすい。
マーケティングや市場調査などは、己の生活感を基に市場で受けるか否なかを察り、周りのツレにその辺の所を聞くだけだったショボイものだったけど、「そこにオモロイものがあるのか?」どうかが我々の最大で唯一の訴求ポイントで、それだけに特化したプレゼンだった。
「あいつらよりオモロイ!」それが重要で、コンペをものにするよりも重要だったもんだ。(笑い)
だからプレゼンで、クライアントさんを笑い転げさせて、帰路は「まぁ絶対に無理やけど〜〜オモロイやんけ!」と一杯やるのが充実していたのだ。
それが、たまに「その案でいくわー、上が今回は雰囲気変えたいらしい〜」って連絡が来たもんなら、逆に緊張して居着いてしまう事になったもんだ。

さて、昨今の広告企画会社の私より年下の諸君よ!
僕のプロデュースの実績作品を送っておく。
20年前の山梨県のパチンコチェーンのキャンペーンのものだ。
プレゼンで、僕は替え唄をつくって歌た記憶もある。
   
    勝ちたいんだけどーーチャチャチャ

    台がわからないーーーチャチャチャ

(勝ち)星の玉がーーーーーーーデルメンコーオーオー

採用担当者よーーーー「これがわからんか?」

山梨県のラジオでも僕の唄でCMが流れたのだー
スタッフはみんな笑顔だったが、その店は今は無い。
僕はわざわざ東京まわりであずさ2号に乗るのがご機嫌だった。
俺はその時そこでは「狩人」になっていた‼️





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とにかく生きてみるvs青江三奈を聞いてvsブルースは港でしょう

2020年02月24日 | 自分的エッセー
青江三奈を聴いた夜に浮かんだ詞
  


「南港ブルース---本船出航しました。」
         
               作詞:洋キタナ

鉛色した海でも、夕焼け小焼け
疲れた身体で、あと4時間
西に登る三日月が、遠い所と間違える
しなびた身体で、綱外す
洒落たファッション「いい手袋と」
褒めた男の穴あきシューズ
悲しい事はないけれど、「帰りたいと!」独り言
あぁ南港ブルース カモメが飛んだ
あぁ南港ブルース 月の灯りチラチラ
決め台詞も無いオレの無線から聞こえる
22時ちょうどのーー
「本船出航いたしましたーー」がエピローグ
雨に降られた岸壁で、ヤケクソカッパで泣き笑い
22時ちょうどのーー
「本船出航いたしましたーー」でさようなら
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とにかく生きてみるvs差押えに対してvsささやかなショートストーリーで抗う

2020年02月01日 | 自分的エッセー

「寒む寒むの-寒の寒三郎!」
              作:洋キタナ

「ほんまに寒三郎が来よる日は凍れるちゃい!」とダッグボート勤続40年以上のうおさんが冗談を飛ばす。
本当に今日は寒いのが実感するのだ。
海から吹く風は、演歌で歌われるthe北風よりも変凡な分、それは余計に寒く感じような気がするのです。
寒三郎はネックウォーマーにニット帽、手袋の出立でF3岸壁で愛媛県東予からくる船を待っている。

身体で感じる寒さだけでは無く、懐の寒さも相当寒いし、誰もいない部屋での暮らしも寒く安物のインスタントラーメンでは到底温もらないのだ。
何時も厚着で、簡単な出来合いのものしか食べないで、身体を自分で抱き抱えるように縮めて歩く姿から、周りの人人も暫くして「寒む寒むの寒の寒三郎〜〜」と呼ぶようになった。
とにかく身体が寒い、懐が寒い、独り暮らしが寒い〜〜と思われているのです。
ただダッグボートのうおさんは、寒三郎の事がなんか好きで何時も気にしていました。
「寒三郎〜今朝も寒いのーー」と挨拶の言葉を言うと、「うおさん、そうやねー寒いわ!」とニッコリと笑顔で応えるのです。
うおさんは寒三郎のこの笑顔にほんの少しだけ体温が上がるのが嬉しくて、元気になる事を知っていたので、寒い朝は、うおさんがツッコミを入れて、寒三郎のニッコリ笑顔をキャッチする習慣になっていました。

何時もの寒い朝でした。まだ日も登らない空は、パキスタンの国旗の様な鋭利な三日月が貼り付けられ、凛とした空気が流れています。
東予港からの船がダッグボートに引っ張られ、F3岸壁に着岸された時に、うおさんが「寒む寒むの寒の寒三郎〜今朝も寒いやんけーノォ!」とツッコミを入れてましたけど、今朝の寒三郎はニッコリともしません。
うおさんはもう一度「懐も寒三郎か?」とみんなに聞こえるように大きな声でツッコミを入れましたが、寒三郎は背中を丸めて作業をしていました。
「どうしたん?寒三郎のスマイルが無いと、わしらまで寒む寒む三郎になってしまうわ〜」と近寄って声をかけます。
「うおさん!裁判所から差押えがきてるねん!」とチョイ本気でどうすれば良い?を蒙るように寒三郎は尋ねるのでした。
そのへんは、修羅場をくぐり抜けてるうおさんですから、「預貯金言うでもそんなに無いやろ!ちょっとだけ残して差押えさせたりーや!」と言うのです〜〜。
うおさんの言うこの辺のやにこい話しは信頼できるので、「まぁそれなら、一回やってみるは!」と素直に答えてみたのです。
ちょっとわざとらしい、笑顔をプラスして。

「うおさんありがとう!4970円差し押えされていたわ!」
「寒三郎それは痛いノォ〜!」と言いながら、「ちぃちゃい話しやのー」と何度もツッコミながら笑うので、僕も自然と笑顔になっていきます。
僕はポケットから缶コーヒーを出して、うおさんに「飲んで〜」と渡しましたけど、「冷めとるやんけこのコーヒーは!」と言って笑い転げていました。
「暖かいものは、相手に渡る時には少し冷めるもんなんです〜〜」と独り呟きながら、「気持ちはぬくぬくやから温もってちょうだい!」と返しておきます。

この春、うおさんは「港から足を洗う?」らしいと他の人から聞きました。
フェリーターミナルでも、「とうちゃん、とうちゃんお船がーー」とお国訛りではしゃぐ女の子を、抱っこする働き盛りぽい軽自動車のとうちゃんの背中になんか暖かいものが感じます。
春は近づいてきています。僕はぬくぬくの暖三郎になりたいと思います。
こんな場所でも捨てたもんでないと読みとった出来事を愛と感じたら、暖三郎になるのかもしれませんねー








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とにかく生きてみるvs大晦日vs富貴な中では思想は生まれない

2019年12月31日 | 自分的エッセー

大晦日、南港の寒風に吹かれながら、22:00出航の準備をしている。

早い話、バイトをしていると言うことです〜〜
暖か鍋の蟹スキ!
紅白歌合戦!
ガキ使見ながらのボクシング🥊なんかをチョイチェックなどなどーー
ようするに大晦日における僕の幸福度は低い!
絶対低いのですが、逆にバンバンと「何で?の思想」や「成熟してる俺?」の疑問が湧き、また創作落語のオモロイネタが浮かんでくるのです!

「富貴な中では、思想は生まれない!」と今日は僕も言い切ってやろうと思うのです〜〜
大昔の中国で、あの仁ある孔ちゃんが語ったように!

とにかく生きてみた2019年でした。
皆さん良いお年を迎えてください。












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