突ケン

昼間。
フラリとやって来たＯ氏が、手に何か持っている。

おおおおおっ！！！

これほど嬉しい事があろうか！！
ケンタッキーさんですよ！！

「ちわっ！天気がいいねぇ」

どうでもいい会話をしてくるＯ氏。
そんな事よりも、その手に持っている物を早くこちらに渡しておくれ！！
まさか見せびらかす為だけに持ってきたのではなかろう。

「あ、これ差し入れ」

その言葉と共に、ようやく我が手にやってきたケンタッキー！
おおおおおっっ！！
感激だ！

ただでさえ嬉しいケンタッキーだけど、こうして突然食べられると嬉しさも倍増する。
『突ケン』は、普通に食べる時よりも２、５倍嬉しいと、どこかの偉い学者が発表していたような気もする。
無我夢中で食べましたよ。
美味しかった。

ありがとうＯ氏。
こんな素敵な差し入れを貰えるとは、あなたと知り合っていて良かった。
いつもあなたのいないとこで陰口ばかり言っていたけど、これからは多少控えるようにしますよ。

そういえば、前にも一度こうしてケンタッキーを突然持ってきてくれた事があったなぁ。
気になってこのブログを調べてみると、去年の１０月末の出来事だった。
Ｏ氏に対するボクの感想も同じようなものなのが面白い。

あれからちょうど１年か。
早いような遅いような気がするね。

しかし…
何故この時期なんだろう？
１０月にケンタッキーをくれるってのに、何か意味でもあんのか？
ハロウィンとか、そういう事？
いや、ケンタッキーを持っているカボチャ人間なんて見た事ないから違うか。

Ｏ氏の故郷の風習とかなのかなぁ？
「１０月中にケンタッキーを配らないと不幸になる」
という習わしでもあるのかもしれない。

それか、ちょっと涼しくなってくるとケンタッキーを配りたくて仕方なくなる病気かもね。

分からない。

ま、いづれにせよ恐らく来年の１０月もケンタッキーを貰える確立は高そうだな。
うひょひょ。
こういう人が他に１１人いれば、ボクは毎月ケンタッキーを食べられるのになぁ。
それぞれ『月』を分担していけば、かぶる事はない。

ということで、ケンタッキー配達人を募集中。
とりあえず１１月を希望の方は名乗り出てちょうだい！
早いもの勝ちだよ。