MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

ドラマのような

2006-09-13 | Weblog
小雨が降る夕刻。

車に乗って、家路に急いでいた。
信号待ちで停車している時、何気なく歩道のほうに目をやる。

と…

抱き合っている男女がいますよ!!

いや、それだけだったらそこまで珍しくないんだけど、その男女は制服姿。
そう、高校生なの。
しかも雨の中、傘もさしてないからビッショ濡れ。
そして女の子のほうは号泣している。

おほほ!
こりゃ面白そうだ!

ドラマみたいだぞ。
いったいどういう経緯でこうなったのかが知りたい。
そしてこれからどうなっていくのか。
やっぱ「ボクは死にましぇ~ん」って言ったりするのかなぁ。

信号変わるな!信号変わるな!
そう願いながら、その男女を見続けるボク。
が、男女に何の動きもないまま、無情にも信号は青へ。

ちっ!
もっと見たいのにぃ!

が、そんなとこで停まっているわけにもいかない。
仕方なく車を走らせましたよ。

でも…

やっぱどうしても続きが見たい。

そこで、脇道に車を走らせてさっきのところまで戻り、また同じとこを通ってやりましたわ。
今度はしっかりとケータイをスタンバイさせた。
もちろん写真を撮る為にね。

ケータイを歩道に向けたまま運転していく。
運転中の通話やメールは違反だが、写真もダメなんだろうか?
ま、ダメなんだろうね。
でも今はそんな事を言ってる場合じゃない。
男にはダメだと分かっていても行動に出なければならない時があるのだ。
ボクにとってはそれが今!

この、人目もはばからず雨の中抱き合う高校生カップルの姿を写真におさめなくては!
使命にもにた感覚で、ケータイを構える。
そしていよいよさっきの場所が近づいてきた。
緊張で手が震える。

さあ、あのカップルはどう変化しているのか?
平手打ちをされているかもしれない。
もしくは、もっと深く抱き合っているかもしれない。
楽しみだ。
そしてボクはその姿を無事に写真に収めることが出来るのか…。

で、ついにその場所に!
今度は信号が青だから停まれないが、そのまま写真を撮ってやる。
今だ!
シャッターを切る。
と…
ブォン!!
バス通過。

おいっ!
バスしか撮れなかったぞ!
おまけに肉眼でも確認出来なかったから、どう展開したのかも分からない。
バスで完全に隠されちゃってたもん。

あ~あ。
それからまた引き返すのは面倒だったから、結局その後の展開は分からずじまい。
つまんねぇの。
あ~あ。

後味悪いわぁ。