かなり手前味噌な話になってしまうが。
2004年の8月にこのブログを初めて4年半近くたつ。
最初に一か月近くを費やして「テレマティクスは自動車業界最大のバブルだ」とし、いちいち反証をあげてなぜそれが成立しないかを書いている。
一方、その頃は、「クルマと通信の融合は議論の必要がない既定路線である」という論調で語る評論家がたくさんいた。
矢野経は2004年10月に出版したITSテレマティクスサービス市場の予測レポートで、ITSテレマティクスサービス市場は今後大きな成長を遂げ、2006年から市場は本格化、2010年には約1959億円の規模になる、と言っていた。
多くの企業がこの調査レポートを15万円だか出して買ったわけだ。
矢野経はITSを推進しようとしている企業にインタビューしている訳だし、さらにそれに参入しようとしている企業にレポートを売り込みたいのだから、肯定的な内容になるのは仕方がないのかもしれないが、素人の無料情報である当ブログのほうが正確な予測をしていたということになる。
しかし、それにしても「クルマ+通信」の市場は、全く活性化をしていない。
その大きな理由の一つに、2004年時点で私が上げた事柄に加えて「若者のクルマ離れ」がある。
ケータイや通信、ハイテクに興味のある若者は車に興味がない。一方、車が好きな親父はいまいちハイテクがわからない。そこに大きなマーケットのアンマッチがあるのだ。
なぜ海外では常識になりつつあるブルートゥースハンズフリーが日本では普及しないのか?
同じく、欧州では標準装備になりつつあるカーオーディオのUSB端子接続によるデジタルオーディオやUSBメモリー上のファイル再生が、日本ではあまり認知されていないのか?
アメリカではほとんど常識のレベルにある車載用i-Podアダプターが、日本ではさして売れないのか?
これらの事実を、若者がクルマに興味を持っていない、自分専用車を保有していないということに起因していると考えると、非常にわかりやすい。
2004年の8月にこのブログを初めて4年半近くたつ。
最初に一か月近くを費やして「テレマティクスは自動車業界最大のバブルだ」とし、いちいち反証をあげてなぜそれが成立しないかを書いている。
一方、その頃は、「クルマと通信の融合は議論の必要がない既定路線である」という論調で語る評論家がたくさんいた。
矢野経は2004年10月に出版したITSテレマティクスサービス市場の予測レポートで、ITSテレマティクスサービス市場は今後大きな成長を遂げ、2006年から市場は本格化、2010年には約1959億円の規模になる、と言っていた。
多くの企業がこの調査レポートを15万円だか出して買ったわけだ。
矢野経はITSを推進しようとしている企業にインタビューしている訳だし、さらにそれに参入しようとしている企業にレポートを売り込みたいのだから、肯定的な内容になるのは仕方がないのかもしれないが、素人の無料情報である当ブログのほうが正確な予測をしていたということになる。
しかし、それにしても「クルマ+通信」の市場は、全く活性化をしていない。
その大きな理由の一つに、2004年時点で私が上げた事柄に加えて「若者のクルマ離れ」がある。
ケータイや通信、ハイテクに興味のある若者は車に興味がない。一方、車が好きな親父はいまいちハイテクがわからない。そこに大きなマーケットのアンマッチがあるのだ。
なぜ海外では常識になりつつあるブルートゥースハンズフリーが日本では普及しないのか?
同じく、欧州では標準装備になりつつあるカーオーディオのUSB端子接続によるデジタルオーディオやUSBメモリー上のファイル再生が、日本ではあまり認知されていないのか?
アメリカではほとんど常識のレベルにある車載用i-Podアダプターが、日本ではさして売れないのか?
これらの事実を、若者がクルマに興味を持っていない、自分専用車を保有していないということに起因していると考えると、非常にわかりやすい。