ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

カー用品店が苦しい

2008年11月04日 | 雑記
カー用品店の経営が苦しい。
大手のオートバックスセブン、イエローハット、オートウェーブなどが軒並み業績予想を下方修正し、経営の大幅な見直しに入っている。

若者のクルマ離れにより、もう数年前からカー用品店の売り場はガラガラの状態で、整備事業の取り込みで生き残りを模索している。
しかし、顧客名簿を握るカーディーラーに打ち勝つことは容易ではない。

カーナビゲーションはいまだにカー用品の主力商品だが、商品的には成熟がすすみ、いわゆる用品ナビゲーションの将来も決して明るいとは言えない。

かつてカーステレオは「カーコンポ」「グライコ」「DSP」といった機能を競い、カー用品店で10万円を超える商品が販売されていたが、現在では99%のユーザーは標準装備のオーディオで満足している。
カーナビだって絶対に同じ道をたどる。
今後メモリーの大容量、低価格化により標準装備化がすすみ、この傾向を加速させるだろう。

クルマの日用品化、若者のクルマ離れ、新車販売の不調、車齢の長期化、自家用車の稼働低下など、すべての状況がカー用品に逆風となっている。