ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

東京オートサロンなど

2008年01月15日 | 雑記
先週の金曜は幕張へ東京オートサロンへ。自動車アフターマーケットビジネスにかかわるものとしてはある種、正月の行事のようなものになっているのだが、今年は見るべきものがなかった。

展示内容は去年と同じ様なものばかりで、特にカーメーカーが純正やメーカー系カスタム、モータースポーツブランドの実利的展示中心となってしまっていて、怪しい面白さがない。
GT-Rは日産のけん制にかかわらず結構チューニング屋からの出展があったものの、私はこの車にときめかない。

ホンダ(アクセス)はこのショーのためにコンセプトカーを2台準備していたが、これもあまり面白いものではなかった。

どうもクルマのカスタマイズ市場からは倦怠感がただよう。

会場には普通の若者の姿がない。コンパニオン目当ての小太りリュックサック組か、長髪・アメカジの団塊世代業界人が多く、数年前まではよくいた「ヤンキー系若者」も少なくなってきている。

そんな中、普通の若者グループがいると思うと決まって中国語やシングリッシュ。アジアからの来場者はかなりの数に達しているのだろう。

外人といえば、正月に行った苗場プリンスにはかなりの数の白人がいた。
昔は苗場に白人の観光客なんていなかった。アメリカでも欧州でも、近くに本格的なスキー場があり、日本にスキーに来る意味はない。
夏冬逆転のオーストラリア人は日本にくるが、直行便がある北海道に行く。

ところが、ここ数年ロシアからの観光スキー客が急増しているのだ。
ロシア極東地区にも富裕層が生まれてきているらしい。
極東地区にまともなスキーリゾートはない。
ハバロフスク・ウラジオストクから新潟へはダリアビアなどの直行便が飛んでいる。
といことで、苗場に来るらしい。今シーズンは2000人を越えたという。

日本を取り巻く経済環境はこの先劇的に変化するだろう。