憎しみの連鎖を断ち切るには勇気がいる。
自分に向けられた憎しみの矛先に対して報復に出るか自分限りで憎しみを断ち切るか、明らかに後者のほうがより大きく崇高な意思を必要とする。
イラクに対するアメリカの攻撃で傷ついた一般人の心はどうだろう。アメリカに対してこれまでまったく敵意など持た無かった人たちの心に恨みが芽生え、憎しみが育っていくのではないだろうか。
アメリカはテロの根を絶つことが目的のはずの戦いで逆にテロの種を蒔いているのかも知れない。幼くして植え付けられた憎しみが10年後20年後に新たな悲惨を生まないことを祈るのみである。
誰であれ、それぞれの理屈を持っている。絶対的な善もなければ絶対的な悪もないのだ。したがって片方が片方を滅ぼす聖戦など、けしてあり得ない。
そこに残るのは憎しみだけ・・・・。
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