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宮沢賢治は「春と修羅」の冒頭で、
「わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電灯の ひとつの青い照明です」
と書いている。
また、あまりの多才ぶりに本業を聞かれると「僕の職業は寺山修司です」と応えてい
た夭逝の天才アーティストもいた。
アメリカの連続殺人鬼「ゾディアック」も一人の邪悪な人間がなした所業を超えて社
会全体を巻き込んだ現象になっていた、と言って良い。
元総理大臣・小泉純一郎も一つの現象だったのではないかと思う。
かつて、国民は知らず知らずのうちに小泉劇場の舞台を楽しんでいた。芝居が終わり
客席に明かりが灯ると、もはやステージはカーテンの奥に隠れて見ることが出来ない。
観客は現実に戻り家路を急ぐしかないのだ。
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