ギャロのいじけた憂鬱に付き合わされる90分余。一体、主人公のここまでの憂鬱の原因は何なのか、見ている方はさっぱり分からないままアメリカのドライブ風景を延々と楽しむことになる。
最後の最後にその憂鬱の正体が姿を現し、そこから全体を照射して映画の全貌が明らかになる、というすごい作品なのだが、問題はそこまで観客が待ててるかということとラスト近くにある強烈なラブシーンをどう評価するかということだ。
この脚本を見せられて女優が出演をOKするには相当な覚悟がいるだろう。それに挑んだクロエ・セヴィニーがいなければ実現しなかっただろう作品だ。
最後の最後にその憂鬱の正体が姿を現し、そこから全体を照射して映画の全貌が明らかになる、というすごい作品なのだが、問題はそこまで観客が待ててるかということとラスト近くにある強烈なラブシーンをどう評価するかということだ。
この脚本を見せられて女優が出演をOKするには相当な覚悟がいるだろう。それに挑んだクロエ・セヴィニーがいなければ実現しなかっただろう作品だ。