先週末、ある大学の学園祭で学生演劇を見た。タイトルは「眠れる砂漠」。
大変に良く出来ていた。パンフレットも普通配られる「ビラ」どころではない全8ページのカラーコピー版、と熱が入っている。
何回かの公演が組まれているわけではなく、ただこの日一度だけの公演のために学生達はすべてをかけている。
解説を読むと原作にかなりの改変が加えられているらしい。そこで、ネットで原作に当たってみた。両者を比べると大きな二つの変更点がある。
一つは原作の冒頭で殺されてしまう預言者が上演版では復活し全編にわたってかなり重要な役を果たしていること。もう一つはラストの結末が180度異なることである。
改変によって原作ではやや弱いかなと思われた部分が補強され、さらに原作にはなかったテーマが付加されている。もちろん原作のよさがベースにあればこそであるが、味わいが変わることなく魅力が増している。
学生達、なかなかやるじゃないか。おじさんは「感動した!」のであった。
大変に良く出来ていた。パンフレットも普通配られる「ビラ」どころではない全8ページのカラーコピー版、と熱が入っている。
何回かの公演が組まれているわけではなく、ただこの日一度だけの公演のために学生達はすべてをかけている。
解説を読むと原作にかなりの改変が加えられているらしい。そこで、ネットで原作に当たってみた。両者を比べると大きな二つの変更点がある。
一つは原作の冒頭で殺されてしまう預言者が上演版では復活し全編にわたってかなり重要な役を果たしていること。もう一つはラストの結末が180度異なることである。
改変によって原作ではやや弱いかなと思われた部分が補強され、さらに原作にはなかったテーマが付加されている。もちろん原作のよさがベースにあればこそであるが、味わいが変わることなく魅力が増している。
学生達、なかなかやるじゃないか。おじさんは「感動した!」のであった。