
おすすめ度 ☆☆☆★
トッド・ヘインズ監督がメガホンをとり、アメリカで実際にあったスキャンダルを題材に、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアという実力派俳優が豪華共演を果たしたサスペンスドラマ。
13歳少年と36歳女性の不倫、獄中出産、出所後に結婚。全米を震わせてた実在の“メイ・ディセンバー事件”は、犯罪か、純愛か、それとも―――近づくほどに、真実は見えなくなる。
描かれるのは事件そのものではなく、スキャンダルから20年経った、元服役囚のグレイシー(ジュリアン・ムーア)と元少年ジョー(チャールズ・メルトン)との結婚生活だ。そこに、事件を映画化するという企画が持ち上がり、グレイシーの役を演じるという俳優エリザベス(ナタリー・ポートマン)が役柄のリサーチのため密着取材にやって来るところから、物語が動き出していく。
当時36歳の女性グレイシーはアルバイト先で知り合った13歳の少年と情事に及び実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、刑期を終えてふたりは結婚。夫婦は周囲に愛され平穏な日々を送っていた。ところが23年後、事件の映画化が決定し、女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)が、映画のモデルになったグレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)を訪ねる。彼らと行動を共にし、調査する中で見え隠れする、あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく……。
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